外国の空港で「乗り継ぎ」と聞くと、ハードルが高いと思われる方も多いと思います。
しかし自在に乗り継げるようになれば、直行便では行けない都市へ出向くことができ、旅の楽しさが格段に増すこと間違いなし!
JAL系LCCのZIPAIRにて新規開設されたサンノゼ線は、アメリカ他都市へのアクセスに優れ、空港内の移動も短時間で出来るため、初心者でも挑戦しやすい路線です。
たとえば、カジノで有名なラスベガスや、アメリカ人が一番住みたい街No.1とされるポートランドなど、一度は行ってみたいと思いませんか?
本記事では、ZIPAIR便でサンノゼ国際空港に到着した後、別ターミナルの航空会社に乗り継ぐための移動方法について詳しく解説します!
今回は、成田空港からZIPAIRでサンノゼ空港に飛んだ後、サウスウエスト航空に乗り継ぎました!
ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港のターミナル事情
サンノゼ国際空港は、アメリカ合衆国カリフォルニア州にあるシリコンバレーの中心都市「サンノゼ」にある空港。
正式名称にある「ノーマン・Y・ミネタ」は、日系人として初めてアメリカ合衆国の閣僚となったノーマン・ヨシオ・ミネタ氏に由来するのだそうです(Wikipediaより)。
そんなサンノゼ国際空港のフロアマップはこんな感じ。
(ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港公式サイトより)
ご覧の通り、サンノゼ国際空港はターミナルAとBの二棟から成っています。
パッと見た感じでは、AとBで簡単に行き来できそうなのですが、実は通行できるのは出発階の2階部分のみ。
ターミナルAとBは地上階では繋がっていませんので注意が必要です。
各エアラインのチェックインターミナル
各エアラインのチェックインカウンター設置状況は以下の通り。
ターミナルA | ターミナルB |
|
|
(2023年3月現在)
上表でお気づきの通り、ZIPAIRのチェックインカウンターが設置されているのは「ターミナルB」。
しかし、他社の占有状況との兼ね合いか、到着するのは「ターミナルA」となっています。
チェックインカウンターがあるターミナルと、到着するターミナルが異なっていることに留意しましょう。
乗り継ぎにはターミナル移動が必要になることも
すでにご紹介したようにZIPAIRの到着は「ターミナルA」。
ターミナルAの航空会社に乗り継ぐなら同じターミナルを使えますが、ターミナルBのエアラインを使うなら、到着後にターミナル間を移動する必要があります。
今回、私が乗り継ぐのは「サウスウエスト航空」のため、チェックインカウンターは「ターミナルB」。
というわけで、到着したターミナルAからターミナルBに移動することになりました。
建物の構造から迷ってしまわないか心配でしたが、実際に行ってみればとっても簡単。
初めての方でも迷わないように、各所の写真を織り交ぜつつ、順を追ってご紹介します。
飛行機を降りてから入国するまで
まずは入国までの手順ですが、降機後は「U.S. Customs & Border Protection(アメリカ合衆国税関&国境警備局)」のサインに従って進みましょう。
途中から、「VISITORS(訪問者)」「US CITIZEN/CREW(米国市民・乗務員)」とレーンが分かれます。
市民権を持たない場合は左を進み、入国審査のブースへ並ぶのですが…
朝早い時間帯などは、片方のブースしか開いていないことも。外国あるあるですね。
実際、この日も米国市民向けのブース1箇所にしか係員がいませんでした。
皆暗黙の了解で、持っているパスポートに関係なく、係員のいるブースに集まっていましたので、臨機応変に行動すれば良いのかなと思います。
ただし、あらかじめ機内で配られる税関申告書に記入しておくことをお忘れなく。
ブースまでいざ辿り着いた際に書いていないことが判明すると、時間がかかるだけでなく、順番を後ろに回されてしまうこともあります。
無事入国審査が終わったら、ターンテーブルで荷物を受け取って税関を通過し、一階の出口へ向かいましょう。
ターミナルAからBへの地上移動方法
道なりに進むと、ターミナルA地上階の出口へとたどり着きます。
正面のドアは最初の国際線到着まで締め切られており、建物内を左右に移動することもできません。
ということで、ここからターミナルBへ行きたい場合は、
- 無料シャトルバスに乗る
- 歩く
の二択となります。
方法1:シャトルバスに乗る場合
では、まず無料シャトルバスの乗り方から。
ターミナルA到着口を出ると正面に横断歩道があり、渡った先の右奥にバス停が並んでいるのがお分かりいただけますでしょうか。
ターミナルBへのシャトルバスは、6番の停留所から出発します。
未明には運行休止しているようですが、日中は数分おきにバスが来ていました。
バスは車椅子もそのまま乗れる仕様で、もちろんスーツケースを持って乗車しても大丈夫な程ゆとりがあります。
走り出してからわずか1分後、ターミナルBに到着しました!
ただし、近接する建物はレンタカーセンターで、ターミナルBは道路を横断した向こう側にあります。
来た道を少し戻り、横断歩道を渡りましょう。
途中にはZIPAIRの広告がありました。
サンノゼ国際空港公式サイトのトップページにも、東京までローコスト&ノンストップと大きく掲載されていましたし、力の入れ具合が伺えますね。
余談ながら、サンノゼでアップルパークビジターセンターに行く際、お世話になったLYFTのドライバーさんが、地元の若い子達は世界のどこよりも日本の東京に行きたがっているのよ、と話していました。そういった層には特に需要がありそうです。
さて、ターミナルBに到着しました。
あとは建物に入り、利用するエアラインのチェックインカウンターを探すだけです!
方法2:徒歩で向かう場合
そしてもう一つが、歩いて移動する方法。
こちらも難しいことは一切ありません。到着口を出たら右に向かってまっすぐ進むだけ。
気になるのは道路の状態ですが、段差はほとんどなく綺麗に舗装されており、スーツケースを転がす分には全く問題なし。
途中には横断歩道もあるものの、見通しもよく特に心配するところはないかと思います。
のんびり歩いて7〜8分でターミナルBに到着しました!
バスだと待ち時間がありますし、悪天候や運ぶのが辛いほど重い荷物がある場合を除けば、歩いて行った方が気楽で早いかもしれませんね♪
最後に
ということで、今回はアメリカ・サンノゼ国際空港のターミナル間移動について詳しくご紹介しました!
・乗り継ぐエアラインによってターミナル間の移動が必要
・ターミナル間の地上移動は無料シャトルバスor徒歩(2階制限エリア内は通路で移動可能)
・シャトルバスの場合、移動時間は1~2分
・徒歩の場合、移動時間は7~8分
・バスの待ち時間次第で、徒歩のほうが早く着くこともある
ZIPAIRのチェックインカウンターはターミナルB、到着口と出発ゲートはターミナルAというちょっぴり複雑な運用になっていましたので、本記事が少しでもこれから出発される方のお役に立てば幸いです。
ちなみにこの後はというと、サウスウエスト航空でラスベガスへ。関連記事もぜひ併せてご覧ください♪
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