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「JAL修行」という言葉を、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
かつては、JALの上級会員組織「JGC(JALグローバルクラブ)」への入会資格を得るため、1年間に集中的に飛行機へ搭乗してFOPを貯める方法が一般的でした。
これが、いわゆる「JGC修行」です。
しかし、2024年にJGCの入会条件が変更され、現在はFOPを貯めてJMBサファイアを取得しても、それだけではJGCへ入会できません。
2026年現在、JGCを目指すには、生涯実績として積み上がるLSP(Life Statusポイント)を1,500ポイント以上獲得し、対象のJGCカードを発行する必要があります。
この記事では、現在のJGC入会条件やLSPの仕組み、具体的な貯め方について詳しく解説します!





旧JGC入会制度と現在の制度を比較
まずは、2023年までのJGC入会制度と、2024年から始まった現在の制度を比較してみましょう。
旧制度では、1年間でJMBサファイアの条件を達成すれば、JGCへの入会を申し込むことができました。
一方、現在は搭乗だけでなく、JALカードやJAL Payなどの対象サービスも利用しながら、LSPを長期的に積み上げていく制度へ変更されています。
つまり、現在のJGC修行は「1年間のFOP修行」ではなく、「1,500LSPを貯める長期戦」です。
FLY ONプログラムは現在も継続
JGCの入会条件はLife Statusプログラムへ移りましたが、FLY ONプログラムが廃止されたわけではありません。
現在も、毎年のFOPや搭乗回数に応じて、FLY ONステイタスを取得できます。
現在のFOP修行は、JGCへの新規入会を目指すものではなく、クリスタルやサファイア、JGCプレミア、ダイヤモンドといったFLY ONステイタスを取得するためのものです。
FOP修行の仕組みや達成条件、必要な費用については、以下の記事で詳しく解説しています。

LSPのランク制度とJGC入会基準
それでは、現在のJGC入会条件となっているLSPについて、詳しく見ていきましょう。
LSPを貯めると、累計ポイント数に応じて「Starグレード」が上がっていきます。
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(JAL公式サイトより)
JGCへ入会できるのは、1,500LSPを獲得し、JGC Three Starに到達した会員です。
LSPの具体的な貯め方とは?
LSPを貯める方法は、大きく分けて以下の2つです。
- JALグループ便に搭乗する
- JAL関連サービスを利用する
JAL便に乗ってLSPを貯めるには?
まずは、搭乗による加算から解説します。
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(JAL公式サイトより)
搭乗によるポイント加算は、以下の通り。
- JALグループ国内線:1回の搭乗につき5LSP
- JAL国際線:1,000区間マイルごとに5LSP
- JALビジネスアビエーション チャーター:200マイルごとに1LSP
原則としてマイル積算対象運賃で搭乗し、JMBにマイルが積算された場合が対象です。
ワンワールド加盟航空会社を含む、他社便名で搭乗する便ではLSPが加算されません。
何回飛行機に乗ればJGCになれるの?
1,500LSPを搭乗だけで貯める場合、必要な回数・距離は以下の通りです。
| JALグループ国内線 | 300回搭乗 |
| JAL国際線 | 300,000区間マイル分搭乗 |
運賃や運航スケジュールは時期によって異なりますが、具体的なイメージとして国内線から見てみましょう。
<国内線>宮崎~福岡往復で1,500LSPを稼ぐ場合
- 1日5往復(10搭乗)なら30日間
- 片道8,200円と仮定すると総費用は約246万円
月2回実施すれば、計算上は約15カ月で到達します。
ただし、1回につき10搭乗ですから、朝から晩まで普通席に乗り続ける日が毎月2回。
現地までの交通費や宿泊費も必要になるため、相当な時間と費用がかかります。
では、国際線はどうでしょうか。
<国際線>東京~ロンドン往復で1,500LSPを稼ぐ場合
- 片道約6,000マイルと仮定すると、1往復は約12,000マイル
- 12,000マイル÷1,000×5LSP=1往復60LSP
