2025年6月から、JAL国際線特典航空券の必要マイル数が変更になります!
国内線についても速報記事を公開しましたが、国際線は国内線の何倍もの大幅改悪(ごく一部値下がりもあり)。
本記事ではクラス・路線毎に詳しく増減をお知らせします。

JAL国際線特典航空券には基本マイルとPLUS利用がある
本題に入る前に、JAL国際線では『特典航空券PLUS』という制度を設けています。
これは、一番マイル数の少ない『基本マイル数』の枠が埋まってしまっても、予測残席に応じて変動する追加マイルを支払うことで予約が可能になるというもの。

ただ今回の改訂ではPLUSのマイル上限には変更ありません。
基本マイルについてのみ改訂されることになっています。
エコノミー・プレミアムエコノミー・ビジネスクラス
では、路線毎にエコノミークラス、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラスの増減を見てみましょう。

以下、2025年6月10日発券分からの新・必要マイル数一覧に、現行との増減比較を書き加えています。
東アジア
路線 | エコノミークラス | プレミアムエコノミークラス | ビジネスクラス |
---|---|---|---|
ソウル | 7,500 | - | 18,000 |
広州 | 10,000 | - | 24,000 |
上海(虹橋)便 | 11,000(+1,000) | 16,000(+1,000) | 26,000(+2,000) |
上海(浦東)便 | 10,000 | 15,000 | 24,000 |
大連 | 10,000 | - | 24,000 |
天津 | 10,000 | - | 24,000 |
北京 | 10,000 | - | 24,000 |
香港 | 11,000(+1,000) | 16,000(+1,000) | 26,000(+2,000) |
台北-東京(成田)、大阪(関西)、名古屋(中部)便 | 9,000(-1,000 ~ +1,500) | - | 24,000 |
台北-東京(羽田)便 | 11,000(+1,000) | - | 26,000(+2,000) |
グアム
路線 | エコノミークラス | プレミアムエコノミークラス | ビジネスクラス |
---|---|---|---|
グアム | 10,000 | - | 23,000(+500) |
東南アジア・南アジア
路線 | エコノミークラス | プレミアムエコノミークラス | ビジネスクラス |
---|---|---|---|
クアラルンプール | 15,000(+500) | 25,000 | 40,000 |
ジャカルタ | 15,000(+500) | 25,000 | 40,000 |
シンガポール | 13,000(+1,000) | 25,000 | 40,000 |
デリー | 17,500 | 25,000 | 40,000 |
ベンガルール | 17,500 | 25,000 | 40,000 |
ハノイ | 13,000 | 20,000(-5,000) | 30,000(-10,000) |
ホーチミンシティ | 13,000 | 20,000(-5,000) | 30,000(-10,000) |
バンコク-東京(羽田・成田)便 ※JL031/JL034便以外 |
13,500 | 25,000 | 40,000 |
バンコク JL031/JL034便 | 17,500 | 30,000(+5,000) | 45,000(+5,000) |
バンコク-大阪(関西)、名古屋(中部)便 | 12,500 | 20,000(+5,000) | 37,500(-2,500) |
マニラ | 10,000 | 15,000 | 24,000 |
オセアニア
路線 | エコノミークラス | プレミアムエコノミークラス | ビジネスクラス |
---|---|---|---|
シドニー | 23,000(+5,000) | 31,000(+6,000) | 45,000(+5,000) |
メルボルン | 25,000(+5,000) | 35,000(+10,000) | 45,000(+5,000) |
ヨーロッパ
路線 | エコノミークラス | プレミアムエコノミークラス | ビジネスクラス |
---|---|---|---|
パリ | 27,000(+1,000) | 40,000(+5,000) | 57,000(+2,000) |
フランクフルト | 23,000 | 38,000(+3,000) | 55,000 |
ヘルシンキ | 23,000(+500) | 38,000(+3,000) | 55,000 |
ロンドン | 27,000(+1,000 ~ 4,500) | 40,000(+5,000) | 57,000(+2,000) |
中東
路線 | エコノミークラス | プレミアムエコノミークラス | ビジネスクラス |
---|---|---|---|
ドーハ | 20,000 | 30,000 | 50,000 |
ハワイ
路線 | エコノミークラス | プレミアムエコノミークラス | ビジネスクラス |
---|---|---|---|
コナ | 25,000(+5,000) | 35,000(+5,000) | 45,000(+5,000) |
ホノルル | 20,000 | 30,000 | 43,000(+3,000) |
北米
路線 | エコノミークラス | プレミアムエコノミークラス | ビジネスクラス |
---|---|---|---|
サンディエゴ | 27,000(+2,000) | 40,000(+7,500) | 55,000(+5,000) |
サンフランシスコ | 27,000(+2,000) | 40,000(+7,500) | 55,000(+5,000) |
シアトル | 27,000(+2,000) | 40,000(+7,500) | 55,000(+5,000) |
シカゴ | 27,000(+2,000) | 40,000(+7,500) | 55,000(+5,000) |
ダラス・フォートワース | 27,000(+2,000) | 40,000(+7,500) | 55,000(+5,000) |
ニューヨーク | 27,000(+2,000) | 40,000(+7,500) | 55,000(+5,000) |
ボストン | 27,000(+2,000) | 40,000(+7,500) | 55,000(+5,000) |
ロサンゼルス | 27,000(+2,000) | 40,000(+7,500) | 55,000(+5,000) |
バンクーバー | 27,000(+2,000) | 40,000(+7,500) | 55,000(+5,000) |
東南アジアの一部路線・搭乗クラスで減少している他はほとんど値上がり傾向。
最大10,000マイルの値上げとなっています。
往復だと最大20,000マイルの追加。これは辛いですね…。
ファーストクラス
続いてファーストクラス。
Y/P/Cもそれなりに痛い改悪ですが、本当に恐ろしいのはここからです。

