日本の玄関口、成田空港には各航空会社が直営する「エアラインラウンジ」が多数存在しています。
JALやキャセイパシフィック航空、アメリカン航空等のワンワールド便に搭乗する場合には、同じワンワールドに加盟する航空会社のラウンジを利用する事が可能！
これまで、成田空港第2ターミナル本館アメリカン航空アドミラルズクラブ、キャセイパシフィックラウンジ、そしてサテライトにあるカンタス航空ラウンジと、3つのラウンジを回ってきました。
今回ご紹介するのは、JALのサクララウンジ！
成田空港の場合、本館とサテライトそれぞれにサクララウンジが設けられていますが、まずはサテライトの方からご紹介したいと思います♪
本ラウンジはコロナ禍のため一時営業休止されていましたが、2023年4月に閉鎖することが正式に決定しました。
2023年8月現在も営業している本館サクララウンジについては、以下の記事をご覧ください。
成田空港JALサクララウンジ（サテライト）の場所
サテライトのJALサクララウンジの場所はというと、フロアマップの右上部分に当たります。
本館から移動する場合は、5分程度見ていた方が良いでしょう。
私が訪問した時間帯は、サテライトから出発する便があまりないようで、歩いている人もめったに見かけませんでした。
ラウンジでもゆったり過ごせそうな予感がします。
JALサクララウンジ（サテライト）に到着
こちらがサテライト側JALサクララウンジのエントランスです！
サテライトの方にも、本館と同様にファーストクラスラウンジ・サクララウンジが併設されています。
JALファーストクラスラウンジorサクララウンジを利用できる人は？
さて、ファーストクラスラウンジ・サクララウンジを利用できる人は下記の通り。
| JALファーストクラスラウンジ |
|
| JALサクララウンジ |
|
（ワンワールド運行便に搭乗する事が前提条件）
今回私は、JALのステータスは何も持っておらず、キャセイパシフィック航空のビジネスクラスチケット所持だけのため、使えるのはサクララウンジのみです。
今年はJALの最上級ステータスであるJGCプレミア（80,000FOP）を目指す予定ですので、順調に行けば再来年3月まで、たとえエコノミークラスでもJALファーストクラスラウンジを使えるようになります。
JGC（JGP）修行ってどんなことをするの？上級会員になるとどんなメリットがあるの？という疑問をお持ちの方は、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください♪
ANAにも、上位会員やファーストクラス搭乗者が利用できる「スイートラウンジ」がありますが、JALのファーストクラスラウンジの方が豪華と聞きますので、今からJGCプレミアになれる日が待ち遠しいです！
※その後、JALファーストクラスラウンジを利用できるようになりました♪
なぜJGCまでではなく、さらに上のJGCプレミアを目指すべきなのかは、こちらで解説しています。
サクララウンジは2階
サテライト3階のエントランスに入ると、受付とファーストクラスラウンジが。サクララウンジは、右手に見える階段を降りた2階にあります（エレベーターもあり）。
受付に搭乗券とパスポート提示して手続き完了。さっそく2階に降りてみましょう。
エレベーターを降りると、またカウンターがありますが、すでに3階で受付を済ませているため、こちらでは手続き不要です。
サクララウンジ受付から奥を見ると、このようになっています。こちらもご多分に漏れず、人っ子一人いません。
落ち着いたインテリア
赤を多用していたキャセイやカンタスとは異なり、こちらは落ち着いたアースカラーが基調。
JAL利用者はANAよりも年齢層が高いと聞きますが、確かに若者向けのインテリアではないように感じられました。
奥行きが広く、ファミリーや商談向きのボックス席、カップル席、カウンター席と、席の種類＆数は十分です。
カンタス航空とは反対側となる、サテライト～本館の駐機場を広々見渡すことができました！
フードコーナー
12時も過ぎましたし、お腹はペコペコ。早速フードコーナーを見てみることにしましょう。
カウンターはすっきりとしたアイランド型になっています。
サラダ
まずは、サラダバー。アメリカン航空アドミラルズクラブでも全く同じ内容で提供されていましたね。
ドレッシングは、グリーンゴッデス・野菜ドレッシング・和風ドレッシング・中華ドレッシングの4種類。
グリーンゴッデスとはなんぞや？と思って調べて見たところ、アンチョビやワインビネガー、パセリで作られた、クリーミーなドレッシングとのこと。サンフランシスコのシェフが約100年前に作ったレシピで、現在ロイヤルホストやbillsでも提供されているそうです。
何となく冒険を避けて、無難な和風にしてしまいました…次回は試してみたいと思います。
ホットミール
ホットミールコーナーには、牛丼なんてメニューもありました。
