東京ディズニーリゾートでは、現在も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、いろいろな対策が取られています。人数制限で空いているのはありがたいばかりの一方、初心者にはちょっと戸惑う新システムも。
先月導入された「スタンバイパス」も、その一つです。
「スタンバイパスってどんなもの?」「どうやって取るの?」「結局どのくらい並ぶ?」などなど、疑問はつきませんよね。
ということで、今回はスタンバイパスの取り方から使い方まで、2021年最新の情報を詳しく解説したいと思います!

2021年1月7日の「緊急事態宣言」を受け、東京ディズニーリゾートのチケット販売が一時的に休止されています(ワンデーパスポートは1月14日(木)の14時販売再開予定)。この影響で、現在スタンバイパスが発行されるアトラクションが大幅に減っています!
スタンバイパスとは
まず初めに、スタンバイパスとは、「人気アトラクションの予約ができるシステム」のこと。
営業再開後の2020年9月23日から導入されたばかりなので、まだ知らない方も多いかもしれません。
事前にスタンバイパスを取得しておくと、長時間並ぶことなく人気アトラクションに乗ることができるので、とっても楽ちん。
ディズニシーを効率的に楽しむためにも、事前にしっかりとスタンバイパスのことを理解しておきましょう。

私の場合、スタンバイパスのおかげで、週末でも待ち時間ゼロで大人気アトラクションを体験することができました!
スタンバイパスの特徴
スタンバイパスの特徴を簡単にまとめるとこんな感じ。
・東京ディズニーリゾートのアプリ(スマホアプリ)で取得可能
・スタンバイパスの取得に料金は不要(無料)。
・ディズニーランド・シーの人気アトラクションが対象(ランドは12月22日より追加)
・対象アトラクションは、原則としてスタンバイパスを取得しないと利用できない
・一度取得したパスのキャンセルは不可
・13歳未満の取得は不可(ただし、13歳以上の同行者がいれば取得可能)
ファストパスとの違い
ディズニーリゾートでは、スタンバイパスと類似のシステムとして「ファストパス」が知られていますが、こちらは当面のあいだ休止中。
しばらくは、スタンバイパスのみの運用となっています。
スタンバイパスとファストパスとの違いは以下の通りです(東京ディズニーリゾート公式サイトより)。
スタンバイパス | ファストパス | |
待ち時間 | ファストパスより待ち時間が長い可能性あり | 行列に並ばずに乗れる |
パス取得回数 | 対象施設ごとに1日1回まで | 複数回取得OK |
別アトラクションのパス取得 | 2020年12月22日より、「指定された利用開始時間」を過ぎなくても、スタンバイパスに記載された「次回取得可能時間」になれば、つぎの施設のスタンバイパスを取得することが可能になります。 |
原則として取得後2時間以降 |
パス取得方法 | アプリのみ | アプリ or ファストパス発券機 |
パス取得のメリット | 指定の時間にスタンバイの列に並ぶことができる (列がなければ、すぐ利用可能) |
指定の時間に戻ってくれば、少ない待ち時間でアトラクションを利用可能 |
パス未取得時の対応 | 対象アトラクションは原則利用不可 | 列に並ぶことは可能 |

現在、ディズニーランド(TDL)・シー(TDS)双方ともに、ファストパスは一切発行されていません。
スタンバイパスの対象アトラクション
現時点で、スタンバイパスの対象アトラクションは、下記の14箇所。
<東京ディズニーランド >
・ビッグサンダー・マウンテン NEW
・スプラッシュ・マウンテン NEW
・プーさんのハニーハント NEW
・スペース・マウンテン NEW
・バズ・ライトイヤーのアストロブラスター NEW
・モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!” NEW
<東京ディズニーシー>
・ソアリン:ファンタスティック・フライト
・タートル・トーク NEW
・タワー・オブ・テラー NEW
・トイ・ストーリー・マニア!
・インディ・ジョーンズ®・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮 NEW
・レイジングスピリッツ NEW
・マジックランプシアター NEW
・センター・オブ・ジ・アース NEW
導入当初はディズニーシーのみ、しかも「ソアリン」と「トイストーリーマニア」の2箇所だけでしか使えませんでしたが、現在ではディズニーランド・シーの多くの人気アトラクションで利用可能です。
なお、ファストパスとの違いでも説明したように、原則としてスタンバイパスを取得していないと、対象アトラクションは利用することができません。スタンバイパスなしでは、列に並ぶことすらできないのです。
対象アトラクションに乗りたい方は、必ずスタンバイパスを取得するようにしましょう。

