成田から7時間のフライトを終えて、世界一とも称されるシンガポールチャンギ空港に到着しました!
シンガポールでの滞在時間はちょうど24時間。
チャンギ空港はアジアのハブ空港だけあって、仮眠エリアも整備されているのですが、さすがに大荷物を抱えたまま知らない人達の中でぐっすり眠れる気はしませんでしたので、この日は制限区域内にある「アンバサダートランジットホテル」を予約していました。
制限区域内ということは、つまり出国後(入国前)エリア。つまり、入国審査を受けずに宿泊できるホテルなのです。
今回は、トランジットまでのアクセスと実際に泊まった時の様子を詳しくご紹介します!
チャンギ空港のトランジットホテル
チャンギ空港は大きい空港なので、トランジットホテルが4つもあります。
- エアロテルトランジットホテル(ターミナル1)
- アンバサダートランジットホテル(ターミナル2)
- アンバサダートランジットホテル(ターミナル3)
- クラウンプラザ チャンギ エアポート(ターミナル3)
今回私が利用するのは、ANA機の到着するターミナル2にあるアンバサダートランジットホテル。SFC修行僧であれば、基本的にANAの便を利用するでしょうから、このホテルがオススメです。
シンガポールに入国する前のエリアにあるため、飛行機を降りたら煩わしい手続きなしですぐに休むことができます。
飛行機は0時40分到着、チェックインは1時にしてありますので、そんなに余裕はありません。
さっそくホテルへと向かいましょう!
アンバサダートランジットホテルへの行き方
飛行機を降りた現在地は下図の青丸(中央下側)、ホテルは黄色四角のあたり(現在地の左上)です。
この地図で見ると近いように見えますが、チャンギ空港は広いため意外と距離があります。
図中に目安として表記されている所要時間を足していくと、現在地から通路を抜けてターミナル本体にたどり着くだけで4mins+3mins=7分!
そこがやっと中間地点ですから、スーツケースを引きながらだと、ホテルまでは15分くらいかかりそうですね。
ホテルに向けて出発
さすがはチャンギ空港、こんな夜中でも乗り継ぎを待つお客さんでいっぱいです。
ひたすら歩いて歩いて…
旧正月にちなんだと思われる?お猿さんと桃のオブジェ(いつも置いてあるものだったらごめんなさい)。同じようなオブジェがあちこちにありました。
トランジットホテルの表示が現れては消え、消えては現れ…
何だか、このまま進んでよいのか不安になってきました。
あせらず2階を進むべし
ここは2階ですが、ホテルは3階ですので、どこかで上りエレベーターに乗らなければなりません。
エレベーター表示がないかとキョロキョロしていると、左手にエスカレーター表示を発見。
下の写真に、黄色の看板が写ってますね。セブンイレブンやマクドナルドの表示が見えると思います。その奥の右側にエスカレータがあります。
トランジットホテルは右という矢印も出ていますし、一見このエスカレータを上ればよさそうですが、それは間違ったルート。
ここから登ってもホテルには辿りつけません。ちょっと紛らわしいですね。
というわけでここでは上らず、ここからエスカレーターを通りすぎて一本奥の通路に出て右折し、そのまま2階を進んでいきます。
エクササイズマシンが目印
さらにまっすぐ進んでいくと、下の写真の場所に出ました。
上の階(写真上部)にエクササイズマシンが並んでいるのが見えるでしょうか。
そこが目印となる「アンバサダートランジットラウンジ」です。ここまで来たらエスカレーターで3階に上がりましょう。
3階に上がったらトランジットホテルはもう目と鼻の先。ここからなら迷いようもありません。
アンバサダートランジットホテルに到着!
