日本を代表するエアライン、日本航空(JAL: Japan Airlines)。
高い安全性はもちろんのこと、和を感じられるおもてなしや、こだわりの詰まった機内食、そしてトップレベルの清潔感で世界的に高評価を得ています。
エコノミークラスでも十分その真髄を感じることが出来ますが、やはりファーストクラスは別次元!
高級料亭顔負けのお食事や、地上ではそうそう目にする機会すらない幻のシャンパンが提供され、さらに時期によっては超貴重な焼酎「森伊蔵」をゲットするチャンスも!?
今回はアラスカ航空で購入したマイルを使って、サンフランシスコ行きJALファーストクラスの特典航空券を入手しました!(経費後述)
本記事では、JALファーストクラスのサービス全容から、お得に搭乗出来た理由まで詳しくレポートします♪
今回のサンフランシスコ旅関連記事はこちら。
復路はビジネスクラスを利用しました♪
2024年就航のA350-1000型機のファーストクラスは、広さも機能性も大幅アップデートされているようなので、ぜひいつか乗ってレポートしたいと思っています!
就航に合わせてファーストクラス専用チェックインカウンターもオープンと、2024年は特別な一年になりそうです。
フライト情報
本題に入る前に、今回のフライト詳細は以下の通りです。
便名 | NH002 |
区間 | 東京・羽田 - サンフランシスコ |
出発時間 | 16:25 |
到着時間 | 9:45 |
所要時間 | 9時間25分 |
搭乗クラス | ファーストクラス |
羽田空港第3ターミナルに到着
ということで出発当日。羽田空港第3ターミナルにやってきました!
平日にも関わらず、チェックインエリアはかなりの混雑ぶり。
2023年に入ってからこれが4回目の利用ですが、回を追うごとに賑わいが増しているような気がします。
<1回目>
<2回目>
<3回目>
ちょっと見渡した限りでは、日本人よりも外国の方が多い印象でした。
JALファーストクラスチェックインカウンター
今回はファーストクラス搭乗ですので、こちらの専用カウンターを利用することが出来ます。
対象者は、ワンワールド運航便のファーストクラス搭乗または、ワンワールドエメラルドメンバー(JALの場合はJMBダイヤモンドメンバー・JGP)です。
コロナ禍前の数年間はJGPをキープしていたため、エコノミー搭乗であってもこちらを利用できましたが、JGC降格となった今では滅多にない貴重な機会となりました。
ちなみに2024年1月24日、20年ぶりの国際線新型機投入に伴い、JALファーストクラス専用チェックイン”First Class Entrance”が登場!
ワンワールドエメラルドや他社便ファーストクラスは対象外、あくまでもJAL便ファーストクラスに搭乗する人しか利用できないとのこと。
ぜひ次回はこちらに入ってみたいものです。
Face Express登録
さて。
搭乗口へ向かう前に、フェイスエクスプレス/顔情報登録も済ませておきましょう!
フェイスエクスプレスとは、搭乗手続き後に専用機器で顔情報を登録しておくと、保安検査場入口や搭乗口でチケットを提示する必要がないというもの。
羽田空港では2021年7月に導入されました。
現在、JALとANAのみ利用可能なシステムです(一部便は対象外)。
この6月にANAでロンドンへ発った際に初めて利用したのですが、その時はまだ保安検査場入口でしか稼働していませんでした。
果たして今回は、搭乗口で初の顔パス体験となるのでしょうか?
優先レーンが一部復活
羽田空港といえば、コロナ明けから人手不足のため保安検査場前が毎回長蛇の列で、30分かかることも珍しくありません。
ただ今回、これまで完全に閉鎖されていた優先レーンがめでたく復活していました!