ただし、スタンバイパスを取得しなくても、対象アトラクションに並べる時間帯が設定される日もあります。
(例:開園~AM11時、スタンバイパス発行終了後の夕方以降など)
アトラクション増加のデメリット
スタンバイパスの対象アトラクション追加は、一見するとメリットが多そうですが、一部のディズニーファンからは不満の声が出ています。
その理由は「同じアトラクションに1日1回しか乗れないから」。
すでにご紹介したように、スタンバイパスの発券は「1アトラクションにつき1日1回」。そして、対象アトラクションは、スタンバイパスを取得していないと「待ち列に並ぶことすらできません」。
ということで、スタンバイパスの対象になったアトラクションは、原則として1日1回しか乗れなくなり、同じアトラクションに何度も乗りたいという方には、残念な変更となってしまったわけです。
対象アトラクションに1日2回以上乗りたい場合には、例外的に設定される「スタンバイパスなしでも列に並ぶことが可能な時間帯」を利用することになります。
スタンバイパスの取り方
それでは、スタンバイパスの取得方法について説明していきます。
とっても簡単なのですが、先着順で終了となる場合があるため、事前に目を通しておくのがおすすめです。
スタンバイパスの取得に必要なもの
スタンパイパスの取得に必要なものは下記の3つ。
(2)ディズニーアカウント(アプリにログイン用)
(3)入園時に使用したパークチケット(eチケット/紙のチケット)
上記のうち、(1)「公式アプリのダウンロード」と(2)「アカウントの登録」は、時間を有効活用するためにも、入園前に済ませておくのがベターでしょう。
(3)「パークチケット」については、入園後のものである必要があるため、入園前に登録することはできません。
スタンバイパスの取得タイミング
スタンバイパスは、パークに入園後すぐに取得可能となります。
希望の時間帯を確保するためにも、ディズニーランド・シーに入園したら、まず最初にスタンバイパスを取得しましょう!
入園ゲートを通過次第、すぐにアプリを開ける状態にしておくのがオススメです。
スタンパイパスの取得手順
続いて、スタンバイパスを取得する際の具体的な手順(アプリの操作)を説明していきます。
まずは、アプリを開き「スタンバイパス」をタッチ(下記画像の赤丸部分)。
「スタンバイパス」の項目は、アプリ上の下記のいずれかの画面で見つかるはずです。
・マップページ下部、左から2番目の星のアイコンをタップする。
・対象施設の詳細ページ
次の画面でチケットをスキャンします。
紙のチケットの場合、チケット裏に「QRコード」が記載されていますので、それをスマホのカメラで読み取りましょう。
チケットはまとめてスキャン可能
チケットは1人のアプリ(1つのディズニーアカウント)で複数枚スキャン可能です。
家族・友人などのグループの場合は、チケットをまとめてスキャンすれば、一緒にスタンバイパスを取ることが出来るようになります。
グループのメンバーが種類の異なるチケット(スマートフォンに表示するチケット/紙のチケット/年間パスポートなど)であっても、まとめてスキャンすることが可能です。
アプリに表示するチケットの場合、グループの代表者にチケットを送り、代表者がアプリ内でチケットを選択すればOK(チケットを送る場合は、送る方/送られる方ともにディズニーアカウントが必要です)。
対象アトラクションの選択
チケットの読み込みが済んだら、アトラクションの選択です。
なお、スタンバイパスの時間帯については、現時点で取れるものがアトラクションごとに1つずつ表示される仕様となっており、自分で好きな時間帯を選ぶ事はできません。
今表示されている時間よりも、もうちょっと後の方がいいなと思えば、また時間を置いてトライすれば、別の時間帯が表示されます。
ただし、スタンバイパスの数には制限がある関係で、時間が遅くなると発行終了となってしまう場合も。基本的には取得できるタイミングで確保しておくのがオススメです。
スタンバイパス取得完了
さて、無事に「ソアリン:ファンタスティックフライト」のスタンバイパスをゲット♪
9時に入園してすぐにスタンバイパスを発行した結果、11:00~11:20のパスとなりました!
パス取得を優先すべきアトラクションは?
スタンバイパスは、取得者が一定数に達すると発券が終了する仕組みです。
このため、「とりあえず上に表示されているもの方から順番に取っていこう」と考えていると、予定通りに取得できなくなってしまう可能性があります。
では、どうすればいいかというと「人気のあるアトラクションから優先的に取得する」のが効率的です。
スタンパイバスにはアトラクションごとに枠が設定されているため、人気のあるものから順に埋まっていきます。逆に、そこまで人気がないアトラクションは、比較的遅い時間帯まで残っていることもあります。
ですから、まずは人気のあるアトラクションのパスを取得しておいて、その後でそれ以外のアトラクションのパスを取得するのがオススメです。
どれから取得すればいい?2021年の人気傾向は?
人気アトラクションは日々変わっていくものですが、現時点(2021年初旬)であればディズニーシーの「ソアリン:ファンタスティック・フライト」が人気を集めているようです。
夕方頃までスタンバイパスが取得できるアトラクションが多くなっている中で、ソアリンは午前中にスタンバイパスの発券が終了してしまう日も。
もし、判断に迷うのであれば、最初に「ソアリン」のスタンバイパスを取得するのがよさそうです。
一方のディズニーランドでは、不動の人気を誇る「スプラッシュ・マウンテン」のスタンバイパスが早い時間帯で無くなってしまう傾向にある模様。
「スプラッシュマウンテン」についても、できれば午前中にスタンバイパスを確保しておきたいところです。
スタンバイパス おすすめ優先順位 |
東京ディズニーランド | 東京ディズニーシー |
第1位 | スプラッシュマウンテン | ソアリン |
第2位 | ビッグサンダーマウンテン | トイ・ストーリー・マニア |
第3位 | プーさんのハニーハント | マジックランプシアター |

