初めてのシンガポール、24時間の旅。観光に使えるのは正味12時間ほどしかありません。
東京・成田から深夜に到着した後は、空港内のトランジットホテルで休み、朝食にシンガポール名物のプロウンミーを食べ、目当てのおみやげも無事ゲットと、なかなか順調にお昼を迎えました。
午後はというと、まずはチャイナタウンでランチ。そしてシンガポールに来たらこれを見ずには帰れない、「マーライオン」を見に行くとしましょう♪
バスでチャイナタウンへ
チャイナタウンは、シンガポール人口の8割を占める華僑の街。場所的には、マリーナベイサンズからそれほど離れていない地域です。
(左側、一部白っぽくなっているあたりが該当)
オーチャードからバスで移動したのですが、運転手さんに「チャイナタウン行きますよね?」と尋ね、「行きますよ!」としっかり確認を取ったにも関わらず、反対方向のバスだったようで途中で下車して乗り直すというちょっとしたハプニングも有りました。
GPSをずっと見ていて、はてどうも違う方向に行ってるような…?と早い段階で気づけたのが幸いでした。
運転手さんは「あっ!?ごめん間違えた!ごめんねー!」とのこと(笑)こういうのも楽しい旅の醍醐味ですね。
チャイナタウンの中は独特の雰囲気
それでは、チャイナタウンのおみやげ屋さんが軒を連ねるエリアに入っていきましょう。
日本にも中華街はありますが、こちらは目に入る表示のほとんどが中国語と英語ですから、比べ物にならないくらい異国情緒を味わうことが出来ます。
Tak poで昼食
チャイナタウンで行きたかったお店はここ!中華料理店の徳宝(Tak Po)です。
ほんとはToa Payohという街にある有名なBao(包=中華まん)のお店、Teochew homemade baoに行きたかったのですが、あいにくこの日は定休日だったので行くことが出来ませんでした。
混雑時は相席
店頭に着くなり呼び込みの店員さんが元気よく人数を聞いてくれ、あっという間に店内へ。
混雑時には相席になるようです。
厨房がよく見える席につきました。
注文は紙に数を記入するだけ!
海外の初めて行くお店では、注文方法がわからないこともよくありますが、ここではテーブルに置いてある紙に記入して、店員さんに渡すだけです。
英語が併記されていますし、メニューには写真もあるのでわかりやすい!
滞在中はいろんなものを少しずつ食べたかったので、ここでは控えめにチャーシューまんと蓮の実餡まん(いずれも0.90SD)をお願いしました。
飲物は?と聞かれてとっさに正面に貼ってあったポスターのライムジュースを注文。暑い中を歩いた後は特に心惹かれる涼し気なポスターです。
チャーシューまんとあんまんを注文
5分ほど待つと品物が届きました。予想していたより小さめ。チャーシューまんは日本のコンビニで売ってる肉まんの半分あるかないかくらい。あんまんはほんの一口サイズです。もう少し追加しておくべきだったかもしれません。
ジュースはライムというよりオレンジジュースのような見た目ですね。さっそく飲んでみましたが、とっても不思議な味でした。ライムともオレンジともつかない香料と、砂糖たっぷりな感じです。おお~!私今初めての味を体験してる!とちょっと感動。ですがあんまりオススメはしません。
それでは、チャーシューまんから頂きます。
指にピントが合っちゃってますが、この通りミニサイズです。ふんわりしていて美味しかったです。やっぱり出来立てがいいですね。
続いてあんまんです。とろっとしたあんがたっぷり入ってます。こちらも甘さ控えめで美味しかったです。
食べ終わったところに「相席いいですか?」と店員さんが来たので、長居せずお暇することに。
おしぼりは別料金
お会計は5SDくらい。あれ?ちょっと高いなと思ったら、卓上に置いてあったピーナツがお通しだったみたいです。それとお手拭きも0.3SDと有料でした。
クレジットカードは20SDからしか使えないということで、現金でお支払い。残金はおよそ25SDになりました。
チャイナタウンの町並み
食べ終わったらチャイナタウンを散歩。こんな可愛い建物や、
こんな不思議な建物も。こちらはなぜかチャイナタウンにあるシンガポール最古(1827年)のヒンドゥー教寺院、スリ・マリアマン寺院です。
極彩色が青空に映えますね。中を見てみたい気もしたのですが、外観だけでかなり満足してしまいましたし、靴を脱がないといけないのと、露出が高い服装の場合はケープを着なければならないということで、やめておくことにしました。
それではチャイナタウンを満喫したところで、次の目的地へ向かいます!
シンガポール観光の目玉!ベイフロントへ
次はシンガポールといえばここ!マーライオンを見に、ベイフロント駅までやって来ました。
体調不良に陥る…
ここでまたしてもトラブル発生!
朝からスーツケースを転がしながら歩きまわりすぎたせいで、持病が悪化して心臓が痛くて動けず…。久々の海外一人旅が楽しくて楽しくて、つい調子に乗りすぎてしまいました。
夜にはまた長時間飛行機に乗らないといけませんから、無理して心不全にでもなったら大変(前科アリ)…というか症状的には狭心症?でもここまで来てマーライオン見ずに帰れない…。
今考えれば、全く天秤にかけるようなことではないんですが、もはや正常な判断が出来なくなっている状態。
しばらく休んでから、恐る恐るヨロヨロと改札を出ます…。
ベイフロント駅はモダンで便利
ベイフロント駅は、屋上に棟を跨ぐインフィニティプールがあることで有名な、ホテル「マリーナベイサンズ」に直結しています。
改札出てすぐに、ゴンドラが浮かぶ水路が見えました。ラスベガスにこういうホテルありますよね。テレビでしか見たことありませんけど。
正面のエスカレーターを上ります。ハイブランドショップも数多く、バブリーな雰囲気です。
有名なマリーナベイサンズ
外に出ました!これは振り返ったところ。ちょっと見難いですが、これがかの有名なマリーナベイサンズです。
マリーナベイサンズの前は広場になっていて、すごくいい雰囲気です。
シンガポールのシンボル「マーライオン」を発見!
対岸には念願のマーライオンが見えました!おお~思ったほどガッカリじゃないですね!意外と立派です。
シンガポールに来た!って感じがします。見られてよかったよかった。
海外旅行に無理は禁物
と、ここに来て本格的に心臓が痛くなり、本気で病院にかかろうかどうしようか悶々…
クレジットカードの保険だけしかなく、持病は補償されないので、なかなか踏ん切りがつきません(持病がある場合は、AIUの海外旅行保険ならカバーされるそうです)。
ドイツ留学中も同じ間違いをやったんですよね…。一旦寛解したので油断して薬を持たずに出国して、慣れない環境ストレスのせいか急激に悪化→心不全を起こしかけて自費入院。
その時は、お金がないから早く退院させて!とお願いして、3日で半ば無理やり退院しましたが、10万円以上取られてしまいました。海外に出る時は備えを万全にしておかなければなりませんね。
持病が再発したのがついこの間のことなのであんまり実感がなく、たった1日のことだしとまるっきり油断してました。またしても教訓を活かせず…。
とりあえず心臓に負担をかけないよう、人の少ないところを見繕って横になってみることにしました。
ベンチに寝転んで上を見上げると、椰子の木が風に葉を揺らし、気持ちの良い木漏れ日が落ちてきます。
ここで1時間ほどウトウト…。こんなにゆっくり外で過ごすのは久しぶり。だんだん症状も落ち着いて、何とか病院に行かずに済みそうです。
これはこれで貴重なひとときでした。
<次の話>
<前の話>