成田空港第2ターミナルのワンワールドラウンジホッピング、アメリカン航空アドミラルズクラブ、キャセイパシフィック航空ラウンジ、カンタス航空ラウンジ、JALサクララウンジ(サテライト)と来まして、最後は本館にあるJALサクララウンジです!
第2ターミナルのワンワールドラウンジの中で、最も豪華(ファーストクラスラウンジは除く)という評判ですから、否応なく期待も高まりますね。今回も、利用条件から内部の様子まで徹底的にレポートしたいと思います♪
第2ターミナル本館JALサクララウンジの概要
それでは、ラウンジへのアクセスや利用条件から見てみましょう。
JALサクララウンジの場所は?
本館のJALサクララウンジの場所は、このフロアマップで言うと右下部分です。
サクララウンジの利用条件は?
サクララウンジを利用できるのは下記の通り。
- ワンワールドサファイア
- ワンワールドエメラルド
- ワンワールド加盟航空会社のファースト・ビジネスクラス利用者
ビジネスクラス利用者以外は同行者1名を連れて入室可能です。
また、ドコモユーザーやJMBクリスタルメンバーは、ラウンジクーポンを利用できることもあります。
成田空港JALサクララウンジの全貌
サクララウンジのエントランス
エントランスはこちら。
鶴丸マークが燦然と輝いていますね。入ってみましょう!
中には、ファーストクラスラウンジとサクララウンジの受付が別々に用意されています。奥の黒っぽいカウンターがファーストクラスラウンジ、手前の白いカウンターがサクララウンジです。
ファーストクラスラウンジの全貌は、こちらで詳しくご紹介しています。
成田空港本館JALサクララウンジは2・3階
受付を済ませたら、エスカレーターで2階に降ります。
咲き誇る桜柄のライトアップが、なんとも日本らしいですね。
エスカレーターを降りると、正面突き当りに喫煙室。左にドリンクバーやシャワールームが設置されています。
成田空港JALサクララウンジのフロアマップ
フロアマップを見ると、この2階がリラックススペースで、3階がダイニングスペースになっているようです。
席に落ち着く前に、スーツケースをロッカーに預けて行きましょう。
コインは不要で、きちんとカギをかけることが出来ます。測ってはいませんが、よほど大きいスーツケースでなければ収まると思います。
ただ、人気なようでこの時はあまり空きがありませんでした。
成田空港第2ターミナルサクララウウンジではマッサージサービスも!
追記:サクララウンジでのリラクゼーションサービスは、2017年に提供終了することが発表されました。
代替として、メディカルマッサージチェア「3S匠」を増設するとのこと。経費削減の一環なのでしょうか。ちょっと寂しいですね。
スーツケースを預けたら、シャワールームに向かいます。
こちらのJALサクララウンジでは、一人10分間のマッサージサービスも提供しています。
残り2時間強の内にシャワーとマッサージを受けたいので、早めに行くに越したことはありません。3階へのエレベーターを左手に、正面突き当りまで進みましょう。
シャワーとリラクゼーションの入口。
こんな専用カウンターまであるとは、なんとも贅沢な雰囲気です。
ここでも、再度搭乗券とパスポートを提示する必要があります。
シャワールームはすんなりお借り出来ましたが、12時30分時点で、リラクゼーションサービス午前の部はすでに終了していました。
午後は15時から開始とのこと。
搭乗時刻の30分前までしか予約できないところ、私は15時10分搭乗開始のため、残念ながら申し込むことが出来ませんでした…。
営業時間は下記の通りです。
営業時間 | シャワー 7:30~21:00 マッサージ 8:30~12:30(最終受付 12:15) 15:00~21:00(最終受付 20:45) |
お昼休みが2時間半と長いんですね。きちんと下調べして、ラウンジホッピングの順序をよく考えておくべきでした。
マッサージチェアは、ダイニングエリアへの階段・エレベーター側にありました。
後日リベンジして、リラクゼーションサービスを受けてきました!
この日は施術を受けることが出来ず残念でしたが、後日、クアラルンプールに行った際にリベンジ!
