アメリカン航空アドミラルズクラブ、キャセイパシフィック航空ラウンジと見学を終え、次に目指すはオーストラリアのナショナルフラッグキャリア、カンタス航空ラウンジです。
カンタス航空のラウンジ「カンタスクラブ」は、成田空港第2ターミナルのサテライトに設置されています。
このフロアマップで言うと、左上ですね。
今回のラウンジホッピングで、一番楽しみにしていたのがこのカンタスクラブ。
その理由は…
記事を読んで頂ければ分かります(*^^*)
目次
連絡通路でサテライトへ
出国審査場のある本館からサテライトまでは、徒歩での移動です。
連絡通路は、本館の2階とサテライトの3階を結んでいます。出国審査場を出たところは本館3階なので、まずは1フロア下の2階に向かいます。
エスカレーターで降りると、連絡通路の入口です。
連絡通路は220mの長い廊下ですが、動く歩道(ムービングサイドウォーク)が設置されています。
以前、国際線のメインが成田空港だった頃は、サテライトまで「シャトル」で移動した気がするけど…と思って調べてみると、待ち時間等の不便解消を目指して、新たにこの連絡通路を作り、完成に伴って2013年9月で運行を終了したのだそう。
シャトルは、圧縮空気によって浮上して走行する乗り物(オーチス・ホバー)で、厳密には水平エレベーターという扱いで運行されていました。
毎回あのシャトルに乗ると、これから海外旅行だ!というテンションが否応無しに高まっていたもの。もう乗ることができないのは、ちょっぴり残念です。
連絡通路の窓の外には、JALを始めとしたワンワールド加盟航空会社の飛行機が並んでいました。
鶴丸マークが復活してくれてよかったです。やっぱりこちらの方が断然格好いい!
サテライト到着
飛行機を左右に見ながらの220mはあっという間。サテライトの入口までやってきました。
連絡通路を出ると、正面に分かれ道があります。
目指すカンタス航空ラウンジは、左手の2階。右に進むと、JALファーストラウンジ/サクララウンジです。
左の道を進むと2階へ降りるエスカレーターが見えてきました。「Qantas Business Lounge」という案内が出ています。
早速ワンフロア降りて、カンタス航空ラウンジに向かいましょう。
カンタス航空ラウンジ
ラウンジの入口がこちらです。
カンタス航空の出発便は、20時台にメルボルン行きとブリスベン行きの2便。つまり、現時点では夜間に出発する便しかありません。
午前11時過ぎの時間帯は、こちらも貸切状態でした。
早速シャワールームへ!
実は、カンタス航空のラウンジで一番楽しみにしていたのは、何と言ってもシャワールーム!
ということで、入室受付と同時にシャワールームの鍵をお借りしてきました。
この日は4番のお部屋。壁に掛けられた絵も、オーストラリアらしいナチュラルな印象です。
早速カードキーで解錠します。
ちなみに、同じワンワールド系列のアメリカン航空アドミラルズクラブ、JALサクララウンジいずれも、シャワールームの鍵はカードタイプでした。
スターアライアンス系列では見たことがないように思います。
シャワールームではジュリークのアメニティを提供
シャワールームで一体何が楽しみだったのかというと…
洗面台にも置いてありますね。
そう、カンタス航空ラウンジシャワールームのアメニティは、「ジュリーク(Julrique)」なんです!
ANAダイヤ修行でシドニーに行ったことをきっかけにとっても気に入って、以来使い続けている化粧品メーカー。オーストラリアの豊かな土壌で育てられた植物を贅沢に活かした、お肌に優しい処方が特徴です。
こちらはジャスミンの香りがするボディクリーム。
この他、シャンプー・リンス・ボディソープもジュリーク尽くしです。
ボディ用はジャスミン、ヘアケアはラベンダーのシリーズとなっていました。
洗い上がりはというと、ボディ用は保湿重視タイプ。ヘアケア用はしっとりと言うよりはボリュームアップ系でしょうか。
好みは分かれそうですが、何しろとってもいい香りがします。長時間フライトの前に好きな香りでリラックスできるのは、至福の一言。
設備自体は至ってシンプル
シャワー自体はこのようなハンドシャワーです。水圧は正直イマイチでした。でも、シャンプー類さえいい香りなら、何も文句はありません!(笑)。
トイレも、他のどのラウンジよりもシンプルなもの。温便座もウォシュレットも付いていません。一足早く、海外に来た気分が味わえるかも?