ようやく到着です。
自他ともに認める超方向音痴ですから、ここまでもちろんすんなり辿り着くはずもなく、存分に迷いました。
到着時1時10分。降機してから30分ほどかかってしまいました…。
フロントを見ると、結構チェックイン待ちがいるのかなと思いきや、空室を尋ねる人ばかり。
皆さんお断りされていましたので、やっぱり早めに予約しておく方が良さそうですね。
2022年5月再訪時は連日満室で予約できず、シンガポール航空のラウンジで過ごしました。
チェックイン手続き
1時チェックイン予定が、フロントの順番が回ってきた頃には1時15分。
このホテルは基本滞在時間が6時間、それ以上は1時間毎に延長料金がかかります。
受付のお兄さんが15分ほど余裕を持たせてくれて、チェックアウトは7時30分までにすればいいことになりました。
が、起きられる自信がないので、とりあえず1時間延長して8時30分に変更してもらうことに。
以前、どこかで延長する時は何も言わなくてもいいと読んだのですが、念のため確認すると、前もってフロントに電話して欲しいとのことでした。
客室に向かいます
ホテル客室エリアの入口はこんな感じ。
私の部屋は入ってすぐ、右側の81号室でした。
下の写真は自室ドアの前から奥を見た写真です。そんなに大きいホテルではありません。
トランジット客向けのホテルですので、基本的に皆さん眠るためだけにお部屋を利用しているのでしょう、非常に静かです。
バジェットルーム詳細
今回宿泊する部屋は一番安い「バジェットルーム」にしました。
料金は、6時間で55シンガポールドル(SD)です。日本円で大体4,500円くらいでしょうか。1時間延長したので20SD追加。全部で75SD、約6,000円です。
なぜか2ベッドルームでしたが、清潔で気持ちのいいお部屋でした!
テレビ、電話、椅子もありますし、
フリーのお水が2本も!(これはツインルームだからかも?)
テレビの下にバスタオルが入っていました。びっくりするほどガサガサの古いタオルでしたので、気になる方は持参される方が良いと思います。私は清潔でありさえすれば何でもいいので十分でした。
インターネットのパスワードはチェックインの際申し出てパスポートを渡すと、紙に書いて渡してもらえます。
空港内のフリーインターネットコーナーに行って、自分でパスワードを発行することも可能です。
電源はユニバーサル型ですので、
日本式のプラグもそのまま差すことが出来ます。
隣にはUSBコンセントもありますので、アダプターとコードを分離出来るタイプの物を持って行くと便利ですね。
部屋はちょうどいい塩梅で冷房が入っていました。冷え性で冷房苦手な私も快適。
寝る前に念のためもう少し気温を上げておこうかなと思ったのですが、はて、リモコンがない…
うろうろ探してみると、壁際にこんなダイヤルがありました。24,26,28…と数字が書いてあります。
もしかしたらこれで調節できるのかも??回してみてもあんまり変化なかったですけど…。
共用バスルーム
このお部屋にはシャワーやトイレが付いていません。
廊下を挟んで突き当りに共用のシャワートイレ室があります。
とても広々とした綺麗なバスルームでした!
シャワー室にシャンプーとリンス、洗面台には石鹸とハンドローションが備え付けられています。必要十分ですね。
さすがはシンガポール、噂に違わぬ清潔さです。
新しいとはいえ、こんなに安いホテルでこれですから、相場からすると日本よりも綺麗と言ってもよいかもしれません。
バスルームはいつも空いていて、待つことはありませんでした。
アンバサダートランジットホテル総評
チャンギ空港のアンバサダートランジットホテル(ターミナル2)は、思っていた以上に快適なホテルでした!
もし、空港に到着後すぐにシンガポール市内にタクシーで出るとすれば、移動料金が40SD(約3,000円)程度かかる上に、市内でこのホテルと同等の設備を求めると1万円は下らないでしょうから、とってもコスパがいいと思います。
何より、長時間のフライト後すぐに眠れるのが嬉しいポイントですね。
アンバサダートランジットホテルは、過酷なSINタッチを敢行する修行僧にもオススメできる宿泊施設です!
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