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「JAL修行」という言葉、聞いたことがある方も多いのでは?
これは、JALの上級ステータスである「JGC(JALグローバルクラブ)」の入会資格を得るために、短期間で飛行機に乗りまくるというユニークな活動のこと。
「JGC修行」とも呼ばれています。
かつてはFOP(フライオンポイント)というポイントを1年間で集中的に貯め、そのままJGC申し込みという方法が一般的でしたが、2024年から制度が大きく変わりました。
2025年現在は、LSP(ライフスタイルポイント)という新たな指標を長期間かけて貯める必要があり、従来のような“短期修行”は事実上不可能です。
この記事では、現時点でJGCを目指すにはどうすればいいのか、新制度の仕組みやLSPの貯め方について詳しく解説します!

ちなみにANAのSFC修行については現段階で変更なし。ただし2028年4月から特典内容が改悪されることになりました。

旧JGC修行制度との違いをざっくり比較
まずはJGC修行の旧制度と新制度、何がどんな風に変わったのかを一覧にまとめてみました。
| JGC修行の概要 |
||
|---|---|---|
| 項目 | 旧制度(〜2023年) | 新制度(2024年〜) |
| 必要な指標 | FLY ONポイント(FOP) | Life Statusポイント(LSP) |
| 目標達成までの期間 | 1年で達成が基本 | 年数制限なし、長期積算 |
| 搭乗対象 | JAL便+ワンワールド便も一部対象 | JALグループ便のみ |
| サービス利用での加算 | 対象外 | JALカード・JAL Pay等で加算あり |
| ポイント有効期限 | 毎年リセット | 生涯有効 |
旧制度は「1年で一気に駆け抜ける短期集中型」でしたが、新制度では「JAL便と日常サービスを使いながら、数年かけて積み上げる長期戦」へと大きく様変わり。
つまり、JGC修行の“戦い方”が根本から変わったというわけです。
JAL新ステイタスプログラムの概要
では、新プログラムを紐解いてみましょう。
2024年から開始されたJALの新制度では、従来の『FLY ON プログラム』と、新設の『JAL Life Status プログラム』が併存する形となりました。
両制度の関係をまとめたJAL公式の比較表をご覧ください。
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(JAL公式サイトより)
左側、FLY ON プログラムの提供ステイタス欄には、「JGC」の文字はどこにも見当たりません。
一方で、JAL Life Status プログラムの欄には、明確にJGCという記載があります。
つまり…
「これからJGCを目指すなら、FLY ONポイントではなく、JAL Life Statusポイントが必須」
というわけなのです。
制度上はFLY ONプログラムも継続されていますが、JGC修行という目的に限れば、実質的に“完全移行”したと考えて差し支えないでしょう。
FLY ONプログラムは何のためにある?
では、FLY ON プログラムは何のために残されているのでしょうか?
FLY ON プログラムは、以下のような「一年限定のステイタス」や、「JGC保有者向けの上級ステイタス」を目指すために、今も存続しています。
- クリスタル(年間30,000FOP)
- サファイア(年間50,000FOP)
- JGCプレミア(年間80,000FOP/要JGC)
- ダイヤモンド(年間100,000FOP)
これらのステイタスを目指す方にとっては、今もFOP(FLY ONポイント)が有効な指標であり続けているというわけです。
LSPのランク制度とJGC基準
ということで、現在JGCを獲得するためには「LSP」を貯める必要があることがおわかりいただけたと思います。
では具体的に、どのくらいLSPを貯めればいいのでしょうか?
LSPを貯めていくと、少しずつランク(Starグレード)が上がっていきます。
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(JAL公式サイトより)
JGCの入会基準は、JGC Three Star到達点である1,500ポイント。
つまり今後の「JGC修行」とは、これまでのように“短期で飛行機に乗りまくる”ものではなく、LSPを1,500ポイントまで地道に積み上げていく長期戦スタイルに変わったというわけです。

