滞在時間24時間、観光できるのは正味12時間という弾丸シンガポールツアー。
しょっぱなから、空港でATMが使えない!という思いもよらぬトラブルに見舞われつつ、見たいもの・食べたいものはほぼ網羅することができました♪
シンガポールは初めてでしたが、しっかりと異国情緒もありつつ、清潔で交通機関も整っているため、東南アジア初心者にはうってつけの国ですね。マーライオンやマリーナベイサンズといった「お約束」的なシンボルもありますし。
本当なら、数日間は見ていた方が良いのでしょうが、半日観光でもとても楽しめました!
今回は、主にプライオリティパスを使えるチャンギ空港内のラウンジについてご紹介したいと思います。
ラッフルズプレイスからチャンギ空港へ
それでは、マーライオン最寄りのラッフルズプレイス駅から、MRTに乗ってチャンギ空港に向かいます。
この入口前の道路には横断歩道がなく、スーツケースを引きながら、僅かな合間に片側5車線を突っ切るしかなくて恐ろしかったです。偶然先導してくれた現地のお姉さんがいなかったら無理だったでしょう…。
マーライオンからここに至るまでずっと中央分離帯に阻まれて渡ることが出来ませんでしたので、最初にマーライオン側からフラトンホテルまで渡ってしまってから駅まで南下したほうが良さそうです。
ラッシュアワー午後5時のMRTは大混雑
ラッフルズプレイス駅の中は帰宅ラッシュで大変な混雑でした。
もちろん東京ほどではありませんが、電車も乗り換えのタナメラ駅まではまったく座ることが出来ない状態。
タナメラからチャンギ空港まではこの通り、ゆったり座ることができました。たった2駅ではありますがホッと一息です。
シンガポールツーリストパスの返金手続き
ということで、無事チャンギ空港に戻ってきました!
まずすることは、シンガポール・ツーリスト・パスの払い戻しです。
パスを購入したチケットオフィスはもう閉まっている時間でしたので、改札そばのパッセンジャーサービスに向かいます。
改札を出てから係員さんがいる窓口へ。
リファンドお願いします〜と申し出てパスを出すと、クールなお姉さんが無言無表情でデポジット分の10SD札をポイっと投げてよこしてくれました。
時間もかかりませんでしたし、難しい手続きもなく簡単!たった8SDで残金を気にする必要もなく、一日バスや電車に乗り放題なんですから、便利でとてもよかったです♪
これで残金が約20SDに回復しました。多分シンガポールはこれで最後だと思いますので、使い切ってしまいたいところです。チェックインカウンターまで、めぼしいものがないか眺めながら移動しましょう!
搭乗手続き
ターミナル2ではスターウォーズのこんな人形?が並んでいました。周りに集まって写真を撮っているのは皆日本人。映画を見たことがない私も雰囲気に流されて自撮り。ミーハーです(笑)。
7番カウンターで搭乗手続きをします。
今度こそ「エコノミーが満席のため、ビジネスクラスを…」とインボラアップグレードにならないかな~と期待しましたが、あえなく夢と散りました。当たり前ですが、残念無念。
プライオリティパスでラウンジ利用
チャンギ空港でしたいこと、実はまだあります。
それはもちろんラウンジ巡り!このためにプライオリティパスを取りました。
というわけで、早々に出国手続きを済ませて中に入ることに。
そういえば、結局ターミナル3パブリックエリアのヤクン・カヤトーストを食べずに終わったのが今となっては心残りです。正直、これからの国際線7時間と締めの沖縄往復まで体力が持つかどうか心配な疲れ具合なので、仕方ないんですけども。
ANA便が発着するターミナル2には、プライオリティパスが使えるラウンジが3つあります。
- AMBASSADOR TRANSIT LOUNGE
- SATS PREMIER LOUNGE
- THE GREEN MARKET
せっかくなら全部回ってみようかとも思いましたが、この3番目のグリーンマーケットは、ラウンジというよりもレストラン。しかも日本食です。
わざわざシンガポールで日本食を食べなくてもいいかなと思ったので、私は上2つ「アンバサダートランジットラウンジ」と「SATSプレミアラウンジ」だけ行くことにしました。
アンバサダートランジットラウンジ
さっそく、前夜宿泊したアンバサダートランジットホテルの反対側にあるアンバサダートランジットラウンジに向かいます。
受付で航空券とパスポート、プライオリティパスを提示して入室!
