イタリアといえば、食の都。そしてスローフード発祥の国。食事については、日本以上と言っても過言ではないこだわりをもつお国柄です。
せっかくイタリアを訪れたなら、本格的なお料理や家庭的な一皿を味わってみたいですよね。
とはいえ、慣れない異国の地で美味しいレストランを探し当てるのは至難の業。ガイドブックに頼るという手もありますが、期待はずれの結果になってしまうことも。
今回は、たくさん食べ歩いたお店の中でも、本当に美味しかったレストランを3店ご紹介したいと思います!
観光客慣れしていて気軽に入れるチェーン店と、お手頃なのに本格的なイタリアンのお店をチョイス。優しい味と雰囲気が楽しめる家庭料理店、ミラノ旅行のご参考になれば幸いです。
ロッソポモドーロ・ミラノ中央駅店
まず最初は、イタリアンレストラン「ロッソポモドーロ」。
こちらのお店は、イタリア・ナポリ創業のチェーン店です。一人でも気軽に入れる雰囲気なのが◎。
日曜も営業している上に、駅内にしてはお値段も控えめという貴重なお店です。
お店の場所
お店はミラノ中央駅の2階、正面向かって左奥!
滞在していたヒルトンミラノからほど近く、大きな駅の中にあるので、立地としては申し分なし。電車移動の前後にささっと食べたい時にも重宝するお店です。
お店の内観
入口から入ると、こんな感じ。国際列車が乗り入れているターミナル駅ということもあって、様々な国の人で賑わっていました。
お店の人も観光客慣れしており、とっても過ごしやすい雰囲気です。
英語メニューもあります
もちろん英語メニューも完備。
イタリア流に従うなら、アペタイザー、プリモピアット(第一の皿)、セコンドピアット(第二の皿)…と時間をかけてゆっくり味わうべきなのかもしれませんが、それほど食べられそうな気もしませんので、セコンドピアットとドリンク、ドルチェだけお願いすることにしました。
パン&レモネード
注文してすぐ、レモネードと紙袋が到着!これから電車に乗る予定の人が多いこともあってか、店員さんはキビキビ動いていました。
???と思って袋を覗いてみると、中にはスライスしたパンが。
こうして袋に入って供されるのは初めてです。余ったら持ち帰れるようになのでしょうか。
ヨーロッパは本場なだけあって、大体どこでも美味しいパンにありつけるのが嬉しいですね♡
メイン(セコンドピアット)
さらに待つこと10分ほどで、「Pullarestrella(鶏胸肉と野菜のミルフィーユ)13.50ユーロ」が届きました!
スライスした3枚の鶏胸肉で、グリルしたズッキーニやトマト、パプリカを重ねたお料理です。
ソースはバルサミコ酢ベース。とてもファミレスで食べられるお料理とは思えない本格的な味わいで美味しい!!
しかも野菜もお肉もしっかり摂れるというのは、特に欧米では貴重だと思います。ボリューム的にもちょうどよく、とっても満足できました!
ドルチェ
最後はデザート。大好物ヌテラ(ヘーゼルナッツ入りチョコレートスプレッド)を使ったティラミスと紹介されていた「BEBE」のハーフサイズを注文したのですが…
何の間違いか、フルサイズ(5ユーロ)が届いてしまいました(汗)
せっかく綺麗に盛り付けられているので、そのまま頂くことにしましたが、これは結構なボリューム。肝心な味はというと、全体的にパフッとした食感でかなり甘かったです。
イタリアに来たからには、本場のティラミスを食べてみなければ!と思ったのですが、うーん、これは1回食べれば十分かな。このお店ではメインをがっつり、が正解なのかもしれませんね。
総括
メインのお料理はとても気に入ったので、今度は看板メニューのナポリピザを試しに、またぜひ食べに行きたいです!
デザートは予想外に量が多く、動揺が先に来てしまったこともあり、ハーフサイズだったら印象は違うような気もしました。
ということで、ロッソポモドーロは入りやすく、英語メニュー完備、本格的なお料理がリーズナブルに頂ける、使い勝手のいいお店でした。
ミラノ市内に複数の店舗がありますので、機会があればぜひ利用してみてください!
La Dogana del Buongusto(ブォングスト)
続いては、どちらかというと地元の方に人気のお店、「La Dogana del Buongusto」です。発音はおそらく、ラ・ドガーナ・デル・ブォングスト、でしょうか。
こちらのお店は、グーグル並びに海外口コミサイト「ZOMATO」等で軒並み高い評価を得ていたので、ランチに伺ってみた次第です。
お店の概要
La Dogana del Buongusto
Via Molino delle Armi, 48
20123 Milano
電話番号 +39 02 83 24 24 44
営業時間
月〜金 12:30-14:30, 19:30-00:30
土 19:30-00:30
日曜定休
お店の場所
ドゥオモからは、お店の近くまでトラムが通っており、15分ほどで到着します。距離にして1.3kmほどなので、散歩がてら歩いて行くのもいいかもしれませんね♪
お店の内観
入口のドアを開けると階段があり、スタッフさんが地下へと案内してくれます。2階はワインバーらしく、訪問した時には消灯していました。
(Googleストリートビューより)
煉瓦造りで、梁などにも歴史を感じさせます。すごく雰囲気のある店内ですね!
メニューはイタリア語と英語
メニューは伊英併記となっていました。ランチはアラカルトでもコースでも注文できます。
サラダが7ユーロ、ハンバーガーが12ユーロ。
そして、プリモピアットが7ユーロ、セコンドピアットが9ユーロと、とってもわかりやすいメニュー構成となっていました。
女性にオススメのメニュー
どれにしようか迷ってしまいますが、個人的に、特に女性にオススメなのは、「CREA IL TUO PIATTO UNICO/Create your one-course meal(12ユーロ)」。
これは、プリモとセコンドから一つずつ好きなメニューを選ぶと、少量ずつワンプレートに盛り付けてもらえるというもの。
色々食べてみたいけど、そんなにたくさんは食べられないという人にぴったりのメニューなのです!
