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電力自由化対策!マイルを貯めるための電力会社選び

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電力自由化が2016年4月より開始されました。電力小売りが全面自由化されることにより、電力会社や電気プランを自由に選べるようになるので、電気代を支払う消費者としては嬉しい限りです。

電力自由化で普通の人が気になるのはその料金プランだと思います。電気代は毎月必要な出費であり、家計に占める割合も比較的高めです。このため、1月あたり1,000円安くなるだけでも、年間で見れば12,000円も節約することができます。

しかし、マイルを貯めている人達(特に飛行機に乗らずしてマイルを貯める陸マイラーのみなさん)が最も気になっているのは、「電気代の支払いでどのくらいマイルを貯められるか」ではないでしょうか。

電力自由化で変化する家庭の電気代

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電力会社はマイル基準で選ぶと簡単

確かに、電気代をどれだけ安くできるかというのは大事なことです。でも、結局のところ、電気代が最安となる料金プランは、その人の生活スタイルから見つけるしかありません。

家族構成や月々の消費電力量、主に電力を使う時間帯などによって、電気代は大きく変わってきます。つまり、最適な料金プランは人それぞれなんです。

また、電力会社の料金プランには様々な条件がありますし、同じ家庭でも毎月同じ量の電気を使う訳ではありません。料金プランの比較サイトはいくつかありますが、自分にとって最適な料金プランを見つけることは至難の業です。

そこと比べると、マイルを貯めるための電力会社選びは簡単です。マイルに生活スタイルは関係してきませんからね。基本的には、どれだけポイント還元があるかということを考えればOKなのです。

電気代の支払いでは自動的にマイルorポイントが貯まる

電気代の支払いによる最大のメリットは、一度手続きをしてしまえば、あとは自動的にマイルorマイルに交換可能な各種ポイントが貯まるところです。

電気代は、支払い口座やクレジットカードを指定しておけば、毎月自動的に引き落とされていきます。その支払いによってマイル/ポイントが還元されるのですから、買い物をしたり新たな申し込みをしたりなどの労力をかける必要はありません。なにも考えずとも、毎月マイルが自動的に貯まっていくのです。

ポイントを貯めた経験のある方なら分かると思いますが、買い物の度にポイントカードの提示が求められるのは結構面倒くさいですよね。いろんなポイントカードで財布もパンパンになってしまいますし、結局は数ポイントしか貰えないと考えると割にあわない気もしてきます。

しかし、電気代で貯めるマイルは自動的に貯まるのです。まったく気にしていなかったけど、いつの間にかマイルが貯まっていたというのは、ある意味理想的なマイルの貯め方だと思います。

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なお、電気代の支払いで貰えるマイル/ポイントは、普通の家庭では大した額にはなりません。仮に1%のTポイントが還元される場合であっても、毎月の電気代が平均1万円であれば1ヶ月ごとに100Tポイント、年間で1,200Tポイントしか貯まらないのです。

これをマイルにしようとすると、交換比率0.5倍になるため月50マイル、年間600マイル(1マイル=2円換算で1,200円相当)です。正直吹けば飛ぶくらいの量ですね。

ANAカード等のマイルが貯まるクレジットカードを使えば更に貯めることもできますが、それでも電気代の支払いだけでは2,3千マイル貯めるのがやっとでしょう。

しかし、すでに説明したように、電気代の支払いについては一旦支払い方法を決めてしまえば、その後は自動的にマイルが貯まります。つまり、実質的に労力をかけることなくマイルを貯めることができるのですから、たとえ微々たるマイルであっても逃さず貰っておくに越したことはありません。

また、マイルは使いようによって1マイル=2円以上の価値を有します(例:国際線特典ビジネスクラス航空券にした場合などは、価値が8円以上になることも)。そう考えると、たとえ少額であっても、マイルは想像している以上の節約に繋がります。

