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ヨーロッパの南端・ジブラルタルからスペインを経て、いよいよアフリカ大陸へ――。
今回の旅のハイライトともいえるのが、タリファ港からモロッコ・タンジェへ向かうフェリー航路です。
スペインーモロッコ間の距離は、ジブラルタル海峡を挟んでわずか15km。
空気が澄んだ日には、お互いの稜線が見えるほどの近さです。
それでも、出入国手続きや乗船までの流れには、ちょっとしたクセがあります。
本記事では事前に知っておくと安心なポイントや、実際に体験してわかった注意点を、現地の写真とともに詳しくご紹介します。
ヨーロッパとアフリカ――二つの大陸を結ぶ小さな船旅へ、いざ出発です!







ジブラルタルからモロッコまでの移動ルート概要
本題に入る前に、今回の移動ルートを地図上にまとめてみると、こんな感じです。
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今回はジブラルタルから、モロッコの玄関口「タンジェ」という街を目指します!
全て順調に行けば、4時間程度の道のりです。詳細は以下の通り。
1 ジブラルタルからアルヘシラスへ(前編でご紹介)
- ジブラルタル空港から徒歩約1分でスペイン(ラ・リネア市)に入国
- ラ・リネアからバスでアルヘシラスへ(所要45分)
- アルヘシラスバスターミナルから、徒歩約15分でアルヘシラス港に到着、フェリーチケット購入
2 タリファからモロッコ・タンジェへ(本記事でご紹介)
- アルヘシラス港から無料バスでタリファ港へ(所要約40分)
- タリファ港からフェリーでタンジェ旧港へ(所要約2時間、市街地に直結)

本記事では、2. タリファ〜モロッコ・タンジェ編の詳細をお届けします!
アルヘシラス〜タリファの無料バス移動
さて。
アルヘシラス港のカウンターでチケットを購入してから、フェリー利用者専用の無料シャトルに乗車しました!
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購入済みチケットを係員に見せて乗り込むだけで、特別な手続きは不要。
車内は観光客と地元の方が半々といった雰囲気で、大型スーツケースはトランクに預けることができました。
出発は13時40分。
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湾岸のクレーン群を背に市街地を離れると、やがて丘陵の続く南スペインらしい景色に変わります。
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窓の外には放牧中の牛たちや乾いた大地。道はしっかり整備されており揺れも少なく、所要はおよそ40分でした。
タリファ旧市街から港へ
タリファ市街地に入ると、ヘレス門(Puerta de Jerez)が視界に現れました。
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門上部のタイルには、タリファ市の正式な称号
「Muy Noble, Muy Leal y Heroica Ciudad de Tarifa(高貴にして忠誠、そして英雄的なタリファの町)」と記されています。
さらに走ること数分後、港のゲートに到着しました!
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奥に見えるのは、10世紀にムーア人によって建てられた要塞で、後にレコンキスタの英雄グスマン・エル・ブエノが防衛戦を指揮した歴史を持つ、タリファを象徴する建造物なのだそうです。
バスはターミナル建物のだいぶ手前で停車しました。
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降車後は歩道に沿ってそのまま前進すれば入口にたどり着きます。
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屋外の大型表示板には当日の運航会社と時刻、使用桟橋、運航状況が表示されており、欠航や遅延もここで判別可能。
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これから乗る便は、通常運航予定となっていました…が、後にこれがまったく当てにならないことが判明します。
乗船までの流れ
ターミナル内に入ると、右側に各社カウンターが並んでいます。
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私はすでにアルヘシラス港でチケットを購入していたため、そのまま奥のセキュリティチェックの方へ!
保安検査
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セキュリティチェック前には数十人の列ができていました。
途中に軽食の自販機と小さなカフェコーナーがあり、水やスナックの調達も可能です。

船内でもドリンクや軽食が販売されていますが、常時かなり混み合っていましたので、先にここで調達しておくのがおすすめ!
手荷物検査はそれほど厳しいものではなく、人数の割にはスムーズに通過できました(水も持ち込みOK)。
ぎゅうぎゅうの待合室で異変が?!
…が。
激混みの待合室で待機することしばし。
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15時出発なら、そろそろゲートが開いてもよさそうなのに、なんの動きもありません。
20分ほど経ったところで、人が流れはじめて、そろそろ乗船できそう…?
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と思ったら、さらに外で足止めされることに。
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本来の出発時刻である15時頃になって、ようやくこれから乗るフェリーが波止場に到着しました。
そこから乗っていた人や車が途切れ途切れに下船し、やっと乗船が開始されたのは15:40のこと。
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もしやこのままだと別会社の後発便に抜かれるかも…と思ったら、まさしくその通り!
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後から来たAML社の方が出発準備が整うのが早く、皆さんささーっと乗り込んで、颯爽と定刻通りに去っていきました…。
あっちにしておけばよかったなと思いつつ、こればかりは運とタイミングもあるので仕方ないですね。
フェリー船内の様子
乗船後し、広々とした客室へ入りました!
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途中、2回ほど階段を上る必要があり、スーツケースを持って移動するのはかなり大変でした。できれば身軽にしておくことをおすすめします。

