iPhoneやiPadに代表されるapple製品に関しては、ネットショップや家電量販店でも、ほとんど値引きされません。
値段がそこまで違わないのですから、apple製品は公式のアップルストアやオンラインストアで購入するという人も多いと思います。
アップルストアで購入した場合は、理由を問わず2週間以内なら返品可能ですし、他とは安心感が違いますよね。また、近くにアップルストアがなくても、公式のオンラインストアは全品送料無料です。
SIMフリー製品を利用した格安運用
最初から少し話が逸れてしまいますが、最近はMVNOの普及により、iPhoneやiPadの実質的な維持費をかなり下げることができるようになりました。
例えば、SIMフリーのiPhoneやiPadを格安SIMで運用することで、毎月の通信費を1,000円以下に抑えることも可能です。
SIMフリーの製品は、初期費用(端末購入費用)こそ高めですが、家電量販店等で2年縛りで購入した場合と比べると、毎月の通信費が安い分、最終的な支払い金額はかなり安くなります。
例えば、Docomo、ソフトバンク、au等の各種割引で実質ゼロ円で端末を手に入れることができたとしても、毎月の支払いが8,000円なら、2年間の維持費は8,000円×24ヶ月=192,000円。つまり、20万近く必要になってしまいます。
しかし、格安SIMで毎月の支払いを1,000円程度に抑えることができれば、端末購入費用が10万円だとしても、2年間の合計は、100,000円+1,000円×24ヶ月=124,000円です。無視できないほどの大きな差がありますよね。
SIMフリーのiPhoneやiPadを選択する人は今後も増えてくると予想されます。
SIMフリー版なら公式ストアでの購入一択
ところが、SIMフリーのiPhoneやiPadについては、基本的にappleの公式HPでしか購入することができません。
家電量販店等で取り扱われているものは、Docomo、ソフトバンク、au等の使用キャリアが限定された端末のみで、SIMフリー製品は購入できないのです。
ヤフオクでも未使用品が出品されたりしていますが、転売屋さんから購入することになるため、全く知識のない人にはオススメできません。
そうなると、iPhoneやiPadを安心かつ安全に手に入れるには、やはりアップルの公式ストアがベストです。
ポイント還元を利用して実質的な価格を下げる
公式ストアで購入する場合、値引きを受けることはできず定価での購入となります。
しかし、あまり知られてはいないのですが、実質的な値引きを受ける方法も存在しているのです。それは、他のサービスを利用してポイント還元を受ける方法です。
ポイント還元の場合、実際の支払額が安くなる訳ではありませんが、貰えるポイントの額だけ安く購入できると考えることもできます。
以下では、アップル公式ストアでポイント還元を受ける方法について、具体的に説明していきます。
ポイントサイトを利用する
アップルオンラインストアを利用する場合、ポイントサイトを経由してから購入手続きをすると、ポイントサイト独自のポイントが還元されます。
ポイントサイトは複数存在していますが、還元率はサイトごとに違います。そして、現時点で最もポイント還元率が高いサイトは「Gポイント」です。
Gポイントを経由してアップル公式サイトを利用すると、購入金額の1%分のポイントが還元されます。
iPhoneやiPadは比較的高額な商品ですから、たった1%とは言え、結構なポイントが返ってきます。
例えば、iPhone7の32GBを公式サイトで購入すると、支払金額は税込78,624円(税抜72,800円)です。この場合、支払金額の1%に相当する786円分のポイントが還元されます。
ポイントサイトを経由するだけで、これだけ安くなるのなら、試さない手はありませんよね。
Gポイントの利用方法
Gポイントを経由してアップル公式サイトを利用するためには、まずGポイントへの登録が必要です。
登録はもちろん無料。必要事項を入力するだけで簡単に登録できます。
登録が済んだら、Gポイントにログインして、アップル公式サイトの紹介ページを探してください。トップページで「アップル」と検索すると分かりやすいと思います。
検索結果には、以下のようにアップル公式サイトが含まれているはずです。「詳細をみる」をクリックして専用ページに進みましょう。
下のような表示が出てきたでしょうか。
ここまでくれば、あとは簡単。「ポイントをためる」をクリックするだけです。クリック後、アップル公式サイトに自動的に移動するので、普通に購入手続きを進めてください。
