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JALグループの国際線LCCとして注目されているZIPAIR(ジップエア)。
最大の特徴は、一般的なエコノミークラス相当の「Standard」に加えて、LCCながら180度リクライニングできる「ZIP Full-Flat」を選べることです。
ただしZIPAIRでは、機内食・座席指定・受託手荷物などが基本的に有料。
単純に「安いからスタンダード」「快適そうだからフルフラット」と選ぶより、フライト時間や旅程に合わせて判断した方が満足度は高くなります。
この記事では、ホノルル〜成田線で実際にZIP Full-Flatに搭乗した体験をもとに、スタンダードシートの見学・着席時の印象も交えながら、両者の違いを比較します。













今回のフライト情報
さて、今回のフライト詳細は以下の通り。
| 便名 | ZG001 |
| 区間 | ハワイ・ホノルル→東京・成田 |
| 出発時間 | 9:55 |
| 到着時間 | 13:15 |
| フライト時間 | 8時間20分 |
| シート | フルフラット |
ANAやJALもホノルル発東京行きの便を運航していますが、いずれも基本的には夜の出発。
一方のZIPAIRは朝早めの出発で最も早く成田へ到着するため、帰国後の移動がしやすいのも特徴です(ただし週3日運航)。
ダニエル・K・イノウエ国際空港に到着
この日は朝の7時にワイキキを出発。
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ハイウェイに乗るまではかなり渋滞していましたが、30分ほどで無事空港に到着しました。
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ZIPAIRと書かれた車寄せからチェックインカウンターまでは、壁やドアなど遮るものもなく、ほんのわずかな距離。
成田空港での出発時とは異なり、誰も並んでいませんでした。
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ZIPAIR搭乗時に注意すべき点などは、こちらの記事をご覧ください!

出国
スムーズにチェックイン手続きが完了し、出国ゲートへと向かいます。
この時間帯は、近くにあるJALカウンターもオープンしておらず、全体的にしんと静まり返っていましたが、出国審査場はそれなりに混雑しており、20分ほど並ぶ必要がありました。
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手荷物検査と出国審査を経て、制限エリアへ。
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出国審査場付近にはいくつか開いているお店もありましたが、少し離れるとこの通り開いているお店はほぼ見当たりませんでしたので、お土産は空港に来る前に購入しておいた方がよさそうです。
搭乗ゲートへ
この日の搭乗ゲートはC1。出国後、右方向へのんびり7〜8分ほど歩いたところにあります。
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(ダニエル・K・イノウエ国際空港公式サイトより)
プライオリティパスがあれば、ハワイアン航空のプルメリアラウンジを利用することも可能ですが、これからだとゆっくり出来るかどうか微妙な時間でしたので、早々に搭乗口へ向かうことにしました。
歩みを進めていくと、前方にZIPAIRの飛行機を発見!
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ダニエル・K・イノウエ国際空港はオープンエアになっている箇所が多く、最後までハワイの爽やかな風を感じることができます。国際空港では、あまり類を見ない構造ではないでしょうか。
搭乗待合室でしばし待機
さて、こちらがC1ゲートです。
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各搭乗口前にはロープが張られ、スタッフさんにパスポートと搭乗券を提示しないと入れない仕組みになっていました。

お手洗いなどで外に出る場合は、戻ってくる時に再度本人確認が必要です。
出発までおよそ1時間となっても、待合室内にはほとんどお客さんがいません。今日の便はかなり空いているようです。
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窓の外にはピカピカに輝くB787-8が。
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大きなトラブルもなく、無事日本に帰れそうで何よりです。
搭乗前の買い出し
なお、前回の搭乗記でご紹介した通り、ZIPAIRでは、機内食や飲み物は基本的に有料です。
国際線では100mlを超える液体物を保安検査場に持ち込めないため、飲み物が必要な場合は、保安検査後の制限エリアまたは機内で購入することになります。
C1ゲートの近くに開いているお店はなかったものの、このような自販機が設けられていました。Apple Payにも対応しており、海外にしては珍しく使いやすい自販機です。
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が、お水は一本3ドルと高額!
向かい側にはスナックも。
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ポテトチップスやチョコレートなど、2ドルから販売されています。ドリンクよりもスナックの方が相対的にお手頃に感じられました。
娘がお腹が空いて機内食まで待てないということだったので、チーズとクラッカーのパックを購入。こちらは一つ2.5ドルでした。
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中には小さなクラッカーとチーズ2種類が別々に入っていて、子供は自分好みの配分で楽しみつつ、美味しく頂いていた様子。きちんと冷蔵保存されているのもよかったです。
海外にもジャパン・クオリティな自販機があるのですね。これも日系文化の息づくハワイならではでしょうか。

アメリカは物価が高いため、機内で購入した方が安いものもあります。
サンノゼ線に搭乗した時は、お水の空港販売価格が機内の2倍でしたので、機内販売を利用しました!