電力自由化が開始された2016年4月以降、電気代の支払いでマイルが貯まるのか否かは、電力会社を選ぶにあたり重要なポイントになり得るといってもいいでしょう。

電力会社比較

以下では、電力小売に参入している企業のうち、マイルまたはマイルに交換可能なポイントが還元される予定の企業について説明していきます。

提携ポイントの種類や還元率については2016年3月時点のものなので、今後変更される可能性があります。

1.東京電力

東京電力

東京を中心とする関東圏在住の人にとってはお馴染みの電力会社です。我が家も自家発電設備などは持っていませんので、現時点では東京電力から電気を買っています。

東京電力では、1,000円の支払いごとに、「Tポイント」または「Pontaポイント」が5ポイント(5円相当)付与されます。2種類のうち好きな方のポイントを選択して貯めることができるので便利ですね。

TポイントはANAマイルとJALマイルに、PontaポイントはJALマイルに交換できます。JALマイラーはポイントの種類を気にする必要はありませんが、ANAマイラーなら迷わずTポイントを選択すべきです。

ちなみに、各種ポイントをマイルに交換する場合は、ポイントの種別に応じた交換手続きが必要になりますが、オンラインで簡単に手続きできるものばかりです。

交換レートは各ポイントともに2ポイント→1マイルですが、1マイル=2円で換算すると等価交換です。

  • 東京電力のポイント還元率は0.5%、マイル還元率は0.25%です。

2.東京ガス

東京ガスの電気

ガス会社が電気を売るなんて不思議な気もしますが、火力発電にガスが必要であると考えると納得できますね。ガス代とのセット割も魅力です。

東京ガスでは、1,000円の支払いごとに、東京ガス独自のポイントである「パッチョポイント」が15ポイント(15円相当)付与されます。パッチョポイントは、Tポイント、Pontaポイント、dポイント、楽天スーパーポイント、又はWAONポイントのいずれかに交換できます。交換レートは1対1で、有効期限は3年間です。

TポイントとPontaポイントは上で説明した通り各社マイルに交換可能です。dポイントはJALマイル、楽天スーパーポイントはANAマイルに等価交換できます。

2017年1月追記(楽天デスクに電話して確認した情報です)>
楽天の規定変更により、提携会社から交換した楽天スーパーポイントは、他の提携会社への交換が不可となりました。このため、現在はパッチョポイントを楽天スーパーポイント経由でANAマイルに交換することはできません。

パッチョポイントから楽天スーパーポイントに交換した場合、期間限定ポイントではなく通常ポイントとして貯まりますが、上記規定が存在しているためANAマイルへの交換はできません。

パッチョポイントをANAマイルに移行したい場合は、上記のような交換規定のないTポイントを経由するようにしてください。Tポイント経由でのANAマイル移行が可能である点については、Tポイントサポートセンターに確認済みです。

ちなみにWAONポイントは、SuicaポイントとTポイントを経由してマイルに交換できますが、交換レートが悪いので利用しない方が無難です。

  • 東京ガスのポイント還元率は1.5%、マイル還元率は0.75%です。

3.ENEOSでんき

ENEOSでんき

ガソリンスタンドとしての知名度が高いENEOSですが、発電所も保有している総合エネルギー企業です。

ENEOSでんきでは、200円の支払いごとに、「Tポイント」1ポイントが付与されます。ただし、ENEOSでんきと契約後、会員ページにログインしてTポイント利用手続きを行う必要があるみたいです。

  • ENEOSでんきのポイント還元率は0.5%、マイル還元率は0.25%です。

ENEOSでんきでは、ANAマイルを直接貯めることも可能です。ANAカードを決済に使うことで、200円の支払いごとに、ANAマイルが1マイル付与されます(クレジットカード会社から貰えるマイルとは別に貯まります)。ただし、上記Tポイントと重複しての獲得は不可です。

