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セブンイレブンでANAマイルを貯める効率的な決済方法

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セブンイレブンは数あるコンビニエンスストアの中でも店舗数が最多です。歩いていける距離に複数のセブンイレブンが乱立している地域もありますよね。

セブンイレブンは陸マイラーとの相性がよいコンビニです。なぜなら、セブンイレブンの利用で貯まる「nanacoポイント」はANAマイルに直接交換できますし、ANAカードの利用でマイルが貯まる「ANAカードマイルプラス」の対象店舗でもあるからです。

しかし、nanacoポイントを貯める場合には決済方法としてnanacoを利用することになりますが、ANAカードマイルプラスを活用するためにはANAカードで決済しなければいけません。つまり、セブンイレブンでの支払いにはnanaco決済またはANAカード決済のいずれかを選択しなければいけません。

結果的にはどちらもANAマイルを貯めることができるのですが、どちらの決済方法を利用するのがよりお得なのでしょうか。
セブンイレブンの決済方法はどっちがお得?

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nanacoのマイル還元率

nanaco支払いの場合、100円毎にnanacoポイントが1ポイント貯まります。nanacoポイントは、2ポイント→1マイルの交換レートでANAマイルに交換できますから、100円毎に0.5マイル貯まることになります。つまり、nanaco支払いのマイル還元率は通常0.5%です。

nanaco 年齢17才 誕生日7月7日

nanacoは事前にチャージが必要なプリペイドカードですが、クレジットカードでnanacoチャージを行うと更にポイント還元を受けることができます。

nanacoチャージの還元率が高いクレジットカード言えば、リクルートカードプラス(還元率2%:年会費2000円)とリクルートカード(還元率1.2%:年会費無料)が真っ先に思い浮かびます。

 

リクルートカードプラス リクルートカード

 

しかし、これらのカードで貯まるリクルートポイントは、JALマイルにしか交換できません。JALマイルも貯めている場合には有効ですが、ANAマイルだけを貯めている方にとっては、いくら還元率が高くても意味がありませんよね。

nanacoチャージでANAマイルを貯めるためには、ANAマイルと交換可能な楽天ポイントが貯まる楽天カード、またはTポイントが貯まるYahoo!Japanカード(いずれもJCBブランドに限る)が最も効率的です。楽天カードまたはYahoo!Japanカードを使えば、nanacoチャージで1%のポイントが貯まります。

 

ヤフージャパンカードJCB黒

 

nanacoチャージで貯めた楽天ポイントとTポイントは、2ポイント→1マイルの交換レートでANAマイルに交換できます。よって、nanacoチャージによるマイル還元率は0.5%です。

以上のように、nanaco支払いの場合のマイル還元率は、nanaco支払いによるnanacoポイント還元分0.5%とクレジットカードでのnanacoチャージによる0.5%を足して合計1%です。

ちなみに、セブンプラスカードというnanacoを貯めるのに特化したクレジットカードもあります。しかし、セブンプラスカードのnanacoポイント還元率は1.5%ですから、マイル還元率は0.75%です。ANAマイルに交換する前提であれば、セブンプラスカードよりもクレジットカードでチャージしたnanacoカードの方がお得です。

ANAカードのマイル還元率

ANAカードは決済額に応じてANAマイルが還元されますが、種別によってマイル還元率が違います。大別すると以下の様な感じです。

  • ANA一般カード(ANA VISA Suica、ソラチカカード等):マイル還元率0.5%
  • ANAゴールドカード(ANAワイドゴールド、ANAダイナース等):マイル還元率1%
  • ANAプレミアムカード(ANA VISA プラチナ、ANAダイナースプレミアム等):マイル還元率1.5~2%

ちなみに、ANA一般カードでも移行手数料(年間5、6千円)を支払えばマイル還元率1%を実現できますが、ANAゴールドカードの差別化を図るため、以下では0.5%で計算していきます。また、ANAプレミアムカードについては、最も還元率の高いANAダイナースプレミアムカードの2%で計算していきます。