ただし、航空会社のエリートステータスは依然として対象外。
ビジネスクラスとファーストクラスに乗る人だけ(同行者は不可)が利用できます。
完全復活とまではいえないものの、まずは復活への第一歩が見られたことが嬉しかったです。
おかげさまでスムーズに制限エリアに入ることが出来ました♪
翌11月に同ターミナルを利用した際には、フェイスエクスプレスと優先レーンが一体化して立派なゲートが出来ていたものの、相変わらず対象はアッパークラスのみとなっていました。
一方成田空港では従前通り、アッパークラス&航空会社上級会員を対象にしたファストトラックが稼働しています。
搭乗前はJALファーストクラスラウンジへ
今回の旅では、リニューアルされたJALファーストクラスラウンジに訪れるのも大きな目的の一つ。
2020年、2フロアに拡張されただけでなく、インテリア設備もよりJALらしくバージョンアップ!
あいにく一部サービスは休止中だったものの、本格的なお寿司等々ゆっくりと堪能させて頂きました♪
搭乗開始
出発時刻の30分前に搭乗口へと向かいます。この日は111番ゲートでした。
案内開始が少し遅れたものの、ファーストクラス=GROUP1として一番乗りです!
肝心のフェイスエクスプレスですが、搭乗口ではやはり稼働しておらず、残念ながらまたもお預け。
ということで羽田では未体験のままですが、後日香港で利用する機会を得ました!
エスカレーターでワンフロア下へ。この瞬間が一番ワクワクドキドキするタイミングかもしれません♪
窓の外にB777-300ERの姿が迫ってきました。これからの9時間超、どんな旅になるのでしょうか?
ファーストクラスへは、手前の入口から進みます。
JAL便でファーストクラス用のPBBを渡るのは、4年ぶり2度目。
ここまで来るのに本当に色々あったなぁと、なんだか感慨深いものがありました。
ファーストクラスキャビン「JAL SUITE」
さて、こちらがお久しぶりのファーストクラスキャビン「JAL SUITE」です!!
シートマップはこちら。1-2-1・2列の配置となっています。
(JAL公式サイトより)
一列目窓側
今回は1列目・進行方向右手の窓側1Kを選択しました♪
正面から見ると、かなり横幅に余裕を持たせていることがわかりますね。
縦幅も言わずもがな、反対側までは足が届きません。
今回のCAさんもとても優しく親切な方ばかりで、早速記念撮影をしていただきました♪
この構図から座席の広さが伝われば幸いです。
お隣の1Gは空席。他の座席は全て埋まっていました。
このように、横から見ただけではお隣の方と目が合うことはないものの、オーバーヘッドビンを開け閉めしたり、お化粧室などで出入りする際には多少なりとも気を使いますので、今回はラッキーでした!
ちなみに、着座しての視界はこんな感じです。
収納
座席の広さに比例して、シートの収納力もなかなかのもの。
右肘掛け下には、ブリーフケース用のスペースに、眼鏡ケースやスマホを置くのにぴったりのポケットが設計されています。
オットマンの下スペースには、機内持ち込み最大サイズのスーツケースがピッタリと収まる上に、離発着時も置いたままで許されることが個人的に一番嬉しいポイントでした♪
(JAL公式サイトより)
このスペースに物を置いておくことが許されない・または広さが十分でないエアラインも意外と多いんですよね。
その他には、モニター横にメニューブックを置くポケット。
左手の蓋を開くと、中には電源や端子が設置されていて、スマホなどの小さいものならトレーに置いたまま充電できますし、
そうでなければ、このように隙間にケーブルを通して使うことができます。
さらにその手前にはマガジンラックなど、痒いところに手が届くような豊富な収納スペースが魅力的です。
ウェルカムドリンク
ファーストクラスの乗客が揃う頃、ウェルカムドリンクサービスが回ってきました。
ビジネスクラスではANAと同様にプラカップでの提供ですが、ファーストクラスはグラスでの提供です。
今回は滅多に頂けないシャンパン「サロン」に万全の状態で臨むべく、ペリエをお願いしました♪
アメニティ
まだ出発まではしばらくかかりそうですので、待つ間にアメニティをチェックしてみましょう。
まず目に付いたのはアメニティポーチ。
ポーチはゼロハリバートンとのコラボデザインです。
