国内でも、徐々に流行の兆しを見せはじめた新型コロナウイルス。
来週からは、全国ほぼ全ての公立小中高校が閉鎖されることとなり、さらには店舗やテーマパークの休業が発表されたりと、私たちの日常生活も脅かされつつあります。
自粛ムードが拡大する中、どのように対応するのが正解なのか…。
未知のウイルスということで、判断が難しい状況ではありますが、とりあえず「今は動かない方がよいのではないか」と判断し、以前から計画していた家族旅行をキャンセルすることにしました。
今回はその一部始終と、航空券の取り扱いについてのお話です。
楽しみにしていたマカオ旅行
我が家は今年の3月に、次女の卒園祝いも兼ねてマカオへの家族旅行を予定していました。
旅程としては、まず香港に入ってバスでマカオへ行くというルート。
マカオでは、「JWマリオットホテルマカオ」に泊まって…
(マリオット公式サイトより)
巨大なプールを堪能!(寒そうではありますが、一応3月上旬オープン)
(Booking.comより)
アジアのラスベガスとも言われるマカオを堪能したら、日本へ帰国すべく香港国際空港へ。
空港では、豪華なことで有名なキャセイパシフィック航空のファーストクラスラウンジに行ってみようと考えていました。
昨年はJGP修行をしていないので、現在パートナーステイタス特典でJGPを持っている夫は、この4月から2021年3月までJGCに格下げされてしまいます。
その前に、家族4人であの素晴らしいラウンジを体験できたらなと思っていたというわけです。
難しい判断を迫られる事態に
が、しかし。
皆様ご存知の通り、2月になるとコロナウイルス流行に際し、中国路線の運休など、飛行機のイレギュラー情報が続々と発表されるようになりました。
予定していた香港も例外ではなく…。
(ブリティッシュ・エアウェイズ公式サイトより)
我が家が今回取っていたのはこちらのチケット。
ブリティッシュエアウェイズ(BA)のアビオスで取った、JALの香港往復旅程です。
飛行機が苦手な夫のため、フライト時間が長い往路はビジネスクラス(復路はエコノミー)、そして家から近い羽田発着と、まさに希望通り取れた貴重なチケットでしたが…
夫とも話し合った結果、冒頭でも述べたように「あまり移動しない方がいいのではないか」という苦渋の決断に至ったのです。
特典航空券のキャンセル手数料は?
さて、いざキャンセルするとなれば、気になるのは航空券のキャンセル料金ですよね。
その当時、公式ブリティッシュエアウェイズ最新ニュース上では「4月1日までの香港便は払い戻し対象」と出ていたものの、オンラインで取り消し手続きをしようとしたところ、キャンセル料金の表示が出てしまいました。
このまま手続きを進めてしまうと、キャンセル料金を徴収されてしまいます。
もちろん、それもやむなしと思ったのですが、できれば支払いは安く抑えたい…ということで、一旦手続きを中止して「ブリティッシュエアウェイズの窓口」に電話してみることにしました。
電話窓口は日本語での対応です
ブリティッシュ・エアウェイズは、ご存知の通りイギリスの航空会社。
電話での問い合わせするとなると「英語がしゃべれなくても大丈夫?」と不安を感じる方がいるかもしれません。
しかし、ブリティッシュエアウェイズには国内窓口があるため、心配は不要。下記の電話番号にかけると日本人のオペレーターさんが対応してくれます。
ブリティッシュエアウェイズ国内窓口 03-3298-5238(平日9時〜12時・13時〜17時)
実際に電話をかけてみると、新型コロナウイルス関連で混雑していたのか、この日は30分以上待つことに。
これまでにも何度かお世話になったことがありましたが、ここまで待ち時間が長かったのは初めてでした。
電話ならキャンセル料金が無料に
電話がつながると、本人確認等々の手続きがあった後、無事キャンセル完了しました。
結果的に、キャンセル料金はゼロ!
オンライン手続きでは、システムの仕様上キャンセル料金が自動的に発生してしまうみたいですが、電話での手続きでは、キャンセル料金を支払わなくてよいことになりました(2月18日時点)。
来月の香港(マカオ)旅行キャンセル完了(/ _ ; )
BAのアビオスで取った特典航空券も、ノーチャージで諸税分全額戻って来たのがせめてもの救いかな。
オンラインではキャンセル料が計算されてしまったので、電話で。
1日も早く終息しますように。— 理系マイラー2020🇶🇦🇵🇹🇺🇸🇹🇷🇩🇪 (@rikei_miler) February 18, 2020
ということで、自分の持っているチケットが特別対応の対象路線になっていて、オンラインでは全額返金されることが確認できない場合は、まず電話で相談してみることをお勧めします。
ちなみに、諸税や燃油サーチャージの払い戻しまでは数週間かかるとのことでしたが、我が家の場合は翌日までに返金を確認できました。
JALやANAなど、他社の特別対応
今回お世話になったのはブリティッシュ・エアウェイズでしたが、他の航空会社でも同様に新型コロナウイルスに関して特別対応を行っています。
- JAL(日本航空)新型コロナウイルス肺炎に関する航空券の特別対応や各種対応について
- キャセイパシフィック航空 新型コロナウィルス関連のお知らせ一覧
- ANA(全日空)新型コロナウイルスによる肺炎に伴う対応について
- ユナイテッド航空 ご旅行に関する重要なお知らせ
- ルフトハンザドイツ航空 Current flight information(英文)
航空券のキャンセルを考えている方は、目を通しておくとよいかもしれませんね。
最後に
ということで今回は、新型コロナウイルスの影響で家族旅行をキャンセルしたというお話でした。
残念なことではありますが、現在の状況を考えれば仕方のないことだと思います。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う自粛については、賛否両論あると理解しています。すべてを自粛すればいいというわけではないでしょうし、自粛したくてもできない方も大勢いるはずです。
今回のキャンセルについては、あくまで我が家としての判断。こういう人もいるんだな、程度に考えていただければ幸いです。
とにかく今は、新型コロナウイルスの早期終息を願うばかり。1日でも早く普通の生活が戻ってきて欲しいものです。