難波での3時間を目一杯楽しみ、伊丹空港に戻ってきました。
ANAは南ターミナル。来た時にはあまり建物をよく見ていませんでしたが、意外と小さな空港なんですね。
入るとすぐにANAのカウンターが設置されています。なかなかの混み具合。ちなみに、プレミアムチェックインは2階にあります。
空港でも食い倒れます
いざエスカレーターへ…と進もうとしたところ、娘がANAのカウンター正面にあるたこ焼き屋さんに目ざとく反応しました。
昨年伊丹空港にオープンしたばかりの「道頓堀くくる」さんです。50店舗以上展開するたこ焼き屋さんとのこと。東京でもよく見るアップルポテトパイ「らぽっぽ」の系列店なのだそうです。
あれだけ食べておいて、なんとまだ食べたいという…。仕方がないので、テイクアウト用「空たこセット(伊丹空港限定)」を一つお願いしました。カードを渡され、テープの外で待つよう言われます。
作り置きを詰めてすぐに渡されるのかと思ったら、ちゃんと焼きたて作りたてを用意してくれます。
先客はいませんでしたが、5分ほど待ちました。混む時間帯は余裕を持って臨んだほうが良さそうです。
伊丹空港のプレミアムチェックイン
商品を受け取ったら、2階のプレミアムチェックインに向かいましょう。
エスカレーターを上って正面が保安検査場入口です。入場制限がかかることも多いそうですが、この日はこの通り空いていました。
この右手にプレミアムチェックインが設置されています。
こちらもご覧の通りがら空きです。伊丹空港はビジネス客が多いですから、平日の方が混むのでしょうね。
ダイヤモンドメンバーの特権!ANAスイートラウンジ
手荷物検査を終え、制限区域に入って左手奥(写真正面)にラウンジの入口があります。
伊丹空港のANAラウンジは2フロアに分かれており、入口のある階がプラチナ&SFC向けのANAラウンジ、その下階がダイヤモンドメンバー&ミリオンマイラー向けのANAスイートラウンジになっています。
まずは入口で入室手続きをします。奥に進むと、下に降りる階段が見つかりました。
この日はANAラウンジの方も空いていたようですが、せっかくダイヤモンドメンバーなので、下階に直行です。
階段を降りると、「此処から先はスイートラウンジ」の表示。
この奥の受付でもう一度、搭乗券をかざして入室手続きをしなければなりません。
ANAスイートラウンジに行く場合、今回のようにANAラウンジを経由すると2回も入場手続きが必要になってしまいます。手荷物検査場にある階段を降りて搭乗待合室に行き、そこからANAスイートラウンジを目指すと、手続きが1回で済むので楽ですね。
ラウンジに足を踏み入れるや、ANAラウンジの清々しい香りに包まれました。
<お家でANAラウンジ気分が味わえる!オリジナルアロマについてはこちら♪>
さっそくドリンク&ミールカウンターをチェック!
ビールサーバーはスイートラウンジ御用達、エビスとプレミアムモルツです。
車酔いしやすい長女との旅ということで、朝は慎重に飲まずにいましたが、あとは帰るだけなので、遠慮なくプレミアム・モルツを頂きます。
伊丹空港のANAスイートラウンジといえば、マネケンのワッフルでしょう!と楽しみにしていたのですが…ん?見当たらない?