ちょっと無機質というかマニッシュというか、とてもシンプルなデザインのポーチですね。
中にはフライト中快適に過ごすためのあれこれが入っていました。
- ポケットティッシュ
- モイスチャーマスク
- アイマスク
- 歯ブラシ
- 耳栓
- マウスウォッシュ
- ヘアブラシ
- リップ(ロクシタン)
- ハンドクリーム(ロクシタン)
コスメ系はロクシタンですが、リップは香りが強くシャンパンの味がわからなくなってしまいましたので、食後に付けることをお勧めします。
ビジネスクラスで配布されるのはハンドルが透明の歯ブラシ。
ファーストクラスではシンボルカラーの赤と、実は意外なところで差別化もされています。
そしてもちろん、スリッパも完備。
持ち帰り可能なパジャマが配布されるのはファーストクラスならではですね。
ちょっと見づらいので、ホテル到着後に改めて撮り直してみました。
4年前と比べると、裾の赤いワンポイントがなくなっています。
個人的にはいいアクセントだと好印象でしたので、ちょっぴり残念。
その代わりに(?)内側のタグに「JAL FIRST CLASS」のロゴを発見しました。
実はついこの間まで前回頂いたパジャマが現役で活躍していたのですが、とうとうほつれて穴が空いてしまいましたので、ちょうど良かったです。
ここ数年は色々なエアラインでパジャマを頂きます。
どれも意外と長持ちするので、自分で買う機会は全くなくなりました…。
トイレ
なお、着替え時はCAさんがお化粧室まで一人一人エスコートしてくれます。
アメニティコーナーには、高級コスメブランド「Clé de Peau Beauté/クレドポーボーテ」のオイル「ユイルレパラトゥリス」と、ボディローション「エマルションプールルコール」が用意されていました。
どちらも自分では買えない上等の化粧品。
ちょうど乾燥が気になる季節でしたので、しっかり活用させていただきました。
いざ出発
そうこうする内、とうとう出発時刻に。
羽田空港ともこれでしばしのお別れです。
とはいえ、最近アメリカの入国審査がかなり厳しくなっていると聞きますので(女性一人の場合は特に)、もしかして蜻蛉返りで明日あたり戻ってくることになったりして…なんて一人密かに一抹の不安を抱えつつも、機体は無事離陸!
とりあえず心配事は傍に置いておいて、久々の希少な機会を楽しむとしましょう♪
ファーストクラスはWi-Fi無料
ロングフライトで、あると助かるものといえば、機内Wi-Fiもその一つ。
国内線ではいざ知らず、国際線は多くの場合別料金です。
JAL系LCCのZIPAIRでは、なんと搭乗クラスに関わらず機内Wi-Fiが完全無料です♪
ただしファーストクラス搭乗者には、フルフライトプランが無料になるクーポンが付いています!
これがあればネットサーフィンはもちろん、リアルタイムで家族とチャット可能。
特に私は機内食の感想などを即家族に共有したい派なので、これはかなり嬉しいサービスです。
PC、スマホ共に簡単に繋ぐことができました。
機内食
水平飛行に入ると、さっそく機内食のスタートです!
「BEDD」とは何かと言いますと…
空の上のレストラン 「スカイオーベルジュ BEDD(ベッド)」
スターシェフと料理プロデューサーで結成するドリームチームが、最高の食材と自由な発想で夢のスペシャリテをお届けする、空の上のレストラン「スカイオーベルジュ BEDD(ベッド)」。 お腹が満たされた後は、座席をベッドにしてお休みいただけるファーストクラス、ビジネスクラスならではのシーンを想像させる「BEDD」という名前の最後の“D”の文字には、“Dine(お食事をする)”、“Delicious(おいしい)”、“Dream(夢見ごこち)”の意味を込めました。
(JAL公式サイトより)
というわけでJALは数ある中でも、かなり食へのこだわりが強いエアラインなのです♪
おしぼりと幻のシャンパンが登場
まずはアペリティフとのことで、おしぼりと共に…
お待ちかね幻のシャンパン、「SALON(サロン)」がやってきました!!
私のような根っから庶民は、ボトルを目にする機会すらそうそうない超高級品。
数少ないネット販売店を見る限りでは、1本20万円前後するようです。
前回調べた際には8万円でしたので、この4年で販売価格がなんと倍以上に!?