三井住友発行のANAカードであれば、リボ払いの金利をわずかに発生させて翌月のポイントを2倍にするというテクニックも知られていますが今回は考慮していません。

セブンイレブンでANAカード決済すると、決済額に応じたマイル還元とは別に、ANAカードマイルプラスによるマイルも貯まります。ANAカードマイルプラスでは200円毎に1マイルが貰えます。

ANAカードマイルプラスの還元額は、上記決済額に応じたマイル還元とは異なり、カード種別によって変化しません。このため、ANAカードマイルプラスの還元を考慮した場合、マイル還元率は一律で0.5%上乗せされます。

nanaco決済とANAカード決済の比較

以下では、セブンイレブンで1000円分の買い物をした場合を例にとり、還元されるANAマイルを比較してみます。

 

nanaco ANA一般 ANAゴールド ANAプレミアム
nanacoポイント 10ポイント
=5マイル
nanacoチャージ 10ポイント
=5マイル
決済マイル還元 5マイル 10マイル 20マイル
ANAカード
マイルプラス
5マイル 5マイル 5マイル
合計獲得マイル 10マイル 10マイル 15マイル 25マイル

あえて表にせずとも還元率を比較すれば分かることなのですが、1,000円買い物した場合のnanaco支払いによるマイル還元額は、ANA一般カードと同等です。

この結果、セブンイレブンでの買い物では、基本的にはnanaco決済ではなく、ANAカード決済を選択する方がお得という結論に至ります。

nanaco決済を使用すべき例外

セブンイレブンでは原則ANAカードの決済がお得ですが、例外としてnanaco決済を利用した方がよい場合もあります。

<1.nanacoボーナスポイントの対象商品購入時>
セブンイレブンでは、nanaco支払いによってボーナスポイントが貰える商品があります。ボーナスポイントは10~50ポイント程度である場合が多いですが、コンビニのように少額購入が一般的なお店では、このボーナスポイントがあることでマイル還元率が大きく跳ね上がります。

例えば、200円の商品を購入する場合、通常のnanaco支払いでは2マイルしか獲得できません(マイル還元率1%)。しかし、200円の商品に30ポイントのボーナスポイントが付いている場合、2+15=17マイル獲得できる計算になり、マイル還元率は8.5%になります。この場合、どのANAカードで決済するよりも、nanacoで支払った方がお得です。

<2.nanacoポイント2倍キャンペーン期間中>

セブンイレブンでは、nanaco支払いで獲得できるnanacoポイントが2倍になるキャンペーンが定期的に実施されています。このキャンペーン期間中に限れば、nanaco支払いによるマイル還元率は1.5%となり、ANAゴールドカード相当になります。つまり、ANA一般カードで決済するよりもnanaco支払いの方がお得です。

ただし、nanacoポイント2倍の対象外となる商品もありますので、事前にキャンペーンの条件をよく確認してくださいね。

ここまでのまとめ

以上の結果、セブンイレブンでの支払いでは以下のように決済方法を選択するのが効率的です。

  • 基本的にはANAカードで決済すればOK
  • ボーナスポイント対象商品を購入する場合はnanacoで支払いがお得
  • nanacoポイント2倍キャンペーン中はANA一般カードよりもnanacoで支払いがお得

お得といっても僅かな額ですが、少しでも効率的にマイルを稼ぎたいという人であれば実践する価値はあるでしょう。

nanacoとANAカードの比較<上級編>

ここまでの話についてはすでに実践している方も多いはずです。しかし、より細かく分析すると、さらに効率を追究することもできます。

あらかじめ断っておくと、ここから先の話はここまで以上に細かい話です。上級編と銘打っていますが、さらにお得な決済方法を紹介するわけではないのでご注意ください。

電卓

 

一般的にコンビニエンスストアの客単価は500円程度と言われています。確かに、お弁当とお茶を買うとそのくらいになりますよね。

上記例では1,000円の買い物をする場合について考えましたが、より現実的な価格として500円の買い物をする場合を考えてみると、少し事情が変わってきます。

というのも、ANAカードマイルプラスによるマイル還元は200円毎に1マイルですが、端数については切り捨てとなってしまうからです。

ANAカードマイルプラスによるマイル還元率は、すでに説明したように通常0.5%です。しかし、500円の買い物をしても2マイルしか貰えません。500円の支払いのうち、400円で2マイル貰え、残りの100円は端数として切り捨てられてしまうからです。