私はプリモをファルファッレのラグーと、セコンドに牛リブのグリルを注文しました。
届いたのがこちら!
お皿は25cm幅くらいでしょうか。日本人にもちょうどいい量でありながら、一皿で二つのお料理が味わえるなんて嬉しい♪
パスタはアルデンテでしっかりした味付け、リブはローズマリーと岩塩が効いていて、噛めば噛むほど口の中にじわ〜っと美味しさが広がります。とても本格的なお料理。
さすがは食の国イタリアですね!
総括
こちらのお店、ウェイターさんもとっても優しい対応ですし(英語も通じました)、店内の雰囲気もいかにも外国っぽくて素敵でした♡
あまりたくさん食べられない身としては、プリモとセコンドをちょっぴりずつ盛り付けてくれるランチは願っても無いメニュー!誰かとシェアできないひとり旅には、特にありがたいサービスだと思います。
味も間違い無いですし、ミラノを訪れた際には是非是非オススメです!
risoelatte(リゾエラッテ)
最後はrisoelatte(リゾエラッテ=お米と牛乳の意)というお店をご紹介します!
(Googleストリートビューより)
お店の概要
住所 Via Manfredo Camperio, 6 20123 Milan
電話番号 +39 02 398 310 40
Email ristorante@risoelatte.it
営業時間
月 12:30 – 15:00 | 20:00 – 22:30
火 定休
水ー金 12:30 – 15:00 | 20:00 – 22:30
土日 13:00 – 15:00 | 20:00 – 22:30
お店の場所
ドゥオーモからは700mほど。歩いても行けますね。メトロだと、わずか1駅です(1番線Cordusio駅)。
レトロな雰囲気の店内
最初にご紹介した「ロッソポモドーロ」は大衆向けチェーン店、2店目の「ブォングスト」は地元密着型本格レストランとするなら、この「リゾアレッテ」はまさしくイタリアのマンマの味!
店内は、60年代なのでしょうか、レトロな冷蔵庫やジュークボックスがあって懐かしい雰囲気です。
通されたのは3階。昔のイタリア映画の中に入り込んだような、ちょっとしたタイムスリップ感が味わえます。ヨーロッパの方は、どうしてこうオシャレなお部屋にできるんでしょうね〜。
メニューはイタリア語のみ
メニューには英語は併記されておらず、イタリア語のみでした。
店員さんも英語は苦手のようで、お互い身振り手振りでコミュニケーションを図りました。こういうのも旅の醍醐味ですね!
オススメを聞いたところ、「カサレッチ」という名のパスタとのこと。「家庭で作られた」という意味の名前なのだそうです。日本ではあまりお目にかかれなさそうなので、助言に従うことに。
今回は、プリモピアット(カサレッチ)とドルチェだけお願いしました。以前、コースにしない場合は、セコンド+コーヒー・ドルチェが基本と聞いたことがある気がしますが、プリモだけでも「グッド」とサムアップしてくれたので、特に問題なかったようです。
スタッフさんはとてもフレンドリーでした。
注文後、まずお水とパンが届きます。
パンはとても素朴な味わいです。正直に言うと、決して柔らかくも芳醇でもないのですが(笑)まるで実家か友人の家に来たみたいでほっこり。
プリモピアット
さらに10分ほどして、カサレッチ(12ユーロ)が提供されました。
「チーズかける?(^^)」と聞かれたので、「かける!!(*´∇`*)」と答えたところ、容器にたっぷり入ったものを持って来てくれました。
せっかくなので、ふんだんにかけてみます。ではでは、さっそく頂きましょう!
…美味しい〜!!
いい意味でレストランらしくない、お母さんが作ってくれるような温かみのある美味しさです!これをミラノの中心地で味わえるなんて嬉しい♡
たっぷりかけたチーズも、日本で売っている一般的な粉チーズよりミルク感が強く、深いコクがありました。
ドルチェ
ドルチェはスタンダードなティラミス(5ユーロ)!
コーヒーカップに入っているのが可愛いですね。ひと掬い持ち上げてみると…
しっかりマスカルポーネとスポンジの断面が見えました♪
こちらも手作り感があって、しみじみ美味しい♡こんなに幸せでいいのでしょうか…。
カフェ
最後はコーヒー。良心的お値段、1ユーロでした!
やっぱりイタリアに来たらコーヒーですね。お腹もいっぱい、とっても大満足のランチとなりました!
総括
リゾエラッテは、本格的なレストラン続きでちょっと疲れた時などに利用したい、肩肘張らずに使える家庭的なお店でした。
ホッとするお料理の数々を味わいに、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
なお、お店の名前「リゾエラッテ」=米と牛乳、とある通り、看板メニューはリゾットとのこと。2名以上で頼めるメニューだそうなので、チャンスがあれば試してみたいです。
最後に
今回は、イタリア・ミラノで訪れて気に入った3店をご紹介しました!
・地元密着型本格レストラン「ブォングスト」
・イタリアのマンマの味「リゾアレッテ」
普遍的、伝統的、家庭的と、それぞれに特長があるので、ミラノにお出かけの際にはぜひお試しください。
あくまで個人の感想ではありますが、どの店舗も現地での評価が高く、初めてミラノに行く方にもおすすめできます。
もちろん、今回ご紹介したお店以外にも、美味しいレストランはたくさんあります。私もまたミラノを訪れる日が今から楽しみです。
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