朝8:30にラウンジに到着し、9時の予約を取ることが出来ました。
マッサージコースは、下記の3種類があります。
1.上半身ボディケア:全身に対して心地よい刺激を与えることで、施術している部位だけにとどまらず、疲労やストレスによって硬直した身体全体の筋肉をほぐし、血行とリンパの流れを促進させることで、心身の緊張を弛緩させます。
2.フットケア:主として足、足裏に対して心地よい刺激を与えることで、足だけにとどまらず、疲労やストレスによって硬直した身体全体の筋肉をほぐし、血行とリンパの流れを促進させることで、心身の緊張を弛緩させます。
3.頭皮ケア:頭は全神経の集中する所です。頭のつぼを刺激すると精神が安定し、自律神経機能が調整されストレス解消になります。
いつも脚のむくみが気になるので、私は2のフットケアを選択。
シャワールーム受付の正面にマッサージルームが2つ。予約時間の2,3分前を指定されて時間通りに戻ってくると、すでにお部屋の前でマッサージ師さんが待っていてくれました。
部屋の中央にぽつんとベッドが置かれています。
フットケアなので、座って施術を受けるものと思っていましたが、うつ伏せを指示されました。10分間の簡易マッサージとはいえ、随分本格的なんですね。
靴下のまま寝転ぶと、脚全体にバスタオルを掛けられ、ふくらはぎ~足指~足裏~ふくらはぎと、片足ずつ丹念に揉んでくれます。
痛がりで足つぼマッサージは苦手なのですが、こちらのマッサージは痛みを感じず一安心。
ガッツリ足つぼを刺激されたい人には物足りないかもしれませんが、私にはちょうどうとうとしながら緊張をほぐすことが出来てよかったです。
最上級のファーストクラスラウンジでもないのに、こんなサービスを提供してくれるなんてJALさんは本当に太っ腹ですね!
ラグジュアリーな雰囲気のシャワールーム
続いて、シャワールームのご紹介です。
この日は1番のお部屋でした。いざ入室!
落ち着いた、高級感漂うインテリアですね!
この1番はそんなに広くはありませんが、後日利用した6番はだいぶ広々としていました。お部屋によって差があるようです。
さすがは日本の航空会社。ウォシュレットももちろん付いています。
シャワーもこれまでのアメリカン航空、キャセイパシフィック航空、カンタス航空より断トツ高級なタイプです。
レインシャワー、ハンドシャワー、ボディシャワーが付いていました。
成田のANAラウンジのシャワーは、スイートラウンジ利用時にもかかわらずもっと簡素なタイプでした。
こちらと同じタイプのシャワーは、ANAでは今のところ成田アライバルラウンジと、羽田空港国内線スイートラウンジでしかお目にかかっていないかと思います。それだけに、ますますJALのレベルの高さに驚きの一言。
サクララウンジ・シャワールームのアメニティ
アメニティはディスペンサーに入っているため、メーカーなどは分かりませんが、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーの3点でした。
ドライヤーはパナソニックのイオニティ。ブラシ、綿棒、シャワーキャップは備え付け。歯ブラシは受付で申し出ればもらうことが出来ます。
スターアライアンス系も含めて今まで見てきた中で、JALサクララウンジのシャワールームは間違いなくトップクオリティ!
また是非こちらを利用したいものです。
サクララウウンジリラックススペースのインテリア
サテライトのJALラウンジともまた少し違う印象で、ブラウンとベージュが基調となっていました。
大きな窓からは飛行機を間近に感じることが出来ます。
面積をたっぷり取っているだけあって席はふんだんにあり、2度利用しましたが、両日とも大体どのエリアにも空席がありました。
リラックススペースのドリンクバー
食事は3階のダイニングスペースで取ることになっていますが、ドリンクとスナックはこの2階にも用意されています。
左から、おつまみミックス、クラッカー、プロセスチーズ、バタークッキー、チョコチップクッキー。
ビールサーバーはサッポロ黒ラベルです。
仮眠室も
トランジットなどで長時間ラウンジで待つ必要がある人に嬉しい仮眠室も、2階の奥に3つ設置されていました。
ラウンジの仮眠室というものを初めて見ました。
ドアはないようでしたが、奥まっていてあまり近づく人もいないので、それなりにゆっくり出来そうです。
利用したい時にはスタッフへの声掛けが必要とのこと。東京に在住している限り、おそらく利用する機会はなさそうですが、サクララウンジの設備は本当に充実していますね。
ビジネスセンター
帰りの便のオンラインチェックイン開始時刻が、ちょうどこのラウンジ利用中でしたので、ビジネスセンターで搭乗券をプリントアウトしてみました(個人情報を含む印刷は避けるようにと書かれていましたが、PCも履歴は見られない設定&自動再起動で徹底して情報が残らないようになっていましたので、まあいいか!と自己責任でやっちゃいました)。
