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マレーシア入国審査事情&KLIAエクスプレスの乗り方・割引情報<JAL JGC修行2-3>

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クアラルンプールの街並み

アジア有数の経済都市、マレーシア・クアラルンプール。

初めて訪れた際には、想像とは全く違う大都会だったことにとても驚いたものでした。

日本人にとって、旅先としての認知度はそれほど高くないかと思いますが、異国情緒溢れる遺跡・仏閣を巡ったり、リーズナブルなお値段でお買い物ができる、とっても楽しい街なのです!

今回は、クアラルンプール国際空港での入国審査から、市街地までのKLIAエクスプレスと、さらにKLCC方面へ移動するための電車の乗り換え方法について詳しくご紹介したいと思います。

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クアラルンプール国際空港に到着

東京からクアラルンプールまでの飛行時間は、季節によっても若干変わりますが、およそ7時間ほど。

クアラルンプール国際空港

このクアラルンプール国際空港(通称KLIA= Kuala Lumpur International Airport)は、日本を代表する建築家・黒川紀章氏が設計し、大成建設と竹中工務店が施工しているため、あちこちに日本語が書かれたジャパニーズフレンドリーな空港です。

クアラルンプール国際空港

開港は1998年と20年以上前ですが、全く古さを感じさせない、現代的で開放感あふれる素敵な空港でした。

コンセプトは「Airport in the forest,forest in the airport. 森の中の空港、空港の中の森」。マレーシアらしい自然の風景が中庭にも取り入れられていました。

空港本館へはシャトルで移動

まずは入国審査に進みましょう。

JAL723便が到着したのは、KLIAのサテライト。入国審査場のあるメインターミナルまでは、無人シャトル「エアロトレイン(Aerotrain)」で移動します。

クアラルンプール国際空港 エアロトレイン

乗車口付近のステッカーには「カートの持ち込みはご遠慮ください」と日本語で書いてありました。

クアラルンプール国際空港

英語と併記されているのが、公用語であるマレー語ではないのが何だか不思議ですね。

他にも到着便があったらしく、中は満員ぎゅうぎゅう詰め。シャトルは猛スピードでサテライトを後にします。

クアラルンプール国際空港 シャトル

「手荷物受取所」の案内板に従って進むと、奥に入国審査場がありました。

クアラルンプール国際空港

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ビジネスクラス乗客はプレミアレーン利用可

クアラルンプール国際空港では、ビジネスクラスの乗客用に入国審査プレミア・レーン(優待通路)を設置しています。

事前に機内でこちらのファストパスをいただいていました。

クアラルンプール国際空港 プレミアレーンパス

プレミアレーンカウンターは29・30番。

クアラルンプール国際空港 ファストパス

これさえあれば、あっという間に入国できるはず…だったのですが、2つある窓口のうち1つしか開いておらず、しかも到着便が重なって長蛇の列。当然遅々として進まず、入国するまでにかなりの時間を要しました。

前後の時期にKLIAに到着した方々のツイートやブログを拝見するに、どうやらこの状況はこの日だけではなかったようです。毎日のように「プレミアレーンなのにまったく動かない」「一体いつまでかかるんだろう」という感想が目に入ってきました。

マレーシアの祝日か何か?と思い色々調べてみましたが、それらしい情報は見つかりませんでした。

ちょうど隣のレーンが、審査の進みが早いマレーシア国籍者用だったこともあり、あっという間に捌けていく様子を見ながら、プレミアレーンに並んでいた皆さん、「違うレーンに行ったほうがいいかな?」と戸惑い相談し合う声が聞こえてきました。

入国審査時間は数分〜1時間30分と運次第

これまで6回ほどクアラルンプールを訪れた経験がありますが、入国審査に要する時間はその時によってまちまちです。

飛行機を降りたらできる限り早足で到着口へ向かうため、同じ飛行機で到着した方々の中では1番最初に審査場に到着することが多いのですが、運悪く他の飛行機の到着と重なったり、係員が少ない時間だったりすると、1時間程度待つことも。

その反対に、ほぼスルーチェックインに近い状態で入国できたことも何度かあります。こればかりは運とタイミング次第でしょうね。

マレーシア入国!

