シンガポール名物というと、何を思い浮かべますか?
中華系、マレー系、インド系が共存するシンガポールには、バリエーション豊富な食べ物や雑貨が溢れていますが、ネットや雑誌で調べていると、予想以上にたくさん紹介されていて、どれを購入しようか迷ってしまいますよね。
そんな中、今回は私が悩みに悩んだ末に、実際に購入したシンガポール名物を3つご紹介したいと思います!
ちなみに、いずれもシンガポール市街地で買えるもの。それぞれ正直な感想を添えていますので、本当のところはどうなの?と知りたい方のご参考になれば幸いです。
人気のスイーツ「パイナップルタルト」
まずは、シンガポールに来たら絶対買うぞ!と決めていたパイナップルタルトの名店に向かいましょう。
最寄駅はブギス
MRTに乗り、ブギス駅で下車しました。近代的な建物が多く並んでいます。
ヴィクトリア沿いに進む
駅を出たら、ヴィクトリア通りをまっすぐ南西方向に200m進み、ミドルロードにぶつかったら右折。そのまま400m歩いたところに目指すお店があります。
途中には大きなショッピングセンター「フォーチュン センター」があり、その右手奥には…
いかにも東南アジアっぽい佇まいの、スリ クリシュナン寺院も見えました。
シンガポールの観光地としても有名なヒンズー教寺院なんだそう。私は遠くから眺めるだけでしたが、時間と体力に余裕があれば、中を見学してみたかったです。
スイーツショップ「LE CAFE」に到着
ブギス駅から歩くこと600m。ようやく目的地に到着しました!
シンガポール好きにはお馴染みのスイーツショップ「LE CAFE(エルイーカフェ)」です。
こちらは本店で、近隣に2つの支店がありますが、開店早々だったので他にお客さんの姿もなく、商品もあまり並んでいないようです。
パイナップルタルトはありますか?と聞くと、あいにく一番大きい20個入り20SD(約1,600円)しかないとのこと。
もっと遅い時間に来店すれば、10個入りのボトル/箱入りも選べたようですが、現時点では選択肢はありません。色々な商品を見たいという方も、開店後しばらくしてから訪れることをオススメします。
クレジットカード支払いは不可
手持ちの現金が少なかったので、クレジットカードで支払えるか聞きましたが答えは「NO!」。クレジットカード可、と日本の某サイトには書いてあったのに~。
念のため確認したところ、他の支店でもクレジットカードは使えないということだったので、「暑い中ここまで歩いて来て買わずに帰れない!」そして「他の支店まで10個入りを探しに歩きまわる体力もない」…ということで、20個入りを購入することにしました。
お店の人からは、パイナップルタルトはとても壊れやすいので、やさしく手荷物で持って帰るようにと言われました。
予想外の出費になってしまいましたが、ともあれ目的を果たし満足です。
パイナップルタルト実食!
その後、帰国してから頂いてみました♪
手荷物で細心の注意を払って持ってきましたが、結構表面が崩れています。ずっしりと重みがあるため、下の方が潰されて苦しそうな感じに…(汗)。
もし人におみやげとして持って帰るのなら、ボトルではなく10個入りの箱の方が良いかもしれませんね。
噂通り大きいです。ゴルフボール大。
中にはぎっしりパイナップル餡が詰まっています。果肉がしっかりと感じられる程度に残ってますし、甘いだけのジャム系はあまり好きではないのですが、これは酸味と甘味のバランスが絶妙ですね!
外側は甘さ控えめのショートブレッドのような感じで、チーズに似た香りがします。発酵バターなんでしょうか?
原材料が書いていないのでよくわからないのですが、夫も娘も「チーズだ!!」と言ってました。
そういえば、プロウンロールにも原材料や賞味期限は書いていませんでしたが、法規制が無いんでしょうか。
パイナップルタルトといえば、サニーヒルズも有名ですね。
シンガポールの旅行雑誌でおみやげにオススメされていることもしばしばながら、本店は台湾。しかも東京にも支店がありますから、紅茶専門店のTWG同様、個人的にはわざわざシンガポールで買う必要はないなと思いました。
そのサニーヒルズの方も、以前南青山店で買ったことがありますが、私はこのLE CAFEの方が好きです。こちらの方が果実感が強く味も濃厚で、何よりカンタンに入手出来るものではないところがステキ♪
日持ちは購入日から6週間とありました。かなり日持ちするのもいいですね。
シンガポールNo.1の「ジャーキー」
さて、パイナップルケーキの次は…「ジャーキー」を買いに行きましょう!
