海外旅行の持ち物、迷っていませんか?
海外旅行では、日本と違う環境や文化の中で「これがないと困る!」という瞬間が意外と多いもの。
この記事では、必ず持っていきたいものから、あると便利なアイテムまで、旅のプロ目線で厳選してご紹介します!
荷造りに悩んだときは、このチェックリストで忘れ物ゼロを目指しましょう!

もちろん、人それぞれ価値観は違いますので、「えっ、これはいらないよ〜」「あれもあった方がいい」ということもあるでしょう。
けれどこの記事が、「こんな準備をしている人もいるんだな」「これは確かにあると便利かも」といった感じに、どなたかのご参考になれば幸いです!
必携品
まず最初は、これは絶対に持っていきましょう!という必携品から。
パスポートやビザ
何はなくとも絶対に忘れてはいけないもの、それはパスポート!
これがなければ、外国に入れない以前に日本から出ることも出来ません。いの一番にカバンに入れておきましょう。
有効期限は大丈夫?残存期間と査証欄のページ数も要チェック!
おうちに複数のパスポートがある場合は、搭乗する人のものかどうか、また有効期間もチェックが不可欠です。
有効期間はただ切れていなければいいというものではなく、3ヶ月〜6ヶ月程度の余裕があることを入国条件にしている国もあります。
またスタンプを押す査証欄も、国毎に決められたページ数が余っていなければなりません。
残存期間やページ数に制限を設けている主な国は、以下の通りです(あくまで一例ですのでご注意ください)。
渡航先 | 旅券必要残存期間 |
フランス | シェンゲン領域を最後に離れる日から3ヵ月以上 (査証欄余白見開き2頁以上必要) |
ドイツ | シェンゲン領域を最後に離れる日から3ヵ月以上 (査証欄余白1頁以上必要) |
ベルギー | シェンゲン領域を最後に離れる日から3ヵ月以上 (査証欄余白連続3頁以上必要) |
韓国 | 入国時3ヶ月以上 |
シンガポール | 入国時6ヶ月以上 |
インドネシア | |
タイ | |
ベトナム | |
マレーシア |
(参考ANA公式サイト)

変更されることもありますので、必ずご自身で最新情報を確認なさってください。
パスポート発行までの日数は?
パスポートの発行は、土日祝除く6日必要となりますので、出来るだけ余裕を持ってチェックしておくのがベター。
証明写真は自宅で用意するのがオススメです!
もし万一、渡航直前に有効期限が切れていることが発覚した場合は、自治体によっては早期発給制度を設けていることがありますので、まずは管轄窓口に電話で相談してみましょう。
ビザ要件もチェック!
なお、行き先によってはパスポートの他に入国するためのビザが必要なことも。
ビザが免除される国・地域については、外務省のホームページから確認可能です、
ビザ発給まで時間を要することもありますので、旅行が決まったら、必ず早めにチェックしておくことをお勧めします。
現金
パスポートの次に大事なのが、お金です!
最近はクレジットカードや海外キャッシングが主流とはいえ、現金も一定額は必ず持参を。
というのも、トラブル時にカードが使えないケースもあるためです。
実際、初めてシンガポールに行ったとき、ATMトラブルでキャッシングできずパニックに!
たまたま数千円の現金があって助かりましたが、それ以来は「日数×3,000円」を目安に持ち歩いています。
また、盗難・紛失に備えて、お財布だけでなくスーツケースなどに分散保管しておくのがおすすめです。
薬
日本から離れるに当たって、ある意味お金よりも重要なもの、それがお薬です。
虚弱体質の私はこれ全部持っていきます(笑)必要なものを取捨選択してくださいね!
- 処方薬
- 風邪薬
- 痛み止め
- 胃腸薬
- 絆創膏
- 目薬
- のどのケア(トローチやプロポリス)
- イオン飲料パウダー(体調不良時の水分補給に)

風邪予防にはプロポリスがイチオシです!
処方薬は多めがオススメ
薬の中でも特に重要なのは「持病の薬」。
急遽延泊することになった時などのために、多めに持っておくのがオススメです。
政情や自然災害で現地に足止めされる可能性もなくはありません。
これまでの治療歴や症状などを外国の医療機関で説明するのが難しい場合も多いですし、万一急変する危険がある病気だと不安になってしまいますので、ある程度余裕を持たせておくのがベターです。医薬品・ケア用品
慣れない土地では、ちょっとした不調が旅行全体に影響することも。体調管理のために最低限の薬やケア用品を持参しましょう。
これもあるといいかも!
これらの他に、あってよかったなと思ったものはこのあたりでしょうか。
- アトピーのお薬
- 点耳薬
- ベビー用綿棒
- 日焼け止め
- 虫除け
- 生理用品(海外では高額なことも)

