成田空港第2ターミナルラウンジ巡り開始!
ワンワールド系列航空会社の航空便は、主として成田空港第2ターミナルから出発します。
今回は、キャセイパシフィック航空のビジネスクラスに搭乗するため、同じターミナル内にあるワンワールド加盟4会社のラウンジを利用することが可能です。
- アメリカン航空アドミラルズクラブ
- キャセイパシフィック航空 ファーストおよびビジネスクラスラウンジ
- 日本航空サクララウンジ(本館/サテライト)
- カンタス航空インターナショナル ビジネスラウンジ
3の日本航空ラウンジは、本館とサテライトそれぞれに一つずつありますから、全部で5つ入場できることになりますね。
目次
第2ターミナルラウンジマップ
ちょっと見づらいのですが、出国審査後すぐに足を踏み入れるのは、本館3階。サテライトへ移動する際、2階に降りる造りとなっています。
より詳細なフロアマップはこちら。
黄色い枠で囲んであるのが、各社のラウンジです。
まずは、手近なアメリカン航空ラウンジに行ってみましょう。
アメリカン航空のラウンジは、「アドミラルズクラブ(=提督会)」という名称になっています。アメリカン航空は、「アドミラル」や「フラッグシップ」といった航海用語を好んで自社ブランドに取り入れてきた会社なのだそうです(Weblio情報)。
アドミラルズクラブは、1939年に設立された世界初の航空ラウンジで、当初は政治家やセレブ等、一部のVIP専用でしたが、ある乗客が差別であるとの訴えを起こし、その後一般市民にも解放されたとの経緯があります。
アメリカン航空アドミラルズクラブ
ん??なぜか、アメリカン航空の表示の隣に、JALラウンジの看板も出ていますね。
調べてみたところ、なんでも2012年4月から、JALはアメリカン航空ラウンジ「アドミラルズクラブ」内で新しいサービスを提供しているんだそうです。
時間:午前7:30~11:30
サービス内容:
・毎日午前7:30~11:30の間、「JAL LOUNGE with American Airlines」として、JAL独自のサービスを提供。
・オープン時間中は受付他、ラウンジ内にてJALのスタッフが対応。
・JALラウンジと同じメニューにて飲食物を提供(一部例外あり)。
アメリカン航空による「アドミラルズクラブ」サービスも通常通り提供
午前の時間帯は、こちらのアメリカン航空アドミラルズクラブでも、JALの飲食物の提供がある他、手続き等の対応をして頂けるというわけですね。
JALのラウンジも同じ本館のすぐ近くにあるので、正直なところ目的がよくわかりませんでしたが、混雑緩和策なのでしょうか。
ちょうどサービス提供時間内なので、具体的にどのようなサービスが提供されているのかも確認してみたいと思います。
場所は第2ターミナル本館2階
出国審査後、制限区域内に入ったら、左手奥にあるエスカレーターを降ります。
正面がアメリカン航空アドミラルズクラブです。
エスカレーターを降りて、右手振り返ったところには、チャイナエアラインのラウンジがあります。
チャイナエアラインズ(中華航空)は、ワンワールドとは別のアライアンス「スカイチーム」に所属している航空会社のため、あいにくキャセイ航空ビジネスクラスのチケットでは利用することが出来ません。
スカイチーム加盟の航空会社は、有名どころではエールフランスやデルタ航空、アリタリア航空に大韓航空あたりでしょうか。
一瞬、JGC修行後にスカイチームも制覇出来たらいいかもと思いましたが、日本の航空会社が加盟していないため修行が難しい上に、そもそもデルタアメックスゴールドカードさえ作れば、それだけでスカイチーム上級ステータス「エリートプラス会員」になることが可能となっています。いつか利用する日も来るかもしれませんね。
入室
さっそく、アメリカン航空アドミラルズクラブの受付へ行ってみましょう。
パスポートと搭乗券を見せて完了です。
受付にいらした4名のうち、2名がJALの方のようでした。