シャワールーム自体、ドアや仕切りがないとてもシンプルな作りです。
ジュリークのシャンプーやボディクリーム、タオルの他には、何のアメニティもありませんでしたので、もし歯ブラシやシェーバーを使うなら、自分で持ち込む必要があります。
ヘアドライヤーは設置されています。
アメリカン航空アドミラルズクラブと同じ機種でした。一応「ion」と書いてありますが、ナノケアのような日本の有名メーカー品と比べると、全くイオンの効果は感じられません。風量も弱く、ショートカットの私ですら乾き切るまでに非常に時間がかかりました。
さらにシャワールーム自体、通気性が0のため、暑くて暑くて茹だりそう…。
ロングヘアの方は、自分でドライヤーを持って来る方がいいでしょう。
もしジュリークに興味がないなら、JALサクララウンジのシャワールームを使う方がいいかもしれません。そちらにはちゃんとしたイオンドライヤーもありましたし、より快適なシャワー室でした。
お手洗いにもジュリーク
ちなみにシャワールームだけでなく、お手洗いにもジュリークのアメニティが用意されています。
手洗い場にシャワールームと同じジャスミンのボディクリーム。
手肌が乾燥しやすいので、嬉しい限りです。
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ラウンジ室内
シャワーを終えて室内へ。未だ誰も来ていないようです。
こちらのラウンジは、カウンター席からサテライト・本館全体の駐機場を見渡すことができます。飛行機好きには堪えられませんね!
この風景を贅沢に独り占めして、野菜ジュース+炭酸水で乾杯です。
すっかりのぼせてしまった体に染み渡ります。
窓の外には見慣れない飛行機が。フィリピンのマニラ・セブ島を本拠地とする、「セブパシフィック航空」です。これまでANAばかり利用してきましたから、JGC修行を決意しなければ、多分見ることもなかった光景でしょうね。
カウンター席はこのような感じで、PCが付いている席もあります。
キャセイパシフィック航空と同じく、カンタス航空ラウンジも赤をアクセントカラーにしていました。シックで素敵。
ドリンク・おやつコーナー
カウンター席の近くに、ドリンクバーが設置されています。
ポテトチップスとおかき。
こちらのビールサーバーは一番搾りです。
もちろん、ジュースサーバーもあります。
・炭酸水
・ペプシコーラ
・ペプシネックス
・ジンジャーエール
・CCレモン
・オレンジジュース
・緑茶
コーヒーメーカーもなんだかレトロでオシャレ。
エスプレッソやカプチーノに加えて、オージーが大好きな「Flat White (フラットホワイト…エスプレッソ+スチームミルク)」や「Long Black(ロングブラック…エスプレッソのお湯割)」も作ることができます。
さすがはオーストラリアの航空会社ですね!なかなか日本ではお目にかかれないコーヒーなので、こちらのラウンジでぜひトライすることをオススメします。
私も昨年ANAダイヤ修行でシドニーに行った際、フラットホワイトを頂いたことを懐かしく思い出しました。
冷蔵庫には、松竹梅白壁蔵の純米酒とスパークリングも。
この他、缶ビール3種(ハイネケン・プレミアムモルツ・アサヒスーパードライ)などもありました。
軽食コーナー
11時50分になると、ラウンジを入ってすぐのところに軽食コーナーがオープンしました。
パンとクラッカー、ジャム・バター。
サンドイッチやハム、野菜のマリネ、枝豆、ポテトサラダ。
バナナとマフィン。
紅茶のティーバッグは「Dilmah(ディルマ)」製です。
9種類全てについて、説明書がありました。
これを読むと、ますます美味しく感じられそうですね。
先程と同じコーヒーメーカーもあります。
こちらのビールサーバーは、サッポロ黒ラベルでした。
まとめ
・カンタス航空ラウンジの魅力は、何と言ってもジュリークのアメニティ!
・オーストラリアならではのコーヒー「フラットホワイト」「ロングブラック」も味わうことが出来る。
・本館とサテライトの駐機場を見渡せる、オシャレなカウンター席がある。
・食べ物は充実しているとは言い難い。
・20時まで出発便がないため、日中は空いていると思われる。
ということでした。
ラウンジ3つの見学を終え、次はJALサクララウンジ!成田のワンワールド系列ラウンジの中で最も豪華との評判なので、楽しみです。
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