乗船口近くにロッカーがあり、皆さんそこに荷物を(文字通り)投げ込んでいましたが、紛失したり壊れたりする心配もありましたし、2つとも機内持ち込みサイズだったため、頑張って船室まで運びました。
座席は自由です。
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内装は明るく清潔で、いい意味で期待を裏切られました!
また、前情報では船酔いするほど揺れると聞いていましたが、今回はそれほどでもありませんでした。
売店情報
飲食カウンターでは、サンドイッチやペストリー、ジュースなどを販売しています。
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セットメニュー(6.9ユーロ)やグルテンフリーの軽食なども!
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また、小さなお土産屋さんが併設されており、LEGOなど子ども向け商品も充実しています。
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入国審査が鬼門!
ここまでの船旅は快適そのもの……だったのですが、最大の難関は「モロッコ入国審査」!!
結論から言いますと、ものすごーーーーーーーーーーーく混みます。
もはやカオスと言っていいくらいでした。
写真はその行列の様子です。
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出航直後からこの状態で、皆さん立ちっぱなし。道理で大部分の席が空いているはずです。
窓口は6箇所ほどありましたが、とにかくまったく列が進まない…!
一部口コミでは「到着前になると列が空く」との体験談も目にしたのですが、この日は最後まで空かずじまいでした。
結果、記念すべきモロッコ到着の瞬間を見ることができず。
日や便によって混み具合は変わるのでしょうが、万一また乗船する機会があれば、次こそ迷わず乗船直後に入国審査を済ませておきたいと思います!
(↓下船前、かろうじて窓から撮ったアフリカ大陸の写真(着岸済み))
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アフリカ大陸に上陸!…も、やっぱり最後まで一悶着あり
タンジェ旧港に到着したのは、予定の約1時間後。
それでも無事にアフリカ大陸へ到達できた瞬間は感慨深いものでした。
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(↑右奥に写っているのがセルフ式のロッカーです)
ここが初めてのモロッコ!!
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スペインからたったの1時間半程度なのに、街の空気がガラッと変わったのを肌で感じました。
しかし、ここからがまた長かった……!
下船後すぐにパスポートの再チェック(モロッコ入国スタンプ確認)があり…
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その後の通路も人でぎゅうぎゅう。
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ようやくターミナル出口までたどり着いたのは、到着から1時間後でした。
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建物を出ると強烈な日差しに加え、なぜか通信も不安定。とりあえず一旦ターミナルに戻ろうとするも、チケットがないと入場できないとのこと(涙)。
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ホテルに手配してもらったタクシーの運転手が見当たらず、港内を探し回るはめになりました。
ようやく見つけたときには「2時間も待ったよ!」と連呼されるも、正直こちらも疲労困憊です(早い段階でホテルには遅れる旨を連絡して、了承をもらっていたのに…泣)。
タクシーに乗車して窓から見るタンジェの街並みは、白壁の建物が立ち並び、まさに地中海とアフリカが交わる街という雰囲気。
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新鮮な風景に、旅の疲れも少し癒やされました。
ただ、ホテル到着時に「チップが足りない」と言われ、持っていたユーロコインを全部取られるオチが付くという…(涙)。
何はともあれ、忘れられないモロッコ入国になりました!
まとめ
ということで、ヨーロッパからアフリカへの船旅レポート後編をお届けしました。
スペインからモロッコへのフェリー移動は、わずか1〜2時間とはいえ、異文化の境界を肌で感じられる特別な体験でした。
ただし入国審査と下船後の手続きには想像以上の時間がかかるので、スケジュールには余裕を持っておくのが安心です。
フェリー内は快適で、軽食や売店も充実していましたが、モロッコ入国の列が長引く可能性を考えると、できるだけ早めに審査を済ませるのがおすすめ。
また、到着後はネットが不安定になることもあるため、オフライン地図や連絡先を事前に控えておくとより安心です。
トラブル続きでも、最後に見えたタンジェの街並みは、すっかり気分を変えるほど印象的。
地中海の風を感じながら海を越える旅――このルートを選んで本当によかったと思える瞬間でした!

ただ、復路の飛行機が快適すぎて、たぶん今後フェリーを選ぶことはないでしょう…(笑)
↓タンジェのおすすめホテル本音レビューはこちら↓





















