オーストラリア・ブリスベンを拠点とするフルサービスキャリア、ヴァージンオーストラリア航空(Virgin Australia)。
そのビジネスクラスは、実用的でカジュアル。親しみやすさと効率性を重視したサービスが魅力です!
オーストラリアらしさ満点の機内食サービスもなかなかのもの。
今回は、ケアンズー羽田ビジネスクラス搭乗記をお届けします!!
今回のフライト詳細と経費
本題に入る前に、フライト情報と特典航空券交換に必要なマイル数・諸税は以下の通りです。
便名 | VA077 |
区間 | ケアンズ-東京(羽田) |
搭乗クラス | ビジネスクラス |
出発時刻 | 13:10発 |
到着時刻 | 20:00着 |
フライト所要時間 | 7時間50分 |
必要マイル数 | 75,000マイル(往復分) |
諸税支払い総額 | 15,240円(往復分) |
今回はANAマイルを使って特典航空券を発券しました!
マイルはポイントサイトを使うと効率よく貯めることができます。
チェックイン
さて、出発当日。
ケアンズ国際空港にやってきました。
ヴァージンアトランティックのチェックインカウンターは、どうやら端っこのようです。
小さな空港なので2時間も前に来れば十分かと思っていたのですが…
なんとチェックインカウンターに誰もいない!
羽田にはあった自動チェックイン機も見当たりませんし、どうしたものかと右往左往。
警備員さんに尋ねてみても埒があかず困り果てていたところ、15分ほど経ってスタッフさんが戻ってきて、どうにか無事チェックインできました。
悠々と何事もなかったかのように対応するスタッフさんに、オーストラリアの大らかさを垣間見る思いでした。
ちなみに保安検査場にはビジネスクラス用の優先レーンなどはありませんし、列を捌く係員さんの姿もなし。
万一ギリギリの出発の場合はかなり焦ってしまいそうでしたので、やはり最低2時間前には空港に来ておいた方が良さそうです。
制限エリアへ
制限エリア内には免税品店がいくつかと、飲食店が2つほど。
あいにくラウンジは一つもありません。
羽田にもヴァージンオーストラリア航空ビジネスクラスの指定ラウンジはありませんが、プライオリティパス対応ラウンジがあったので助かりました。
オーストラリアの物価はかなり高く、ドリンク一つ買うのも躊躇してしまうほど。
こういう時、ラウンジのありがたみを再認識しますね。
搭乗口へ
搭乗口の前まで来てみると、椅子もなくかなり殺風景です。
皆一様に床に座っているのでちょっと驚きました。
近くの化粧室前にシャワーブースを発見。
シドニー空港にも無料シャワーがありましたが、オーストラリアではこれが標準なのでしょうか。何気にすごいサービスですよね。
いよいよボーディング開始!
普通なら、出発15分前にもなれば誰かしらゲート準備をしているはず。しかし誰も来ない。
すわ、これは出発遅延の予兆なのか…?と思いきや、搭乗開始予定の10分前になると先ほどチェックインしてくれたスタッフさんがポールを置きにやってきて、
意外と(?)オンタイムで案内スタート!
たった一人で淡々と車椅子案内とゲート業務をこなしていたスタッフさん。
つくづく肝が座っているなぁと地味に感心してしまいました。
私はゲートで一人になるとパニックに陥りがちな超小心・慌てん坊GSでした…。
ウェルカムドリンク
この日の担当CAさんはお二人とも日本の方で、とっても気さく!
搭乗早々ほっとさせてもらえました。
ウェルカムドリンクはスパークリングワインを選択。
定刻通りスポットを離れます。
初めてのケアンズ。
雨季で天気が心配でしたが、期待以上の景色が見られたセスナツアーや、
初セスナでグレートバリアリーフへ🇦🇺
雨季だから心配してたら案の定土砂降りからのドン曇りで離陸🛫
でも沖に出たらめちゃくちゃ綺麗な虹がいくつも見えたー‼️大感激✨✨セスナ自体も楽しかった❣️😆 pic.twitter.com/FKgKmcZdJv— 理系マイラー (@rikei_miler) December 5, 2024
オシャレなカフェでの朝食やティータイム、
ケアンズはシドニーとまた全然違う雰囲気で、さっそく大好きになってしまった。
なんとも言えないノスタルジックな街並みが素敵。
コーヒーのお値段も思ったほど高くなくてよき☺️ pic.twitter.com/9OobUNvmap— 理系マイラー (@rikei_miler) December 5, 2024
そして極めつきに念願のコアラ抱っこ!と十二分に満喫して、すっかり大好きになってしまいました。
ケアンズに行きたいと思った最大の理由はコアラ🐨を抱っこできること!!
