我が家では、先月あたりから「大阪に~はう~まいもんがいっぱいあるんやで~♪たこ~や~き、ぎょ~う~ざ~♪」という歌が流行っていまして、長女も大阪=たこやきだ!と今回の旅行をとっても楽しみにしていました。
色々と見たり聞いたりしたところ、たこ焼きは「わなか」や「やまちゃん」が評判のようです。
少なくともこの2店は絶対に行くぞ!と意気込んでいたのですが、時間が押してしまい、なんばだけで一杯一杯という状況でしたので、残念ながら今回は「わなか」のみということになりました。
「わなか」なんば店で絶品たこ焼き!
一体どのくらい待つのやら…と行列を覚悟してなんば店までやって来ましたが、
この通り意外や意外、先客は一人だけでした。
ちょうどお昼時だったのですが…。みなさんたこ焼きは食事ではなく、おやつ時に食べるものなんでしょうか。
色んな味が楽しめる「おおいり」がオススメ
予習してきた通り、4種類が2個ずつ入った「おおいり」を注文しました。
待つことしばし。ほっかほか熱々のたこ焼きが完成!
なんば店はイートインスペースもあり
店内には1階に4名程度が座れるカウンター、2階にテーブル席3つとカウンター6名程度が用意されています。
「満席なので少々お待ちください」と言われたので、じゃあここで立ち食いしちゃおうか、と長女と話していたところ、1,2分のうちに「2階が空いたのでどうぞ!」と案内が。もともと空いていた上に、回転も速いのでしょうね。
狭い階段を上り、2階のテーブル席へ。
カリッとふわっと絶品たこ焼き
それでは早速頂きます!
右上から時計回りに、マヨ&ソース、和風醤油、ねぎ塩、柚子あんかけ。柚子あんかけは季節商品で、この枠は時期によって異なるそうです。
二人とも本場のたこ焼きは初体験!
「ほんとに”外カリッと、中トロッと”してるんだねー!」と感激しながら、あっという間に完食してしまいました。
一番おいしかったのはねぎ塩!で意見が一致。
醤油大好きで、目玉焼きでもフライでもラーメンでも何でも醤油がベスト。これまでどんなお料理も塩味を注文しようと思ったことすらないので、我ながら意外でしたが、尖りのないまろやかなお塩がたこ焼きのお出汁を引き立てていて、シャキシャキのネギと相性最高でした!
本当に美味しかったなぁ。銀だこもなかなか美味しいと思っていましたが、これは全然別物ですね。食べたことのない深みのある味わいと絶妙の焼き加減。さすが本場大阪!
あっという間すぎて、もっと食べたい気持ちを抑えつつ、次の場所へ向かいます。今回のテーマはくいだおれ。あまり量を食べられないので、少しずつにしておかなければ。
551蓬莱でお土産購入
続いてはこちら。わなかのお向かいにある、551蓬莱本店です。
大阪土産といったら、ここの豚まんは外せませんよね!
こちらのお店はテイクアウト専用レーンに20人ほど並んでいましたが、店員さんの手際が良いので、10分ほどで順番が回ってきます。
チャーシューまんとあんまんは本店限定!
豚まんも美味しいのですが、今回は本店限定の叉焼まん(チャーシューまん)とあんまんを購入します。
以前、SFC修行で関西空港に立ち寄る際、551について調べた時から、「チャーシューまんが食べたいな~いつか買いに行こう!」と心に決めていたのでした。
店員さんの頭上に張り紙がしている通り、チャーシューまんは11時からの販売で、数量限定です。この時、12時を少し回ったくらいでしたので、余裕で買うことが出来ました。
チャーシューまん4個にあんまん2個を購入。
ほかほかの蒸したてを包んでくれるので、箱はふにゃふにゃになりますが、豚まんよりは匂いが気になりませんでした。
帰宅後、10分ほど蒸し直して頂いたところ、チャーシューまんの方は甘辛く炊かれたチャーシューに、椎茸やたけのこもゴロゴロ入っていて満足感たっぷり、あんまんはごまあんに小豆が混ぜ込まれていて、甘みはそれほど強くなく、わりとさっぱり頂けました。
またなんばまで来たら、是非買って帰りたいものの一つですね(公式通販もあり)。
道頓堀へ
大阪に来たら見ておきたい、カニ看板前までやってきました。
子供のころに「さんまの名探偵」というファミコンソフトで、なんばの町を探索したことをふと思い出しました。なぜだか、すごく印象深かったんですよね。うん十年越しに本物と対面できて感無量です。娘は怖がって近づきませんでしたが(笑)。
なんというか、なんばは全体的に街並みが濃い!そして活気が半端ない!立体の看板もたくさんあって、まさに玩具箱をひっくり返したような、という表現がぴったりです。歩いているだけでワクワクしてきます。
串かつだるま
そんなこんなでやってきたのはこちら!
