2017年SFC修行僧に贈る、飛行機初心者のための機内持ち込み手荷物ガイド

2017年、ANA SFC修行を考えている方も多くいらっしゃることでしょう。

普段から飛行機に乗り慣れている方なら、特に何の疑問も不安もなくこなしていかれることと思いますが、そうでない方は戸惑う場面もあるかもしれません。

というのも、帰省以外では基本的に飛行機には乗らない夫と話していてびっくりしたのが、空港や飛行機について何も知らないこと。

この間宮崎に帰省した時、訳あって空港集合にしたのですが、会うなり開口一番「一人で空港来るの数年ぶりだし、何もわからないし、めちゃくちゃ不安だったー!」と泣きつかれまして(汗)。

ちょうど私が携帯電話を持っていなかったこともあり、どうしていいのかちょっとしたパニックに陥ってしまったようです。

特に訳がわからない!というのが、機内持ち込み手荷物とX線検査についてだそう。確かに、あまり乗らない人は一度や二度聞いただけでは忘れてしまいますし、煩雑でわかりにくいかも。

夫は飛行機嫌いなので極端なケースではあるのでしょうが、もしかしたらこれからSFC修行に出る方の中にも、同じような不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

ということで、今回は国内線の手荷物について、元航空会社地上係員として出来るだけわかりやすく解説してみたいと思います。

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そもそも何個機内に持って入れるの?

ANAでは、ハンドバッグ、カメラ、傘などの身の回り品に加え、下記サイズに納まるサイズのもの1点が機内持込み可となっています。

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つまり、適合サイズの大きな荷物1つ+小物ということですね。

ちなみに、飛行機の座席数が100席以上かそれ以下かで、認められるサイズが異なっています。飛行機が小さければ収納も小さいため、自然と手荷物のサイズにも制限がかかるわけです。

ただこの条件を守っていても、満席で大きな荷物を持っている人があまりにも多い時は、搭乗口で預け手荷物にして頂けないか、地上係員が声をかけることがあります。

搭乗後、荷物が多すぎて収納に手間取ると、安全上の問題になることはもちろん、それだけ出発が遅れてしまう可能性があるからです。

その場合は地上係員が手続きの上、直接飛行機の下まで運んでいき、搭載担当に渡します(機側預け手荷物と言います)ので、通常通り到着地のターンテーブルで受け取ることになります。

機内に持ち込めないものって?

簡単に言うと、ハイジャックにつながる可能性があるものは持ち込めません。

最初から持って行かないか、預け手荷物の中に入れるか、またもし手荷物検査場で見つかった場合は「コンソリー」といって、該当物のみその場で預け、到着地で受け取る方法もあります。

乗り慣れた方からすると当たり前なのですが、細かいところまで知ってらっしゃる方は意外と少ないかもしれません。

例えば、カミソリは普通に凶器として使えますので原則NGですが、T字カミソリはOK。電気シェーバーも凶器にはなりえないのでOK(鈍器として使えなくもないかもしれませんが、それを言い出したらキリがないので)。

ハイジャック犯がCAさんなりを人質に取る画を想像してみて、武器として成立するかどうかで大体判断が付くと思います。

ハサミは工作用などはNG、携帯用手芸セットに入っている小さなものはOK。爪切りも大丈夫です。

これはどっちかな?と迷ったら、荷物に入れて預けてしまうことをお勧めします。

持ち込んでいいのか判断に迷うものの代表例

お客様から「持ち込んでいいの?」と聞かれる物は、いつもだいたい決まっていました。

ヘアスプレー・冷却スプレー…化粧品・医療用の非放射性スプレーは、1容器あたり0.5L/0.5㎏、1人あたり合計2L/2㎏まで機内持ち込み・預けともに可能。美容師さん等で、よほど沢山持ち込みたい!という場合を除いて、そうそう一般人が引っかかることはない量です。

飲料等の液体物…国内線では未開封・開封済み関係なく持込めます。ちなみに国際線では100mlを超える液体は持込み不可、100ml以下だと1L容量のジップロックに入る量までが許容量なので、ここと混同する方が多いようです。国内線では液体物の容量・個数制限はありません。

ライター…一人1個まで持込み可。預け手荷物に入れることはできません。何個も持っていると、1個を除いて手荷物検査場で放棄させられます。高いジッポライターを泣く泣く諦める方を何度も見ました。ただし、ターボライター、ジェットライター、ブルーフレームライター、燃料等は持込みも預け入れもできません。

生鮮食品を冷却するためのドライアイス…2.5kg以下なら持込み・預け可。

リチウム電池入りの一般電子機器…下図の一般的な電子機器については個数制限なく持込みOK。電動ロボットなど、特殊な大型バッテリーが付いたものは不可ですが、そんなものを持って乗る一般人はいないはず…多分。

<リチウム電池入りの一般電子機器の例>

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ただし、予備電池(モバイルバッテリー)については一部制限があります。

・リチウム電池はリチウム含有量が2g以下のもの
・リチウムイオン電池(バッテリー)はワット時定格量が100Wh以下のもの
個数制限なし 持込み可

預け不可

・リチウムイオン電池(バッテリー)はワット時定格量が100Whを超え160Wh以下のもの 2個まで

機内持ち込みも預けることもできない、そもそも飛行機に乗せてはいけないものって?