- 1,500LSPを貯めるには25往復
- 1往復25万円と仮定すると総費用は約625万円
国際線は旅行として楽しめるのがメリットですが、LSPは搭乗クラスや運賃ではなく区間マイルを基準に加算されます。
ファーストクラスやビジネスクラスを利用しても、同じ区間なら獲得できるLSPは変わりません。
搭乗だけで1,500LSPを貯めるには、相当な回数が必要です。
JAL関連サービスでLSPを貯める
LSPは、飛行機への搭乗以外にも、JALが提供する決済、金融、通販、旅行、通信などのサービスを利用することで貯めることができます。
2026年7月現在、対象となっているライフスタイルサービスと主な積算基準は以下の通りです。
金融・決済
- JALカード:ショッピングマイル2,000マイルごとに5LSP
- JAL Pay:基本マイル400マイルごとに1LSP
- JAL Pay両替:両替マイル300マイルごとに1LSP
- JAL Pay JALカードチャージ:同月中に4万円以上チャージし、Apple PayまたはGoogle PayのJAL Payを1回以上利用すると1LSP(月1LSPまで)
- 日本国外在住者向け海外発行カード:1,500マイルごとに5LSP
- JAL住宅ローン:新規の融資実行で20LSP
- JALの資産運用:新規口座開設で1LSP
- JAL e旅計画:30万円以上の契約1口につき1LSP
- JAL NEOBANK円普通預金:マイル積算6回ごとに1LSP(プレミアム会員は3LSP)
- JAL NEOBANK外貨普通預金:マイル積算6回ごとに2LSP(プレミアム会員は6LSP)
- JAL NEOBANKプレミアム:半期ボーナスマイルの積算1回ごとに1LSP
- JAL Luxury Card:2,500マイルごとに5LSP。年間1,000万円の利用で別途75LSP
ショッピング
- JAL Mall:対象マイル100マイルごとに1LSP
- JAL機内販売:対象マイル100マイルごとに1LSP
- JALマイレージパーク:対象ショップで獲得した100マイルごとに1LSP
旅行・移動
- ジャルパック国内ツアー:対象ツアー1回につき3LSP
- ジャルパック海外ツアー:対象ツアー1回につき10LSP
- JAL ABC:対象サービスで獲得した200マイルごとに1LSP
- JAL MaaS:対象商品で獲得した400マイルごとに1LSP
ウェルネス・生活インフラ
- JAL Wellness & Travel:登録1カ月につき1LSP
- JALでんき:月に1マイル以上積算されると1LSP(月1LSPまで)
- JAL光:月に1マイル以上積算されると1LSP(月1LSPまで)
- JALでKariteco:月に1マイル以上積算されると1LSP(月1LSPまで)
- JALモバイル:月に1マイル以上積算されると1LSP(同一JMBお得意様番号につき月1LSPまで)
対象サービスの利用金額そのものではなく、獲得マイル数や契約回数、登録期間などを基準としてLSPが付与されるものが中心です。
また、キャンペーンで積算されるボーナスマイルは、LSPの算定対象外となる場合があります。各サービスの積算条件を確認したうえで利用しましょう。
飛行機に乗らずに到達できる?
ここまでみてきた通り、対象となるサービスは年々増加しており、飛行機搭乗なしで1,500LSPに到達することも制度上は可能ですが、それぞれ加算されるポイントが少ないため、どうしても長い期間が必要となります。
どちらも併用してLSPを貯めていくのが、現在のJGC修行の基本と言えるでしょう。

2025年・2026年には、LSPプログラムの周年キャンペーンも実施されました。今後も要チェックです。


LSPに有効期限はない
LSPはFOPとは異なり、年が変わってもリセットされません。
JALマイレージバンクを退会しない限り、有効期限なく生涯実績として積み上がります。
例えば、今年1,000ポイント、来年500ポイントと複数年にわたって貯め、合計1,500LSPでJGCの入会条件を達成することも可能です。
一度に貯めることは難しいものの、獲得したポイントが毎年失効しない点は、現在の制度の大きな特徴です。
JGCにはそれだけの価値がある?主な特典
1,500LSPという高い条件が設定されているJGC。
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そもそもJGCは、この苦労に見合う資格なのでしょうか?
