ANAの上級会員を目指して飛行機に乗りつづけることを一般的に「SFC修行」と言います。
私はこの年明けから、特段の用もなく(笑)沖縄を何度も往復したり、シンガポールに弾丸旅行してきたり、必要なポイント(プレミアムポイント)を稼ぐべく奔走してきました。
そして、それも今回がとうとう最後。宮崎への旅行で条件だった50,000プレミアムポイントに到達です!
今回は旅行記としても楽しんで頂けるよう、宮崎までのフライトの様子と、帰省したら必ずと言っていいほど訪れている人気の美味しいうなぎ処「鰻楽」さんについてご紹介していきます!
宮崎ってどこ?
実は、私達夫婦は2人とも宮崎県出身です。
大学時代は、「宮崎出身です」と言うと、「牛タン有名だよね!(それは宮城です)」「近畿だよね!(えっ??)」などなど、あまりの認知度の低さにへこんだものです…。念のため申し上げておきますと、宮崎は九州の東側にある縦長の県です。
ご存知の通り、東国原知事の時代には、さかんなPR活動の甲斐あって宮崎の知名度も一気に上がりましたが、退任後はあっという間にブームが去り、テレビなどの露出も激減。最近は「ああ、宮崎?昔そのまんま東がいたよね」的な扱いに落ち着いています。
気候が良く、食べ物も美味しい素敵な県なのに勿体無い…!(悔)
今回の帰省は子連れのため、なかなか自由に行動出来ず、そんなに遠出はしませんでしたが、できる限り宮崎の魅力をお伝えしていきたいと思います。
「今度の長期休暇は宮崎に行くのもいいかも?」と思っていただければ嬉しい限りです。
今回の旅程
今回はANAの旅割75で普通席を購入。具体的な運賃とPP単価などは下記の通りです。
前述の通りまったくSFC修行を考えていなかった時期に購入していますので、正直効率はよくありません。
羽田ー宮崎で獲得できるプレミアムポイントは?PP単価はどのくらい?
ちなみに、もし今から5月23日の羽田-宮崎プレミアムクラス旅割28を購入したとすると、大人1人あたり20,390円で、獲得プレミアムポイントは1,802PP。PP単価は11.31となります。
SFC修行の定番である沖縄路線と比べるとさすがに分が悪いですが、PP単価10が一般的な基準と考えると、まぁそんなに悪くはない数字だと思います。
飛行時間が片道1時間40分程度と、羽田→沖縄のおよそ3分の2で済みますので、時間がない方にも良いかもしれませんね。
ちなみに、上記NH609で東京から宮崎に飛び、折り返し便NH610で日帰りしようとすると、20,390+21,890=42,280円。
往復での獲得プレミアムポイントは3,604PPとなりますので、PP単価は42,280÷3,604=11.731になります。
往復フライト時間は3時間20分ですので、羽田から石垣島までの片道フライト3時間15分に+αくらいの長さでしょうか。ご参考まで。
家族で羽田空港へ!
前置きが長くなってしまいましたが、ようやく旅行記の始まりです。
往路便は16時25分出発のNH613便。毎回孤独な旅だったSFC修行ですが、今回は家族皆でやって来ました!
図らずもSFC修行締めの旅行が家族と一緒に出来るのは、やっぱり嬉しいものですね。
自動手荷物預け機前にはペッパー君が
羽田空港では、以前ご紹介した通り昨年から自動手荷物預け機が導入されています。
この日は、案内係を務めるペッパー君に遭遇しました。
彼は愛想のいいことに記念撮影モードも備えていて、長女は一緒に写真を撮れてご満悦でした(次女は怖がって近寄れず…笑)。
今回は普通席&ノンステータスなので一般検査場から搭乗待合室へ
搭乗口は702番。混んでいる時間帯なのでしょうか、手荷物検査場が15分待ちの表示なので、左端の優先レーンが16:25出発の搭乗客に開放されるのを待ってから入ります。
次回以降はプレミアムチェックインが使える予定
すぐ隣にはプレミアムメンバー限定の「プレミアムチェックイン」が。
今回は普通席のため利用できませんが、次回からはプラチナ&SFC会員として、こちらの入り口を通って中に入ることができるようになります!
