イタリアのお土産の定番って何でしょうか?
パスタ、ワイン、チョコレートなどなど、その候補はいくつもありますが、本当に気に入ってもらえるお土産を見つけるのは意外と難しいものです。
じっくり時間をかけてお土産を探すのも楽しいのですが、「できれば短時間でまとめて買ってしまいたい」という方も多いはず。
そんな要望にお答えして、この記事では、”とっても簡単にイタリアのお土産を揃える方法”をご紹介。たった1つのお店ですべてを揃えることができるので、たくさんのお店を見て回る必要はありません。
オススメのイタリアのお土産もランキング形式でご紹介していますので、よかったら参考にしてみてください(実際にあげて喜ばれたものばかりです)。
食のテーマパークEATALY(イータリー)
イタリアのお土産が”たった一箇所で何でも揃う”なんて都合のいい話ですが、そんなお店が実際にあるのです。
それが、イタリアの大型フードマーケット「EATARY(イータリー)」。
イータリーは、日本でいうところのスーパーマーケットのようなお店で、とにかくオシャレで品揃えも豊富。
あえて比較に出すのであれば、高級スーパーの成城石井に近い感じかなぁという気もしますが、このお店の独特の雰囲気はイタリアでしか味わえないものです。
一言で表現するのであれば「食のテーマパーク」!
見ているだけでも楽しめる、お土産探しにピッタリのお店です。
イータリー・ミラノ店
イータリーは、イタリア・トリノを本拠地とするお店ですが、ローマ、ミラノ等の観光地にも大型店舗が存在しています。
今回私が訪れたのは、「イタリア・ミラノ」にあるイータリー。
ミラノ最先端の流行発信地、コルソコモ・ガリバルディ地区にある”スメラルド店”(以下、「イータリー・ミラノ」)です。
お店の場所
イータリー・ミラノの場所は、マップ上側の赤丸で囲んだところ。
マップの右下には、ミラノの人気観光地・ドゥオーモ(青枠で囲んだところ)があります。
ドゥオーモからイータリーまでの距離は2kmほど。観光ついでに訪れることも難しくありません。
住所:Piazza Venticinque Aprile, 10, 20121 Milano MI, イタリア
アクセスはトラムが便利!
イータリー・ミラノの最寄駅を検索してみると、候補として出てくるのはGARIBALDI(ガリバルディ)駅。そこから徒歩6分ほどの場所です。
下のマップを見てもわかるように、駅からは南にほぼ一直線の道。初めてでも迷う心配は殆どなさそうです。
ただ、イータリー・ミラノのすぐ近くにはトラム(路面電車)の駅もあります(上のマップの青枠で囲んだところ)。
距離にして100mちょっとなので、実際の最寄り駅はこのトラムの駅(停留所)とも言えますね。イタリアで2番目の乗降客数を誇る”ミラノ中央駅”からも出ている路線なので、とっても使いやすいですよ。
トラム停留所の様子はこちら↓
この停留所からイータリー・ミラノまでは歩いて約2分。
買い物帰りで荷物が多い時には、長い距離を歩いたり、階段を上り下りするのは大変なので、トラム利用がオススメです。
お店の外観
イータリー・ミラノのお店はこちら。
大きなガラス窓に「EATALY」の大きな文字が書かれているので、見ればすぐ分かると思います。
営業時間
イータリー・ミラノの営業時間は下記の通り。
ホームページ上では定休日の記載がありませんでしたので、おそらく無休なのだと思われますが、あるサイトでは祝日がお休みとも書かれていました。
クリスマス等にお出かけの際には、事前に確認することをお勧めします。
また、ヨーロッパでは、日本のように夜遅くまで空いているお店は珍しいのですが、イータリー・ミラノは夜24時まで営業。
開いている時間が長く、観光の前後や帰国間際など、ちょっとした空き時間でもお買い物できるのが嬉しいですね。
3階建ての明るく広い店内
イータリー・ミラノは3階建ての大型店舗。
中に一歩足を踏み入れれば、最上階まで吹き抜けになっていてとっても明るい雰囲気!
外光をうまく取り入れる造りになっているので、室内ではありますが、まるで屋外で買い物をしているような感覚を味わえます。
フロアの構成は、以下の通りです。
2階:肉・魚・ハム・チーズ・惣菜・レストラン
3階:酒類・レストラン
店内の様子
1階入口付近には、市場のような野菜売り場があり、とってもオシャレな店構えです。さすがイタリア!