どのくらい貴重かなシャンパンかは、ワインショップ「エノテカ」さんの紹介文で、より深くご理解いただけるのではないでしょうか。
孤高の存在であり続ける、幻のシャンパーニュ
ウジェーヌ・エメ・サロンという一介のシャンパーニュ愛飲家が造り上げた唯一無二のシャンパーニュ、サロン。複数のクリュやセパージュを組み合わせるアッサンブラージュこそ王道のシャンパーニュにおいて、ル・メニル・シュール・オジェのシャルドネのみを用い、生粋のブラン・ド・ブランに仕立てられています。そのこだわりと情熱が造り上げた究極とも言えるシャンパーニュは、多くの愛好家や美食家たちから羨望の眼差しが向けられ、数あるシャンパーニュの中でも孤高の存在であり続けています。
(出典エノテカオンライン)
そんな貴重なシャンパンを、今回も惜しげもなく注いでいただきました!
ピクルスやチーズ、サラミといったアミューズと一緒にいただきます。
一口含んで、「さすがサロン!とても華やかな香り!」と思ったのですが、よく考えてみるとアメニティに入っていたロクシタンのリップの香りが一番主張しているような…。
慌ててリップを拭き取ったものの、香りはそう簡単には消えてくれず、せっかくのサロンなのに大変もったいないことをしてしまった…と後悔の嵐でした(涙)。
もしまた機会を得られた暁には、必ずやこの教訓を活かしたいと思っています。
機内食メニュー
気を取り直しまして、メインの機内食へ。
メニューはこんな感じです。
和食 | 洋食 |
前菜五種
|
アミューズ・ブーシュ
|
御椀
|
アペタイザー
|
中皿
|
メインディッシュ
|
煮物
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メゾンカイザー特製ブレッド
|
御飯
|
デザート
|
味噌椀
|
コーヒー・紅茶 |
香の物
|
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甘味
|
JALでは個人用リモコン・モニターから機内食・機内販売をオーダー出来るサービスを実施しているとのこと。
実際リモコンを見ると、メニューブックに掲載されている品目以外にも沢山ラインナップされていたのですが、今回はサービス休止中だったようで、機内食・機内販売ともに注文することはできませんでした。
和食を選択
洋食の方も、予約の取れない有名レストラン「カンテサンス」監修ということで、かなり惹かれるものがあったのですが、前回の感激が忘れられず、今回も和食を選択しました!
前菜
まずは前菜五種からスタートです。
小さなお猪口に一口、二口くらいで食べ切れる量のお料理が可愛らしく盛り付けられています。
ちょこっとずつ色んな種類を味わえるのが嬉しいんですよね♪
温菜と冷菜どちらもバランスよく、そして純和風だけでなく、トリュフソースなど洋食のエッセンスも取り入れられていて、今回も早々に「和食を選んで正解だった」と思わせてくれる、素晴らしい5品でした。
お椀
続いてはお椀。
大きめの真丈にはカニの身がぎっしりと詰まっていて、その甘みと鼻に抜ける香りの芳醇なことと言ったら!
今回の機内食で一番好みだったかも?くらいに満足感抜群でした。
中皿
お次は中皿(なかざら)。
中皿とは、会席料理で献立の半ば、焼き物と煮物の間などに出す軽いお料理のことだそうです。
上の写真はすでにキャビアを盛り付けた後ですが、このように一人一瓶ずつ配られるという大盤振る舞いぶり。
下世話ながら、この小さな瓶一つで六千円ほどするそうです。さすがは最高峰・ファーストクラス…!
私はこのまま頂きましたが、CAさんによると「もしお腹にそれほど余裕がなさそうであれば、一旦この中皿を抜いて、後ほどお茶漬けにアレンジして出すことも出来ますよ!」とのお話でした。
あっという間に完食してしまったので生憎叶わずでしたが、どんな風に出来上がるのか、ちょっと見てみたかったかも?