内部は天井が高く広々
ラウンジ内はこんな感じ。吹き抜けで開放感のある作りです。
ドリンクバー
ドリンクはネスカフェのコーヒーマシーン(ミロもありました)に、奥の赤いのが炭酸飲料各種。
フードコーナーはとっても清潔
4種類のお惣菜と、中華まんの蒸し器が置いてあります。
ドリンクとミールのコーナーを何周もしている方がいらして、お客さんかと思ったら係員さんでした。あちこち細かくチェックして周っていて、常にピカピカ清潔。
エッグタルトなども置いてあります。
ちょっとしたおつまみ系お菓子も。
カウンターに、検査の結果衛生状態が最も優れていたことを表す「A」の証明書が飾ってありました。市内のホーカーズでも、掛けてあるのを見かけます。大抵はBでしたが。これだけきっちり掃除して回っているんですから、当然のAでしょうね。
空港に来る直前に行ったクレイポットライスの合利もAでした。
この後、評判のいいSATSプレミアラウンジにも行く予定があったので、飲み物を少しだけにしておきました。が、結論としてはこちらで食べ物を頂いておくべきだったかもしれません。
SATSプレミアラウンジ
次は、SATSプレミアラウンジへ。
SATSプレミアラウンジは航空会社指定
こちらのラウンジは、いくつかの航空会社が指定ラウンジとしているようです。概して口コミもいいので期待も高まります!
ラウンジ内は華やかな雰囲気
新年らしいデコレーションですね。受付にシャワーを使いたい旨申し出て、バスタオルをお借りしました。これからまだまだ長い旅が続きますので、出発前にシャワーを使えるのは有り難い限りです。
ラウンジ内はこんな感じ。先ほどのアンバサダーより明るく、モダンな雰囲気です。
ドリンク
ドリンク類は冷蔵庫に収まっていました。
フード
食べ物を見てみると、まずフルーツやケーキ、サラダ。
ホットミールもいくつか。シンガポール、中国、インドなどアジア風の料理が並んでいます。日本料理として「ゆかりチャーハン」もありました。ちょっと斬新ですね。
とりあえずシャワーの前にマフィンだけ頂きました。外国の味がします。
シャワーはトイレの中
食べ終わって、シャワー室を探すも見当たらず…。受付に聞きに行くと、トイレの中にあるとのこと。
トイレのドアを開けてみると、トイレが2つ、シャワー室が2つ、同じような体裁で並んでいます。
このシャワー、見た目通りすごく狭かったです。
何しろ、トイレとまったく同じ面積に脱衣所とシャワーが詰め込まれているので仕方ありません。そして、壁が黒くて照明も暗いので、正直なところ、ちょっと清潔感に欠けるかな…と。ANAラウンジのレベルを求めてはいけないとわかっていても、少々残念でした。
さらに、水が出ない(汗)。
いっぱいまで開いても、チョボチョボ…という感じで、全く勢いはありません。いろんな国に行きましたが、ここまで水圧がないのは初めてです。たまたまなのかもしれませんが。
ラウンジ内のネットも不安定
気を取り直して、身支度を整え席に戻ってネットでもしようと思ったら、今度はラウンジのWiFiが使えません…。このラウンジではパスワード不要で使用できると聞いたのですが。何人も受付に聞きに行ってましたので、何か不具合があったのだと思います。
すでに手持ちのレンタルWiFiはバッテリーが切れており、充電タップも見当たらないので、チャンギ空港内で使えるフリーWiFiのパスワードを自分で発行しに行くことに。
受付で尋ねると、再入場出来るとのことでしたので、安心して行ってみるとしましょう。
目指すはフリーインターネットコーナー
空港内のWi-Fiパスワードが発行できるコーナーは、ラウンジからそれほど離れてはいませんでした。
ラウンジを出て左にまっすく進むと、PCが並ぶフリーインターネットコーナーにたどり着きます。
右側にある機械にパスポートを入れると、ディスプレイにパスワードが発行されました!
