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ロンドン・ヒースロー空港から市内へ向かう交通手段はいくつかありますが、もっとも速くパディントン駅へ移動できるのが「ヒースローエクスプレス」。
所要時間は最短15分です。
地下鉄やエリザベス線に比べると運賃は高めですが、長時間フライトのあと、大きなスーツケースを持って移動する場面では、この速さとわかりやすさが大きな安心材料になります。
一方で、現在はエリザベス線も開通しており、ボンドストリートやトッテナムコートロード方面へ乗り換えなしで行けるようになりました。
この記事では、ヒースローエクスプレスの料金、乗り方、車内の様子に加えて、エリザベス線との違いや、スターアライアンスゴールド会員向けの特典についても紹介します。

ヒースロー空港からパディントンまで最短15分
今回ヒースロー空港に到着したのは、朝7時ごろ。
長時間フライトを終えたばかりだったので、まずは予約していたホテルへ向かうことにしました。

宿泊先は、パディントン駅直結のヒルトン・ロンドン・パディントン。
ヒースロー空港からパディントン駅までは、ヒースローエクスプレスを利用すれば最短15分で到着します。
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途中駅には停まらないため、空港から市内まで一気に移動できるのが魅力。
特に、パディントン周辺に宿泊する場合は、空港アクセスとしてかなり相性のいい交通手段です。
ヒースローエクスプレスの料金
2026年5月現在、ヒースローエクスプレスの主なチケット料金は以下の通りです。
| 種別 | スタンダードクラス | ビジネスファーストクラス |
|---|---|---|
| 片道(Single) | £26.00 | £32.00 |
| 事前割引片道(Advance Discounted Single) | £10.00〜 | 取扱なし |
| 当日往復(Same Day Return) | £30.00 | £36.00 |
| 往復(Return) | £42.00 | £46.00 |
| 回数券6枚(Carnet of 6 Tickets) | £125.00 | £160.00 |
| 回数券12枚(Carnet of 12 Tickets) | £225.00 | £288.00 |
通常の片道チケットは、スタンダードクラスで£26.00、ビジネスファーストクラスで£32.00です。
地下鉄やエリザベス線に比べるとかなり高めですが、パディントン駅までノンストップで移動できるため、スピードを重視する場合には便利です。
事前割引片道の主な条件
- スタンダードクラス限定
- オンラインまたは公式アプリで購入
- 利用日は固定
- 指定した日のヒースローエクスプレスに乗車可能
- £10.00は早期購入時の最低価格
割引率が大きいのは、事前割引片道(Advance Discounted Single)です。
公式サイトでは、30日以上前の購入で£10.00になると案内されている一方、ページ内には45日以上前という記載も残っています。
現時点では公式サイト内でも表記が完全には統一されていないため、実際に購入する際は希望日の運賃を検索して確認するのが確実です。
参考までに、1ヶ月後の同日を検索してみると、18.50ポンド。
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4日後〜2週間後までは22ポンドでした。
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ヒースローエクスプレスは通常料金だと高めですが、日程が決まっている場合は事前割引を確認しておく価値があります。
チケットの買い方
ヒースローエクスプレスのチケットは、公式サイトまたは公式アプリから購入できます。
公式サイトの場合は、乗車日、区間、人数、チケット種別を選択して購入手続きへ進みます。
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プロモーションコードやヒースローリワード会員番号を持っている場合は、購入画面の入力欄から登録。
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購入後は、予約確認メールからチケットPDFにアクセスできます。
印刷して持参してもよいですし、スマートフォンに表示して改札でスキャンすることも可能です。
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公式アプリで購入した場合は、アプリ内の「My tickets」にeチケットが保存され、スマートフォンでそのまま表示できるため、紙のチケットを発券する必要はありません。
- 公式サイトまたは公式アプリで購入可能
- Web購入の場合は、予約確認メールからチケットPDFを取得
- アプリ購入の場合は、アプリ内のMy ticketsにeチケットが保存される
- 駅の券売機やチケットオフィスでも購入可能
- 事前割引片道は、オンラインまたは公式アプリ限定
また、パディントンから先へ地下鉄で移動する場合は、購入時にLondon Underground tripを追加できることがあります。
ただし、地下鉄チケットを含めて購入した場合は、オンラインチケットとしてそのまま利用できません。
駅の券売機で、ヒースローエクスプレス分と地下鉄分のチケットを受け取る必要があります。
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- 地下鉄チケットを同時購入した場合は、駅の券売機で受け取り
- 受け取りには、支払いに使ったカードと予約番号が必要
- 券売機ではカードを挿入しますが、受け取り手続きのためで、追加請求されるわけではありません
なお、ヒースローエクスプレス公式アプリでは、初回購入時に10%割引を受けられるキャンペーンがあります。
ただし、対象は登録アカウントで購入するスタンダードクラスのチケットのみ。
Railcardや他の割引との併用は不可で、30日以上前に購入する£10のAdvance Discounted Singleも対象外です。

