2018年、彗星の如く登場した航空会社、スターラックス航空(Starlux, 星宇航空)。
台北桃園国際空港を本拠地とする、新進気鋭のフルサービスキャリアです。
2020年の運航開始からわずか数年ながら、ハード・ソフト面ともにそのクオリティはトップレベル!
特にビジネスクラスのシートが非常に洗練されていると評判です。
スターラックス航空には3種類の機種があるのですが、今回はそのうちの2種「A330neo」&「A350-900」をレポートします!
ちなみに直予約以外はウェブ上での座席指定不可となっていましたが、現在は出来るようになっています!
残る一機種「A321neo」についても近日追記予定です!
ステキすぎるラウンジ訪問記や機内食編も併せてどうぞ♪
A330neo
まず、A330neoのシートマップがこちら!
(スターラックス航空公式サイトより)
C/Yの2クラス制で、ビジネスクラスは28席設定されています。
インテリア
シートはベージュ×グレーの落ち着いた雰囲気。
配列は1-2-1となっています。
全席通路アクセスではありますが、一人旅ならやはり窓側席が気楽でしょう。
驚きの横幅
着席してまず驚いたのが横幅の広さ!
モニター下がこんなに広く空いているのはかなり珍しい仕様ではないでしょうか。
一席ずつ幅があるため、隣同士の距離も自然遠くなります。
身を乗り出さないとお隣は見えませんし、そのさらに先はパーテーションに阻まれて様子を窺い知ることすらできません。
モニター
そしてとにかくモニターが美しい!
15インチだそうなのですが、輝度が高いせいかもっと大きく感じられました。
収納
サイドには鏡付きキャビネットを完備。間口が広く、中の物を取り出しやすいデザインです。
星光の透かし模様が入っているあたりにも、こだわりを感じさせますね。
機能
コントローラーやチャージャーはサイドテーブルに集約。
コンセントが3つ&天板が大きく、充電が捗るのが嬉しい!
…ん?よく見るとテーブル中央にも充電マークが?
こちらはスマホ用のワイヤレスチャージャー。先日ルフトハンザラウンジでも目にしましたが、機内で使うのは初めてな気がします。
スマホをただ乗せておくだけで充電できるのは便利!
経年劣化なのか、コンセントの差し込み口が緩くて持参したプラグがうまく刺さらないことも多々ありますので、これは思った以上に重宝しました。
全てのエアラインで導入して欲しいくらいです!
フルフラット仕様
シートはもちろん180度リクライニング。ビジネスクラス3種共通です。
足元はこんな感じ。
モニター下スペースに比してベッドがとても幅狭なように見えますが、実際は全くそんなことはありません。
スリッパを置いておくスペースを広く確保できるのがとっても便利でした!
A350-900
それでは続いてA350-900をご紹介しましょう。
シートマップがこちら!
(スターラックス航空公式サイトより)
こちらはF/C/Yの3クラス制で、ビジネスクラスは26席となっています。
チャコールグレーにオレンジがアクセントのおしゃれなシートです。
ファーストクラス併設!
実はこの機種、一列目がファーストクラス!
この通り、他のシートよりも一段高い壁で覆われていました。
ビジネスクラスとファーストクラスが同じエリアにあるのは初めてで、ちょっと新鮮です。
プライベート感満点!
1-2-1配列なので、出来れば窓側のソロシートが良かったのですが、別記事でご紹介した通り、アラスカ航空特典だとウェブ上で座席指定ができません。
やっと重い腰を上げてメールでリクエストした頃には、後方通路側しか残されていなかったというわけなのです。
2024年現在はアラスカ特典航空券でもスターラックス公式サイトからオンライン手続き可能になっています!
ただ、いざ乗ってみると思った以上に個室感高し!!
お隣とのパーテーションを開けた状態でも、照明越しでほとんどお互いの様子は分かりません。
さらに仕切りを閉めてしまえばこの通り!
外の景色が見えないだけで、窓側ソロシートと同じくらい他のお客さんが気にならなくなりました。
家族や友人同士だと不便なこともあるかもしれませんが、一人旅ならリラックス出来ることこの上なし!
ここまでお篭もり感があるシートは他に類を見ません。
通路側の視界もこんな感じで、本当に全く人の姿が見えない!!
さらにさらに、水平飛行中はドアを閉められるようになっていて、完璧に一人の世界に没入することができます。
半個室仕様のビジネスクラスは何度か経験しましたが、トップクラスのプライベート性です!
モニター
こちらのモニターもとっても綺麗。
地味に嬉しかったのが、映画を言語でソートできることです。
日本語対応のプログラムも他の外資系エアラインに比べれば多かったように思います!
ちなみにセキュリティビデオもモンスターズインク味があって可愛いんです♪
収納
A350のサイドキャビネットもたっぷりサイズ。
ただしこちらは充電スペースを兼ねた作りになっています。
A330neoと同様にワイヤレスチャージャー付き!
テーブル上よりもキャビネット内の方が、防犯的な観点からも断然使いやすかったです。
足元にはマガジンラックとちょっとしたスペースが。
手が届く範囲にこれだけ収納スペースがあれば、飛行中も不便を感じることはありませんでした。
リクライニング
シートはもちろんフルフラット対応!
…なのですが、本機のビジネスクラスシートには「ゼログラビティモード」なるものがあり、専らこの体勢で過ごしていました。
ゼログラビティといえば、エミレーツのファーストクラスシートでも採用されていましたね。
背面と脚部の角度が絶妙で、3時間と言わず10時間でも20時間でも、むしろもっと乗っていたいと思える快適さでした!!
最後に
ということで、今回はスターラックス航空ビジネスクラスのシートを中心にご紹介しました。
良いとは聞いていましたが、実際乗ってみると想像以上!!
期待を上回る大きくクオリティに大感激してしまい、長距離路線にも乗ってみたくなりました。
アラスカ航空特典で見る限りでは、台北-米路線の必要マイル数が多すぎて、そう気軽にとはいかないのが残念です。
日本-台北路線で間違いなく最高峰のシートと言えますので、台湾へお出かけの際にはぜひ利用してみてください!
桃園のラウンジ訪問記はこちら。
素晴らしすぎる機内食編はこちらからどうぞ。
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