タブレットでWiFi検索してパスワードを入力すれば準備完了♪
これで快適にネットを使えるようになりました。
出て来たついでに、手持ちのシンガポールドルを使いきってしまおうと、インターネットコーナーの更に先にあるセブンイレブンへ向かいます。
チャンギ空港でシンガポール土産を探そう!
日中にパイナップルケーキなどを購入していたものの、まだ同僚や友人に配るためのお土産が不足していますので、シンガポールらしいお土産が欲しいところ。
シンガポール味のカップヌードルは大人気
まず思い浮かんだのは、シンガポールの日清カップヌードル!
なぜわざわざここまで来てカップヌードルなのかというと、こちらではブラックペッパークラブやラクサなど、シンガポール名物料理とコラボレーションしたものが人気なのだそうです。
食べ比べもしたいし、買って帰りたいと思っていたんですよね♪
が、しかし。
名物のチリ・クラブかそれとも…と考えながらたどり着くと、思うことは皆同じか、シンガポールならではの味は全部売り切れ!!
諦められず店員さんに聞くと、もう1つ近くにセブンイレブンがあるからそこならあるかも?と言われて行ってみましたが、そちらも同じ…。すごい人気なんですね。
仕方ないので、残っていた椎茸&チキンとシーフード、トムヤムクンとマーライオンクッキーを買いました。
カップヌードルの味の感想としては…日本のものとのあまり違いがわかりませんが、うーん、多少麺が細い…かな?
その後、懲りずにパリでもご当地っぽいカップヌードルを買ってみてわかったのですが、海外版カップヌードルいずれにも共通しているのは、トッピングが少なく味が薄めだということ。
チリクラブなど、これぞシンガポール!という味のものはまた違うのかもしれません。
なんにせよ、シンガポールでカップヌードルを買おうと思っている皆さん、ぜひとも空港に来る前に購入しておくことをおすすめします。空港への電車で見かけた、何度かこちらに来られているような感じの方は、大きなスーパーの袋にたくさん持ってらっしゃいました。
もし買い忘れてしまったら、出国する前のエリアであればスーパーマーケットがあるそうなので、そちらならまだ見つかりやすいかもしれません。
チャンギ空港内には意外とシンガポールならではのお店が少ない
その後もターミナル2を歩きまわって見ましたが、これは!というお土産はなかなか見つかりません。チョコレートショップは非常に多いのですが、リンツやキンダーショコラなど、ヨーロッパのものばかり。
やっと見つけたシンガポールらしいお店はブンガワン・ソロ。紅茶の有名店TWGもありましたが、そちらは東京にも3店舗ありますので…。
ブンガワン・ソロはシンガポールの有名なクッキー屋さんです。小さいものでも一缶15SD~くらいしますので、結構な高級品ですね。試食はありません。また、個包装のものがなかったので諦めましたが、大人数への差し入れなら重宝しそうです!
ともあれ、お金も使い切ったのでラウンジに帰るとしましょう。
出発前にラウンジでのんびり
出発まであと2時間となり、ちょっとお腹も空いてきたところです。
ゆかりチャーハンなるものを頂く
せっかくですから「ゆかりチャーハン」がどんなものなのか頂いてみましょう。
もっと紫というか、ピンクっぽいご飯を想像していましたが、ゆかりはほんのちょっぴりしか入っていないようです。
それよりも、インド料理によく入っているハーブ?スパイス?の香りがします。塩気はほぼナシ。
何なのか結局よくわかりませんでしたが、日本から長く離れてジャポニカ米が恋しい人にはいいかもしれませんね。
マッサージも
国際線に乗る前は、一日歩きまわった脚をいたわるべく、マッサージチェアを使っておかなければ。人気があるようで、23時を過ぎたあたりでようやく空きました。
よく眠れるよう、安眠モードに。設定の違いかもしれませんが、成田のSUITEラウンジのものよりも力強くぎゅぎゅぎゅーっと揉み解してくれます。おかげさまでスッキリ!深夜便も乗り切れそうです。
出発は0時35分のため、23時45分頃のんびり搭乗口に向かいます。いよいよシンガポールともお別れです!
<次の話>
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