  • ANAマイルを直接ためる場合のマイル還元率は0.5%です。

ENEOSでんきを利用する場合、ANAマイラーであればTポイントを貯めるよりも、ANAカードによる支払いでポイントを貯める方がお得ですね。

またENEOSでんきは、ポイントサイトを経由して契約することで、マイルに交換可能なポイントを大量に獲得することもできます。例えば、ハピタス、ポイントタウン、Getmoney、ちょびリッチ等を経由してENEOSでんきと契約すると、1,500円相当(ソラチカルート利用で1,350マイル相当)のポイントが貰えます。

ENEOSでんきのHP等から直接契約するよりもお得ですので、ENEOSでんきへ契約変更する際にはポイントサイトを利用しましょう。

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契約解除で違約金が発生?

電力自由化は消費者にメリットが多いのですが、デメリットもいくつか存在しています。その代表的なものが料金プランの複雑化です。

各社がいろんな料金プランを設定していますから、それらを比較するだけでも大変なのですが、中には契約期間に定めのある割引プランもあります。携帯電話でお馴染みの2年縛りといった類のものです。

簡単に言えば、長期間継続して契約してくれるならもっと料金を安くしますよということなのですが、契約期間中に他社へ乗り換えようとすると違約金が発生していまいます。

この割引システムが非常に面倒である点については、携帯電話を持っている方であればよく分かると思います。陸マイラーであれば、マイルを稼げる新たな料金プランが出てくれば乗り換えしたくもなるでしょうし、契約期間の縛りについては、最初から無い方がいいに決まってます。

現時点で発表されている上記3社の違約金は以下の通りです。

  • 東京電力…1年割:3000円、2年割:5000円
  • 東京ガス…一切なし
  • ENEOSでんき…にねんとく割:1080円(税込)

すべての料金プランで違約金が発生する訳ではないのですが、東京電力とENEOSでんきでは違約金が発生する場合があります。一方、料金プランによらず違約金を徴収しないという東京ガスの姿勢が素晴らしいですね。

マイルが貯まる電力会社まとめ

マイル還元率だけで見ると、東京ガス>ENEOSでんき>東京電力の順になります。また、違約金の発生という観点から見ても、現段階では東京ガスが優秀です。

関東圏に在住の方であれば、とりあえず東京ガスを選ぶのがよさそうです。

ちなみに、我が家の場合は東京ガスにガス代を支払っていますので、東京ガスに電気代も支払うようにすればセット割が適用されます。個人的には現時点での第1候補は東京ガスで決まりです!

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もちろん、上記3社以外にもポイント制度を採用している企業はあります。しかし、電気代の支払いではポイントが貰えない、あるいはポイントをマイルに交換ができなかったり、交換レートが極端に悪いところが結構あります。

そしてなにより、生活に必須となる電気を買うわけですから、信用度の低い会社は避けたいところ。そこまで考えていくと、現実的な選択肢となる電力会社は意外と少ないのです。

現時点で電力小売りに参入を表明している企業は200社以上あります。今後は競争が激化することも考えられるので、さらにマイル還元率が高い会社も現れてくる可能性が高いでしょう。

電力会社の変更を考えていない方も、お得な乗り換えを検討されてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、ある統計によると、電力自由化が開始されて1ヶ月後(4月30日時点)で電力会社を変更した世帯は全体の1%程度だったようです。みなさんあまり興味ないんでしょうかね?

電力会社の変更はネットでも簡単に行うことができます。「手続が面倒くさいから今のままでいい」という考え方は非常にもったいないです。

我が家の場合、電力会社を変更してから電気代が1月あたり数千円下がりました。このままずっと高い電気代を支払い続けるよりも、一手間かけて自分に合った電力会社を見つけるほうが幸せになれますよ。

メソッド夫のマイル
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この記事を書いた人
理系マイラー

陸マイラーブログ「理系マイラーとSFC修行」を夫婦2人で運営しています。夫は理系、妻は文系。☆最近ようやくinstagramを始めました☆ブログでは紹介しきれなかった写真も投稿してます。フォローはこちら