待ち遠しい~。
プレミアムチェックインについてはこちらで詳しくご紹介しています♪
この日はバスで飛行機まで移動
この日は飛行機までバス移動でした。第2ターミナルが新しくなってから、宮崎行きもブリッジが付くことが多かったので、バスに乗るのはずいぶん久しぶりです。
夫と長女、二人して極度の乗り物酔い体質なので、短い距離でもバスは不安。何しろ5分が無理なこともしばしばなので…。飛行機までのごく短時間の移動もヒヤヒヤでした。
いよいよ搭乗です
バス移動を乗り切り、なんとか無事機内に入りました。
着席すると、CAさんから下のようなカードを頂きました。小さな子ども連れに配布しているようです。初めて見ました。
いろいろ事故が増えているのかもしれませんね。
修行中は1人でフライトを満喫していましたが、今回は家族がいるので、あまりのんびりもできません。
子ども達の世話をしていると、あっという間に離陸時間となりました。
我が家の場合、飛行機が離陸した後も大変です。
子どもたちは比較的おとなしいのですが、問題なのは飛行機恐怖症の夫。顔色真っ青&手が冷えきって脂汗でベトベトになっているのを何とか落ち着かせます。こうしていると、一人旅の時はすごく気楽だったなぁと思い返されますね。
宮崎空港に到着
宮崎空港にたどり着いた頃には私もヘトヘト…。
外に出てみると、生憎雨が降っていました。
それでも、毎回ここに戻ってくると本当にホッとします。
到着は18時過ぎでしたし疲れ果てたので、この日は夕食を取って就寝しました。
宮崎観光スタート
宮崎といえば海!
到着した次の日は、サンマリーナ一ツ葉までドライブしました。ゴルフ愛好家にはお馴染み、シーガイア・リゾートのすぐ近くです。
前日の荒天もウソのようないいお天気。
観光地というよりは、地元民の憩いの場でしょうか。のんびりと釣りを楽しむ人々が見られました。
うなぎ処 鰻楽
実は宮崎は鹿児島・愛知に次ぐうなぎ生産量全国3位。美味しいうなぎには事欠きません。
ということで、お昼は近くにある鰻屋さん「うなぎ処 鰻楽(まんらく)」さんへ。国産鰻養殖業者として有名な、大森淡水直営のレストランです。生産量は年間3,000トン以上とのこと。
食べログ評価では3.57、TOP5,000に入っています。店構えも立派ですよね。
我が家は帰省すると必ず鰻屋さんに寄ることにしています。大体この「鰻楽」さんか、宮崎市の北、西都市にある「入船」さんのどちらかです。
東京と比べると破格の値段ですし、蒸さずに焼いただけのパリッとした食感と甘めのタレは、宮崎でないとなかなかお目にかかれません。
上うな重を注文
注文したのは上うな重(うなぎ6貫)2,580円です。うなぎとご飯は別盛になっていました。
パリッと焼かれた皮が香ばしくて、タレも甘めな九州風で絶品です!!
これが3,000円しないなんて、信じられないお得さ加減。
なお宮崎では、うなぎのお供は「ご汁」という大豆をたっぷりすりつぶして入れたおつゆが定番ですが、こちらのお店では全国一般的な肝吸いが付いて来ます。
せっかくだから「ご汁」を食べてみたいという方は、西都市にある「入船」さんがオススメです。
店内の様子
店内はこんな感じで趣があります。
新しく清潔感があるのが素敵ですよね。
入口には深田恭子さんの名前が入った書が掛けてありました。
ほんとにご本人が書いたものなんだそうです!お上手ですね。
なんでも度々お忍びで通っていらっしゃるんだとか。美味しいものを食べ慣れた女優さんでも通うほどということで、普段の美味しさは折り紙つきです!
鰻楽のうなぎはANAセレクションのランキング1位!
鰻楽さんのうなぎは、貯めたマイルを好きな商品に交換することができる「ANAセレクション」でも取り扱われています。
しかも堂々のランキング1位!!
個人的にも、この結果にはさすがにびっくりしてしまいました。もしかしたら、私が思っている以上に鰻楽さんは有名なのかもしれません。
ANAセレクションで交換可能なセット内容は、うなぎ蒲焼 4尾(計520g)、たれ15g×4袋、さんしょう×4袋。これらが冷凍便で届きます。
ANAの紹介文は以下の通り。
産地を指定した上質で深みのある風味が楽しめる、宮崎県産うなぎ蒲焼。肉質や味などを厳重にチェックし、身のやわらかな味わいのあるうなぎだけを使用しています。自慢のタレをからめ、香ばしく丹念に焼き上げました。炭火を使うことにより鰻の旨みを逃がさず、芯まで良く熱を通すことができ、より身がふっくらとしボリュームがあるこだわりの蒲焼が焼き上がります。暑い季節にはもちろん、疲れた時のスタミナ食としてぜひご賞味下さい。お洒落なパッケージはおくりものとしても喜ばれる、おすすめの一品です。
読んでいると、また食べたくなってきました。
ちなみに、商品交換に必要なマイル数は10,000マイルなので、お得かと言われるとそうでもないかもしれません。ただ、全国どこでも鰻楽さんの味が頂けるというのは嬉しいですね♪
最後に
SFC修行最後となる宮崎帰省。家族と一緒の修行は、いつもの1人旅とは違った楽しさと大変さがありました。
やっぱり鰻楽さんのうなぎは絶品ですね…!お店のしつらえも素敵で、しかもお得ですし、宮崎に行ったらぜひ行ってみていただきたいお店の一つです♪
なお、ここ数年は予約優先制となっており、お盆などの休暇中は2時間待ちになることも珍しくありません。
来店時にはあらかじめ予約を入れておくことをお勧めします。
宮崎の旅はまだまだ続きます。
<次の話>