唐突に喋りだすヒゲおじさまの人形が迎えてくれる、串カツだるまさんです。
見上げた先にもおじさまが…すごいインパクト。
前に7~8人並んでいましたが、案内の方の歯切れもよく、待ちは15分くらいとのこと。
それくらいなら問題なし!ということで、張り切って列に並びました。順番が近づいてくると、メニューを渡してもらえます。
どれにしようか?と相談する時間も楽しいものですね。
決め切る前に店内へ案内されました。ずら~っとお客さんが並んでいます。思ったほど油くさくもなく、明るい雰囲気です。
ここでお兄さんが注文を取りに来ました。席に着いたらほとんど待たずに食べられるというわけです。オペレーションもすばらしい。
私たちは2階のテーブル席へ。
さっそく、生ビールとお通しのキャベツがやって来ました。食べログで「ビールがものすごい上げ底だった」という書き込みを複数見たのでちょっぴり警戒していましたが、普通のジョッキでした。よかったよかった。
お皿に書かれた「新世界元祖串カツ」に期待が高まります。
傍にはメニューとソースが。おお、これが噂の「二度付け禁止ソース」ですね!
キャベツをポリポリ食べていると、第一弾がやって来ました。
揚げたて軽い食感の串カツが絶品!
もちとやまいも、チーズです。いざ実食。
熱々ホックホク!これはビールが進みますね〜。ソースは予想していたよりさっぱりめでした。
他にもエビなどいただきます。甘くてみっちり身が詰まっていて、とっても美味しかったです。
ここでも量は抑えめに。大満足です。ごちそうさま〜!!
案内のおじさまが、帰り際シールを下さり、娘もとっても嬉しそうでした。関西弁の響きも温かく、人情味があふれていて、早くも二人して大阪大好きに。
そういえば、空港で地上係員として勤務していた頃、伊丹行きのお客様(大阪にお住まいの方と思われる)は、手続の後、「ありがとう~」とお礼を言って去って行かれる方が多かったことを思い出しました。他の路線では殆どないことだったので、毎回とても嬉しく思ったものです。きっとそういう素敵な文化が関西には根づいているのでしょうね。
次の目的地に向かう途中、お約束のグリコ看板を見にちょっと寄り道。「さあさあ、張り切ってポーズ取ってみて!」と興奮する母をよそに、お年頃の娘は恥ずかしげな控えめポーズでした(笑)。
出来立てやわらか!浪芳庵の炙りみたらし
道頓堀から南下して、地下街「なんばウォーク」へとやってきました。
お目当はこちら!
みたらし団子で有名な浪芳庵さんです。
本当はなんば駅から徒歩15分のところにある本店に行きたかったのですが、やはり時間がないということで、こちらのなんばウォーク店にやってきました。
本店には囲炉裏があって、自分でお団子を炙りながら頂くことができるんだとか。次回は行けたらいいなぁ。
こちらのお店でも、その場でみたらし団子を炙って出してくれます。私はすでにお腹いっぱいでしたが、娘はまだ食べたい!ということで、1本をすぐ食べられるように、そしてお土産用に5本包んでいただきました。
見本の上にはPerfumeの記事が。この炙りみたらしが大のお気に入りなんだそうです。
早速温かいみたらしをいただきます。椅子などはありませんので、向かい側の壁際でささっと失礼して。
出来たてだけあって、にょ~んと柔らかく伸びてとっても美味しい!とのことでした。
ちなみに、お土産用はこのような感じです。
たれもたっぷり入っているので、乾くことなく翌日まで日持ちします。
ただ、時間が経つと微かに酸味が感じられるようになったので、なるべく早めに食べたほうが良さそうです。
わなかのたこ焼きの素はお土産におすすめ
そうこうするうちに14時を過ぎ、なんばにいられるのも残り1時間を切りました。
そろそろバスのりばに向かおうとすると、娘が「まだ何か食べる!」と言うので、そういえばわなかのたこ焼きの素を買い忘れたことを思い出し、もう一度来た道を戻ることにしました。
さすがに今度は混んでるでしょう、と思いきや、おやつ時になっても行列はなく、すんなり買うことが出来ました。
ソースや天かすも本場と同じ方がいいかな、と、たこ焼きの素セット(1,000円)を購入。
こちらも帰宅後の写真ですが、お留守番だった次女のリクエストで、翌日にさっそくたこ焼きパーティー!
