コロナ禍も過ぎ去り、そろそろまたANAマイルを貯め始めようかな、という方も多いのではないでしょうか。
2024年現在、ANAマイルを効率よく貯めるなら『nimocaルート(ニモカルート)』がオススメです!
本記事は、久しぶりに流れをサラッとおさらいしておきたい方や、これからマイラー生活を始めてみたい!という方にもピッタリ!
nimocaルートの概要から、実際に利用する際のコツや注意点まで、わかりやすく&詳しく解説していきます。
ANAマイルを貯める方法として私が最も利用している方法が、この「nimocaルート」です。
そしてもう一つ、同レートでANAマイルをゲット出来るのが『JQみずほルート』。
全てオンラインで完結するため、こちらのルートをお使いの方も多いようです。
nimocaルートとは?
nimocaルートは、ANAマイルを貯めるテクニックの1つ。
正確には、ポイントサイトで貯めたポイントを高レートでANAマイルに交換する際の「ポイント移行ルート」の名称です。
ポイントを交換していく途中で、必ずnimocaを経由することになるため、「nimocaルート」と呼ばれています。
nimocaルートは、陸マイラーには名高い大人気のルートであり、実際に使ったことはなくても知っている人は数多!
その人気の秘密は、nimocaルートの様々な魅力にあります。
nimocaルートの魅力
まず、nimocaルートの魅力(メリット)を簡単にまとめたものがこちら。
- ANAマイルへの交換レートが最高水準(70%)
- ポイント移行ルートが比較的単純で管理しやすい
- nimocaポイント→ANAマイル交換には上限がない
- 交換完了まで最短約10日(理論上)
いくつかありますが、やはり最高水準のレート70%でANAマイルを貯めることができるのが最大のメリットです!
以前は、より高いレートでANAマイルに交換する方法もありましたが、それらが次々と封鎖された結果、「nimocaルート」が現在の最高レートとなっています。
70%ってそんなに凄いの?
交換レート70%という数字を見て、何が凄いのか分からない方もいるでしょう。
普通に考えれば、レート70%で交換すると減ってしまいますよね。
しかし、交換先がANAマイルであれば、その常識は通用しません。
ANAマイルの価値は一般的に1マイル=2円程度と考えられるため、70%のレートで交換すると価値が1.4倍になるからです。
例えば、10,000円相当のポイントを70%のレートで交換すると「7,000マイル」になるわけですが、この7,000マイルの価値は1マイル=2円換算で14,000円。
実質4,000円増えています。
もちろん、常に1マイル=2円で使えるわけではありませんが、例えば国際線ビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券を発券することができれば、1マイルの価値は5円~10円以上になることも。
旅行にまったく興味がないのであればともかく、「飛行機に乗る機会がある」or「飛行機に乗りたい」方であれば、nimocaルートを利用しない手はないのです。
nimocaルートに必要なもの
nimocaルートは、誰でも簡単に利用することができます。
その際に必要なものは1つだけ。
それは『ANA VISA nimocaカード』です!
国際ブランド | |
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年会費 |
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ポイント |
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提携先 |
|
nimocaは主に九州エリアで利用されている交通系ICカードのため、全国的な知名度はそこまで高くありませんが、この機能がANAマイルへの高レート交換を実現してくれます。
というわけで、nimocaルートでANAマイルを貯める場合には、とりえあずこのクレジットカードを入手しましょう。
クレジットカードに抵抗がある方もいるかもしれませんが、nimocaルート利用に際してカードを決済に使う必要はありません。
ANA VISA nimocaカードは決済ではなく、ポイント交換のツールとして利用します。
年会費2,200円がかかりますが(初年度無料)、入会時・毎年の更新時に1,000マイルプレゼントされるため、ほぼ相殺されると考えることもできます。
ポイントサイト案件でカード発行できれば最高なのですが、2024年4月現在、あいにくANA VISA nimocaカードの案件はどこにも掲載されていないようです。
nimocaルートの概要
続いてnimocaルートの道筋をチェック!
以下のように、簡単な図にまとめてみました。
なんだか複雑そうに見えますが、やっていることはポイント交換だけ。
ポイントサイトで貯めたポイントを次々と交換していくことで、最終的に70%分のANAマイルを獲得することができます。
ポイントタウンとECナビからはGポイントに移行できません。PeXを経由しましょう。
ポイント交換回数は3回
上記の図をご覧になって分かる通り、nimocaルートを利用する際のポイント交換回数は3回だけ。
1回目:各ポイントサイト → 中継サイト『Gポイント』or 『Pex』
2回目:中継サイト『Gポイント』or 『Pex』 → nimocaポイント
3回目:nimocaポイント → ANAマイル
同じく70%の交換レートとなる『みずほルート』は最低でも4回の交換が必要になるため、手間の少なさで考えるとnimocaルートが断然有利です。
これだけで効率的にANAマイルを貯められるのですから、nimocaルートを使わない手はありませんよね。
nimocaルート最大の弱点
が、しかし!
nimocaルートには大きな弱点があります。
それは「ポイント交換機の利用が必須」であること!