極端な話をすると、199円以下の買い物をする場合には、何回購入してもANAカードマイルプラスによって還元されるANAマイルはゼロです。

nanacoチャージやANAカード決済額に応じたマイル還元については、月間トータルの支払額によってマイル還元額が決まるため、還元率と還元額に大きな差は生じ難くなっています。

上記ルールを考慮すると、セブンイレブンで500円の買い物をする場合のマイル還元額は以下のようになります。

 

nanaco ANA一般 ANAゴールド ANAプレミアム
nanacoポイント 5ポイント
=2.5マイル
nanacoチャージ 5ポイント
=2.5マイル
決済マイル還元 2.5マイル 5マイル 7.5マイル
ANAカード
マイルプラス
2マイル 2マイル 2マイル
合計獲得マイル 5マイル 4.5マイル 7マイル 9.5マイル

nanaco支払いによるマイル還元額がANA一般カードを上回りました。つまり、500円の買い物をする場合には、ANA一般カードよりもnanaco支払いを選んだ方がお得なのです。

また、nanacoポイント2倍キャンペーンが実施されているとすると、nanaco支払い時のマイル還元額は2.5×2+2.5=7.5マイルになり、ANAゴールドカードを上回ります。ANAプレミアムカードを除けば、nanaco支払いの方がお得になってしまうのです。

セブンイレブンのマイル還元率は想像以上に複雑です

それでは、nanacoポイント2倍キャンペーン中に500円程度の買い物をする場合には、ANAゴールドカード決済よりもnanaco支払い優先させていれば問題ないのでしょうか。

それもそうとは言い切れません。なぜならば、100円毎に1ポイントが還元されるnanacoポイントについても、端数が切り捨てられてしまうからです。例えば、199円の買い物をする場合、還元されるnanacoポイントは1ポイントだけです。

100円単位で端数が切り捨てられるnanacoポイント、200円単位で端数が切り捨てられるANAカードマイルプラス…この組み合わせが話を複雑化させます。

とても分かりにくい話なので、細かい具体例を挙げて説明します。nanacoポイント2倍キャンペーン中に400円~600円の買い物をする場合の還元率について、20円単位でnanaco支払いとANAゴールドカード決済のマイル還元額を比較してみましょう。

 

支払額 nanaco
(nanacoポイント2倍+nanacoチャージ
ANAゴールド
(決済還元+ANAカードマイルプラス)
400円 4+2=6マイル 4+2=6マイル
420円 4+2.1=6.1マイル 4.2+2=6.2マイル
440円 4+2.2=6.2マイル 4.4+2=6.4マイル
460円 4+2.3=6.3マイル 4.6+2=6.6マイル
480円 4+2.4=6.4マイル 4.8+2=6.8マイル
500円 5+2.5=7.5マイル 5+2=7マイル
520円 5+2.6=7.6マイル 5.2+2=7.2マイル
540円 5+2.7=7.7マイル 5.4+2=7.4マイル
560円 5+2.8=7.8マイル  5.6+2=7.6マイル
580円 5+2.9=7.9マイル  5.8+2=7.8マイル
600円 6+3=9マイル 6+3=9マイル

以上のように、400円の支払いでは、nanaco支払いとANAゴールドカード決済にマイル還元額の差はありません。しかし、420円~480円の支払いでは、ANAゴールドカードの方がマイル還元額が多くなります。

一方で、500円~580円の支払いでは、nanaco支払いの方がマイル還元額が多くなります。そして、600円の支払いでは、再びnanaco支払いとANAゴールドカード決済でマイル還元額に差がない状態に戻ってきます。

最後のまとめ

セブンイレブンでの決済方法については、マイル還元の効率を突き詰めていくと非常に話が複雑になります。おそらく「こんな面倒くさいことやってられるか!」と思った方がほとんどでしょう。