ロイヤルブルーティー“クィーン オブ ブルー”
この辺りで、こちらもJALファーストクラスでしかお目にかかったことのない高級ティー「ロイヤルブルーティー クィーン オブ ブルー」へと切り替えていただきます。
ロイヤルブルーティー クィーン オブ ブルーは、手摘みの高級茶葉のみを使用し、湘南茶工房のティーソムリエたちが、手間暇を惜しまず丁寧に1本1本作り上げた究極のストレートティー(お茶)です。
お茶の概念を覆す雑味のない上品でフルーティな味わい、飲んだ後に続く余韻、そしてシャンパンのように輝く色は、まるで“お茶の宝石”です。
年に一度、夏にしか採れない希少な茶葉を使用した“クィーン オブ ブルー”は、フランス料理、日本料理からチーズ、スイーツまで幅広い料理と合う逸品です。
ワインやシャンパンのようにワイングラスでお洒落にお楽しみください。
(JALファーストクラスメニューブックより)
公式サイトで確認したところ、ビクトリア女王により名付けられたという台湾最高級茶葉「東方美人」を使用しており、750ml一本で5,400円と、お値段もシャンパンにも劣らぬ最高級品です。
こちらも前回搭乗時、印象に残っていた一品。
こうして再び味わえて感無量でした!
煮物、御飯、味噌椀、香の物
メインはご飯やお椀と一緒に供されます。
この日の主役はキンキの煮付けです!
ほろほろと柔らかくて、味付けもちょうどいい塩梅。とても美味でした♪
これほどのクオリティを機内で味わえるとは…これ以上ない贅沢です。
ご飯は白米と炊き込みの二種からチョイス可能。せっかくなので、より秋っぽい炊き込みご飯をお願いしました。
機内食あるあるの、加熱しすぎで一部が固まっている、なんてことも当然ありません。
ほっとする優しい味わいで、量もちょうどよかったです!
甘味
最後はデザート。
ちょっと変わった見た目のこちらは、ココナッツわらび餅というものです。
まったりぷるぷる、濃厚なココナッツが香る楽しい一品。
これまであまり出会ったことのない風味ととろける美味しさで、願わくばもう2、3個頂きたいくらいでした!
ベッドメイキング
食事を終えると、CAさんがすぐに「ベッドをお作りしましょうか?」と声をかけてくれました。
どこまでも行き届いたホスピタリティと徹底した上げ膳据え膳に、恐縮至極です。
今回はフライト時間もそれほど長くありませんし、時差ボケを予防するためにも早めに就寝したいと思っていたところでしたので、お言葉に甘えてベッドメイキングをお願いしました!
JALファーストクラスでは、エアウィーヴのハード/ソフト二面マットレスを採用しているのですが、今回はソフトで。
程よい反発で座面全体を覆ってくれて、寝心地は抜群です。
傍にはミネラルウォーターとクレドポーボーテのスキンケアセットも。
内容品は以下の通りです。
- クレ・ド・ポー ボーテ ローション
- クレ・ド・ポー ボーテ エサンス
- クレ・ド・ポー ボーテ マスク
完全に女性向けの内容ですので、おそらく男性には違うものが提供されるのでしょう。
実は勿体無くて開ける勇気がなく、まだ使っていません(笑)。
バーカウンター
搭乗客全員の食事が終わり消灯する頃、ギャレーにはセルフのバーカウンターが登場します。
基本はCAさんにお願いする方が多いからか、ドリンクのラインナップはミネラルウォーターとウイスキー・響一本のみでした。
そしてJALファーストクラスといえばこちら、HotarunoHikari/ホタルノヒカリというメーカーのおつまみ!
こちらは2017年から提供されているものです。
都内にいくつか直営店があるのですが、この素敵なパッケージはJAL限定で、ここでしか出会うことができません。
見た目だけでなく、素材・お味も本格的な逸品!
もしかして今回も頂くチャンスがあるかな?と密かに期待していましたので、再会できて嬉しかったです♪
森伊蔵ゲット
そしてもう一つ、今回是非とも確保しておきたかったもの。
それが当時ファーストクラス限定で販売されていた、幻の焼酎「極上 森伊蔵」です!!!