この日は待つこと30分以上、ようやく行列から開放され、無事マレーシアに入国出来ました。

クアラルンプール国際空港

気を取り直して、さっそくホテルに向かいましょう。

クアラルンプール市内まではKLIAエクスプレスを利用

クアラルンプール国際空港からクアラルンプール市内まではおよそ60kmと、結構な距離があります。東京駅から60kmというと、鎌倉あたりまで。

普通に考えれば、移動に1時間位はかかりそうなものですが、旅行者のほとんどが使うであろう主要な交通手段「KLIAエクスプレス(KLIA Ekspres)」なら、たった28分です!

この電車は、KLIA(クアラルンプール国際空港駅)~KL Sentral(クアラルンプールセントラル駅)区間をシャトル運行しています。

少々お高めではありますが、無料Wi-Fiや大きな荷物置き場付きと、旅行者向けに特化した電車なので、空港から市内に出るならこのKLIAエクスプレスが一番おすすめ。

というわけで、とりあえずKLIAエクスプレスのチケットを購入しましょう。

KLIAエクスプレスのチケットは定期的に割引実施

KLIAエクスプレスのチケットは、もちろん駅でも購入することが出来ますが、空港内でもいくつか売り場が設けられています。

手荷物受取場にもチケットオフィスがあり、とても空いていたのでこちらで切符を買うことにしました。

クアラルンプール国際空港 KLIA Ekspres チケット売り場

訪問当時はMaster card(マスターカード)で決済することにより、20%割引価格で購入することが出来ました。

片道・往復&割引・通常運賃はそれぞれ下記の通り。

片道 往復
通常運賃 RM55(1,430円) RM100(2,600円)
マスターカード割引運賃 RM44(1,144円) RM80(2,080円)

(RM=マレーシアリンギット/ RM1≒26円(2019年3月現在))

往復チケットの方が、片道よりもお得ですね。

マスターカードでの割引キャンペーンは現在終了しています。
クレジットカード(マスター、VISA、アメリカンエクスプレス)決済10%オフをご利用ください。KLIA ekspressはクレジット決済で10%オフ

KLIA Ekspresチケットを自動販売機で購入する方法

KLIA Ekspresの場合、チケット有効期限は購入から1ヶ月とたっぷり余裕がありますので、ここはもちろん往復チケット一択。

チケットは、自動販売機で購入します。

クアラルンプール国際空港 KLIA Ekspresチケット販売記

出発地・到着地・人数などを選択し、決済画面でクレジットカードを差し込むと…

クアラルンプール国際空港 KLIA Ekspres 切符販売機

自動的に割引が適用され、RM80(≒2,080円)となりました。

今回割引分のRM20は、日本円に換算すると500円以上。マレーシアは物価が安いので、500円といえど侮れません。2食分くらいにはなるでしょう。

クレジットカードがうまく読み取られず、カウンターの店員さんに助けてもらいながら発券完了。とっても親切に教えてくれました。

チケットはペラっとした紙製なので、失くしたり破ったりしないよう注意が必要です。

クアラルンプール国際空港 KLIA Ekspres チケット

ぼかしてしまってますが、右側のQRコードを改札の読取機にかざすと入場することが出来ます。

それではさっそく駅へ向かいましょう!

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KLIAエクスプレス乗車方法

KLIAエクスプレスの駅は、空港内のレベル1にあります。この到着フロアはレベル3。エスカレーターで下へ降ります。

クアラルンプール国際空港 KLIA Ekspres

改札に到着!

クアラルンプール国際空港 KLIA Ekspres 改札

改札にチケットをスキャンして入場しましょう。

ホームに着くと、ちょうどKLIAエクスプレスが到着しました。

クアラルンプール国際空港 KLIA Ekspres

さっそく乗り込みます!

KLIA Ekspresは2種類

電車には、KLセントラル駅まで直行の「エクスプレス(Ekspres)」と、途中3駅に停車する「トランジット(Transit)」の2種類があります。

KLIAエクスプレス KLIAトランジット
KL Sentral迄の所要時間 28分 35分
停車駅
  • KL Sentral
  • KLIA
  • KLIA2
  • KL Sentral
  • Bandar Tasik
  • Selatan Putrajaya & Cyberjaya Salak
  • Tinggi
  • KLIA
  • KLIA2
運行間隔 ピーク時:15分おき
オフピーク時:20分おき
ピーク時:15分おき
オフピーク時:30分おき

KLセントラル駅に行くなら、断然エクスプレスが有利!