優先搭乗開始
出発30分前になり、いよいよ搭乗開始!
往路では優先搭乗はありませんでしたが、今回は最初にフルフラットシート搭乗客が呼ばれました。
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その後、サンノゼ線に搭乗した際にもこういったサービスはありませんでしたので、おそらくはホノルル発便独自の運用かと思われます。
PBBを渡りまして…
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飛行機の入口へ!
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これから8時間超、お世話になります!
ZIPAIRフルフラットとスタンダードの違いとは
さて。
復路も往路と同様、フルフラットに搭乗するわけですが、今回はお客様が少ないとのことでしたので、CAさんのご協力を得て、気になっていたスタンダード席を見学・撮影することができました。
両者の違いを簡単にまとめると以下の通り。
| ZIP Full-Flat | Standard | |
| 東京→ホノルル | 105,000円〜 | 40,000円〜 |
| ホノルル→東京 | 765ドル〜 | 265ドル〜 |
| シートピッチ | 約107cm | 約79cm |
| 座席幅 | 約51cm | 約43cm |
| リクライニング | 180度 | 約8cm |
| 子ども運賃 | 設定なし 7歳以上のみ利用可 |
U6 Standard Valueあり 0〜6歳向け定額運賃 |
(2026年5月・ZIPAIR公式サイト確認)
ソフト面(サービス内容)での違いは、特にありません。
両者はエコノミーとビジネスのようにクラスとして分かれているのではなく、あくまでシート機能だけが異なっており、それぞれに応じた料金がかかるというものです。
では、フルフラットとスタンダードを比較しつつ、詳しくご紹介します!
フルフラット
まず、フルフラットシートはこの通り、最前方に18席設けられています。
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(ZIPAIR公式サイトより)
1列目から5列目まであり、シート配列は1-2-1。
シートスペック
フルフラットシートのスペックは以下の通りです。
| シートピッチ | 約107cm |
| 座席幅(肘掛け間) | 約51cm |
| リクライニング角度 | 180度 |
ビジネスクラス相当
シートは本革製で、レガシーキャリアのビジネスクラスと同等のクオリティです。
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「LCC価格なのにフルフラット」というコンセプトは、本当に痒い所に手が届くような素晴らしいアイデアですよね!
現にハワイ線では、フルフラットから完売になるのだそうです。
後ろから見るとこんな感じ。
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モニターはありませんが、無料Wi-Fiや手持ちのデバイスで鑑賞できる機内エンターテインメントが用意されていますので、特に問題にならないのではないかと思います。
プライバシーを考慮したシート
フルフラットシートはヘリンボーン式。窓側は外を向き…
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中央列はお互いに向かい合う構造となっています。
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ちなみにシートベルトは3点式。離発着時以外は、留め具を外して2点式として使用OKです。
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より詳しくは、往路の搭乗レポートをご覧ください!

スタンダード
そしてスタンダードキャビンはと言いますと…
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(ZIPAIR公式サイトより)
18列目から57列目まであり、シート配列は3-3-3(一部2-3-2)の全272席。
JAL国際線仕様787-8の総座席数と比べると、ZIPAIRの787-8は約1.4〜1.6倍の座席数となっています。
実際のキャビンの様子はこちら。
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ギリギリまで定員を増やしているとのことですが、パッと見た感じでは、それほど詰め込まれている感はありませんでした。
シートスペック
スタンダードのシートスペックは以下の通りとなっています。
| シートピッチ | 約79cm |
| 座席幅(肘掛け間) | 約43cm |
| リクライニング角度 | 約8cm |

