ANAマイルがすごい勢いでたまる『ソラチカカード』。
誰もが認める唯一無二のクレジットカードですが、残念ながら年会費無料ではありません。
ソラチカカードを保有し続けるには、「年会費2,000円+税」、つまり毎年2,160円の支払いが必要となります。そこまで高額ではありませんが、年会費無料のカードと比べると、どうしてももったいなく感じてしまいますよね。
しかし、その年会費を簡単に安く出来る方法があるんです!
この方法を使えば、2,160円の年会費が、なんと810円に!!
もちろん、すでにソラチカカードを持っている方でも、これから申し込もうと考えてる方でも、この方法は利用可能です。以下では、その詳細を分かりやすく解説していきます。
年会費が810円?そんな方法が本当にあるの?
ソラチカカードの年会費を安くする方法については、これまで長い間カードを保有してきた方であっても、意外と知らないのではないかと思います。
それもそのはず。
これまで、ソラチカカードの年会費を安くする方法は存在していませんでした。
この方法は、つい最近新しく使えるようになったものなんです。
結論から言いますと、ソラチカカードの年会費を安くするためには、2019年4月から始まる「スマリボ」というサービスを利用します。
4月スタート!新サービス「スマリボ」とは
スマリボは、JCBの新しい「登録型リボ払いサービス」のこと。事前に登録しておくことで、ショッピングの1回払いが自動的にリボ払いに変更されるサービスです。
これまでは『支払い名人』という名称で提供されてきましたが、2019年4月から『スマリボ』と改称され、サービス内容も一部変更されます。
このサービス内容変更が、ソラチカカード保有者にとっては朗報中の朗報!!
スマリボ利用者の特典として、年会費優遇キャッシュバックが追加されたのです。
つまり、スマリボを利用していると、年会費の一部がキャッシュバックされ、年会費が実質的に安くなります。
スマリボのキャッシュバック金額
スマリボでキャッシュバックされる金額は一律ではなく、カードの「年会費」および「グレード」によって決まります。
具体的には下記の通りです。
カードグレード | カード年会費(税込) | キャシュバック金額 |
一般 | 1,350円以上 | 1,350円 |
1,350円未満 | 年会費(税込)と同額 | |
ゴールド | 5,000円以上 | 5,000円 |
5,000円未満 | 年会費(税込)と同額 |
簡単にまとめると、そのカードの年会費を上限として、一般カードなら1,350円まで、ゴールドカードなら5,000円までキャッシュバックされるということ。
ソラチカカードは一般カードに分類されるカードで、年会費は2,160円(税込)ですから、キャッシュバック金額は1,350円となります。
この結果、ソラチカカードの実質的な年会費は、2,160 - 1,350 = 810円となります。
キャッシュバックの条件
スマリボでキャッシュバック条件を受ける条件はたった2つだけです。
2.カードの有効期限月の前月の15日から12ヵ月さかのぼった期間内にショッピングの利用があること
2番目の条件が少し複雑に見えますが、『スマリボに登録して年1回以上カードを利用する』と覚えておけばOK。
具体的なケースを上げると、下記のようになります。
利用金額に関する条件はなく、たった1回の利用でクリアなので、かなり緩い条件と言えるでしょう。
このような制度があることを知ってさえいれば、キャッシュバックを受けることは非常に簡単です。
ただし、カード更新(カード有効期限)の前年の利用実績が必要となる関係で、カード入会初年度の年会費については安くすることができません。
年会費が安くなるのは、入会次年度以降となります。
キャッシュバックは他の優遇サービスと併用不可
JCBでは「スマリボ」以外にも、年会費優遇キャッシュバックが実施されることがあります。この場合、重複した複数のサービスのうち、キャッシュバック金額が高い方が優先して適用されます。
例えば、ソラチカカードを対象とする他のサービスで1,350円以上のキャッシュバックが受けられる場合、スマリボによるキャッシュバックは受けられなくなるため注意が必要です。
スマリボ利用時の注意点(デメリット)
スマリボは、すでにご紹介したように、カードの支払い方法が自動的に「リボ払い」となるサービスです。
このため、何も考えずにカードを利用していると、リボ払いの手数料がキャッシュバック金額より大きくなってしまう可能性があります。
年会費を安くすることを目的とする場合、リボ払いの手数料を発生させないようにするのが重要です。
リボ手数料を発生させないコツ
リボ払いの手数料を発生させないためには、支払いを繰り越さないのがポイント。
最初の支払日に全額返済してしまえば、実質的に1回払いとなるため、リボ払いの手数料は発生しません。もちろん、スマリボを利用する場合でも、この方法は使えます。
ただし、スマリボでは1回の返済額の上限が1万円となっており、月の利用額が1万円を超えてしまうと、リボ払いの手数料発生を回避することが難しくなります。
ということで、スマリボを利用する場合には「毎月の利用額を1万円以下に抑える」ようにしましょう。これさえ気をつけておけば、リボ払いの手数料は発生しません。
高額なショッピング等には利用せず、PASMOのオートチャージなどに利用するのがオススメです。
繰り上げ返済も利用可能
それでも利用額が1万円を超えてしまった場合、最後の手段があります。
それが「繰り上げ返済」です。
繰り上げ返済は、ATM振込等によって支払日前に入金を済ませておくことで、リボ払いの残金を設定金額を超えて支払う方法。この方法を使えば、スマリボの支払上限である1万円を超える返済を実現することができます。
ただし、繰り上げ返済の手続きは少し面倒なので、あくまで非常時の手段として利用するのがよいと思います。
基本はやはり、毎月の利用金額を1万円以下に抑えることです。
スマリボの登録方法
スマリボは、JCB会員専用ページ『MyJCB』にログインして登録することが可能です。
なお、現時点(2019年3月末時点)ではスマリボは正式に開始されていないため、旧サービスの『支払い名人』に登録することになります。
MyJCBから規約に同意のうえ登録すると、2019年5月にスマリボに自動移行され、2019年6月10日(月)お支払い分よりスマリボが適用されます(2019年4月16日(火)~5月15日(水)の利用分から対象)。
まとめ
以上、ソラチカカードの年会費を安くする方法のご紹介でした。
改めて条件をまとめると、下記の通りです。
2.年1回以上カードを利用する
3.毎月の利用額を1万円以内に抑える
いずれも難しい条件ではないので、仕組みをしっかりと理解して、安いコストでソラチカカードを運用してみましょう。
なお、今回はソラチカカードの年会費を安くする方法としてご紹介しましたが、「スマリボ」の特典は、他のJCBカードでも受けられます(ザ・クラス、プラチナカード、家族カードを除く)。
ソラチカカード以外のJCBカードにも使えるテクニックなので、ぜひとも利用してみて下さい。