ANAプレミアムサービスを初めて受けるべくやってきた北海道旅行。
新千歳空港から電車に乗って45分。札幌に到着しました!
予想より暖かい北海道
東京に比べると、やや肌寒さは感じるものの、コートは必要ないくらいの暖かさです。
初めての北国に張り切りすぎて、真冬用のコートを着て来てしまいました…。北海道も4月下旬ともなれば、すっかり春なんですね。
まもなくお昼。ちょうどお腹もすいたことですし、何はともあれ、ランチ目指して北菓楼札幌本館にやってきました!
札幌駅からは歩いて10分強といったところでしょうか。今年の3月にリニューアルオープンしたばかり。オープン当日は、長い行列が出来たそうです。
ランチも人気だそうで、店外まで並ぶのかと思いきや、こんな感じで至って静かな外観です。
それではさっそく中に入ってみましょう。
1階はこの通り、お菓子売り場になっています。カフェの表示が見当たらなかったので、間違って違う支店に来てしまったのかとちょっと焦ってしまいました。
よくよく探してみると、奥の方に階段を発見。2階がカフェスペースになっています。
階段まで列が伸びているので、名前を書いておこうと待合ノートを見てみると、この時点で90分待ち!やっぱり人気があるんですね。待つ間買い物していても大丈夫、と書いてあったので、ちょっと外に出るくらいならいいだろうと、記名して先に観光してくることにしました。
日本三大がっかり!札幌時計台
札幌と言えば、当然こちらは外せませんね。時計台です。北菓楼から徒歩5,6分で到着しました。
札幌農学校(北海道大学の前身)の演武場(武芸練習場・屋内体育館)として、1878年10月16日に竣工したそうです。
札幌時計台といえば、日本三大がっかりとしても有名ですね。以前、ANA SFC修行でシンガポールに行った際、世界三大がっかりに数えられるマーライオンを見て、せっかくなら日本のがっかりも見てみたいと思っていましたので、実物を見ることができてよかったです。
マーライオンは思ったほどがっかりではなかったですが、時計台は…うーん、結構がっかりできたかもしれません。って、ほんと大変失礼なコメントですみません…。
というのも、日常的に似たような(しかももっと古い)建築物を利用する生活を送っていたため、あまり新鮮味を感じられなかったのが大きいかなぁ。
シンガポールの記事はこちらです。↓
時計台資料館へ
SFC同期の方にオススメしていただいたので、せっかくですから中にも入ってみましょう。
入場料は、大人1名200円でした。
中は資料館になっています。
世界の鐘の音が聴ける機械も置いてありました(写真奥)。ドイツ・ミュンヘン新市庁舎の鐘の音が懐かしかったです。ここで聴けようとは。
余談ですが、札幌市とミュンヘン市は1972年に姉妹都市提携を結んでいます。言われてみれば、気候も風景もどことなく似ていますね。双方ともにビールが有名ですし。
2階に上がってみます。
「演舞場」と掲げられています。
馴染んだ古い木の香りに懐かしさを覚えます。ヨーロッパの古い教会みたいな匂い。
なんとなく床が軋んで心もとないんですが、かつてはここで大勢の学生さんが汗を流していたんでしょうね。
奥の方では、実物兄弟時計といって、外から見えるものと同じ型の時計機械を見学することが出来ます。今でも週に2回、豊平川の石の重りを人力で巻き上げているんだとか。
レトロで美しい設えです。
奥から見るとこんな感じです。あまり広くはありません。一通り見て回って満足満足。
しばらく椅子に座って休んだら、次の目的地へ出発です。
快晴の大通り公園
大通公園にやってきました。
まっすぐ伸びる道の向こうには、雪を頂いた山々を臨むことができます。
有名な焼きとうもろこしの屋台は、残念ながらまだ出ていませんでした。2016年は4月27日(水曜日)~10月10日(月・祝)の間出店するようです。
さらに、7月からは冷凍ではなく生のとうもろこしが使用されるとのことなので、この時期に味わえたら最高でしょうね。
札幌に来たらこちらも忘れてはいけないシンボル、テレビ塔。
高さは147.2m、1957年完成。色も形も東京タワーにそっくりです。まさにミニチュア版。
それもそのはず、内藤多仲さんという同じ建築家が設計されたもので、いずれもタワー六兄弟に数えられています。
ちなみに、他には名古屋テレビ塔、2代目通天閣、別府タワー、博多ポートタワーが兄弟なんだとか。九州人なのに、別府タワーは存在自体知りませんでした…勉強になります。
北菓楼の限定ランチ
ここまでで大体45分ほど経過。
今の順番はどのくらいか見てから次の目的地に行くか決めよう、と北菓楼に戻ってみると、なんと既に呼び出し終了されてる!
90分待ちのはずが、実際には40分かかったかどうかに短縮されていたようです。恐縮しながら店員さんに尋ねてみると、すぐに席に案内していただけました。
壁一面に本が並び、真っ白なピアノの自動演奏が流れています。
13時前だというのに、早くもピークが過ぎたのか、2~3卓は空いている状況でした。意外と回転は速いようです。
もしかしたら限定ランチは売り切れかな?と思いつつ伺うと、まだ注文できるとのこと。安堵しつつ待ちます。
待っている間にお菓子を頂きました。
1階でも買うことができる「はまなすの恋」というサンドクッキー。こういうサービスは嬉しいですね。
思いの外、早く料理が到着しました。砂川本店か、この札幌本店でしか食べられない「特製オムライス」です!
卵の硬さは半熟でお願いしました。苦手な方はしっかり焼いてもらうことも可能です。
では、いざ実食!
中には牛肉とキノコがたっぷり。こちらのオムライスの中身は一般的なものと異なり、ケチャップライスではありません。お醤油で味付けされた和風オムライスです。香ばしくて、うまみぎっしり。どんどん進む美味しさです。これで750円ならお安い!
数量限定ということでしたが、何食くらい提供されるんでしょうね。この日は日曜だったので売り切れを心配しましたが、無事いただくことができてよかったです。
観光の締めは北海道庁
ではでは、最後の目的地へ。北海道庁旧本庁舎です。
桜には早く、木々はまだまだ芽吹きを待つ頃でしたが、たくさんの観光客が訪れていました。
庁舎にこんなに人がいるなんて、日本ではなかなかない光景かもしれません。
完成は1888年(明治21年)。建築様式はアメリカ風ネオ・バロックだそうです。明治レトロでとってもオシャレな建物です。
それにしても驚いたのは、観光客のほとんどが外国人だったこと!SFC修行で沖縄に行っていた時にも思いましたが、本当に来日者数が急増しているんだなと改めて肌で感じました。
今年は沖縄に北海道に大阪にと、上半期だけでこんなに旅行する機会が得られて幸せです。
できれば北海道大学のポプラ並木や、もっと足を伸ばして小樽なんかにも行ってみたかったんですが、時間も体力も尽きつつあるので、この辺で観光終了。
札幌駅から、新千歳空港に戻ります。
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