殺虫剤は基本的に航空機輸送が出来ませんので、虫除けスプレーで対策しましょう。
機内に持ち込む?預ける?
どうやって持って行くべきかですが、基本的に薬は機内に持ち込むことをオススメします。
預け荷物に入れておいて、もしロストバゲージ(搭載し忘れなど)で手元に届くまで時間がかかるようなアクシデントがあると、必要な時に使えない可能性があるからです。
国際線の飛行機には液体物の持ち込み制限が設けられているため注意が必要ですが、医薬品等は取り扱いが緩和されることも(容器100ml以下なら+αで持ち込める可能性があります)。
詳しくは、空港保安検査場の公式サイトなどでご確認ください。
洗面用具
またこれらについては、現地で調達できなくはないものの、日本ほど高品質で安い国はおそらく他にありませんので、持って行った方が吉。
- シャンプー・リンス
- 歯ブラシ
- 基礎化粧品
- メイク道具
歯ブラシならホテルでもらえるんじゃない?という方もいらっしゃるかもしれませんが、欧米では提供されないことも多く、入手に意外と手間取るかもしれません。
また2025年1月から、台湾では環境保全のため使い捨てアメニティの提供が違法に。

こういった方針が世界中に広がっていく可能性もありますので、使い慣れたものを持参されることをお勧めします!
スマートフォン等
スマートフォンやタブレットなどの端末は、空いた時間を潰せる旅の相棒でもあり、海外では時として命綱にもなりうる必要不可欠なものです。
お財布がわりになるものもありますし、地図を見るにも、航空券やホテルの予約内容を確認するにも頼りになる存在。
ホテルでパソコンが使えることもありますが、常時使えるに越したことはないので、忘れずに持っていきましょう。充電ケーブルもどうぞお忘れなく!

最近はケーブル不要の充電ステーションが各席に設置されている飛行機も徐々に増えてきました。


そう遠くない未来にはこれが普通になるのかもしれませんね。
衣類
海外旅行に持っていく洋服は、旅程や気候、TPOに合わせて厳選を。
- 日数分の下着・靴下
- 歩きやすい服・靴
- 気候に合わせた防寒具・羽織りもの
- 水着(リゾート・温泉地など)
空調の効いた屋内と暑い屋外を行き来することも多いため、重ね着しやすい服装が◎。
旅行中はアイロンがけが難しいこともあるため、ジャージー素材などのシワが目立ちにくい衣類がおすすめです。
ストールが1枚あると万能!
ストールは防寒・日除け・機内の冷房対策・ファッション小物として大活躍!
薄くてかさばらず、バッグに入れておけばサッと羽織れるのも嬉しいポイントです。
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メガネ・コンタクトレンズ
普段はコンタクトという方も、念のためメガネの携帯をお忘れなく!
- メガネ(予備含む)
- コンタクトレンズ(多めに)
- 保存液・ケース
旅行中は破損や延泊に備えて、予備を多めに用意しておくと安心です。
特にコンタクトは、1dayタイプが交換しやすく衛生的なのでオススメ!
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折りたたみ式メガネケースが便利
コンパクトに収納できる折りたたみタイプのハードケースなら、持ち運びやすく、機内でも邪魔になりません。
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あったら便利なもの
絶対に必要ではないけれど、あると旅がぐっと快適になる持ち物をピックアップ!
- 保湿マスク(機内の乾燥対策)
- フリーズドライ食品
- 使い捨て食器(ホテルで軽食用)
- トラベルアダプター
- モバイルバッテリー
- 通信手段(eSIMやWi-Fi)
- エコバッグ
- 洗濯グッズ
- Eチケット控え
- サングラス
- 電子ケトル
旅行スタイルに合わせて調整を
例えば…
- 観光が中心なら「モバイルバッテリー・サングラス」
- ホテルで軽食を取りたい方は「インスタント食品・食器」
- 物価が高い国では「電子ケトル」が便利
長期旅行・子連れ・体力に不安がある方は、自分に合った快適グッズを選ぶのがコツ!
カメラ
最近はスマホだけで済ませる方も多いですが、せっかくの海外旅行、思い出は綺麗に残したいですよね。
私はフルサイズの一眼カメラ(α7Ⅳ)を愛用していますが、
軽量なミラーレスや高性能スマホでも十分きれいな写真が撮れます。
カメラと一緒に持っておきたいもの
- フル充電したバッテリー
- 充電用ケーブル・アダプター
- 予備のメモリーカード
- 天候に備えてレンズクロスやジップロック
移動中に壊れたり忘れたりしないよう、一式をまとめたポーチに入れておくと便利です。

