陸マイラーにとっては当たり前のことですが、ANAマイルを大量に貯めようとする場合には、まずはポイントサイトを使ってポイントを貯めなければいけません。
このようにして貯めたポイントをANAマイルに移行するのが、最も効率的にANAマイルを稼ぐ方法です。
しかしながら、ポイント案件の還元率 or 還元額は、ポイントサイトごとに違いますし、日々変動しています。キャンペーンでの一時的な増額も日常茶飯事ですから、どこが一番お得かはその時になってみないと分かりません。
ポイントサイトを1つしか利用していない方にとっては関係のない話でしょうが、複数のポイントサイトを利用していると、どのポイントサイトを経由するのがよいのか迷うことが増えてきます。貰えるポイントが少ないポイントサイトを経由してしまっては勿体無いですからね。
特に、クレジットカードの新規発行やFX口座の新規開設は、原則として初回だけしかポイントを獲得することができないので、できるだけお得なポイントサイトを経由して申し込みたいところです。
そんな時に便利なのが「ポイント還元比較サイト」です。キーワード検索で、どのポイントサイトを経由するのがお得なのかを簡単に調べることができます。
ポイント還元比較サイトも複数ある
困ったことにポイント還元比較サイトも複数存在しています。そして、ポイント還元比較サイトによって、扱っているポイントサイトの種類等が微妙に違います。
つまり、どのポイント還元比較サイトを利用するかによって、お得なポイントサイトの検索結果も違ってきます。あるポイント還元比較サイトで最もお得であると表示されたポイントサイトが、他のポイント還元比較サイトでは表示されなかったり、もっとお得なポイントサイトが見つかったりするのです。
このため、最もお得なポイントサイトを検索するためには、まず最初に、どのポイント還元比較サイトを利用するのがよいのかを決めなければいけませんでした。
お得なポイントサイトを探すために、優秀なポイント還元比較サイトを探す…。なんだか本末転倒な気がしてきますよね。
それでも、ポイントサイトの選択に関しては、陸マイラーとして妥協は許されません。本当に面倒くさい作業だなぁと感じつつも、私は複数のポイント還元比較サイトを利用して情報を集めていました。
私が使っていたポイント還元比較サイト
私は主に、「どこ得」と「MarkPoint」というポイント還元比較サイトを使ってきました。基本的には「どこ得」で事足りるのですが、「MarkPoint」の方が更新頻度が高く、新しい情報を入手できる可能性が高かったからです。
「どこ得」は扱っているポイントサイトの数が多く、非常に使い勝手もよかったのですが、「MarkPoint」で同じように検索してみると、もっとお得なポイントサイトが見つかることが何度かありました。
一方、「MarkPoint」だけでは、扱っているポイントサイトの数が少なく、「どこ得」では表示されるポイントサイトが表示されないことがありました。
こんな状態では、なかなかポイント還元比較サイトを1つに絞ることはできませんよね。
どこ得が進化してます
ここまでは以前の話であり、現在では状況が変わってきています。私が気づくのが遅かっただけなのかもしれませんが、今の「どこ得」は、足りなかった部分が改善され、非常に使い勝手がよくなってます。
分かりやすいように、具体的な検索結果を見てみましょう。以下の画像は、「どこ得」と「MarkPoint」で、「Jizile(ジザイル)カード」案件をそれぞれ検索した結果です(※2016年3月22日時点の検索結果です)。
<どこ得のジザイルカード検索結果>
<MarkPointのジザイルカード検索結果>
2つの検索結果を見比べると分かるように、基本的には同じようなポイントサイトが上位に並んでいます。
しかし、「CLUB Panasonic コイン」、「ハピタス」、「Gポイント」の3つに関しては、「どこ得」で上位表示されている一方で、「MarkPoint」では表示されていません。これは「MarkPoint」で取り扱われているポイントサイトの数が少ないことに起因しています。
逆に、「MarkPoint」では表示されているのに、「どこ得」で表示されていないというポイントサイトは存在しません。
この検索結果だけで見ると、「MarkPoint」を使う理由は見当たらず、「どこ得」で検索すれば十分だといえます。ちなみに、他の案件についても、いくつか検索してみましたが、その全てにおいて同様の結果が得られました。
例外もあるかもしれませんが、基本的には「どこ得」の方が優秀という認識でよいと思います。
さらに、どこ得の検索結果の「ハピタス」の部分を見てもらうと「時間制限あり」という表記があります。これは、表示されているジザイルカードの案件が、ハピタスのみんなdeポイントという期間限定案件であることを意味しています。期間限定の還元額まで考慮されているとなると信頼性は高いですよね。
細かい指摘になってしまいますが、「どこ得」の還元額の表記が円表記なのも分かりやすくてGoodです。
「どこ得」は、ハピタス、ポイントタウン、Getmoney!、ちょびリッチ等の代表的なポイントサイトを含む、計51個のポイントサイトを横断比較することが可能です。あくまで現時点での話ですが、ポイント還元比較サイトは、ほとんどの方にとって「どこ得」だけで問題ないような気がします。
還元額が最大のポイントサイトを選ぶべき?
以上説明してきたように、ポイント還元比較サイトを使えば、お得なポイントサイトが簡単に分かります。しかし、1位表示されている最も還元額の高いポイントサイトを経由するのが常に最良というわけではありません。
例えば、上記画像の検索結果では、還元額が12,150円の「えんためねっと」が最もお得なポイントサイトとして表示されています。しかしながら、「えんためねっと」は、貯めたポイントの還元先が現金に限られており「ソラチカルート」が使えません。
これに対し、2位表示の「ポイントタウン」は還元額が12,000円とわずかに少ないですが、ソラチカルートが使えます。そうすると、最も多くのANAマイルを貯めることができるのは、「ポイントタウン」という結果になります。
ANAマイルを貯める場合には、還元額だけにとらわれず、ソラチカルートの利用可否についても考えておく必要がありますね。
また、還元額の多いポイントサイトを優先させるがあまり、獲得ポイントが複数のポイントサイトに分散し過ぎるのも問題です。ポイント管理をしっかりできる人であれば大丈夫ですが、利用するポイントサイトが多すぎると、貯めたポイントを効率的にソラチカルートで移行させることが難しくなり、ポイントの有効期限切れも発生する可能性があります。
なお、ポイント分散化については、以前の記事で有効な策であるとも書きました。
しかし、不必要なポイント分散化は混乱を招くだけです。とにかく還元額が多いポイントサイトを選ぶのではなく、必要に応じて新しいポイントサイトに手を出すようにした方がよいでしょう。
還元額に大きな差が無い場合には、たとえ還元額が低いポイントサイトだったとしても、使い慣れているポイントサイトを利用するほうがよい場合もあります。
まとめ
- ポイントサイトの比較はポイント還元比較サイトを使って効率的に
- 現時点でのポイント還元比較サイトは「どこ得」一択!
- 還元額だけでなくソラチカルートが使えるポイントサイトなのかを考慮する必要がある
- わずかなポイント差であれば既に利用している還元額の低いポイントサイトを選んでも構わない
冒頭で説明したように還元額は変動します。今日の最高額が明日には大してお得ではなくなっている可能性もあるので、あまり細かい額を気にする必要はありません。
ポイントサイト探しに労力をかけるより、少しずつでも着実にポイントを稼いでいくことがANAマイルを貯めるには大事です。