なんと前月にバナナマフィンへと変更になっていました…。
素朴で美味しくはありましたが、ちょっとガッカリ。
こういうところでこそ、ご当地色&オリジナリティを演出して欲しいと思ってしまうのは私だけでしょうか。
せっかく大阪に来ているのに、エクアドルのバナナと言われましても…いえ、日本人が現地で作られたバナナ、素晴らしいんですけどね。
JALラウンジとの比較
ちなみに、JAL側のANAスイートラウンジに相当するダイヤモンド・プレミアラウンジで提供しているのはこちらです。
ANAスイートラウンジにもスープとクロワッサンはあるものの、いずれもこれといった特長がない一方、JALで提供しているスープは地元名産の玉ねぎを使用したボルシチ、そして何やら「AOPバター」なるものたっぷりのクロワッサン。
AOPとはなんぞや?と気になって調べてみたところ、Appellation d’Origine Protégée(アペラシオン・ドリジーヌ・プロテジェ)の略で、『原産地名称保護』という制度とのこと。
EUによって高品質と認められた農産加工品、畜産加工品の証なのだとか。かのエシレバターもこの認証を受けています。いかにも美味しそうな響きではありませんか。
さらに、JALオリジナルのカレーパンとは…!一度は食べてみたい、JALのダイヤモンドメンバーにもなってみたいと思わせるラインナップです。
子供の頃からANA一筋で来たのに、最近JALとの差を見せつけられる機会が増え、ここに来て浮気心がむくむくと…。
経営戦略的にもいろいろ事情はあるのでしょうが、ANAももうちょっと頑張ってほしいなぁと思うこの頃です。
ゆったりした空間で大阪最後の時間を満喫
週末夕方のANAスイートラウンジは、空席率90%以上。
モノレールが見える窓側の端に陣取り、遅めのおやつを頂きます。
551蓬莱で購入した中華ポテト。飴がさくさくと小気味よく、とっても美味しかったです。
1階で購入した道頓堀くくるの空たこセット。たこ焼き8個に多幸(たこ)焼きそばが付いています。
さすがは空港店、お客さんの大部分がこれから飛行機を利用するため、「匂いが少ない」との謳い文句が書かれていました。
ANAのラウンジも「匂いの強いもの持ち込み禁止」となっていますので、これは助かりますね。
お味の方はというと、うーん、いつもフードコーナーで売ってるたこやきとそんなに差はないかなぁ。蓋がしまっていたので、かなりふやけてしまっていました。次回は店内のイートインコーナーで頂いてみたいものです。殆ど娘が喜び勇んで平らげました。
締めはカプチーノとバナナマフィン。
ANAスイートラウンジは数が少なく、現在のところ、羽田、伊丹、那覇空港にしかありません(今秋新千歳にもオープン予定)。
ダイヤモンドメンバーになって3ヶ月のうちに、そのうちの2つを体験できたこともよい思い出です。

どこのスイートラウンジにもあるものだと思っていたシャワールームがないことも、勉強になりました。
少し早めに搭乗口へ
伊丹空港ではダイヤモンドメンバーが多すぎて、優先搭乗の列がものすごいことになると聞いていましたので、ひと目見てみたいと早めに搭乗口へ向かいます。
ターミナル改修工事のため、一部閉鎖されていたこともありますが、かなりこぢんまりした昭和の雰囲気漂う空港ですね。
売店も小さく、搭乗口付近には1店舗しか見当たりませんでした。
品揃えはまあまあだと思います。
最近気になっている呼吸チョコ(大容量&高価で断念)や、
点天のひとくち餃子(以前は東京でもさかんにCMが流れていましたが、最近見ませんね?)、
おたべや福豊梅の梅干し、
五感のええもんちぃ等々、
モロゾフの通天閣クリスピーショコラ(東京ではスカイツリーバージョンが売ってますね)
と、食品類は結構な充実度でした。
ただ、キーホルダーなどの雑貨類はかなり少なく、市内か、搭乗待合室に入る前に買っておくべきだったと後悔。
さすがにどこでもあるだろうと思った「くいだおれ太郎」や「づぼらや」などのグッズもなく、ご当地キティちゃんがほんのちょっと、あとは謎のキャラクターもの、大阪無関係なものと微妙な(失礼)ラインナップでした。
いざ優先搭乗!
お土産品が増えたため、優先搭乗で荷物入れを確保することにしました。
搭乗口前には、このようなテープが張ってあり、ダイヤモンドメンバーとプラチナ・SFC・スターアライアンスゴールド・プレミアムクラスと区別されています。
思ったほど人数は増えませんでしたが、それでもダイヤモンドメンバーだけで10人ほどいたでしょうか。やはりこの路線は他よりも上級会員が多いようです。
帰りも5列目の窓側です。最後までいい天気で、とても楽しい旅行となりました。
ANA特典航空券で行く大阪母娘旅これにて終了
日帰り旅行のため時間は限られていましたが、大阪のよいところをたくさん知ることができました。
いつも家族4人で行動しているので、長女と2人だけというのも新鮮でした。
いつも聞き分けのよい長女に我慢させてばかりなので、こうして一対一でゆっくり話をしたり、一緒に美味しいものを食べたりする機会を持てたのは、親子双方にとって良かったのではないかと思います。
マイルを貯めていなかったら、SFC修行をしていなかったら、おそらく気軽にこういう旅行をしよう!とはならなかったでしょう。


長女は帰りの機内でぐっすりでしたが、翌日も「昨日はとっても楽しかった!またママと一緒にどこか行きたい!次はサンタさんに会いに行こうね♡」とご機嫌。
また近いうちにこんな時間が持てたらいいな。とっても充実した1日でした。
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