食肉加工品は一部を除き日本に持ち帰れないため、もっぱら現地で消費するしかないのですが、すごく有名なお店があるのです。
バスで移動
最初はまたブギス駅まで歩こうかと思っていましたが、なにしろ暑いので、次の目的地まではバスに乗ることにしました。
65番オーチャード行きの2階建てバスです。せっかくなので2階に乗ってみました。
普段2階建てバスに乗る機会はあまりないですから、ちょっとワクワク。
噂には聞いていましたが、シンガポールのバスって本当に何のアナウンスもないんですね。
来星前に調べたところ、観光客にはバスはオススメしないと、どのサイトにも書いてありました。確かに皆地元の方っぽい雰囲気で、観光客らしき人は見かけません。
ちなみに、バスの中では飲食禁止です。暑くてついうっかり水を飲んでしまいそう…
シンガポールのバスを上手に使いこなす方法
以前少し触れましたが、土地勘のないシンガポール初心者でもバスを乗りこなす裏技(?)があります。
それがGoogle Map(グーグルマップ)を使うこと!
GPSをONにすれば、現在地に進行方向が表示され、さらにアップにすると…
画面上に、水色の四角でバスマークが4つ表示されているのが見えますでしょうか。これがバス停の表示。
これだけでも十分便利なのに、バス停をクリックすると、そのバス停を通るバスの番号を確認することまで出来る優れものなんです!
バスを降りたい時は、バス停手前でブザーを押せば停まってくれます。
Google Mapのおかげで、まるで地元民のように自由自在にシンガポールを動き回ることが出来ました。
体力がなくタクシーに乗るお金もない(トホホ…)私にはとっても大助かり!
何より、知らない街の雰囲気を存分に味わえてすごく楽しかったです♪乗り物酔いしない人なら、バスの旅オススメですよ!
オーチャードのショッピングモール「ION」に到着
次の目的地はこちら!
オーチャード駅直結のショッピングモール、IONです。
オーチャードは、日本の有名百貨店である高島屋や伊勢丹、世界各国のブランドショップが立ち並ぶ一大ショッピングエリアです。
人気店 林志源にはジャーキーがいっぱい!
ショッピングモールに着いたら、向かうは林志源(Lim Chee Guan)というお店。
シンガポールNo.1との呼び声高いジャーキー屋さんです!
日本人にとって、シンガポールにジャーキーのイメージはあまりないかもしれませんが、春節に欠かせない食べ物ということで、その時期になると3時間待ちもざらなんだとか。
この日は春節後だったので、全く待つ必要はありませんでした。
一番人気はポーク
店頭にはテリテリ輝く美味しそうなジャーキーの数々。一番人気はポークジャーキーだそうです。
値札には300g以上から書かれていますが、店員さんにお願いすれば1枚から売ってもらえます。2種類100gで10SDくらいでした。
家族に買って帰りたいところですが、肉類は原則として日本に持ち込むことが出来ませんので、自分の午後のおやつ用にビーフとポークとちょっぴりずつ。
クレジットカードOK!
ここはショッピングモール内のテナントなだけあって、バッチリクレジットカードが使えました!よかった〜。
このお店はチャイナタウンにも2店舗あるようですが、そちらでもクレジットカードが使えるかどうかは不明です。
撮影に失敗してしまったため、ジャーキーのアップの写真はないのですが、甘めの味付けに慣れている九州人の私でも、予想していたよりずっと甘かったです。特にポークはだいぶ甘く、ビーフの方がコクが感じられました。
ビールと合わせればこれ以上ない最強の組み合わせで、すごく美味しかったです!
シンガポール名物「チリプロウンロール」
ジャーキーを購入した林志源では、チリプロウンロールも購入。
チリプロウンロールとは、エビと香辛料のペーストを塗った春巻きのようなもので、パリパリした食感のお菓子です。
シンガポールではいろんなお店で売っていますので、人それぞれ好みもあるでしょうが、こちらもこのお店がシンガポールNo.1と評判のようです。
味については、絶賛のサイトばかりでしたが、こういう意見もあった方がいいかと思い、あえて載せておきます。
食感はパリパリしていて好きな感じなんですが、何とも言えない生臭さがあり、私はあまり好きになれませんでした。
自他共に認めるエビ好きなのに、本当に不思議なのですが…。
珍味系のクセがある食べ物がお好きな方でしたら、おいしく召し上がれるのではないでしょうか。夫もダメ(もともとそんなに海老好きではない)でしたが、うちの子ども達は気に入ったようでパクパク食べているので、幸い無駄にせずに済みそうです。
まとめ
以上、今回私が購入したのは、
「LE CAFEのパイナップルタルト」
「林志源のポーク&ビーフジャーキー」
「林志源のチリプロウンロール」
の3つでした。ジャーキーは前述の通り日本に持ち帰ることが出来ないので、この中でお土産としてどれか1つをオススメするとすれば、個人的には「パイナップルタルト」です!
もちろん好みの味は人それぞれでしょうが、日本人の多くが好むであろう味だと思います。日本ではあまり出会えないタイプのお菓子というところも好印象でした♪
次回は、シンガポールのランチをご紹介します!
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