通常、ポイント交換はインターネットでオンライン手続きが可能ですが、nimocaルートを利用する際には、一部地域に設置されたポイント交換機まで出向き、そこで交換申請を行う必要があるのです。
ポイント交換機の場所が偏りすぎている
もちろん、ポイント交換機に行けば済む話なのですが、そこで大きな問題が生じます。
このポイント交換機があるのは、「九州」または北海道の「函館」だけ。
正直なところ、あまりにも偏りすぎてますよね…。
しかしnimocaルートを使用するには、いずれかに足を運ぶ他ありません。
ただ、ポイント交換機で手続きするのは、nimocaをANAマイルに交換する時1回だけでOK。
nimocaからANAマイルへの交換ポイント上限はないため、事前にたくさんnimocaを貯めておけば、一度の交換手続きで大量のANAマイルを手に入れることが可能です。
我が家も東京在住のため、普段は交換機を利用できませんが、宮崎の実家に帰省する際にまとめて交換するようにしています。
交換機に行くのが難しい方には『JQみずほルート』がオススメです。
nimocaポイントの有効期限に注意!
交換機の問題さえクリアできれば、nimocaルートはANAマイル獲得にベストな方法といえます。
九州や函館に行く機会があるのであれば、迷わずnimocaを貯めておきましょう。
ちなみに、nimocaポイントの有効期限は「ポイント付与日の翌年の12月末日」。
nimocaが消えてしまう前にANAマイルへの交換手続きをする必要があるため、有効期限内の1~2年の間に、1回は九州または函館に行く必要があるということになります。
定期的に九州や函館に行く機会がある方であれば気にする必要はありませんが、そうでない場合は、できるだけ直前にnimocaに交換するのがオススメです。
実際にnimocaルートで交換してみよう
では、実際のポイント交換手順を確認しましょう!
1. 各ポイントサイトから中継サイトまたは『Gポイント』『PeX』へ
初手は、各ポイントサイト→中継サイトである『Gポイント』or 『Pex』への交換です。
|
→
等価交換 |
|
本記事で掲示したポイントサイトから中継サイトまでの場合、手数料無料・交換レート100%は共通ですが、必要日数や最低交換額等は各社で異なっています。
それぞれ一覧にしてみました。
ハピタス
ハピタス | |||
交換先 | 交換手数料 | 最低交換pt | 交換予定日 |
無料 | 500pt (500円相当) |
即日〜3営業日 | |
無料 | 500pt (500円相当) |
即日〜3営業日 |
モッピー
モッピー | |||
交換先 | 交換手数料 | 最低交換pt | 交換予定日 |
無料 | 300pt (300円相当) |
リアルタイム | |
無料 | 500pt (500円相当) |
1〜2日 |
ちょびリッチ
ちょびリッチ |
|||
交換先 | 交換手数料 | 最低交換pt | 交換予定日 |
無料 | 1,000pt (500円相当) |
リアルタイム | |
無料 | 1,000pt (500円相当) |
リアルタイム |
ポイントインカム
ポイントインカム |
|||
交換先 | 交換手数料 | 最低交換pt | 交換予定日 |
無料 | 5,000pt (500円相当) |
3営業日 | |
無料 | 5,000pt (500円相当) |
2営業日 |
ポイントタウン
ポイントタウン |
|||
交換先 | 交換手数料 | 最低交換pt | 交換予定日 |
無料 | 500pt (500円相当) |
2営業日以内 |
ECナビ
ECナビ | |||
交換先 | 交換手数料 | 最低交換pt | 交換予定日 |
無料 | 3,000pt (300円相当) |
即時 |
こうして見ると、交換予定日には結構ばらつきがあることがわかりますね。
2. Gポイント/PeXからnimocaへ
続いては、中継サイトである『Gポイント』or 『Pex』→nimocaへの交換です。
中継サイト | 最低交換pt |
交換手数料 |
nimocaへの交換に必要な日数 |
1G (1円相当) |
5% ※実質無料化も可能 |
※前後する可能性あり |
|
1,000P (100円相当) |
無料 |
|
Gポイントは、毎月16日までの申請で20日頃に交換完了するため、最短約5日間でANAマイルが手に入るのが強み。5%の手数料がかかるものの、ポイント交換手数料還元対象サービスを利用すれば返却されます。
一方のPeXは、交換まで15〜45日ほどかかりますが、交換手数料が条件なしで無料なのが嬉しいポイントです。
G-Pointを利用した場合、最初のポイントサイトからANAマイルまで最短10日前後で交換完了可能というわけですね。これはかなりスピーディーだと思います!