(JAL公式サイトより)
お酒好きな方はもちろん、そうでない方であっても幻の焼酎「3M=魔王・村尾・森伊蔵」をご存知という方は多いのではないでしょうか。
三銘柄の中でも、森伊蔵は最も入手困難な焼酎です。
定価で購入するためには抽選販売に応募し、恐ろしい倍率を勝ち抜く強運が求められます。
極上が付かない無印の森伊蔵であれば、ほぼ毎年ビジネスクラス以上を対象に販売されていますが、取扱時期にはバラつきがあり、2023年は7月で終了。
せっかくJALのアッパークラスに乗るからにはゲットしたかったなぁと思っていたら、折よくファーストクラス限定で「極上」森伊蔵が登場してくれたという次第なのです。
買える人が限られているとはいえ数量限定の超貴重品ですので、搭乗前から確保できるか戦々恐々!
果たしてその結果は…
いつ開けていいのかわからない森伊蔵🍶
まさしく猫に小判・豚に真珠だけど、無事買えたのはとても嬉しい🥰往復で数量管理されているものの、日本発便の方が若干確保しやすいそうです。#JAL #ファーストクラス pic.twitter.com/z2afrZf694
— 理系マイラー (@rikei_miler) October 17, 2023
おかげさまで、無事に購入することが出来ました!!
ただし、当商品は発売から一ヶ月もしないうちに完売したとのこと。この日も他の皆さん全員購入されたらしく、さすが人気の高さが伺えますね。
2024年の森伊蔵販売スケジュールが決定
そんな森伊蔵、2024年もJAL機内販売に登場することが発表されました!
ファーストクラス・ビジネスクラス
- 販売期間:2024年4月1日(月)~7月31日(水)(なくなり次第終了)
- 販売路線:中長距離路線
・北米線:シカゴ、ダラス・フォートワース、ボストン、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトル、サンディエゴ 、バンクーバー
・ハワイ線:ホノルル、コナ
・欧州線:ロンドン、パリ、フランクフルト、ヘルシンキ
・中東線:ドーハ (日本着便のみ)
・オセアニア線:シドニー、メルボルン
・東南アジア線:シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、マニラ、バンコク、ハノイ、ホーチミンシティ
・南アジア線:デリー、ベンガルール
プレミアムエコノミークラス ※B777-300ER機材・A350-1000のみ
- 販売期間:2024年4月1日(月)~5月31日(金)
- 主な対象便
・北米線:シカゴ JL10/9便、ダラス・フォートワース JL12/11便、ニューヨーク JL4/3便, JL6/5便、ロサンゼルス JL16/15便
・欧州線:ロンドン JL43/44便、パリ JL45/46便
・東南アジア線:バンコク JL31/34便
該当便に搭乗する機会があれば、ぜひ狙ってみてください!
朝食の時間
その後、3時間ほどゆっくり眠りにつき、気づけば朝日が差し込む頃となりました。
10時間未満のフライトだと、やはりあっという間に時間が過ぎてしまいますね。
せっかくのファーストクラスですので、出来ることならニューヨークあたりまで乗っていたいものです。
アラカルトメニュー
本便では、1度目の食事が終わった後の好きなタイミングで注文できるアラカルトメニューも多彩に用意されています。
おすすめの一品 |
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お酒のお供に |
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軽いお食事 |
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JALオリジナル麺 |
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サンドイッチ |
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チーズセレクション |
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リフレッシュメント |
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フミコの和食 |
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フミコの洋食 |
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以前はファーストクラスとビジネスクラスのメニューに、それなりの差があったような記憶があるのですが、少なくとも現在はほぼ同じラインナップになっているようです。
フミコの〇〇?
数ある中から今回選ぶのは、「フミコさん」監修メニュー!
フミコさんとは、国際的な食ジャーナリストである狐野 扶実子(この ふみこ)氏のこと。
かの名門料理学校「ル・コルドン・ブルー」を首席で卒業され、パリ3ツ星レストラン「アルページュ」スーシェフ、世界各国VIPの「出張料理人」、「FAUCHON」のエグゼクティブ・シェフ等々、華々しい経歴をお持ちの方です。
フミコさんの作り出すお料理は「この食材をこんな風に調理するんだ!」「なんでここまで複雑な味付けを思いつけるんだろう?」と毎回感激&全くハズレなし!
