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ノーチャージフライトがSFC修行にもたらす恩恵

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1月30日(土)は降雪の可能性があったため、前日(1月29日)の夕方の時点で、羽田空港を午前中に発つ便が「ノーチャージフライト」になりました。

空港

 

当日、実際に東京では雪は降りませんでしたが、結果は関係ありません。ANA側がノーチャージと判断すれば、その時点でノーチャージとなるのです。

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災い転じて

1月30日は、SFC修行中の妻が「東京-沖縄」を日帰り往復する予定でした。雪での欠航は綿密に計画されたフライトスケジュールを狂わせます。私は、雪予報が出た時点で、多少なりとも損失が出てしまうのではないかと心配しました。しかし、そうはなりませんでした。


上の記事でも説明しているように、ノーチャージフライトでは、「旅割」等の早期割引運賃で航空券を購入していた場合でも、無料で便変更が可能となります。

ANAの「旅割」は料金が割り引かれている分、キャンセル料が高額で融通の利かないチケットですが、ノーチャージフライトを上手く利用することができれば、損失どころか得をする結果にもなるのです。

以下では、その仕組みについて具体的に解説していきます。

当初のSFC修行旅程

今回ノーチャージフライトとなったフライトスケジュールは以下の通りでした。

<往路>
羽田 → 那覇 ANA463 7:50発
プレミアム株主優待 30,190円

<復路>
那覇 → 成田 ANA2158 12:05発
プレミアム旅割28 23,840円

往復費用 計54,030円
獲得PP 5,720ポイント
PP単価 9.44

 

PP単価が10以下なので、それなりに効率的なフライトですが、往路の出発時間が早いため家を出るのは早朝です。もし実践することになれば、結構大変なスケジュールだったのではないかと思います。

そもそも、なぜ早朝の便を予約していたかというと、日帰り修行を実現するためです。

宿泊費も修行費用と考えるのであれば、日帰りによって総費用を抑えることができます。PP単価の高い「那覇→成田」は1日に1便(12:05発のANA2158便)しか設定されていないので、復路に「那覇→成田」を採用して日帰りしようとする場合には、早い時間の羽田発しか選択肢はないのです。

7:50発の一本後(ANA467便)でも間に合いますが、那覇空港に11:30着になってしまうので、復路の便まで35分しか余裕がありません。万一遅延が生じた場合に乗り遅れてしまいます。

那覇空港(国内線)の場合、乗り継ぎは20分あれば可能とされていますが、リスクを下げるために早朝便を選択しています。お土産を選ぶ時間も欲しいですしね。

変更後のSFC修行旅程

上記フライトスケジュールは、ノーチャージを利用した変更(振替)により、以下のようになりました。

<往路>
羽田 → 那覇 ANA995 9:10発
プレミアム株主優待 30,190円

<復路>
那覇 → 羽田 ANA468 14:10発
プレミアム旅割28 23,840円

ノーチャージなので当然費用は変化していません。

しかし、利用する便(発着時刻)は変更されています。また、復路については、「成田着」だったものが「羽田着」に変更されています。

ノーチャージフライトでは区間も無料で変更可能なのです。

ノーチャージで振替えた旅割はスキップサービス&自動チェックイン利用不可!羽田-那覇日帰り往復<ANA SFC修行5-1>
「ノーチャージフライト」という言葉を聞いたことはありますか? これは、予約した便が悪天候や天災などで遅延・欠航の可能性が濃厚となった時に、一定期間内であれば無料で便の振替が出来るというシステム(影響を受ける便は航空会社が指定)。 ANA国内...

SFC修行における旅程変更のメリット

復路の「那覇→羽田」ANA468便は、当初の価格のまま23,840円で計算されています。しかし、ノーチャージでなければ、この価格は実現することができません。

今から復路のANA468便を普通に予約しようとすると、「プレミアム株主優待 30,190円」 or 「プレミアム特割 45,490円」しか選択できないのです。(仮に「プレミアム旅割28」が予約できるとしても、「那覇→羽田」の便は39,890円~です。)

このため、最も安いプレミアム株主優待を購入する場合と比較しても、ノーチャージフライトによる振替で、30,190-23,840=6,350円 は得している計算になります。

また、プレミアム株主優待には株主優待券が必要なので、実質的には優待券の調達費用(約5,000円)も得したことになります。つまり、ノーチャージフライトを利用した便変更により、1万円以上お得になったのです。

さらに、我が家は成田空港までの交通費よりも羽田空港までの交通費が安いので、その分もお得になり、移動時間や労力の節約にもなります。

京成スカイライナー

復路が羽田着になったことにより、フライトスケジュールにも余裕ができます。

具体的には、往路に9:10発のANA468便を選択できるようになりました。早朝の便を回避でき、朝ゆっくりできることになった訳です。お金には換算できませんが、意外とこれが一番大きいメリットかもしれません。

意外と使う機会はあります

ノーチャージフライトは予測不可能なものなので、狙って得するというわけにはいきません。

しかし、SFC修行僧のようにたくさんのフライトを予定している場合には、お世話になる機会もあるはずです。

例えば、SFC修行の定番路線は沖縄方面ですが、沖縄は台風の進路に入ってしまうことも多いですよね。私も数年前に家族で沖縄旅行に行った際に台風で足止めされてしまったことがありました。

台風の時期に沖縄方面に飛ぶ場合でも、ノーチャージフライトへの対応を理解していれば、損害は最小限、上手に対応できれば修行効率を高めることもできます。

まとめ

飛行機に乗る予定がある場合、天候悪化には頭を悩ませることになっていしまいますが、謀らずも予約していた便がノーチャージの対象になった場合には、よりお得な便に変更できないかを検討すべきでしょう。

ノーチャージフライトは便変更だけでなく、キャンセル料も無料になるため、状況によってはフライトをキャンセルしてしまうのもありでしょう。

SFC修行僧にとって「ノーチャージフライト」は、修行効率をさらに高めるチャンスです。仕事など重要な用事でフライトを予定している人もいるので、両手を挙げて喜ぶことは出来ませんが、せっかくのチャンスを有効に活用したいですね。

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