3. nimocaポイントからANAマイルへ
そして最後が1番の関門、nimocaポイントからANAマイルへの交換です。
実際のnimoca交換機はこんな感じ。
公式キャラクターの可愛いフェレット(名前はないそうです)があしらわれていて、遠目からでもわかりやすいデザインです♪
交換機の操作方法
nimocaポイントからANAマイルへの交換はとっても簡単!画面の案内に従っていけば、迷うポイントはないでしょう。
(nimoca公式サイトより)
ANA VISA nimocaカードを読み取り機に置いて、『ポイント交換』をタップ。
『ポイントをANAにマイルに交換』を選択したら、あとは交換したいポイント数を選択するだけです。
交換後はレシートを忘れないようご注意ください!
nimocaポイント→ANAマイルまでの必要日数は1週間とされていますが、これまでの経験では2〜3日以内に付与されているイメージです。
交換機設置場所一覧
なお、交換機がある場所は以下の通りです。
福岡県 |
nimoca総合カウンター (★天神・★久留米・★砂津・★黒崎)★西鉄天神高速バスターミナル(乗車場)★博多バスターミナル(1F・3F) ★西鉄福岡(天神)駅 北口改札 ★ソラリアプラザ(1F) ★ソラリアステージ(B2F)2ヶ所 ★レイリア大橋(B1F) ★エマックス・クルメ(2F) ★西鉄二日市駅 西口 東口 ★西鉄太宰府駅 ★西鉄小郡駅 ★西新ゴルフセンター ★ゴルフウエスポ ★西日本シティ銀行大名支店 ★大丸福岡天神店(B2F) ★福岡三越(B2F) ★チャチャタウン小倉(1F) ★井筒屋小倉店(1F) ★福岡パルコ本館(5F) ★ららぽーと福岡 ★福岡銀行 (天神地下街プラザATMコーナー) ★西鉄グランドホテル(1F) ★貝塚駅 ★西鉄柳川駅 ★薬院駅 ★西鉄エム・テックショールーム ★西鉄バス壱岐営業所(待合所) ★西鉄バス北九州恒見営業所(待合室) ★西鉄バス桧原営業所(待合所) ★にしてつストア各店舗(一部店舗を除く) ★小倉駅前定期券発売所 |
佐賀県 | ★昭和自動車(唐津バスセンター) ★肥前鹿島駅前案内所 ★佐賀市交通局(佐賀駅バスセンター) |
長崎県 | ★長崎電気軌道(浦上車庫・蛍茶屋営業所、赤迫販売所) ★長崎駅前バスターミナル(1F) ★西肥自動車(佐世保バスセンター) ★十八親和銀行(佐世保本店営業部、浜町支店) ★東長崎地域センター ★茂里町ハートセンター ★西浦上地域センター ★滑石地域センター ★日見地域センター ★中央地域センター ★諫早バスターミナル |
大分県 | ★めじろんnimoca総合カウンター ★大分バス総合案内所 ★北浜バスセンター(亀の井バス) ★JAべっぷ日出 旬の館石垣店 ★JAべっぷ日出 旬の館日出店 |
熊本県 | ★熊本市役所(1F)※平日のみ ★熊本銀行水前寺支店 ★熊本銀行上通りATMコーナー |
宮崎県 | ★宮崎交通(宮崎駅バスセンター) ★宮崎交通(宮交シティバスセンター) ★宮崎太陽銀行(本店営業部) ★宮崎太陽銀行(アートセンター支店) |
北海道(函館市) | ★函館市企業局アクロス十字街(1F) ★函館市役所(1F) ★丸井今井函館店(5F) ★谷地頭老人福祉センター(1F) ★総合福祉センター(1F) ★ポールスターショッピングセンター ★中央図書館(1F) ★スーパーアークス戸倉店 ★シエスタ ハコダテ ★函館駅前バス案内所 ★函館市亀田交流プラザ(1F) ★コープさっぽろ湯川店(1F) ★上ノ国町商工会館 ★桔梗福祉交流センター ★恵山支所 ★南茅部支所 ★イオン湯川店 |
最近九州にはマリオット系列の素晴らしいホテルが続々と開業していますので、ぜひご旅行がてら足を延ばしてみてください!(もちろん函館も♪)
まとめ
ということで、今回はnimocaルートについて詳しく解説しました!
交換機利用が必須となると「ちょっと面倒くさいな」と思われるかもしれませんが、やってみると意外とシンプル。
それほど時間もかかりませんので、ぜひ1度は試してみていただきたい方法です!
- nimocaルートは、交換レート70%でANAマイルが貯まる
- 利用する際には「ANA VISA nimocaカード」が必須
- ポイントサイト→中継サイト→nimoca→ANAマイルの全3回交換
- nimoca→ANAマイル交換時は、九州または函館まで出向く必要あり
- 交換完了まで最短約10日(理論上)
結局何から始めればいいのかわからなかった…という方は、ひとまずポイントサイトに登録&簡単な案件をこなしてみましょう!
最初は手間に感じることもあるかもしれませんが、完全無料なのでやらない選択肢はありません。
ポイ活に目覚めれば、普段の生活もきっと一層楽しくなるはずです♪
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航空会社のマイルは、飛行機搭乗やクレジットカード決済ではなく、ポイントサイトを使うことで大量に貯めることが出来ます。
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