意外とずっしり、モフモフあったかくてつぶらな瞳が可愛すぎた!思い出すだけで悶絶😍 pic.twitter.com/EZf3bkv9hG— 理系マイラー (@rikei_miler) December 6, 2024
あいにく当路線は2月での運休が決定していますが、また戻ってこられることを願いつつ。
それまでしばしのお別れです。
ビジネスクラスのシートについて、詳しくは往路の搭乗記をご覧ください。
ヴァージンオーストラリア航空の機内食
飛行が安定すると、機内食がスタートします。
まずメニューをチェック!
本便でもミールサービスは昼食と軽食の2回となっています。
昼食 |
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着陸前の軽食 |
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ドリンクメニューはこちら!
アペロ
ファーストドリンクはオーストラリア産ビールを注文しました。
このスタイリッシュなパッケージ、現地の酒屋さんで見て気になっていたものの、とにかく高くて手が出ず。
なんと一本約700円もするんです…!
日本なら下手すると同じ値段で4本買えるかも。
そんな超高級品のビール、すっきり爽やかでとても美味しかったです♪
一回目の機内食
メインには和食をお願いしました。
一見すると普通のお弁当ですが、そぼろ丼なのに具とご飯が別々だったり、何味かよくわからない和え物が入っていたりと、全体的に外国製を思わせる一品。
決して不味いわけではありませんし、しっかり完食しましたが、一風変わった味わいでした。
デザートはブルーベリーチーズケーキを選択。こちらは安定・安心の美味しさ!
量も十分で満足できました!
スナック
食事が終わってしばらくすると、CAさんがおやつを配ってくれます。
オーストラリアに来たらマストバイ、『Red Rock Deli』のポテトチップスと『Tim Tam』です。
実は最近のオーストラリア、お酒だけでなくスナックの類も目玉が飛び出るほど高い…!!
ポテトチップスは50g一袋600円(!)、ティムタムは日本で買った方がむしろ安いくらいで、買い物に行ってもほぼ手が出ずじまい。
こうして機内でいただけるなんて、全く期待していなかった分最高に嬉しかったです♪
2度目の機内食
深夜便の往路と違って、日中便だと色々暇を潰せるので、7時間超のフライトもあっという間に感じられます。
早くも2度目の機内食の時間となりました。
今回もドリンクはビールを注文。
こちらは4PINESというシドニーを拠点とするビールメーカーの商品です。
「ジャパニーズスタイルラガー」というだけあって、側面には日本語・日本語・日本語!
調べてみたところオーナーはアサヒビールだそうで、このポップなデザインにも納得です。
国内にいるとあまり気付きませんが、キリンのブルックリンラガー然り、日本のビール会社は海外進出に熱心なのですね。
メインはアランチーニをお願いしました。
ゴルフボール大のライスコロッケが5つと、ボリュームは軽め。
チーズとベーコンの塩気も程よく、ビールが進む味付けでした!
デザートはこちらもオーストラリアで大人気!バイロンベイクッキーズのチョコレートファッジクッキーです。
このメーカーのお菓子、本当に美味しいんですよね〜〜〜!もう大・大・大好きです!!
前回・前々回と、シドニーでこのクッキーを買うためにあちこち梯子したことが思い出されます。
最近はスーパーマーケットのウールワースで取り扱われる様になって、ずいぶん入手しやすくなっていました。
この大判クッキーは初めて見ましたが、相変わらず唯一無二の美味しさでした!
羽田空港に到着!
飛行機は徐々に高度を下げ始め、定刻よりも20分早く東京羽田国際空港に着陸しました!
ヴァージンオーストラリア、前進のヴァージンブルーがLCCだったこともあり、あまりサービス面では期待できないのかなと思いきや、本便はとりわけCAさんのホスピタリティが素晴らしくて、とても快適なフライトでした!
声かけのタイミングや内容もそうですし、お化粧室が常にピカピカだったことにも非常に感銘を受けました。
羽田ーケアンズ便は一旦なくなってしまいますが、またいつか搭乗する機会があることを願っています!
最後に
ということで今回は、ヴァージンオーストラリア航空77便ビジネスクラス搭乗記をお届けしました!
- ヴァージンオーストラリア航空はオーストラリアのフルサービスキャリア
- ケアンズー羽田線は2023年運航スタートも、2025年2月で運休予定=日本撤退
- ケアンズ空港には自動チェックイン機・優先レーンがないため早めの到着が吉
- 空港にはビジネスクラス用・プライオリティパス用いずれのラウンジもない
- 機内食のオーストラリア産ビールとスナックが嬉しい
随所にオリジナリティを感じられるユニークな航空会社という印象。
ビジネスクラスでもラウンジが使えない点には要注意ですが、アメニティや機内食といったサービス面では期待以上でしたし、CAさんとのコミュニケーションも楽しくて思い出に残るフライトでした!