いざシャッターチャンス!と電源をONにしたら、なぜかバッテリー残量が残りわずか。そうなると悲しいので、カメラは前日までにフル充電しておきましょう!
電子ケトル
ホテルの備え付けケトルが気になる方は、携帯用ケトルがあるととっても安心!
最近は折りたたみ式・軽量タイプも増えていて、スーツケースに入れてもかさばりません。
こんな人におすすめ
- 衛生面が気になる(備え付けケトルは使いたくない)
- 赤ちゃんのミルクや離乳食を用意したい
- お味噌汁やインスタント食品を持参する予定
最近は物価も高く、ホテルで安心して使えるお湯があると節約にも◎です!

私はこのタイプのものを愛用しています。
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Eチケット控え
最近はスマホで搭乗券を表示できるようになりましたが、紙のEチケット控えも1枚持っておくと安心です。
なぜ必要?
- 入国審査で「帰りのチケットを見せて」と言われることがある
- スマホの電池切れや通信トラブル対策
特にアメリカやヨーロッパでは、チケット提示を求められることも多め。
念のため印刷してパスポートと一緒に持ち歩くのがベストです。
サングラス
日差しの強い国では、サングラスがあると快適さが段違い!
目の疲れを軽減できるだけでなく、紫外線対策にも◎。
特に夏のヨーロッパや中東、ビーチリゾートでは必須アイテムです。
普段サングラスをかけない方も、1本持って行くだけで世界が違って見えるかもしれません。
エコバッグ
買い物袋が有料の国が多いので、エコバッグがあると便利。
小さく畳めてかさばらず、現地のスーパーやお土産購入時に大活躍してくれます。
私が愛用しているのは「Shupatto(シュパット)」シリーズ。
パッと広がって、くるっと畳める優秀アイテムです♪
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使わない時はくるくるっと丸められるので邪魔になりませんし、柄がかわいい&ファスナー付き保冷用もアリと、バリエーション豊富なのも◎です。
洗濯グッズ
旅先でも下着やインナーを洗いたい派の方に。
最近はコンパクトで高機能な洗濯グッズが多数登場しています。
私が使っているのは以下のようなアイテム。
- トラベル用洗剤(少量をジップロックなどに分けて)
- 防水ランドリーバッグ(シンクが小さい場合でも対応可能)
ホテルに乾燥機がない場合でも、部屋で手軽にお洗濯できます。
特に暑い国や長旅の時は持っていくと安心です!

洗濯バッグはこれ!
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スリ防止に!トラベルジャケットもおすすめ
旅先によっては、防犯対策も重要です。
とくに混雑した観光地や交通機関では、スリ対策をしておくと安心!
そこでおすすめなのが、多機能トラベルジャケット。
こんな特徴があります↓
- 外からわかりにくい隠しポケットが多数
- 貴重品・スマホ・タブレットも収納可能
- バッグなしでも街歩きが可能
デザインもシンプルで、観光にもカジュアルにも馴染みます。
防犯と利便性を両立した一着として、旅好きの方にぜひ一度試してほしいアイテムです。
実際にスーツケースに詰めてみた!
ここまで紹介してきた持ち物を、実際にスーツケースへパッキングしてみました!
今回はカメラやストール、家族分の薬類などを入れても、このくらいに収まりました。
まだ上部に余裕があるため、お土産も問題なく入れられそうです◎
ちなみにスーツケースは21インチ・35Lのグローブトロッター。
見た目の可愛さだけでなく、内側がフラットで荷物が詰めやすいのもポイントです。

まとめ:旅の準備はこれで完璧!
海外旅行では、慣れない環境や文化の違いから思わぬハプニングが起こることも。
でも、しっかり準備しておけば、余裕をもって旅を楽しむことができます!
必携品 | あると便利なもの |
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荷造りに迷ったときは、この記事を見返してみてくださいね。
「忘れ物なし!」の安心感で、旅のスタートから快適にいきましょう!🌍✈️