「日本より安全な国はない」とは、よく聞かれる言葉です。
海外旅行には行ってみたいけれど、スリや置き引き、ひったくりなどの犯罪が日本ではありえないほどの頻度で発生していると聞けば、ちょっと二の足を踏んでしまう人も多いのではないでしょうか。
一昔前には、首からかける貴重品袋や、ウエストポーチも流行ったものの、最近では「いかにも観光客だとアピールするが如し、かえって危ない」とも聞かれます。
私はこれまで50回ほどの渡航経験があり、うち1年間はドイツに住んでいたこともありますが、幸い未遂も含め、危ない目にあったことは一度もありません。
けれど最近、海外に出かける頻度が格段に上がってきた中で、外国滞在中にも関わらず、慣れにかまけてしばしば油断している自分に気づくことも多くなったような気が。
そこで、防犯対策の1つとして候補に上がったのが「トラベルジャケット」。以下では、私がトラベルジャケットを購入するまでの一部始終を、その魅力とともにご紹介したいと思います!
航空機からの緊急脱出の際には手荷物を持って出られないため、このようなジャケットをお探しの方が増えているようです。
海外旅行時のおすすめ持ち物リストも併せてどうぞ。
トラベルジャケットとは?
トラベルジャケットとは、その名の通り「旅行に特化した上着」のこと。
長い移動時間を快適に過ごすために着心地を追求したものから、旅行に便利な機能を備えた多機能型のものまで、数多くのトラベルジャケットが存在しています。
今回は、防犯対策の一環としてトラベルジャケットを購入するため、どちらかというと多機能型の商品を中心に探すことにしました。
バリエーション豊富!機能性抜群のSCOTTeVEST
研究に研究を重ね、散々探し回った結果、私がたどり着いたのは、アメリカのトラベルアウターを作っているメーカー「SCOTTeVEST(スコッティーベスト)」のジャケットです!
女性用ジャケットだけで、これだけのバリエーションがあります。
男性用ラインナップはというと、さらに充実!
形だけでなく、色も豊富に揃っているのがいいですね。
日本ではカラフルな服にあまり人気が集まらないのか、特に男性ものでモノトーン以外を探すのは大変なのですが、これだけあれば、何かしら気に入る物が見つかりそうです。
それぞれ多少の差はあるものの、SCOTTeVESTの製品すべてに共通しているのは、ポケットが多くて機能的なこと。まさに旅に特化したジャケットなのです。
SCOTTeVEST ジャケットを購入
色々選択肢がある中、どのジャケットにするか迷いましたが、最終的にメーカーの名前を冠した「SCOTTeVEST ジャケット」に決定!
決め手は、以下の通りです。
●丈が短めで、スカートにも合わせやすそう
●ポケットは23個と、シリーズの中でもかなり充実している方
色は全6色。私はベージュを購入しました。
サイズは「M」を選択。サイズ表を見る限り、Sでも良さそうなのですが、口コミサイトで同じ身長・体重の人が「ものをたくさん入れるなら、Sでは窮屈」とコメントしていたので、それを信じることにしたというわけです。
ちなみにLサイズ以上だと、背中になんとノートパソコンすら収納できる大きなポケットがついているのだとか。そこまで必要なのか?という気もしますが、その発想がスゴイ。
飛行機ワッペンでアレンジ
今回は、他の洋服との合わせやすさを重視してベージュを選択しましたが、見た目的に、ちょっと作業着感が出てしまうかも?という迷いがありました。
そこで追加購入したのが、飛行機モチーフのワッペン。
JALスリーパーフーディーⅡのワンポイントが素敵だったので、胸にアップリケを付けてアレンジしたら、オンリーワンかつ可愛くなるのではないかと思いまして。
ジャケット到着後、さっそくワッペンを付けてみました!
ベージュ一色のジャケットに、トリコロールカラーの飛行機がアクセントとして加わりました。
いかにも旅用ジャケットという感じで、自分では大満足です!
ちなみに、この「SCOTTeVEST ジャケット」は、袖を取り外して、ベストとして着用することもできます。
ポケットは全部で23個!
外から見ただけでは分かりませんが、SCOTTeVESTジャケットには、全部で23個ものポケットが付いています。とても全ては紹介しきれないので、主なものをご紹介しますと…
左側のポケット
ジャケット左側の内ポケットには、スマホ・ペン・タブレット(ipad mini)・パスポート・クレジットカードなどを収納することができます(分かりやすいよう、半分取り出して撮影していますが、すべてスッポリ収まるサイズです)。
特に優れているのがこちら。二重ポッケの内側はスキミング防止生地(電磁波を遮断する生地)で出来ていて、所持中、知らぬ間にクレジットカード情報が盗まれる心配もありません。
スキミングと言えば、ATMにこっそり不正読み取り機が付いていたり、お店で店員さんにコソッとコピーされたりといった手口が主流。
ただ歩いているだけで情報を読まれるというケースは稀だと思いますが、こういったガードが付いているに越したことはないですよね。
右側のポケット
では、右側の内ポケットはというと、サングラスやカメラ、メモリーカードを入れられます。
用意のいいことに、眼鏡を入れるポケットにはメガネ拭きまで内蔵!つい洋服の袖で拭いてしまうズボラ者には、地味に役立ちそうです。カメラのレンズ拭きにも使えそう。
ちょっと見えにくいかもしれませんが、それぞれのポケット入口に、何をしまうところなのかを示すマークも付いていて便利!