いつも使っているたこ焼きの素と比べて、”外カリ中トロ”がハッキリ感じられました。ただ、お店で食べたほどの深い出汁の味わいはなく、まったく同じかと聞かれるとちょっと違うかな、という印象です。まだ粉が余っているので、次回は白だしを加えてみようかと思っています。
家族にも楽しんでもらえて、素敵なおみやげとなりました。
551蓬莱のゴマ団子と中華ポテトはリーズナブルで美味!
お団子を食べてもまだ「お腹すいた」と言う娘に何か与えておかねばと見回すと、振り返ったところに551蓬莱の中華ポテト&ゴマ団子売り場を発見。
二人共大好物!ということで最後の買い食いはこれに決定しました。
ポテトはスティック状かキューブ状、100g単位で購入できます。娘のリクエストで、最小の100g、スティック状にしました。
ゴマ団子は1個150円と、店内(220円)で食べるよりお得です。レシートを失くしてしまったので定かではありませんが、中華ポテトも200円程度とお手軽。
人混みを避け、なんば南海線駅前でさっそくゴマ団子にぱくつきます。
かなり大きめのお団子の中は、ゴマあんがたっぷり。
二人で「美味しいね~!」と言い合いながら頂きました。娘いわく、「心もお腹もぽかぽか満足♡」とのこと。大人より大食いの娘、ようやく食欲が満たされたようで何よりです。
美味しいものを沢山食べて、見たかったものも見られて、長女と二人、幸せな旅となりました。
りくろーおじさんのチーズケーキも忘れずに!
そうそう、ゴマ団子を購入した後、これもすぐ近くにある、りくろーおじさんのチーズケーキをお土産に買ってきました。
焼き立てが買える列には何人か並んでいましたが、焼き置きしたものは並ばず、店内ですぐに買うことが出来ました。
チーズケーキはずしっと濃厚な方が好きなので、一旦冷蔵庫でしっかり冷やしていただきましたが、チーズの風味が殆どなくあっさりしていて、ちょっと物足りないような。
ならば、とレンジで温めてみると、ぷわんぷわ~んと膨らんで食感も楽しく、チーズの香りも立って、美味しく頂くことが出来ました。
どちらの食べ方もオススメとのことでしたが、個人的には温めた方が断然好きです。675円というお値段もお得感があっていいですね。
思い起こせば、九州では20年以上前、「てつおじさんのチーズケーキ」という同じような商品が流行ったことがありました。
宮崎駅にもあったので(既に閉店)、お小遣いを貯めては買っていた記憶がありますが、そちらは焼き立てよりも冷やして食べる方が美味しかったように思います。福岡にはまだお店が健在のようなので、いずれ食べ比べてみたいところです。
高速バスで25分!伊丹空港へ
満足行くまで食べたし、お土産も買ったしということで、バスで伊丹空港に戻ります。
帰りは下道を殆ど通らない分、行きよりも乗車時間が短く、25分ほどで空港に到着します。
正味たった3時間の大阪でしたが、賑やかで美味しいものに溢れていて、とっても元気がもらえました!
次回は家族皆で来られたらいいなぁ。
串カツを食べにちょっと大阪へ!が叶う、効率的なマイルの貯め方はこちらから。
次回は伊丹空港のANAスイートラウンジをご紹介します。
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