このご時世、皆自分のパソコンなりタブレットなり持っていることもあり、利用者は私だけでした。
モバイルで搭乗券を見せれば済む話ではあるんですが、もし何らかの事情で表示できない場合に備えて印刷しておきたくて。
大体どのエアラインにもビジネスセンターはありますが、今回初めて使いました。無料でプリントアウト出来るって素晴らしいですね。
こちらは特におしゃれなオフィス風で快適でした。
ちなみに、ビジネスセンター近くにも、ドリンクバーが設置されています。
喫煙室
ビジネスセンターの隣は広々とした喫煙室。開放感のある作りなので、タバコを吸う方も快適に過ごせそうですね。
キッズスペース
JALのサクララウンジにはキッズスペースもあります。
利用中でしたので中に入ることは控えましたが、小さな子供を連れていると、こういう施設があるのは本当にありがたいですよね。
JALサクララウンジではキッズルームの他、女性専用スペースなどが用意されているところも多く、男性ビジネス客だけではなく、老若男女皆に優しい印象があります。
ANAも最近意識し始めたようで、期間限定キッズスペースを設けたりしている様子。個人的にはとても素晴らしい傾向だと思います。
ダイニングスペースへ
3階へはこの螺旋階段か、または階段奥のエレベーターで上がります。
上がってきました。
サクララウンジのフードサービス
すぐ左手に、お料理の並んだカウンターがあります。
サテライトラウンジと同様に、カレーライスや牛丼の他、自分で具とスープを注いで作るうどんや、
エビとチキンのグラタンなど、こちらのラウンジにしかないメニューも有りました。
成田空港第JALサクララウウンジのメニューは、こちらから見ることが出来ます。
http://www.jal.co.jp/inter/service/lounge/pdf/sakura/nrt_food.pdf
毎月メニューが変わる上に、朝・昼夜と温ミールのバリエーションも豊かですね。
ANAと比較しても、JALのフードサービスは大充実
ちなみに、同じ成田空港のANAラウンジのメニューがこちらです。
JALサクララウンジを見た後にはちょっと寂しい品揃え。味も正直JALの方がこだわりが感じられましたし、美味しかったです。
ANAスイートラウンジには、注文に応じて作ってくれるヌードルバーなどもありますが、質はというと、うーん、決して高くはないので…。

合理的経営方針の結果なのでしょうが、悲しいかなサービス全体的に見て、JALが圧倒的に勝っていることを実感してしまいますね。
ドリンクコーナー
ダイニングスペースでは、料理カウンターの反対側、窓面にドリンクコーナーがあります。
2階がサッポロ黒ラベルで、この3階が一番搾り。
冷蔵庫の中は、サテライトと同じラインナップにお茶が加わっていました。
飛行機を見下ろしながらの食事もおつなものです。
サクララウンジでいただいたもの
私はすでにサテライトのサクララウンジで昼食を頂いたあとだったので、カプチーノとJAL×メゾンカイザーコラボの抹茶レザンノアだけにしておきました。
まとめ
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これで無事、ワンワールド系列5つのラウンジを制覇しました!
5つ行って見た結果、個人的に順位は下記の通りかなと思います。
席数 | 飲食 | シャワー | 眺め | 付加価値 | ||
1 | JAL サクララウンジ本館 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ リラクゼーション有 |
2 | カンタス航空 ラウンジ |
◎ | ○ | ○ | ◎ | ジュリーク・ オリジナルコーヒー |
3 | アメリカン航空 アドミラルズクラブ |
◎ | ○ | ◎ | ◎ | 特になし |
4 | JAL サクララウンジ サテライト |
○ | ◎ | なし | ◎ | 特になし |
5 | キャセイパシフィック航空 ラウンジ |
○ | △ | なし | × | 特になし |
出発まで5時間余裕がありましたが、さすがにシャワーに食事にマッサージに…としていると時間がなくなるものですね。あっという間に搭乗時刻となりました。
全てのラウンジを見学できて、いい経験でした。次回以降ワンワールドを利用する際は、とりあえずJAL本館サクララウンジに行こうかなと思っています。
ジュリークの香りやオーストラリアならではのコーヒーが懐かしくなったら、カンタス航空のラウンジもいいかもしれません!
<次の話>

<前の話>

JGC修行って何?
JGCになるための全てについては、こちらでまとめています♪
ちなみにその後無事JGPを取得し、JAL最高峰ラウンジであるお隣のファーストクラスラウンジを探訪することが出来ました!エンターテイメント性もあって、とっても素敵なラウンジでした。
成田空港のラウンジ訪問記