あんまりポケットが多いと、結局使わなかったり、いつの間にかごちゃごちゃになってしまうことが多い私でも、これなら大丈夫そうです。
上部
ジャケットの上部にはイヤホンを通すループと、イヤーピースを収納するポッケが付いています。
これならすぐに取り出して装着することができますね。イヤホンコードが絡まることもなさそうです。
メガネ用ポケットの上には、ウォークマンにピッタリのポケットもありました。これで、いつでも好きな音楽を聞くことができます。
外側のポケット
内側だけでなく、外側にも至る所にポケットが付いています。
袖のジッパーを下げると、隠しポケットが出現。
万一お財布を落として困った時のために、虎の子でも入れておくとしましょうか。
左前側のポケットは、リップと小銭入れという説明書きがありました。もちろん、ここにもジッパーが付いているので、スリ対策もバッチリ。
ポケットの内側には、口紅を入れるためのマジックテープ付きミニポケットが。
正直、口紅をここまで厳重に扱わずともいいような気もしますが、整理整頓好きな人はキッチリしまえて気持ちが良さそうです。
右前ポケットはというと、キーチェーンとなんとペットボトルホルダー!
中には、ボトルを固定するためのゴムバンドもついていて、こぼさず持ち歩くことができます。
未開封のボトルだとさすがに重すぎますが、飲みかけを持ち運ぶ分には便利かも。
ぎっしり詰め込んで装着!
それでは、ペットボトル以外を全部しまった状態で着てみましょう!
あれだけのアイテムが詰まっているようには見えませんよね。
ポケットの中身がゴツゴツ体に当たるような感じもなく、着心地に関しても特に問題はありません。たくさん物を入れてもスッキリ着られるという触れ込みは本当でした!
が、ペットボトルを入れると、横から見た時にさすがにぽっこり膨らんでいるのがわかってしまいます。夫に「何か危ないものを隠し持っていそう」と言われてしまいましたので、私は使わないつもりです(笑)。
重さを軽減?ウェイトマネージメントシステムとは
たくさんの物を詰め込んだだけあって、ジャケットを手に持った時点では、さすがにずっしりと重さを感じました。
しかし、身につけてみてビックリ!!それほど重くありません。
重さを感じない理由の1つが、このジャケットが備える「ウェイトマネージメントシステム」という機能。
肩の部分が特別な造りになっていて、重さの左右差をある程度是正し、重量を全体に分散してくれる仕組みなんだそうです。
旅行中は長時間着用する機会もあるでしょうから、重さで首や肩が痛くなりにくいのは嬉しいですね。
サイズの目安は?
ご参考までに、私の身長は172cm。
上半身が薄っぺらい日本人体型ですので、Mサイズだと全体的にゆとりがありますね。
袖丈はジャスト。ただ、どちらかというと腕は長い方だと思うので、平均身長の女性であれば、Sサイズの方がよいのではないかと思います。
アメリカ女性の平均身長は163cmとなっており、日本と比べてそれほど高いわけではないのですが…皆腕が長いんでしょうか。
SCOTTeVESTの購入方法
これまでご紹介した通り、デザイン豊富な上に機能的な「SCOTTeVEST」ですが、私が探した限り、日本で正規に販売しているお店は見つけられませんでした。
そこで、私はアメリカのアマゾン(Amazon.com)で購入することにしました。ここなら定価で買えますし、種類も公式と遜色ありません。
Amazon.comで3.5%還元を受ける方法
Amazon.comは、ショッピングの際に「Ebates(イーベイツ)」を経由すると、購入金額の3.5%が還元されます(還元率は変動する可能性あり)。
日本のポイントサイトを利用している方は、すでにご存知の方も多いでしょうが、Ebatesはアメリカ版のポイントサイトのようなものです。
もちろん登録や利用にお金は一切かかることなく、Amazon.comを始めとしたネットショップを利用する前に経由するだけで、購入金額の数%が還元されます。
Ebatesは楽天の子会社
実はこのEbates、トップページ左上のロゴにも「Rakuten Company」とある通り、2014年に楽天の子会社となりました。
日本国内でも「Rebates(リーベイツ)」という名称で、同じようなサービスを展開していて、信頼性の高いサイトなのです。
現時点でのAmazon.comの還元対象カテゴリは「Clothing(洋服)」の他、美容や靴、時計等々。国内のアマゾンでは滅多にお目にかかれない高還元率です。
残念ながら、2022年2月3日時点はキャッシュバック率0になっています。
世界的に見て、amazonはポイントサイト還元への広告掲載を控えているようです。
Ebatesを使ってAmazon.comで買い物する方法
Ebatesを使うには、あらかじめ登録手続き(アカウントの作成)をしておく必要があります。Ebatesを使ったことがない方は、購入前にまず登録を済ませておきましょう。