並んでいる野菜もみずみずしく、いかにも美味しそう。
日本に持って帰れないのが残念ですが、見ているだけでも楽しい光景ですね。
店内はどこを見ても凝ったディスプレイが施されていて、オリーブ油・バルサミコ酢売り場にはオリーブの木が。
トリノの老舗チョコレートショップ「Venchi(ヴェンチ)」の前には、大きなチョコレートファウンテン。
「PASTIFICIO=パスタ工場」なるテナントもありました!
打ちたての珍しい生パスタを量り売りしています。
きっと美味しいんでしょうね〜。ホテルにキッチンがあれば、ぜひ試してみたかったです。
日本ではあまりお目にかかれない楽しい陳列方法ばかりで、本当にテーマパークのよう!思わず時間を忘れて、隅々まで歩き回ってしまいました。
イータリーで全部買える!イタリアお土産ランキング
ここまでご紹介してきたように、イータリー・ミラノには、そのテーマパークのような店内に、数え切れないほどの商品が陳列されています。
とっても便利なのですが、なんでも揃ってしまうからこそ、何を買えばよいのか迷ってしまうのも困ったところ。本当にどれも素敵なものばかりで、全部欲しくなってしまうんです。
でも、日本に持ち帰ることができる量は限られていますから、欲しいだけ買うという訳にもいきません。
そこで、独断と偏見ではありますが、イータリーで買える商品の中から、”本当に買ってよかったと思えたイタリアのお土産”をランキング形式でご紹介していきたいと思います。
私自身、イータリーの全商品を把握できてはいませんが、かなり時間をかけて見て回ったので、参考にして頂けると嬉しいです。
第5位☆本場イタリアの味をおうちでも!「製菓材料」
まず第5位からの発表です。
最初にランクインしたのは、日本でもイタリア本場の味を再現できる「製菓材料」!!
イタリアらしい「トルタマルゲリータ」や「クロスタータ・ビスコッティ」等の焼き菓子を簡単に作ることができます。
お菓子そのものを持って帰るのは難しくても、こんなミックス粉なら大丈夫。作り方も簡単なので、ぜひオススメです。
なお、かわいいクッキー型やケーキ型も売っていますので、一緒に買って帰ってもいいですね!
第4位☆「イタリア伝統菓子」
第4位は、イタリア全土から取り寄せられている伝統的なお菓子です。
レトロでセンスを感じさせるパッケージがずらっと並んでいるので、目移りしてしまいますね。
私が購入した中で一番美味しかったのは、こちらの薄焼きビスコッティ!
ビスコッティといえば、コーヒーに浸しながら食べる堅焼きのお菓子。
それを薄くスライスしてあるこちらは、程よい歯ごたえと香ばしさで、いくらでも食べられそうな美味しさでした!
割れやすいので、持ち帰る際には持ち込み手荷物にすることをオススメします。
第3位☆バラマキにも!オシャレで色んなフレーバーを楽しめる「蜂蜜」
第3位は、日本ではあまり見かけない種類豊富な蜂蜜です!
特に、こちらのミニサイズ(28g)は一つ1.70ユーロ(≒217円)とお手頃で、バラマキにもピッタリな大きさ!
ミニサイズでも、種類は大きいサイズと遜色ありません。
定番のアカシアから、栗・ユーカリ・森・ライム・アルプスの花・西洋タンポポ・ひまわり・エリカ等々、とっても珍しい蜂蜜が勢揃い。
日本ではこんなにたくさんの種類にお目にかかったことがなく、「えっ、そんなお花からも蜂蜜作れるんだ!?」と新鮮な驚きでした。
全種類自分用にも購入しましたが、それぞれに味わいが異なり、どれもとても美味しかったです!
洋服に包んで適当にパッキングすれば、ほとんど場所も取らないのもいいですね。
第2位☆旨味ぎっしり!「ドライトマト」
イタリアでは色々と美味しいものをいただきましたが、中でも感動したのは、トマトの味がとっても濃いこと!
特に、ドゥオーモそばにある名店「ルイーニ」で食べた”トマトとモッツアレラのパンツェロッティ”には感激。ぜひお土産にトマトを買って帰りたいと思っていました。
日本では高価なドライ・セミドライトマトも、本場なら手頃な値段で購入することが出来ます。
中でもイチオシは、半生状態にしたトマトをオイル漬けにした「Pomodorino Ciliegino Semisecco」(3段目左から2番目)。
生のトマトと同じように使えますし、すでに味がついているので、そのままでもおつまみにピッタリ!凝縮された甘みと旨みを、存分に味わうことが出来ます。
瓶詰めは重くて…という場合は、完全に乾燥させた袋入りのドライトマトが軽くて割れにくく、取り扱いも楽なのでオススメです。
日本では100gで2,000円ほどすることも珍しくない高級品ですが、こちらでは250gも入って6.20ユーロ(≒790円)!