このポイント制度は、従来のFOP(FLY ONポイント)とは全く別枠で設計されており、ルールや貯まり方もまったく異なります。
JGC取得のカギ!LSPの具体的な貯め方とは?
LSPを貯める方法は、大きく分けて以下の2つです。
- JAL便に搭乗する
- JAL関連サービスを利用する
JAL便に乗ってLSPを貯めるには?
まずは、搭乗による加算から解説します。
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(JAL公式サイトより)
搭乗によるポイント加算は、以下のようにシンプルです。
- JAL国内線:1回の搭乗につき5ポイント
- JAL国際線:1,000区間マイルごとに5ポイント
ここで重要なのは、ワンワールド加盟航空会社などの他社便では、LSPは一切加算されないということ。
従来のFOP修行では、カタール航空やアメリカン航空などの他社便でもFOPが貯まりましたが、LSP制度ではJALグループ便のみが対象です。
つまり、JGCを目指すには「JAL便オンリー修行」が必須になったということですね。
何回飛行機に乗ればJGCになれるの?
1,500ポイントをJAL便搭乗だけで貯める場合、必要な回数・距離は以下の通りです。
| JAL国内線 | 300回搭乗 |
| JAL国際線 | 300,000区間マイル分搭乗 |
<国内線>宮崎〜福岡往復で1,500LSPを稼ぐ場合:
- 1日6往復(12搭乗)→25日間、朝から晩までJAL乗りっぱなし
- 片道あたり最安8,200円想定→総費用目安は約246万円
25日なら、月2回やれば1年ちょっとで到達できますので、思ったよりは簡単そうかも?
ただしその1回ごとが“12搭乗=6往復”なので、内容としてはかなり過酷(また、運航スケジュール的に6往復可能であることを保証するものではありません)。
朝から晩まで飛行機(普通席、ラウンジもなし)に乗りっぱなしの1日を毎月2回、1年以上…と考えると、相当な覚悟が必要です。
しかも福岡・宮崎在住ならまだしも、そうでなければ現地までの交通費や時間も別途必要になってきます。
…が、ガチ修行界隈の皆さんなら、もしかして楽勝…だったりするのでしょうか?
それにしても総額246万円はきついような気がしますけれども。
では、国際線はどうでしょうか。
<国際線>東京〜ロンドン往復で1,500LSPを稼ぐ場合:
- 片道約6,000マイルと仮定 → 1往復=12,000マイル
- 区間マイル12,000 ÷ 1,000 × 5pt = 1往復=60LSP獲得
- LSP1,500pt貯めるには → 25往復が必要
- 航空券1往復 約25万円 × 25回 → 総額 約625万円
国際線修行は、旅行として楽しみを見出せるのがメリットですが、LSPの加算率が非常に固定的なため、運賃や搭乗クラスを工夫してもポイント効率は一切変わりません。
「距離を稼ぐ」以外の工夫ができない仕組みなので、国内線修行とは別の意味での現実離れ感がありますね。
このように、搭乗によるLSP加算は制度上「極めて厳しい」道のりになっています。
では、LSPをもっと現実的に貯めるにはどうすればいいのでしょうか?
JALサービス利用でLSPを貯める
LSPは、JAL便に搭乗する以外にも、日常生活でJALサービスを利用することで貯めることもできます。
対象となるサービスは、以下のようなJALブランドの決済・通販・旅行・ライフライン系。
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(JAL公式サイトより)
- JALカードの利用
- JAL Payでの決済
- JAL Mall(通販)
- ジャルパック(旅行予約)
- JALでんき(電力サービス) など
ただし、どのサービスも1回あたりの獲得ポイントはごくわずかです。
「生活の中でJAL関連サービスを利用するだけでサクサク貯まる!」というわけではなく、ある程度の戦略性と根気が求められます。
LSPは「決済額」ではなく「マイル数」に応じて加算
例えばJALカードの利用で貯める場合、決済金額に対して直接加算されるのではなく、積算されたマイル数に応じてLSPが付与される仕組み。
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JAL普通カード(200円=1マイル)で決済する場合:
- 40万円の利用で 2,000マイルが貯まる
- その2,000マイルに対して5LSPが加算される
結果的に、LSPを1ポイント得るためには、理論上約8万円のJALカード決済が必要という計算になります(注意:2,000マイルに到達して初めて5LSP獲得可能)。
JGCを目指すなら上位JALカードが実質マスト
この数字を見て、「この調子で1,500ポイント貯めるなんて気が遠くなりそう…」と思った方も多いのではないでしょうか。
効率よくLSPを貯めるためには、JALカードのグレードを吟味することが重要です。
グレードが高いJALカードを使うことで、より効率よくマイルを貯めることができます。
| 普通カード | CLUB-Aカード | CLUB-Aゴールドカード | プラチナカード | |
| ショッピングマイル | 200円=1マイル | 200円=1マイル | 100円=1マイル | 100円=1マイル |
| ショッピングマイルプレミアム登録時(年会費4,950円) |
100円=1マイル | 100円=1マイル | ー | ー |
| ショッピングに加えてたまる ーアドオンマイルー(※) | ー | ー | 100円=1マイル(JAL アメリカン・エキスプレス®・カード CLUB-Aゴールドカード) | 100円=2マイル |
| 年会費 | 入会後1年間無料、 本会員:2,200円/家族会員:1,100円 (JAL アメリカン・エキスプレス®・カードは本会員:6,600円/家族会員:2,750円) | 本会員:11,000円/家族会員:3,850円 | 本会員:17,600円/家族会員:8,800円 (JALカードSuica、JAL アメリカン・エキスプレス®・カードは本会員:20,900円/家族会員:8,800円) (JALダイナースカードは本会員:30,800円/家族会員:9,900円) | 本会員:34,100円/家族会員:17,050円 |
(※アドオンマイル=JALグループ国内線・国際線航空券など、対象商品購入で100円=2マイル)
上図の通り、普通カードやCLUB-Aは積算効率が低く、LSP獲得に時間がかかります。
また、JGCに入会する際には以下いずれかの保有が必須条件です。
- CLUB-Aカード
- CLUB-Aゴールドカード
- JALダイナースカード
- プラチナ
JGCを申し込む段階で新規入会することも可能ですが、審査落ちのリスクや、それまでのポイント獲得効率を考慮すると、高グレードのJALカードはLSPを貯める上で“実質必須装備”と考えて差し支えないでしょう。
ライフサービスだけで1,500ポイントを貯めるのは現実的?
飛行機搭乗だけで1,500ポイントを貯めるのはハードルが高い…では、日常の「JAL関連サービス」だけで到達することはできるのでしょうか?
結論から言うと、日常サービスのみでの1,500P達成も、非常に時間がかかるのが実情です。
- JALでんき:年間最大12P
- ジャルパック国内ツアー:一回1P
- JALふるさと納税:5万円で1ポイント
といったように、普通に考えれば日常サービスだけで1,500P貯めるのも相当険しい道のりと言えます。

