イタリア・ミラノには、ドゥオモやガッレリアなど、歴史ある素晴らしい建築物・美術品がたくさんありますが、何と言ってもメインイベントは、かの有名な画家、レオナルド・ダ・ヴィンチ作の「最後の晩餐」を観ることですよね!
一生の内、一度でいいから見てみたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、難易度の高いチケットを入手した方法と、実際に訪れた際の様子までを一挙ご紹介します。
訪問を予定している方に、少しでもご参考になれば幸いです。
最後の晩餐チケットの取り方
最後の晩餐は完全予約制。電話またはウェブ上から手続きすることになりますが、日本からならオンラインが手軽でしょう。
公式で予約すれば、入場料は12ユーロ(≒1,533円、うち2ユーロは予約手数料)で済みますが、必ずしも全ての日がオンライン予約に解放されるわけではありませんし、争奪戦なので、あっという間に満席になることもしばしば。
私も受付開始日を待ち構えていましたが、約1週間のミラノ滞在予定期間中、なんと1日たりともウェブには解放されていませんでした。
電話は不通…
オンラインがダメなら電話だ!と、公式サイトに掲載されていた番号にかけてみたものの、何度かけても一向に繋がりません。
たまに繋がったと思ったら、アナウンスが流れて勝手に切れる、を繰り返すこと3日…。
こうしている間にもどんどん席は埋まっていきますし、結局電話予約も諦めることにしました。うーむ。こんなに予約が難しいとは。
ダイナースコンシェルジュに相談
次の手段は、ダイナースプレミアムカードのオンラインコンシェルジュに相談!
(ダイナースプレミアム公式サイトより)
チケット手配等もしてもらえると書いてあったので、早速電話してみることに。
…が、ダイナースのコンシェルジュ曰く「最後の晩餐は入手がとても難しいチケットなので、あいにくご期待に沿うことができません」とのお返事…。あっさりと残念な結果に終わりました。
聞くところによれば、こういった海外のレジャー系チケットについては、アメックスプラチナの方が有利らしいですね。ダイナースの十八番は、やはりレストラン予約のようです。無念。
最後の手段でようやくチケットを入手!
こうなったら最後の手段!
現地のコーディネーターさんにお願いすることにしました。
どうやらイタリア国内在住者だと、すんなり予約が取れるらしいのです。もちろん公式サイト経由と異なり、手数料が必要となりますが、そう何度もミラノに行けるわけもなし、背に腹は代えられません。
色々調べてみた結果、「とっておきローマ」さんにお願いすることにしました。もちろん日本の方が対応してくださるので安心です。
手数料は2,000円(2名まで)。当日のうちに、「希望通りの日時で確保出来ました!」とメールが来て、拍子抜けするほど簡単に予約が取れてしまいました。
かかった費用は入場料を含めると、約3,500円。
公式サイトと比べれば高額になってしまいましたが、ここに行き着くまでにかかった時間と気力を考えれば、公式サイトで予約できない時点でお願いしておけばよかったかも!
なお、2名で行く方は1人当たり1,000円の手数料なので、より気楽にお願いできるかと思います。
最後の晩餐への行き方
最後の晩餐は「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」の敷地内にあります。教会の場所はこちら。
見ての通り、ミラノのドゥオモから西側に位置しています。
最寄り駅はメトロ1番線「Conciliazione」。徒歩5分ほどの道のりです。
受付でチケットを受け取ります
すでに予約が済んでいても、そのまま展示室に入ることは出来ません。まずはチケットオフィスで入場券を受け取りましょう。
チケットオフィスの入口はこちら(女性が寄りかかっているところ)↓
指定時刻の20分前までに行かないとキャンセルされてしまいますので、注意が必要です。
中に入ると、数人の列ができていました。
「チケットオフィス」とはあるものの、よほどのこと(急なキャンセルなど)がなければ、当日チケットを購入することができないため、並んでいるのは皆予約を済ませた人たちです。
実際、飛び込みで来た人がいましたが、「今日のチケットはありません」とすげなく断られていました。
メールを提示しチケット引取
順番が回って来たら、プリントアウトしておいたメールを提示。
すると、無事チケットを受け取ることができました!
待合室は15分前オープン
15分前になると、こちらの展示室入口に設けられている待合室へ入ることができます。
最後の晩餐の見物客は厳重に管理されており、1グループ30人まで、鑑賞には15分ずつの時間が割り当てられているのだそう。
いよいよ展示室へ
指定時刻ぴったりにゲートがオープン!
涼しい回廊を進んでいきます。
入場しても、すんなりとはたどり着きません。
最後の晩餐がある部屋は、室温/湿度を保つため、2枚のドアで隔離された奥に展示されているのです。
数分ずつ、こちらも指定時間になるまで待機。
そして、最後のドアがやっとオープンしました!
最後の晩餐とご対面!!
中に入ってみると、横長のお部屋の右奥にどーん!とあの有名な「最後の晩餐」がお目見え!
子供の頃から教科書やテレビで見てきた絵を、こうして目の前で眺めることが出来るなんて!!筆舌に尽くしがたい感動です。
広い空間に30名ほどなので、近寄ってじっくり眺めることが出来ました。
思っていた以上に大きく、そしてとても繊細なタッチ。
もとは修道院の食堂として使われていたというこちらのお部屋、今日に至るまで熱にさらされたり、水没したりと受難が続いたため、絵の保存状態はかなり危ういところ。
修繕・保護に尽力した方々のおかげで、今でもこうして実際に拝む事が出来るなんて、本当にありがたい限りですね。
最後に
かの有名な「最後の晩餐」をこの目で鑑賞することが出来て、鳥肌立ちっぱなしの大感激でした!
ミラノに行くのなら、ここは絶対に訪れてほしいスポットです。
ちょっと予約が難しいチケットですが、運が良ければオンラインで簡単かつ手頃に入手できますし、そうでなくても、私のように現地の業者さんにお願いすれば、ゲットできる可能性は決して低くありません。
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