代表的なものは、火薬関係です。一般人だと、花火が良く引っかかります。夏のSFC修行で花火をお土産に…という方、帰りの飛行機に持って乗ることはできませんのでご注意ください。

それから、リチウム含有量2g以上のリチウム電池、ワット時定格量が160wh以上のリチウムイオン電池。よほど大容量のバッテリーでなければ該当しないようです。

さらに、リチウム電池を外せないタイプのコードレスヘアアイロンなどは、単独で発熱・発火する可能性があるため飛行機に乗せることはできません。

また最近話題になった中では、「ギャラクシーノート7」。現在、電池を外したとしても国土交通省通達により航空機での輸送が禁止されています。

潤滑油、塗料、ニス、防塵用、スポーツ道具のメンテナンス剤、スキー、スノーボード用WAX等、化粧品・医療目的以外スプレー缶で、引火性ガスを利用しているもの(下図参照)

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もちろん、毒物や劇物もNG。

そして、SFC修行といえば沖縄!という方も多いでしょう。

沖縄県・奄美群島からのサツマイモ(公的に消毒されたものを除く)・アサガオなど、沖縄県・徳之島・沖永良部島・与論島からの未検査のカンキツ類・ゲッキツなどの苗木・穂木類・生茎葉は、本土への持ち込みが規制されており、預け手荷物・機内持ち込みもできません。

意外な落とし穴?

SFC修行僧の方が果たして持っているかどうかは疑問ですが、凶器ではないのに持ち込めない・預けられない意外なものもあります。

それは風船(膨らんだ状態のもの)。ご存じの通り、上空では気圧が下がるので、破裂してしまうのです。過去には、係員が見過ごして機内に持ち込まれた風船が破裂したことにより、難聴になったと訴訟に発展したケースもあったとか。

また、ヘリウムガス入りの場合は高圧ガスを利用しているため、空輸が禁止されています。

せっかく嬉しそうに持ってきたお子さん連れに「風船はダメなんですよ…」と告げる時は毎回辛かったな…。

SFC修行がてら、テーマパークに行く方がいないとも限りません。風船は没収、またはそれぞれで処分することになりますので、ご注意ください。

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手荷物検査場ですべきこと

さあ、いよいよ出発!まずは手荷物検査場で荷物や身につけているもののチェックを受ける必要があります。

ここで不慣れな方は何を出していいのか迷ってしまって、必要のないものまで取り出したり、またはしまったりしているのをよく目にします。後ろで待っている人のためにも、スムーズに通過したいですよね。

これだけ知っておけば、旅慣れた感を醸しつつ、検査場をパスできることでしょう。それでも引っかかったら運が悪かった、仕方ないと開き直ってください。

大きな金属製の装飾品は外しておきましょう

大きな金属製のバックルが付いているベルト、髪留め等は検査場に入る前に外し、カバンに仕舞うか備え付けのトレーの中に入れておきましょう。

髪留めについては判断が難しいかもしれませんが、例えば金属で出来ているバレッタやかんざしは外しておくほうが無難です。

小さなヘアピン数本ではまず反応しません。30本、50本と付けていると危険でしょう(実際そういう方がいるかどうかは別として…)。

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また、よほど大きな重たい金属で出来ていない限り、ピアスやイヤリングも大丈夫です。通常の留め具程度ならエラー音は鳴りません。

たまに靴が反応することもありますが、それは自分で判断できないでしょうし、周りも仕方ないことだと思ってくれるはず。

地上係員時代、一目見て明らかにマズイとわかったのは、工場などで働く方がよく履いている「安全靴」。結構いらっしゃいましたが、これは金属が入っているため、必ず反応が出ます。

カバンから出す必要があるもの

  • パソコン、タブレット
  • ペットボトル飲料
  • 持ち込んでいいものか判断に迷った刃物類

大まかに言ってこの3つです。

パソコンは、X線を妨げないように。

ペットボトルは内容物検査のため、そして刃物は検査員が実際に見て判断するので、あらかじめ取り出しておく必要があります。

しばしば、金属類は全部出さなきゃいけないんだよね!とわざわざ携帯やカメラをカバンから取り出して並べている方がいますが、その必要は全くありません。

ポケットから出す必要があるもの

  • 鍵、カメラ、携帯などの金属類

言わずもがな、ポケットの中に入れたままだと、X線ゲートを通過する際に金属反応が出るので、その前に取り出しておいて下さい、というだけのことです。

あまりに色々入っている時には、ゴソゴソせずに上着ごと脱いで預けてしまいましょう。それが簡単確実スマートで、後ろからのプレッシャーも受けずに済みます。

最後に

規則自体がかなり細かく、言いだすとキリがないのですが、一般的によく出る質問、迷うポイントを中心に解説してみました。

うちの夫ほど空港に縁遠く、プレッシャーに弱い人もそうそういないかもしれませんが、少しでもどなたかのお役に立てれば幸いです。

来る2017年、皆さんが楽しいSFC修行ライフを送れますように!