シートピッチはJAL国内線787と同等とのことです。
スタンダードには五段階の座席指定料金がある
ZIPAIRは座席指定も有料です。
公式サイトによると、事前座席指定は出発24時間前まで可能。ただし、非常口座席または最前列座席は、出発48時間前までの受付となっています。
ホノルル線の座席指定料金は、以下の通り。
| シート | 座席区分 | 成田→ホノルル | ホノルル→成田 |
| ZIP Full-Flat | 一律 | 2,000円 | 18ドル |
| Standard | 非常口座席または最前列座席 | 6,000円 | 55ドル |
| 前方通路・窓側座席 | 2,500円 | 23ドル | |
| 後方通路・窓側座席 | 2,000円 | 18ドル | |
| リクライニング制限座席 | 500円 | 4ドル | |
| その他の座席 | 2,000円 | 18ドル |
2026年5月ZIPAIR公式サイト確認。
座席指定を行わない場合、出発24時間前のオートチェックイン時に座席が自動的に割り当てられます。
同行者と並び席を確保したい場合や、窓側・通路側を選びたい場合は、事前座席指定を利用する形です。
足元を広く使いたいなら、最前列座席は有力な選択肢です(非常口座席・最前列座席には利用条件があります)。
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成田〜ホノルル線では、Standardの非常口座席または最前列座席が6,000円/55ドル。追加料金はかかりますが、長距離路線では足元の余裕が快適性に直結します。
一方、一般的な座席はこのような雰囲気です。
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スタンダードシートの座り心地は?
CAさんのご厚意で、実際にスタンダードシートに座らせていただきました。
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身長170cm強ですが、普通に座っている分には膝が前席に当たることはありません。
スタイリッシュなシート
座席は黒のフェイクレザー製。シートベルトは腰の部分で止める2点式です。
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座席の裏側はこんな感じでシンプル。こちらもモニターはありません。
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機能
背面の一番上には、カップホルダーを備えたタブレットスタンドが付いていました。
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滑り止めが施されているため、iPadやスマホを安定した状態で置いておけます。
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近くにUSBポート付きのユニバーサル電源がありますので、充電しながら使えるのもいいですね!
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ちなみに、最前列シートの電源は足元にあります。
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タブレットスタンドの下には、折り畳み式のテーブルが。
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開くとこの通り、2倍の広さになります。
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テーブルとタブレットスタンドが別に用意されているのは便利!
ポケットは中身が見えやすく、忘れ物をしてしまう可能性が減りそうです。
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限界までリクライニングした席を、後席横から見た写真がこちら。
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ちょっと分かりづらいかもしれませんが、8cm傾けることが出来るということです。
出発!
さて、フルフラットの自席へ戻ります。
往路では中央列を2席指定しましたが、今回連続して取れる席がなかったため、子供と通路を挟んでの隣同士です。
ちょっと体を起こせばこの通り様子を伺えます。
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中央列の場合、ぐるっと通路を回り込まないと直接触れ合えない一方、こちらはすぐ駆けつけることができますので、この配席も意外と良いなと感じました。
ちなみに反対側のお隣は、地上滞在時から着陸に至るまでパーテーションが閉められており、どんな方が座っているのか最後までわからずじまいでした。
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他のエアラインでは、離発着時にパーテーションを開けるよう促されることが多いため、これはちょっと意外でしたが、お互い気を遣わずに済んで大変よかったです!
プッシュバックが開始され、機体は滑走路へ向けて動き出します。
窓からは先ほど到着したばかりと思しきJAL機が見えました。
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これからの8時間半、どんな旅になるのでしょうか。
機内食がスタート
離陸してしばらく経つと、お楽しみの機内食がスタートします。
ホノルル発便のメニュー
ZIPAIRの機内食は基本的には事前申込制で、当時のホノルル発便では5種類のメニューがオーダー可能でした。
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- 鶏もも肉のグリル レモンガーリッククリーム添え
- ほうれん草とクリームソースのチーズラビオリ
- Wチーズがけミートボールトマトソース
- ハヤシライス
- 豚肉のマッシュルームクリームソース
なお、スマホから機内販売のページを開いてみると…
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「ほうれん草とクリームソースのチーズラビオリ」のみ、当日購入可能となっていました。
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とはいえやはり在庫には限りがあるので、確実に食べたい方は忘れずに予約しておくことをおすすめします(ホノルル発便の申し込み期限は出発48時間前)。

機内販売について詳しくは、往路搭乗記にてご紹介しています!