搭乗+ライフサービスの“ハイブリッド型”で貯めていくのが、JGC修行の新しい現実です。
ただ2025年・2026年とLSPプログラム周年キャンペーンが実施されていることから、今後も定期的に貯めやすくなるタイミングは来るかもしれません。


LSPは“生涯有効”
というわけで貯めづらいLSPですが、そのメリットはFOPと異なり「有効期限がない」ことです。
FOPは毎年リセットされてしまいますが、LSPは一度加算されれば永遠に残り続けます。
つまり、今年1,000ポイント、来年500ポイント…と積み重ねて、数年後にJGCの条件(1,500ポイント)を達成することが可能というわけです。
この「一気に貯まらない」「でも消えない」という仕組みは、JALの会員制度を長期的に楽しみたい方にこそ向いているとも言えますね。
JGCにはそれだけの価値がある?得られる主な特典
なかなかハードになったJGCの獲得条件。
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そもそもJGCは、この苦労に見合うステータスなのでしょうか?
その主な特典は以下の通りです。
- 会員専用デスク
- JAL/ワンワールドラウンジの利用(国内・国際線)
- 優先チェックイン・保安検査・搭乗
- 受託手荷物無料枠の増加
- ボーナスマイル
- JGC会員向けキャンペーン招待 など
JGCの価値は、どれだけ飛行機に乗るか、どれだけストレスなく旅したいかによって大きく変わります。
特に国際線を年に数回でも利用する方にとっては、快適さと安心感が段違い。
この“目に見える恩恵”があるからこそ、多くの人が時間とお金をかけてでもJGCを目指すのです。

JGC特典について詳しくは、別記事をご覧ください!
LSPの確認方法
ところで気になるのは、現在自分がどのくらいのLSPを持っているのか、ですよね。
PC版・スマホ版ともに、オンラインで簡単に確認できるようになっています。
PC版
まず、JAL公式サイト・トップページ右上の「マイル/FLY ONポイント」をクリック。
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すると次ページで、マイルやFLY ONポイントと並び、右端にLSPが確認できるようになっています。
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さらに内訳まで。
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スマホ版
スマートフォンの場合、もちろんJALサイトにログインして確認することもできますが、公式アプリ『JAL MILEAGE BANK』が便利!
アプリを開くと、Apple Walletのように会員証やJAL Payが並んでいます。
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会員ステイタスの『JAL Life Statusプログラム』詳細をタップすると、現在のステータスロゴと次ステージまでの必要ポイントなどが表示されました。
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これならいつでも簡単にチェックできますね!
旧JGC会員の扱いは?自動移行と再入会の条件
上の画像は私のものですが、2024年初めの段階で、ピッタリ1,500ポイントが表示されていました。
実は2023年以前にJGCを取得していた人には、自動的にポイントが加算され、JGC Three Star(=1,500P)に調整がなされたのです。
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搭乗実績では360ポイントしかなかったのに、1,140ポイントが自動加算されていました。
JGC退会後、再入会できる?
最後に、LSPは消えない「生涯ポイント」ですが、もし何らかの理由で一度JGCを退会した場合、また入会できるのでしょうか?
答えはYES。
ただし以下の条件があります。
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再入会する場合、新たに100 LSPを加算することが条件とのこと。
JAL国内線であれば20回搭乗ほどで達成できる条件ですので、万一JGCを離脱しても、再取得のハードルはそこまで高くないと言えそうです。
まとめ:JGC修行は「1,500 LSP」が目標!
2024年から始まったJALの新ステータス制度では、JGC入会のために「FLY ONポイント」ではなく、1,500 LSPを貯めることが目標になりました。
この記事では、
・実際に飛行機搭乗やライフサービスでどのくらい貯まるのか
・JGC入会後のステータスと特典
といった内容を具体的に解説してきました。
今後JGCを目指す方にとっては、「1,500Pをどう積み上げるか?」が最大のポイント。
この記事でご紹介した貯め方をもとに、自分のスタイルに合った修行計画を考えてみてくださいね。