アプリ初回10%オフは便利ですが、£10の事前割引片道には適用されません。事前割引が使える日程なら、そちらの方が安くなるケースが多いです。
ヒースローエクスプレスの乗り方
では、ここからは肝心の乗り方へ。
ヒースローエクスプレスの乗り場は「ターミナル2&3駅」です。
ANAがターミナル2B、JALがターミナル3発着で、両ターミナルは地下で繋がっています。
今回はターミナル2からのアクセス方法を解説しますが、案内板が至る所に出ていますので、どのターミナルからであっても迷うことはないでしょう。
ターミナル2到着口を出発
それでは到着ロビーを出て、ヒースローエクスプレスの表示に従って進みます。
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以前はどうだったか忘れてしまいましたが、この時は「ヒースローエクスプレスへはエレベーターが最速!」とあちこちに強く利用を推奨する案内が出ていまして、実際たくさんのお客さんがこちらのエレベーターに列をなしていました。
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ただ、このエレベーターがかなりの曲者。
エレベーター自体は3基あるものの、呼び出しボタンは一つしかなく、どれか一つが到着すると消灯してしまい、他の2基を何度も見送ってしまうことに。
ボタンの照明が消えていることに誰も気づかないことも多い上、いざ乗れる!となったのに何故か扉が閉じない、動かないことまであって、この程度のことは海外あるあるとはいえ、恐るべき効率の悪さでした。
やっと乗れたのは、なんと30分後!
その間も他の手段がないかちらっと見回ったりもしたのですが、それらしき表示を見つけられませんでした。
復路、空港に戻ってきた時になって、手前にあるエスカレーターで降りればよかったのだということにようやく気づく始末…。
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到着時は時差でぼんやりしていて、エレベーターが最速・最善なのだとすっかり信じ込んでしまっていました。
カートにたくさんの荷物があるなどの理由がなければ、断然エスカレーターがおすすめです!
道のりは長い
その先は歩いて…
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歩いて…
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10分ほどかかって、やっとプラットフォームに到着しました!
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(2017年撮影)