キャセイ利用者としては、どっちにお願いしていいものかちょっと迷いましたが、きっとどちらでもいいのでしょうね。
さっそく入ってみますと、モダンジャパニーズとでも言うのでしょうか、木材の明るさと柔らかさを活かした、洒落た佇まいになっています。
大きな窓からは駐機場を臨むことが出来ます。人っ子一人いません。アメリカン航空の出発便がない時間帯なのだと思います。
とても落ち着いた雰囲気です。
4月も中旬だというのに、雛人形が。春の間は飾っておくということなのでしょうか。
自由に使えるPCもありました。
プライベート感の高いコーナー。
特徴のある赤い椅子。背もたれが高くて、座り心地がよさそうです。
スポンサーリンク
フードコーナー
さっそく、軽食のコーナーを見てみましょう。
パンとケーキ、フルーツ。
SOYJOYとロータスのカラメルクッキー、ステラおばさんのマカダミアクッキー。
ちょっとしたお菓子でも、味に間違いのないメーカー品を揃えているのがさすがです。
紅茶はトワイニングのティーバッグでした。
もちろんコーヒーメーカーもありますし、
ジュースが3種類(オレンジ・グレープフルーツ・トマト)。お水とお茶も用意されています。
チーズとクラッカー。
お酒と一緒につまみたいおかきなどのお菓子類と、ウィスキー、リキュール、ワイン。
ビールサーバーはアサヒスーパードライでした。
冷蔵庫にはトニックウォーターやコーラ等の炭酸飲料。
JALの朝食コーナー
そういえば、JALが提供する飲食物って結局どれだったんだろう?と思ったら、反対側のカウンターに朝食として用意されていました。
JAL印のご飯とお味噌汁。この時期は山形県産のはえぬきでした。
JALは、ご飯にも並々ならぬこだわりがあるんだとか。2005年から機内で炊きたてのご飯を提供(ビジネスクラス・ファーストクラス)しているのも有名な話ですよね。日本人にとってはとてもうれしいサービスです。
同じく、こちらもJALのサラダ、明太子や焼き魚、卵焼き、漬物。大根おろしまでありました。
名物のJAL特製カレーは見当たりませんでしたが、朝食としては十分ではないでしょうか。
隣りにあったこちらのシリアルは、JALのプレートが付いていなかったので、おそらくアメリカン航空が提供するものなのでしょう。
飛行機を間近に見ながら休憩
すぐそこにJALの飛行機が見える窓側の席を選択。
これから4つラウンジを回るため、朝食は取らずに、お茶とお菓子だけいただきました。
いつもはANAを始めとするスターアライアンス使用の第1ターミナルばかりでしたので、見慣れない飛行機ばかりで新鮮です。いよいよJGC修行に突入なんだなぁと、感慨深いものがありました。
これまでひたすらANAびいきで来ましたが、改めて見るとやっぱり鶴丸も格好いいですね。紅白でいかにも日本らしい。
シャワー室
シャワー室もお借りしてみました。こちらもモダンな日本風になっていて、まるで高級旅館のよう。
ラウンジ自体誰もいませんでしたので、当然待ち時間は一切なし。
1番のお部屋でした。カードキーで解錠します。
中はとても清潔で、ベージュとブルーグリーンのコントラストも素敵です。
シャワーは固定式。
リンスインシャンプーとボディソープのディスペンサー付きでした。メーカーは不明です。
アメニティは歯ブラシセット、コーム。タオルは2枚です。
お手洗いは温便座式で、ウォシュレットは付いていませんでした。
綿棒とコットン。
ドライヤーも。
壁の上部が開いているため、通気性に優れていました。
まとめ
アメリカン航空アドミラルズクラブは広く明るく、清潔感のある素敵なラウンジでした。
朝10時半頃だと空いています(2017年4月現在、アメリカン航空の便は10時半、17時半、18時半の3便)し、JALの朝ごはんも頂く事が出来ます。個人的に、ソイジョイとロータスのカラメルクッキー、ステラおばさんのクッキーを頂けるのが嬉しかったな。
それでは、短い時間ながらも十分満喫できたので、次のラウンジへと参りましょう。
<次の話>
<前の話>