もちろん、個人的に乗りたい優先順位が決まっているのであれば、その順番でもOK。発券終了のタイミングはその日によっても違うため、あくまで参考程度にお考えください。
スタンバイパスの使い方
続いては、スタンバイパス取得後の使い方に関する説明です。
指定時刻の5分前から利用可能
スタンバイパスは、指定時刻の5分前にQRコードが表示され、使えるようになります。
下記のように、アプリからもプッシュ通知が来ますので安心ですね。
アトラクションのエントランスで受付
スタンバイパスが使えるようになったら、対象アトラクションのエントランスに設置されている読取機に、表示されたQRコードを読み込ませましょう。
ディズニーリゾートアプリの「プラン」にあるコンテンツの「パス表示」ボタンで二次元コードを表示できます。
スタッフさんが丁寧に教えてくれますので、慌てなくても大丈夫!

スマホやアプリの不具合により、二次元コードを表示させることができない場合には、パークチケットを提示してもアトラクションに乗れるようです。
受付が済んだら、あとはそのままアトラクションの中に進んで乗るだけです♪
現在のところ、連日ほぼ待ち時間なく乗れるそうですが、上記のようにスタンバイパスは5分前から利用可能となるので、指定時間よりも少し早めにアトラクションに向かうのがよいかもしれません。
QRコード読み取り後、別アトラクションのパスが取得可能に
スタンバイパスは、一度取得したパスを利用するまで、次のパスを取得することができません。
ただし、アトラクション入口で一旦QRコードの読み込みさえ終わらせれば、すぐ次のスタンバイパスを取れるようになります。
とにかく時短したい!という方は、最初のアトラクションゲートを通過次第、次のアトラクションのスタンバイパスを取得しておくとよいでしょう。

パークチケットは、一度スキャンするとアプリに記録されますので、再度読み込む必要はありません。
最後に
ということで、東京ディズニーリゾートで新しく導入された「スタンバイパス」について詳しくご紹介しました!
ソアリン、トイストーリーマニアともに、最長5時間待ちを記録したことがある大人気のアトラクションですが、10月始めの週末では、スタンバイパスさえあれば、どちらも待ち時間ほぼ0で楽しむことが出来ました♪
特に小さな子供連れや妊婦さん、ご高齢の方は、長時間立って待っているのは大変ですから、是非ともこの機会に利用したい画期的なシステムですね!




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