なお、上のリンクからEbatesに登録し、25ドル以上のお買い物をすると、初回ボーナスとして10ドル(約1,050円)獲得可能です。ぜひご活用下さい。
登録手順
上記登録リンクをクリックすると、下記のような画面が表示されるはずです。
画面を見ても分かるように、Ebatesの登録手続きは、FacebookやGoogleアカウントを利用してワンステップで完了させることができます。
Facebookのアカウントと連携させる場合は「Continue with Facebook」、Googleのアカウントと連携させる場合は「Continue with Google」をクリックしましょう。
いずれのアカウントも持っていない場合や、アカウントを紐づけたくない場合には、メールアドレスを入力して「Next」をクリックしましょう。
キャッシュバックの受け取りには住所の登録が必要
登録後、アカウント設定(Account Settings)で住所を登録すると、還元されたお金を受け取れるようになります。
お金は年に4回、小切手かPaypal経由で受け取ることができますが、日本在住者なら、Paypal経由の方が良さそうです。
Amazon.comのアカウントの登録も必要
Amazon.comでお買い物をするためには、Amazon.comのアカウントも必要になります。
アメリカのAmazon.comのアカウントは、日本のアマゾンと共通ではありません。アメリカ版のアマゾンを初めて利用する人は、購入前にAmazon.comのアカウントも作成しておきましょう。
なお、日本と中国以外のamazonアカウントなら、共通で使用可能です(アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・カナダ・イタリア・スペイン・インド・ブラジル・メキシコ・オランダ ・オーストラリア)。
Amazon.comでの購入手順
EbatsとAmazon.comの登録が済んだら、事前準備はバッチリ。いよいよAmazon.comでの購入手続きに移ります。
まずは、Ebatesに「Sign In」して「amazon」と書かれているバナーをクリックしましょう。
Amazon.comに自動的に移動するはずです。
あとは、そのまま普通にお買い物をするだけ。
Ebatsのamazonバナーをクリックしてから購入することで、Ebats経由でのショッピングと認識され、還元を受けることができます。
たったこれだけで3.5%オフになるのですから、試さないほうがもったいないですよね。
ただ、一点注意すべきなのは、Ebatesを経由する前に買い物かごに入れた商品については、キャッシュバックの対象外となってしまうということ。
Ebatesから遷移後、かごに入れて購入するようにしましょう!
SCOTTeVESTの購入価格は?
私がAmazon.comで「SCOTTeVEST」を購入した時の価格や送料は下記の通りです。
商品の価格が175ドル、送料は9.95ドルということで、だいたい2万円前後ですね。
それとは別に「Import Fees Deposit」として32.97ドル計上されているのは、商品受け取り時に関税や消費税を別途支払う必要がないよう、あらかじめ保証金として前払いしているもの。
諸税がかからなければ、注文受け取り後数日〜数週間で全額返金されますし、もし税が多少発生した場合にも、残金は戻ってきます。
商品到着までどれくらい?
私の場合、実際に注文してから届くまでの日数は9日間でした。
注文当初の予定では、7日ほどで届くとのことでしたが、悪天候による遅延があったため、少々遅れたようです。
これまで何度もAmazon.comで注文していますが、特にトラブルが起こったこともなく、日本では買えないような品物を注文できるので、とっても重宝しています。
今回も、素敵なトラベルジャケットを購入することができてよかったです!
最後に
ということで今回は、海外旅行にピッタリ!防犯対策にもなるトラベルジャケット「SCOTTeVEST(スコッティーベスト)」のご紹介でした。
これだけポケットが沢山あると、スリもどこをどう探していいものかわからないはず(多分)!!
まさに「着るカバン」といった感じのジャケットですね。
このジャケットがあれば、肩掛けのバッグやリュックサックは必要ないかもしれません。
私の次の渡航予定は、スリが多いと噂のフランス・パリ。
これまでにも何度か訪れたことがある街ですが、1人旅は初めて。きっと、このSCOTTeVESTが活躍してくれるはずです。
みなさんも、ぜひお気に入りのトラベルジャケットを探してみてください。海外旅行が、より安全で、より快適なものになること間違いなしです!
これで忘れ物はなし?海外旅行の持ち物リストはこちらで公開しています♪
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