惜しげもなくたっぷり使えますね♪
第1位☆芳醇な香り「トリュフバター」
私が購入した中で一番感動したもの、それが「トリュフバター」!
中でも「Tartuflanghe(タルトゥフランゲ)」というピエモンテにある会社の製品が高品質な上、パッケージも可愛く高級感があってオススメです。
棚にはトリュフやポルチーニといった、高級きのこを使った商品が揃っていました。
写真左から、白トリュフハニー(約867円)、トリュフバター(約880円)、白トリュフバター(約1,632円)、ポルチーニクリーム(約944円)、白トリュフ入海塩(約1,008円)、オリーブ油漬け夏トリュフ(約1,783円)、トリュフ入パルミジャーノ・レッジャーノ(約1,718円)。
私が購入した中で一番美味しかったのは、ピンクのトリュフバター。トリュフ塩は日本でもよく販売されているようですが、トリュフバターは滅多にお目にかかれません。
30gで880円なので、高級品には違いありませんが、めったに来られない海外でのお土産なら許容範囲。
調べてみたところ、日本で販売されているトリュフバターの相場は大体倍額なので、むしろお得感すら感じます。
本場ヨーロッパのバターとトリュフの組み合わせが美味しくないはずがありませんよね。お安いお肉でも、このバターを使えばあっという間に本格的な一皿に♪
バターなのに、開封前なら常温で保存がききますし、ほんの5cm四方程度の箱なので、スーツケースの隙間に入るのもお土産として最高!!
量より質という方に、特にオススメしたい逸品です。
忘れてはいけない必需品!お土産用のバッグ類も充実!
大切な人にお土産を渡すなら、中身だけでなくパッケージも重要ですよね。
入口付近には、紙製、布製、ビニール製の大小様々なイータリーオリジナルバッグが勢揃い!
その場でお土産品の大きさに合わせて選べます。もちろん、自分用のエコバッグを買い求めるのも良さそうです。
レジでのお会計も安心!店員さんが袋詰め
ヨーロッパのスーパーでは、エコバッグ持参の上、レジでバーコードを読み取られた商品を、どんどん自分で詰めていくという時間的戦いを強いられるのが常です。
日本のように、袋詰め用のカウンターが用意されているシステムに慣れていると、焦ってしまう方もいるのではないでしょうか。
その点、イータリーは安心仕様。店員さんがきちんとレジ袋に詰めてくれます。
パリのボン・マルシェと同様ですね。さすがは高級スーパーです。
イータリー周辺は観光もできるおしゃれスポット
わざわざお土産のためだけにイータリーまで行きたくないという方には、お買い物ついでに周辺の観光を楽しむのもおすすめ。
イータリー・ミラノのあるコルソコモ・ガリバルディ地区には、オシャレなセレクトショップや素敵なテラスカフェなどが並び、日本で言うなら麻布や広尾っぽい雰囲気です。
奥に見える現代的な高層ビル街は、さしずめ六本木?
カラフルでかわいい建物の間には、開放的なテラス席が設けられ、皆思い思いに夏の午後を楽しんでいました。
イータリーでのショッピング前後の時間を使って、ぜひ散策・休憩してみてはいかがでしょうか。
人気観光スポット「10 Corso Como Cafe」
蔦の絡まるひときわオシャレな建物「10 Corso Como Cafe(10コルソコモカフェ)」は、この地域の顔とも言えるシンボリックなお店。
カフェだけでなく、選りすぐりのセレクトショップやギャラリーも入っていて、もはや観光スポットと言っても過言ではないお店となっています。
このお店のためだけに、この地区を訪れる観光客も多数。ミラノを訪れた際には、ぜひ一度覗いてみてください!
最後に
今回は、イタリアでおすすめのお買い物スポット「イータリー・ミラノ」をご紹介しました!
本当に素敵なお店ですので、ミラノでお土産選びに迷ったら、ぜひ訪れてみてください。観光スポットとしても十分楽しめると思います。
イタリアのお土産ランキングに関しては、好みの問題もありますが、個人的には自信を持ってオススメできる商品ばかりです。実際に差し上げた方からの反応も上々で、「美味しかったよ〜」、「また食べたいな〜」など、嬉しい言葉を頂きました。
どれも日本では手に入りにくかったり、高価(割高)だったりするものばかりというのもポイントです。イタリアで買ってきたものでも、日本で同じものが同じくらいの価格で買えてしまうと残念なので、比較的レアな商品を選びました。
日本では絶対に手に入らない!!とまでは言えませんが、それなりに入手しづらいお土産ばかりだと思います。
以上、イタリア旅行のお土産選びの参考になれば幸いです。
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