ということで、今回も最初から注文することは決まっていました。
洋食を選択
最後まで和食と洋食で迷った挙句、2020年にWWFが発表した『未来の食材50』を使っているという洋食の方をお願いしてみることに。
届けられたのがこちらです!
鶏肉にキヌアと、一切運動しない機内でも罪悪感が少ない組み合わせ。
塩味・酸味・甘味・苦味・旨味が徹底的に計算されていて、複雑でありながら手が止まらない不思議な美味しさに、今回も思わず唸ってしまいました。
アプリコットやカリフラワー、茸との組み合わせも、一体どこからインスピレーションを得られるのかと感心しきりです。
今回も、フミコさんの天才的センスをまざまざと見せつけられる一皿でした!
デザート
機内食を締めくくるのは、プチデザートのいちごモンブラン。
添えられているのは、有名ショコラティエ、ジャン=ポール・エヴァンのガナッシュショコラです。
前回は着陸前のご挨拶時に配られましたが、今回はデザートとしていただきました。
こちらもいっぺんに食べてしまうのが惜しく、アメリカへの持ち込みに問題ない旨を確認の上、持ち帰ることに。
もう一つ嬉しいお土産が増えた反面、いよいよ降機の時間が近づいていることを実感します…。
着陸
食後、着替えや荷物の整理を済ませ終わるや否や、シートベルト着用サインが点灯!
機体は速やかに降下を開始し、眼下に東海岸の光景が広がり始めました。
着陸寸前には、半年前UAでラスベガスからサンフランシスコへ飛んだ時と同じように、カリフォルニア州最長を誇る橋「San Mateo-Hayward Bridge(サンマテオ・ヘイワード・ブリッジ)」が姿を表します。
あの時は、まさかこんなに早くサンフランシスコを再訪することになろうとは思いもしませんでした。
むしろこれが一生に一度の風景になるだろう、くらいの感覚だったかも?
大袈裟ですが、人生どうなるかわからないものですね。
その後、無事サンフランシスコ国際空港に着陸!
アラスカ航空の飛行機もなんだか懐かしい♪
優しいCAさんと、快適すぎたファーストクラスシートに別れを告げ、入国審査へと歩を進めます。
前半で触れた通り、昨今女性一人旅でのアメリカ入国が非常に厳格化されているとのことで、もしかしてもしかするかも…と内心冷や汗ものでしたが、特に何事もなく、いつも通りの審査を経て入国完了!
おそらく怪しまれるには地味過ぎたか、それとも年を取り過ぎていたか、はたまたその両方かもしれません(笑)。
ちなみに今回の質問内容はこんな感じ。
- 何日滞在する?
- 目的は?
- ホテルはどこ?
- 食べ物持ってる?(チョコレートを持っていますと答えましたが、昨年のハワイ同様にああそうですか程度の反応でした。)
いずれにせよ、無事アメリカに到着できて何よりでした。
さっそく高速鉄道BARTに乗って、市街地に向かうとしましょう!
今回の経費
ご参考までに、今回かかった経費は以下の通りです。
- アラスカ航空マイル 85,000マイル
- 諸税 $56.35(≒8,500円)
アラスカマイルは、50%ボーナスセールの際に購入しました。
年々改悪されていますが、特典航空券に交換できる対象エアラインが多く、日系の特典航空券に比べると諸税が格段に安いことが魅力です。
JALマイルはポイントサイトで貯めることができるものの、決してレートがいいとは言えません。
近々に使い道が決まっているのであれば、アラスカ航空マイルはかなり重宝します。
次回は入手難易度が高めなコンコルド航空ビジネスクラス特典航空券を狙っています!
最後に
ということで、今回はJAL国際線ファーストクラス搭乗記をお届けしました!
4年ぶり2度目となるJALのファーストクラスは、以前と変わらないクオリティで、たった10時間では物足りないと感じてしまうほど。
CAさんの接客も快く、色々お話できたのも楽しかったです。
チーフパーサーさんからサンフランシスコの観光情報を教えて頂けたおかげで、予定の100倍充実した滞在になったのも嬉しい思い出♪
搭乗から降機まで細やかにご配慮いただき、とっても大満足のフライトでした!
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