ハンバーグトマトソース。お子さんに良さげです。
ご飯は山形県産のはえぬき。
お味噌汁やユッケジャンスープも。美味しい白ご飯を引き立ててくれそうです。
ありました！これがかの有名な、JAL特製オリジナルビーフカレーです。
カレーには外せない漬物も、ちゃんと隣に用意されていました。福神漬け、らっきょう漬け、花しば、かつお梅干しの4種類です。
パンはメゾンカイザーコラボも
パン各種。
右から苺マフィン、チョコレートデニッシュ、クロワッサン、バゲットモンジュ。左端にあるのが、今月のメゾンカイザーコラボメニューの「抹茶のレザンノア」。
結構硬めで酸味と苦味があり、お子様舌の私はあまり好きな味ではありませんでした…。大人ヘルシー志向の方はお好きかもしれません。
ジャム。
バター。
ドリンクバー
続いてドリンクコーナーへ。どんなラインナップなのでしょうか？
コールドドリンク
まずは冷蔵庫上段にジュースが4種（トマト、オレンジ、アップル、グレープフルーツ）。
中段には牛乳とキウイジュース。この牛乳はロングライフタイプで濃厚・美味と評判のようです。
キウイが描かれたパックは、現在機内でも提供されているJALオリジナルジュース「SKY TIME(スカイタイム)」。元々は1992年から2004年まで機内提供されていたもので、終了から10年後の2014年、多くの要望に応えて復刻したのだそうです。果汁分は3％と少なく、結構甘め。
下段には烏龍茶とポカリスエットが置かれていました。
ジュースサーバーには、綾鷹、炭酸水、コカコーラ、ジンジャーエール、トニックウォーター、アイスティー、アイスコーヒーが入っています。
温かい飲み物
温かい飲み物ももちろんあります。こちらはコーヒーメーカー。
メニューはブレンドコーヒー、エスプレッソ、カフェラテ、カプチーノの4種でした。
アルコール飲料
ビールはいずれもサッポロ生ビールと書かれています。黒ラベルのことでいいのでしょうか。
ウィスキー、スピリッツ、リキュールなどなど。
純米酒やワイン。
JALさんは日本酒にも力を入れているとの評判のようです。
JAL特製カレーが美味！！
さっそくカレーを頂いてきました。
実は子供の頃から、あまりカレーが好きでない私。これまで美味しいと感じたことは、宮崎が誇るガンジスカレーや虎ノ門ニルヴァナムなど、数えられる程しかありません。
評判のJAL特製カレーはどうでしょうか…いざ実食！
…
……
………美味しい～！！
口に入れるとまず甘みが広がり、その後スパイスの香りと少々の辛味が感じられます。
大きくカットされた牛肉は脂の臭みもなく、とろとろに煮込まれていて、スプーンでも容易にほぐれてしまうほど。
ANAの国際線ラウンジでもチキンカレーが提供されていて、以前頂いたことがありますが、レベルが違いますね…これは評判になるはずです。
そんなに辛くはないのに、大人でも満足できてしまうのは、贅沢な具材と深みのある香りのせいでしょうか。子どもから大人まで、きっと皆大好きな味だと感じました。
食いしん坊の私は、この味に出会えただけでもJGC修行始めて良かったな～！と感動。ANA一筋でいたら、味わう機会もなかったでしょうから。
飲み物は、アップルジュース：炭酸水＝2：1でApfelschorle（アプフェルショーレ＝ドイツでよく飲まれるリンゴ炭酸ジュース）にしてみました。カレーによく合います。
大満足の昼食となりました。ごちそうさまでした！
極楽マッサージ
食後はマッサージコーナーへ。
混雑時には順番待ちなのでしょうが、ラウンジに私一人きりなので選び放題です。
マッサージしながら飛行機を眺めることも出来ます。
傍らには、ヘッドレストカバーと「蒸気でホットアイマスク」が置いてありました。
目も体もいっぺんにほぐすことが出来て、至福のひととき。
マッサージチェアもかなり本格的で、このようにほとんど仰向けになって背中や腰をじっくり揉んでくれます。極楽極楽。
ちなみに、サテライトのサクララウンジにはシャワールームがありません（ファーストクラスラウンジにはあり）。
シャワーを使いたい方は、出国審査場を出てすぐのJALサクララウンジ（本館）か、またはこのサテライトなら、近くのカンタス航空ラウンジに行く必要がありますのでご注意を。
まとめ
・駐機場を見渡せる席が豊富。
・マッサージチェアは本格的な上、アイマスクまで用意されているという充実ぶり！
・シャワー室はなし。
とにかくカレーが美味しくて感動でした。この時はサテライト出発便がないためとても空いていましたが、後日利用した際は、人・人・人で席を見つけるのも困難な状況でした。当然ですが、混む時は混むんですね。
いよいよ次回はラウンジツアー最終回、本館のサクララウンジをご紹介します！
＜次の話＞
＜前の話＞
これまでに訪れたJALラウンジのレポートはこちら！
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