ちなみにJALファーストクラスはANAと同様にシーズン制を採用しており、時期によって必要マイルが異なります。
ローシーズン(L) |
2025年4月1日~4月24日、2026年1月14日~2月28日、4月1日~4月23日、2027年1月13日~2月28日 |
---|---|
レギュラーシーズン(R) |
2025年3月1日~3月31日、5月13日~7月10日、8月26日~12月11日、2026年3月1日~3月31日、5月12日~7月8日、8月26日~12月12日、2027年3月1日~3月31日 |
ハイシーズン(H) |
2025年4月25日~5月12日、7月11日~8月25日、12月12日~2026年1月13日、4月24日~5月11日、7月9日~8月25日、12月13日~2027年1月12日 |
東アジア
路線 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|
ソウル | - | - | - |
広州 | - | - | - |
上海(虹橋)便 | 36,000 | 43,000 | 50,000 |
上海(浦東)便 | 36,000 | 43,000 | 50,000 |
大連 | - | - | - |
天津 | - | - | - |
北京 | - | - | - |
香港 | 36,000 | 43,000 | 50,000 |
台北-東京(成田)、大阪(関西)、名古屋(中部)便 | - | - | - |
台北-東京(羽田)便 | - | - | - |
グアム
路線 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|
グアム | - | - | - |
東南アジア・南アジア
路線 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|
クアラルンプール | - | - | - |
ジャカルタ | - | - | - |
シンガポール | 67,500(+17,500) | 75,000(+17,500) | 82,500(+17,500) |
デリー | - | - | - |
ベンガルール | - | - | - |
ハノイ | - | - | - |
ホーチミンシティ | - | - | - |
バンコク-東京(羽田・成田)便 ※JL031/JL034便以外 |
67,500(+17,500) | 75,000(+17,500) | 82,500(+17,500) |
バンコク JL031/JL034便 | 67,500(+17,500) | 75,000(+17,500) | 82,500(+17,500) |
バンコク-大阪(関西)、名古屋(中部)便 | 67,500(+17,500) | 75,000(+17,500) | 82,500(+17,500) |
マニラ | - | - | - |
オセアニア
路線 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|
シドニー | 90,000(+40,000) | 97,500(+40,000) | 105,000(+40,000) |
メルボルン | - | - | - |
ヨーロッパ
路線 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|
パリ | 110,000(+30,000) | 125,000(+30,000) | 140,000(+30,000) |
フランクフルト | - | - | - |
ヘルシンキ | 110,000(+30,000) | 125,000(+30,000) | 140,000(+30,000) |
ロンドン | 110,000(+30,000) | 125,000(+30,000) | 140,000(+30,000) |
中東
路線 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|
ドーハ | 70,000 | 80,000 | 90,000 |
ハワイ
路線 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|
コナ | 90,000(+40,000) | 100,000(+40,000) | 110,000(+40,000) |
ホノルル | 90,000(+40,000) | 100,000(+40,000) | 110,000(+40,000) |
北米
路線 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|
サンディエゴ | - | - | - |
サンフランシスコ | 110,000(+40,000) | 125,000(+40,000) | 140,000(+40,000) |
シアトル | 110,000(+40,000) | 125,000(+40,000) | 140,000(+40,000) |
シカゴ | 110,000(+40,000) | 125,000(+40,000) | 140,000(+40,000) |
ダラス・フォートワース | 110,000(+40,000) | 125,000(+40,000) | 140,000(+40,000) |
ニューヨーク | 110,000(+40,000) | 125,000(+40,000) | 140,000(+40,000) |
ボストン | - | - | - |
ロサンゼルス | 110,000(+40,000) | 125,000(+40,000) | 140,000(+40,000) |
バンクーバー | 110,000(+40,000) | 125,000(+40,000) | 140,000(+40,000) |
ということで、片道あたりなんと最大4万マイルの追加!!
往復だと8万マイル余計に必要になります。
これはえげつないですね…。
もう一回ビジネスクラスで旅行に行けそうなマイル数ではありませんか。
世界的な物価高といえ、思った以上にシビアな結果となりました。
適用は2025年6月10日発券分から
この改訂が適用になるのは、2025年6月10日発券分から。
搭乗分からではない点にご注意ください。
つまり、少しでも安く特典航空券を取りたいのであれば、6月9日までに発券することが求められます。
ただしJAL国際線特典航空券は一旦発券してしまうと、予約の変更ができません。
とりあえず発券しておいて後で変更という手が使えないのは、対策しようにもなかなか厳しいものがありますね…(キャンセル待ちできるのもファーストクラスだけです)。
前日以前はもちろんのこと、当日空港で前便に空きがあっても一切変更不可ですので、慎重な発券をお薦めします。

全区間未使用であれば払い戻しは可能です(要手数料)。
まとめ
というわけで今回は、JAL国際線特典航空券の必要マイル数改定のニュースをお届けしました。
- エコノミー、プレエコ、ビジネスではごく一部に値下がりあり&最大10,000マイル上昇
- ファーストクラスは片道あたり最大40,000マイル上昇
- 適用は2025年6月10日発券分から
- JAL国際線特典航空券は変更できないことに注意
国内線は+500マイルと比較的軽微でしたが、国際線は大改悪と言えそうです。
できれば近いうちにA350のJALファーストクラスに乗りたいと思っていましたが、より一層競争率が上がってきそうな気がします。


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