7分の差とはいえ、入国審査で予想外に時間を取られてしまったので、エクスプレスに乗ることが出来て幸いでした。

クアラルンプール国際空港 KLIA Ekspres

クアラルンプール市内へ

飛行機を降りてから殆ど屋外の様子を見ずにここまで来たため、なんだかもうすっかり夜の気分で来ましたが、意外とまだ日が残っていました。

クアラルンプール国際空港 KLIA Ekspres

とても空が広く、のどかな農地の向こうに都会的な建物を臨むことが出来ます。

南国の雰囲気も相まって、なんとなく故郷の宮崎を思い出しました。まだ何を見たわけでもありませんが、マレーシア、きっと好きになれそうな気がします。

終着地に近づくにつれ、農作地はすっかり姿を消し、有名なペトロナスタワーや、東南アジア1位の高さを誇る通信塔、KLタワーが間近に迫ってきました。

クアラルンプールの夜景

同じ東南アジアでも、シンガポールとはまた違った雰囲気ですね。

KLセントラル駅到着

定刻通り、終点のKLセントラル駅に到着しました!

電車内はとても清潔でしたし、TVモニターやフリーWi-Fiもあって退屈しない28分間でした。

KL Sentral駅

このKLIAエクスプレス始発・終着駅であるKLセントラル駅からは、クアラルンプールで最もインパクト抜群な観光地「バトゥ洞窟」に簡単にアクセスできます。詳しくはこちら!

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KLセントラルからKLCC方面に行くには?

ペトロナスツインタワーや、日本人御用達ホテルが集まる「KLCC」やその周辺に行くのであれば、KLIAエクスプレスを降りた後、さらに乗り継ぎが必要です。

利用するのは「ラピドKLケラナ・ジャヤ線」。「KJL」の表示を目指して行けば辿り着けるでしょう。

KJL乗り場

KJL路線図

ラピドKLケラナ・ジャヤ線の停車駅はこちら。

ラピドKLクラナ・ジャヤ線の駅

KL Sentral(セントラル)駅からKLCCまでは5駅、私が目指すAmpang Park(アンパンパーク)駅はさらにその1駅先です。所要時間はおよそ15分程度。

KJLのチケットを購入

それでは、さっそく切符を購入しましょう!

自販機はクレジットカード不可の場合も

KJL 切符自動販売機

機械にはクレジットカードの挿入口があるのですが、画面上ではクレジットカードのマークに大きくバツが付いており、現金精算しか出来ないようになっていました。

KJL 切符自動販売機

KJLのシンボルカラーは赤

KJLは5番、画面上では左から2番目の電車をタッチします。

KJL 切符自動販売機

このラインの目印は、赤色の表示。似たような電車の絵が並んでいるので、利用する路線の名前がわからないとまごついてしまいますね…。

その後は目指す駅名をタッチし、お金を入れてチケットを受け取るだけです。KLセントラルからアンパンパークまではRM2.70(≒70円)でした。

東南アジアらしいトークンタイプのチケット

チケットは、台湾と同じトークンタイプ

KJLトークン

チケットさえ買えてしまえば、あとは迷いなく移動できると思います!

プラットホームへ

プラットホームの表示もわかりやすかったです。

KJL案内板

アンパンパークは右手、1番ホームですね。エスカレーターで2階に上がりましょう。

KJLに乗車

ちょうど電車がやってきました!

KJL プラットホーム

平日の19時半頃でしたが、満員です。皆さん仕事帰りなのでしょうか。

KJL プラットホーム

マレーシアは治安が悪いという記事を沢山目にして来たので、少なからず心配していましたが、ブランド品を持った女性も普通に乗車していましたし、怪しい雰囲気は全く感じられませんでした。

最終目的地、アンパンパーク駅に到着!

電車は順調に進み、乗車15分で目的地のアンパンパークに到着しました♪

アンパンパーク駅

時刻はまもなく20時になろうかというところです。

クアラルンプール国際空港に到着したのは18時前でしたので、ここまで2時間ほど。結構かかりましたね。

今日のホテルは、この駅から3分ほどの「ダブルツリーバイヒルトンクアラルンプール」です。

ヒルトンオナーズダイヤモンドメンバー特典で、多少なりともアップグレードされていると嬉しいのですが。海外で利用するのは初めてなので、ドキドキワクワクです♪

さっそく行ってみましょう!

<次の話>

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