主な特典は以下の通りです。
- JALのサクララウンジなどを同行者1名と利用できる
- ワンワールド サファイアが付与される
- 会員専用予約デスクを利用できる
- 専用チェックインカウンターを利用できる
- 対象空港の専用保安検査場を利用できる
- 優先搭乗や優先キャンセル待ちの対象となる
- 受託手荷物の無料許容量が追加される
- 到着時に手荷物が優先して返却される
- 搭乗ごとにボーナスマイルを獲得できる
- 2025年1月以降にJGC Three Star期間中に貯めたマイルの有効期限が60カ月になる
中でも利用する機会が多いのは、空港ラウンジと優先サービス。
対象便を利用する際は、JGC会員本人に加えて同行者1名もサクララウンジなどへ入室できます。
また、FLY ONステイタスを保有していない期間もワンワールド サファイアが付与されるため、ワンワールド加盟航空会社の対象便を利用する際にも、ビジネスクラスチェックインカウンターやビジネスクラスラウンジ、優先搭乗などを利用可能です。
毎年FOPの条件を達成する必要はなく、対象のJGCカードを保有している限り、JGC会員資格が自動更新される点も大きなメリットです。
1,500LSP達成後はJGCへの入会手続きが必要
生涯獲得Life Statusポイントが1,500ポイントに到達しても、自動的にJGC会員になるわけではありません。
JGCのサービスを利用するには、入会資格の達成後に「JALグローバルクラブ JALカード」への入会または切り替え手続きが必要です。
- 1,500LSP以上を獲得する
- JGCへの入会を申し込む
- 対象のJGCカードを発行する
すでに対象のJALカードを持っていて、カードの提携ブランドを変更しない場合は、会員専用サイト「MyJALCARD」からオンラインで切り替えが可能。
一方、JALカードを持っていない場合は、対象のJGCカードへの新規入会が必要です。
提携ブランドやカード種別を変更する場合などは、専用書類による手続きとなるケースがあります。
JGC入会にはCLUB-A以上の対象カードが必要
JGCへ入会する際には、以下のいずれかのJGCカードを発行する必要があります。
- CLUB-Aカード
- CLUB-Aゴールドカード
- JALダイナースカード
- プラチナ
- プラチナ Pro
普通カードはJGCカードの対象外です。
1,500LSPを達成した後に新規で対象カードへ申し込むこともできますが、新規入会やカード変更時には審査が行われます。
JGCカードの年会費
JGCの年会費一覧はこちら。
JGCを継続する限り、毎年必要となる費用です。家族会員を発行する場合は、家族分の年会費も含めて検討しておきましょう。
家族会員は1,500LSPを保有していなくても入会可能
JGC本会員が1,500LSP以上を保有している場合、本会員と生計を同一にする以下の家族は、自身のLSP数にかかわらずJGC家族会員へ申し込めます。
- 配偶者
- 両親
- 18歳以上の子ども
家族会員も、JGCやJALカードのサービスを原則として本会員と同様に利用できます。
ワンワールド サファイアも付与されるため、家族で飛行機を利用する機会が多い場合には大きなメリットです。
LSPの確認方法
現在保有しているLSPは、JAL Webサイトまたは公式アプリから確認できます。
JAL Webサイトで確認
JAL公式サイトへログインし、マイルやFLY ONポイントなどが表示される会員ページを開くと、現在のLSPを確認できます。
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さらに詳細を開くと、サービスごとの積算実績も確認可能です。
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JALマイレージバンクアプリで確認
スマートフォンでは、公式の「JALマイレージバンクアプリ」から確認できます。
アプリを開くと、会員証やJAL Payなどが表示されます。
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「JAL Life Statusプログラム」の詳細を開くと、現在のStarグレードや、次のグレードまでに必要なポイント数を確認できます。
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旧JGC会員の扱いは?1,500LSPへ自動調整
上の画像は私のアカウントですが、2024年初めの段階で1,500LSPが表示されていました。
2023年以前にJGCへ入会していた会員については、保有LSPが1,500ポイント未満の場合、JGC Three Starの基準となる1,500ポイントまで自動的に調整されています。
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私の場合、実際の搭乗実績は360LSPでしたが、1,140LSPが自動加算されていました。
JGC退会後、再入会できる?
LSPは、JGCを退会しただけでは失効しません。
JALマイレージバンクを退会しない限り、1,500LSPの実績自体は残ります。
JGC本会員が退会後に再入会する場合は、退会後に新たに100LSP以上を獲得することが条件として定められています。
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ただし、2026年7月現在、この100LSP条件の適用開始時期は未定で、現時点では免除されています。
適用開始が決まった場合は、開始日の6カ月前からJAL公式サイトで案内される予定です。
まとめ:JGC入会には1,500LSPが必要
- 現在のJGC入会基準は1,500LSP以上
- JMBサファイアを取得しても、それだけではJGCへ入会できない
- LSPはJAL便への搭乗とJAL関連サービスの利用で貯められる
- LSPはJMBを退会しない限り有効期限なく累積する
- 入会にはCLUB-A以上の対象JGCカードの発行が必要
- 対象カードを保有している限りJGC会員資格は自動更新される
- 本会員が1,500LSP以上を保有していれば、家族会員は自身のLSP数にかかわらず入会できる
- JGC会員にはワンワールド サファイアが付与される
2024年から、JGCは1年間のFOP修行で取得する資格ではなくなりました。
飛行機への搭乗だけで1,500LSPを目指すのは大変ですが、LSPは年をまたいで積み上げることができます。
JALカードやJAL Pay、旅行、通販、ライフライン系サービスなども組み合わせながら、自分の利用状況に合った方法で貯めていくことになります。
特典やメリットの詳細は、以下の記事でご紹介しています。
JGC後に広がるStarグレードの世界はこちら!