実際にいただいたメニュー
今回私は「ハヤシライス」、娘は「Wチーズがけミートボールトマトソース」を予約購入していました。
この日は、10:55にこれから配膳を開始する旨のアナウンスがあり、手元に届いたのが11:15。
まずこちらがハヤシライスです。
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大きめのお肉がゴロゴロ、酸味が少なくコクがあって、洋食屋さんのような本格派。
ミートボールの方は柔らかく、チーズたっぷりで子供も大好きな味です。
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ただ、機内ではどうしても避けられないことかと思いますが、ご飯の一部が固くなっていましたので、ルーと合わせながら食べるハヤシライスの方が気になりにくく、美味しく頂けるかも?と思いました。
フルフラットでまったり
食事が済んだら、残りのフライトは思い思いにタブレットやスマホを見つつ過ごしましょう。
前述の通り、ZIPAIRはWi-Fi無料に加えて、映画やオリジナル番組、電子書籍などのコンテンツを自分のデバイスで観られるサービスを提供しています。
さっそく背もたれを倒してゴロゴロしつつ、チャットをしたりネットサーフィンをしたり…至福のひとときです。
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やはりフルフラットは最高ですね!!
あっという間に成田に到着
朝が早かったこともあり、その後はすっかり寝落ちしてしまいました…恐るべしフルフラット。
13:15到着予定のはずが、なんと1時間前には成田が目前に!?
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結果的に、およそ50分もの早着となりました!
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終始快適なフライトでしたので、早く着いて嬉しいような寂しいような、複雑な気分です。
7時間、大変お世話になりました!
結局フルフラットとスタンダード、どちらを選ぶべき?
ZIPAIRのZIP Full-FlatとStandardは、単純に「上位クラス」と「下位クラス」という関係ではありません。
どちらを選んでも、機内食・受託手荷物・座席指定などは基本的に別料金。大きく違うのは、サービス内容よりも座席そのものです。
そのため、選ぶ基準は「運賃の安さ」だけでなく、フライト中にどう過ごしたいか、誰と乗るかによって変わります。
Standardは価格と実用性のバランスが良い
とにかく価格を抑えて移動したいなら、まず候補になるのはStandardです。
実際に座ってみると、身長170cm強でも普通に座る分には膝が前席に当たることはありませんでした。
タブレットスタンドや電源が用意されているため、自分のスマホやタブレットを使って過ごす前提なら、機能面も想像以上に実用的。
一方で、リクライニングは約8cmです。座って過ごす分には十分でも、長時間眠るとなると、やはりフルフラットとの差は出ます。
6歳以下の子連れならStandardが前提
子連れの場合は、年齢条件も重要です。
ZIP Full-Flatは7歳以上のみ利用可能なため、6歳以下の子どもは利用できません。
一方、Standardには0〜6歳向けの「U6 Standard Value」が設定されています。ホノルル線の場合、U6 Standard Valueは東京発16,500円、ホノルル発99ドルの定額です。
さらに、U6 Standard Valueでは、同じタイミングで座席指定をした場合、0〜6歳の子どもと大人1名が隣同士になる座席を無料で用意してもらえます。
子ども本人の座席をリーズナブルに確保できるうえ、大人の隣に座れる点も家族旅行では大きなメリットです。
Standardの最前列・非常口座席も候補
Standardを選ぶ場合でも、座席位置によって快適度は変わります。
足元の広さを重視するなら、最前列座席や非常口座席も候補です。追加料金が必要ですが、通常のStandardより足元に余裕があります。
ただし、非常口座席には利用条件が設定されている点に注意が必要です。
ZIP Full-Flatは「横になれること」に価値がある
ZIP Full-Flatの魅力は、なんといっても180度リクライニングできることです。
機内食や受託手荷物まで含まれるビジネスクラスとは異なりますが、長距離路線で横になって休めるという意味では、Standardとはまったく違う過ごし方ができます。
今回も食事の後に背もたれを倒して過ごしていたところ、そのまますっかり寝落ちしてしまいました。
ホノルル線や北米線のようにフライト時間が長い路線では、到着後の疲れ方まで含めて考えると、ZIP Full-Flatを選ぶ意味は大きいと感じます。
大人だけの長距離ならZIP Full-Flatを選びたい
価格を抑えたい場合や、機内では起きて過ごすつもりなら、Standardでも十分候補になります。
一方、大人だけでホノルル線のような長距離路線に乗るなら、個人的にはZIP Full-Flatを選びたいところ。
ZIPAIRは、必要なサービスを自分で足していくLCCです。
だからこそ、StandardとZIP Full-Flatの料金差が、自分にとって数時間の快適性に見合うかどうかを基準に考えるべきだと感じました!
最後に
ということで、今回はスタンダードとフルフラットの比較を中心に、ZIPAIRについて紹介しました。
フルフラットはスタンダードに比べると高額ではありますが、個人的にはその価値は十二分にあったと思います。
スタンダードもレガシーキャリアと何ら遜色なく(というよりむしろベターな面も多々)、やはり片道約4万円からというお値段は非常に魅力的!
あくまでLCCですので、すべてのサービスが有料オプションであったり、救済措置がなかったりという独自ルールに戸惑うこともあるかもしれませんが、しっかり事前に確認することで、快適でコスパの良い旅ができることでしょう。
運賃だけでなく、座席指定・機内食・手荷物を含めた総額を見たうえで、自分の旅程に合う座席を選ぶのがよいかと思います。
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