新型コロナウイルスの感染拡大に伴い「JALマイルを消費できない」という方が増えているのではないでしょうか。
これに対し、JAL公式から救済策が発表されています。
有効期限が切れてしまうJALマイルは一体どうなってしまうのでしょうか?
具体的な救済策の内容と、損しないために今やれることを、分かりやすくまとめてみました。
有効期限が切れるJALマイルはどうなる?
JAL公式から発表された内容は下記の通りです。
2020年2月から2020年9月末*までに有効期限をむかえるマイルとe JALポイントについて、有効期限1年間のe JALポイントを積算いたします。
*当初7月末となっていましたが、延長されました。
つまり、有効期限が切れてしまうJALマイルについては、eJALポイントに振り替えられ、実質的に1年間有効期限が延びるというわけです。
eJALポイントの積算率は1.5倍
JALマイルからeJALポイントへの積算率は1.5倍です。例えば、1,000マイルの有効期限が切れてしまう場合、1,500eJALポイントが積算されることになります。
この積算率は、通常時のJALマイル→eJALポイントの交換レートと同じ。このため、決して不利な条件で振り返えが実施されてしまう訳ではありません。
ただし、JALマイルは使い方次第で1マイル=1.5円以上の価値を有することもあります。例えば、ビジネスクラスやファーストクラスに利用する場合、1マイル=5円以上になることも。
このような使い方を想定していた方にとっては、1.5倍の積算率は少々割に合いません。
ANAなど、単純にマイルのまま期限を延長してくれる航空会社があることを考えれば、ちょっと残念に思う方もいらっしゃることでしょう。
事前登録が必要です
上記の特別対応を受けるためには、登録期間「2020年3月26日(木)~9月30日(水)」に事前登録を済ませておく必要があります。
言い換えれば、事前登録をしていない場合、有効期限を迎えたJALマイルは消滅してしまいますので、事前登録だけは絶対に忘れないでください。
事前登録は、JALの公式サイトから行えます。
事前登録が完了すると、下記のような画面が表示されます。
なお、複数の有効期限が設定されている場合でも、事前登録は一度だけでOKです。
JAL公式でも下記のように説明されています。
一度事前登録をいただいた後は、対象期間中に有効期限をむかえるマイルおよびe JALポイントはすべて、特別対応の対象とさせていただきます。
特別対応時の流れ
特別対応の対象となった場合下記のような流れでeJALポイントの積算が行われます。
有効期限をむかえたマイルおよびe JALポイントは一旦失効しますが、事前登録いただいた翌月下旬ごろに、積算日から1年後の同月末を有効期限とするe JALポイントを積算いたします。
積算時期
- 事前登録をした月までに有効期限を迎えたマイルおよびe JALポイントがある場合は、事前登録した月の翌月下旬頃に積算いたします。
- 事前登録をした後に、対象期間中に有効期限を迎えるマイルおよびe JALポイントは、有効期限を迎えた翌月下旬頃に積算いたします。
JALマイル・eJALポイントが失効してから、振り替え分のeJALポイントが積算されるまでには、多少のタイムラグが発生するみたいですね。
残高表示
特別対応の対象となった場合、eJALポイントの残高には下記のように表示されます。
・明細内容(e JALポイント→e JALポイントへの積算分):新型コロナ特別調整ポイント(e JAL失効分)
まとめ
以上、JALマイル有効期限に関する特別対応のお知らせでした。
・JALマイルからeJALポイントへの積算率は1.5倍
・特別対応を受けるためには期間中に事前登録が必須
ということで、期間中に有効期限を迎えるJALマイルを保有している方は、忘れず事前登録を済ませておきましょう。
なお、特別対応以外の方法でJALマイルの有効期限を延長したいという方は、下記記事も参考にしてみてください。
そしてFOP関連の特別対応については、こちらの記事をご覧ください。