確かに、こんなことに頭を使っているくらいなら、ポイントサイトで大量のANAマイルを稼ぐ方法を考えた方がよっぽど効率的ですよね。

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しかし、陸マイラー生活を続けていると、マイルの還元率に関してはつい細かく考えてしまうんですよね。数円レベルの損得を考えても仕方ないんですけど、私の場合は自動的に頭が計算を始めてしまいます。

私のような人間は少数派でしょうが、今のところは楽しみながらマイルを貯めることができているので、こういうやり方もありかなと思っています。

(追記1)ANA QUICPay+nanacoならさらにnanacoポイントが貰えることが判明

この記事を投稿してから教えて頂いたことなのですが、ANA QUICPay+nanacoでQUICay支払いを選択すると、追加でnanacoポイントが216円あたり1ポイント貰えるようです。

ANA QUICPay+nanacoは、陸マイラー必携のソラチカカードに紐付けることができるので、所有している方も少なくないと思います。

上記nanacoポイントまで考慮すると、ANAカード決済によるマイル還元率が0.23%上昇することになりますので、ANAカード決済の優位性が高まります。

JCBブランドのANAカードを持っている場合は、ANA QUICPay+ nanacoでQUICKPay支払いを選択することで、細かいことを考えずに済みそうです。

ANA QUICPay+nanacoについては情報を提供して頂いた「JAL Navigator」さんのブログに詳しく書かれています。

(追記2)ANAカードでnanacoチャージするとさらに還元率アップ

ANAカードを利用してnanacoギフトを購入し、そのnanacoギフトでnanacoをチャージすれば、ANAカードで貯まるマイルと、nanacoポイントの二重どりができます。

少し手間がかかってしまう方法ですが、少しでも還元率を高くしたい方にはオススメです。詳しくは下記の記事で解説しています↓

【ANAカードも利用可】クレジットカードでnanacoチャージしてマイルを稼ぐ方法
私はこれまで「リクルートカードプラス」を使ってnanacoチャージをしてきました。 リクルートカードプラスは、nanacoチャージ(nanacoへのクレジットカードによるチャージ)で2%のリクルートポイントが還元されるため、nanacoポイ...

(追記3)セブンイレブンで期間限定ダブルマイルキャンペーン開催!

ANA×セブン&アイグループキャンペーン
2016年5月1日(日)~2016年5月31日(火)の期間限定で、ANAカード決済でもらえるマイルが倍増するキャンペーンが開催されます。増えるのはANAカードマイルプラス分のマイルで、通常200円で1マイル貰えるところが、200円で2マイル貰えるようになります。

5月中のセブンイレブンでのお買い物については、nanaco支払いよりもANAカードで決済する方がお得になりそうですね。

ただし、このキャンペーンには参加登録が必要です。参加登録はANAのMYキャンペーンのページ等から簡単に行なえますので、忘れないうちに済ませておきましょう。

<その他の注意事項>

  • キャンペーンのボーナスマイルは、通常分とは別に2016年8月下旬に積算(通常分は約1~2カ月後に積算)
  • ショッピングモール・商業施設等に出店しているセブンイレブンなど一部対象外の店舗あり
  • キャンペーン対象になる支払方法は一回払いだけ(リボルビング、ボーナス払い等はキャンペーン対象になりません)
  • QUICPay(クイックペイ)や「iD」での支払いはキャンペーン対象

<nanacoポイントからANAマイルへの移行レートアップ>

上記ダブルマイルキャンペーンと併せて、nanacoポイントをANAマイル移行させる場合の移行レートがアップするキャンペーンも開催されています。

nanacoポイントからANAマイルのレートアップ

通常レートは0.5倍ですが、キャンペーン期間中は0.56倍でANAマイルへの移行が可能です。nanacoポイントをANAマイルに移行させる予定がある方は、キャンペーン期間中に移行を済ませておくのがお得です。

ソラチカルート以外の方法でマイルを移行させる場合には、レートアップキャンペーンの活用が有効ですよ。

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ソラチカルートによる「メトロポイント」から「ANAマイル」への移行には、ご存知の通り移行上限額が存在しています。ソラチカルートの移行申請は1月あたり最大20,000メトロポイントまでなので、20,000×0.9=18,000マイル/月がソラ...
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理系マイラー

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