以前は車内検札のみでしたが、現在は自動改札が設置されて、チケットを読み取り機にかざす必要があります。
ホームにはすでに電車がスタンバイ。さっそく乗り込みましょう!
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車内の様子
車内はこんな感じ。空いているので、席は選び放題でした。
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電源やフリーWifiも付いていますし、きれいでとても快適です!
スターアライアンスゴールドメンバーは、ビジネスファーストクラスに無料アップグレード
ヒースローエクスプレスには、スターアライアンスゴールドメンバー向けの無料アップグレード特典があります。
通常のスタンダードクラスチケットを購入している場合、追加料金なしでビジネスファーストクラスを利用できるというものです。
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- 対象はスターアライアンスゴールドメンバー
- full fare Standard Class ticketの購入が条件
- 同伴者1名も対象
- 同伴者もfull fare Standard Class ticketが必要
- 乗車時にスターアライアンスゴールド資格の提示を求められる場合あり
過去数回利用した時は、ANA SFCカードを出すだけで問題なく承認してもらえましたが、現在公式サイトを確認すると、「full fare Standard Class ticket」が条件とされています。
そのため、£10〜の事前割引片道(Advance Discounted Single)で同じようにアップグレードできるかは断言できません。
スターアライアンスゴールド特典を利用する前提なら、通常のスタンダードクラスチケットを購入するのが無難です。
ビジネスファーストクラスの内部
ビジネスファーストクラスは、窓などに明記されています。
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ソロチェアが多く、一般席と比べるとかなり高級感が感じられました。
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二人連れに嬉しい対面式の座席も。
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乗車時間が短い割に、スタンダード運賃とは結構な差額があることもあってか、利用者は少なめ。
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これまで5回ほど利用しましたが、多くても他に2〜3人しかいないことが多く、荷物置き場を独り占めできることも珍しくありません。
テーブルにはドリンクホルダーが付いていて、足元には電源も完備されています。
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たかが15分、されど15分。
一人一人のスペースがかなり広々としている上、そもそもの人口密度が低いのが、思っていた以上に快適でした!
スターアライアンスゴールドステータスを持っていて、full fare Standard Class ticketを購入するなら、ぜひ活用したい特典です。
定刻通りパディントンに到着
さて、電車はロンドン郊外の住宅街を抜けて進みます。
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そして定刻通り、パディントン駅に到着しました!
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重い荷物がある時でも、空港から市内まで短時間で移動できるのは大きなメリットです。
エリザベス線を利用する方法
なお、ヒースロー空港からロンドン市内へ鉄道で向かう場合は、ヒースローエクスプレスのほかに、エリザベス線を利用する方法もあります。
エリザベス線は、ヒースロー空港からパディントン、ボンドストリート、トッテナムコートロード、リバプールストリート方面へ向かう路線です。
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ヒースローエクスプレスのようにパディントンまでノンストップではありませんが、行き先によっては乗り換えなしでロンドン中心部まで移動できます。
たとえばボンドストリート方面へ向かう場合、パディントンで地下鉄に乗り換える必要がないため、エリザベス線の方が便利。
私自身も、これまでに2回エリザベス線を利用しています。
1回はヒースローエクスプレスが急遽運休になった時、もう1回はボンドストリートがホテル最寄駅だった時です。
ボンドストリート駅は新しく、ホームや案内表示もすっきりしていました。
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車内も明るく新しい印象です。
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一方で、エリザベス線にも注意点があります。
まず、すべての駅でエスカレーターやエレベーターが十分に整っているとは限りません。
また、私が利用した2回はいずれも座れませんでした。専用のスーツケース置き場もなく、他のお客さんの邪魔にならないよう気を遣いつつ、常に手元で管理する必要があります。
ヒースローエクスプレスに比べると乗車時間も長くなるため、長時間フライトの直後や荷物が多い時は、思った以上に移動の負担が大きくなります。
エリザベス線は、パディントン以東へ直通できるのが大きなメリットですが、、空港からパディントンまで短時間で移動したい場合や、荷物を置いて落ち着いて移動したい場合は、ヒースローエクスプレスの方が快適です。
まとめ
ということで、今回はヒースロー国際空港とロンドン・パディントン駅を結ぶヒースローエクスプレスについて紹介しました。
通常運賃は決して安くありませんが、ヒースロー空港からパディントン駅まで最短15分で移動できる速さは大きな魅力です。
車内は清潔で、荷物置き場、電源、Wi-Fiもあり、長時間フライト後でも移動の負担を抑えられます。
また、スターアライアンスゴールドメンバーなら、条件を満たすことでビジネスファーストクラスへの無料アップグレードも利用可能。
一方で、ボンドストリートやトッテナムコートロード方面へ向かう場合は、エリザベス線の方が便利な場面も。
パディントン周辺に宿泊するならヒースローエクスプレス、パディントン以東へ直通したいならエリザベス線も候補、という使い分けがいいかもしれません。
ロンドン到着後、できるだけ早くホテルへ向かいたい時には、ヒースローエクスプレスは今でも頼れる空港アクセスだと思います。








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