商品購入後2~3ヶ月後にポイントが反映されるはずです。少し待ち長いかもしれませんが、正常に購入手続きが完了したかを判定するための期間ですので、焦らずに待ちましょう。
貯めたポイントはANAマイルへの移行がお得
Gポイントで貯めたポイントは、1ポイント=1円の交換レートで現金化可能です。つまり、ポイントを現金化すれば、1%割引でアップル公式サイトでのお買い物ができたことになります。
しかし、現金化より、もっとお得なポイント利用法もあります。
ANAマイルを貯めている陸マイラーならご存知の「ソラチカルート」を利用したANAマイル化です。
ソラチカルートを利用すれば、現金化する場合よりも、ポイントの価値を高めることができます。例えば1,000ポイント貯めた場合、現金化すると1,000円ですが、ソラチカルートでANAマイルに移行すると900マイル(1マイル=2円換算で1,800円相当)になります。
この結果、アップル公式サイトでの還元率は1.8%まで上昇します。つまり、現金化よりもマイル化の方が1.8倍お得なのです。
飛行機に乗る機会があるのであれば、Gポイントで貯めたポイントはANAマイルに移行しましょう。
ダイナースクラブポイントモールを利用する
ダイナースクラブカードを保有している場合には、上記Gポイントを利用する方法よりもお得な方法が使えます。
ダイナース会員が利用できる「ダイナースクラブポイントモール」を利用して、同様にポイント還元を受けることができるのです。
ポイント還元率はGポイントと同じ1%なのですが、ダイナースのポイントは、1ポイント=1マイルのレートでANAマイルに交換できます。
このため、1,000ポイント貯めた場合、1,000マイル(2,000円相当)を獲得することができるのです。Gポイントの場合は、1,000ポイントは900マイル(1,800円相当)でしたから、わずかにダイナースの方がお得ですね。
ダイナースクラブポイントモールを利用してアップル公式サイトでお買い物をした場合、ANAマイル化によって、還元率は2%になるのです。
ダイナースクラブカードは、年会費が高額(税抜22,000円)ですから、アップル公式サイトでのショッピングのためだけに新たにカードを申込むのは現実的ではありません。
あくまで、ダイナースクラブカードを既に保有している場合、あるいは他にもダイナースの特典を活用できそうな場合にオススメとなる方法であり、その他の場合はGポイントを利用する方がよいと思います。
ポイント還元対象外の製品に注意
ここまで説明してきたように、ポイント還元はとってもお得なのですが、ポイント還元の対象外となってしまうケースもあるので注意が必要です。
最新商品はポイント対象外
特に明記されていない場合、発売されたばかりの対象商品は、ポイント還元の対象外となります。つまり、ポイント還元を受けるためには、発売直後ではなく、しばらく期間をおいてから購入する必要があります。
同一製品の大量購入はポイント対象外
30日以内に同一商品を5台を超えて購入した場合には、ポイント対象外となってしまいます。つまり、1ヶ月に5台までならOKですが、6台目以降の購入についてはポイントが付与されません。
また、iPhoneについては条件が厳しく、2台を超えた時点でポイント対象外となってしまいます。1ヶ月に3台購入したらアウトです。
この規定は、転売防止を目的としたものだと推測できます。
その他のポイント付与に関する規定
- ギフトラッピング、Apple Storeギフトカード、iTunes Cardはポイント対象外
- アップル公式サイトで取り扱われているBose製品はすべてポイント対象外
- 商品購入後、コールセンターで注文内容を変更した場合もポイント対象外
まとめ
- アップル製品は公式ストアでの購入がオススメ
- 特にSIMフリー製品に関しては公式でしか基本的に取扱がない
- アップル公式ストアを利用する場合にもポイント還元でお得に購入可能
- ポイントサイトの「Gポイント」を経由すると1%ポイント還元
- Gポイントで貯めたポイントをANAマイル化すると実質1.8%還元
- ダイナースポイントクラブモールを利用すれば2%還元も実現可能
- ポイント還元には対象外となる製品もあるので注意
以上のように、値引き不可能と思われているアップル公式サイトでのショッピングも、ポイント還元を利用することでお得になります。
慣れるまでは少し手間取ることもあるかもしれませんが、一度やり方を理解してしまえば誰でも実践できる簡単な方法ですから、アップル製品を購入する際には、ぜひ活用してみてください。