東京ディズニーリゾートでは、現在も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、いろいろな対策が取られています。人数制限で空いているのはありがたいばかりの一方、初心者にはちょっと戸惑う新システムも。
先月導入された「スタンバイパス」も、その一つです。
「スタンバイパスってどんなもの?」「どうやって取るの?」「結局どのくらい並ぶ?」などなど、疑問はつきませんよね。
ということで、スタンバイパスの取り方から使い方まで、2024年最新の情報を詳しく解説したいと思います!
2022年4月から、アトラクションでは基本的にスタンバイパスが発行されなくなりました。
そして2023年7月26日からは、ファストパスに代わり「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」が期間限定で登場!詳しくは記事中でご紹介します。
スタンバイパスとは
まずスタンバイパスとは、抽選制度ではありません。
簡単に言うと「人気アトラクション・ショップ・レストランの予約ができるシステム」のことです。
コロナ禍の長期休業後である2020年9月23日から導入されたシステムで、事前にスタンバイパスを取得しておくことで、以前ほど長く待つことなく、人気アトラクションに乗ることができるようになります。
ディズニーのアトラクションを効率的に楽しむために、事前にしっかりとスタンバイパスのことを理解しておきましょう。
ファストパスとは異なり、スタンバイパスは列に並ぶための予約なので、タイミングによっては待ち時間が発生します。
私の場合は、2回がドライブスルー状態、1回が30分ほどの待ち時間で乗ることが出来ました。
一方、キャラクターグリーティングなどに採用されている「エントリー」は抽選制です。
スタンバイパスの特徴
スタンバイパスの特徴を簡単にまとめるとこんな感じ。
・東京ディズニーリゾートのアプリ(スマホアプリ)で取得可能
・スタンバイパスの取得は無料
・ディズニーランド・シーの人気アトラクションが対象
・対象アトラクションは、原則としてスタンバイパスを取得しないと利用できない
・一度取得したパスのキャンセルは可能
・抽選ではなく先着順
東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス(旧ファストパス)との違い
ディズニーリゾートでは、スタンバイパスと類似のシステムとして「ファストパス」が知られていますが、2023年に正式に廃止され、新たに7月26日より「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」が期間限定(2024年4月以降も継続決定、終了日未定)で導入されることになりました。
スタンバイパスとプライオリティパスとの違いは以下の通りです。
スタンバイパス | 東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス (旧ファストパスとほぼ同様) |
|
待ち時間 | ファストパスより待ち時間が長い可能性あり | 行列に並ばずに乗れる |
パス取得回数 | 制限なし (同カテゴリーの施設のパスを同時に複数取得することはできない) |
|
別施設のパス取得 | 取得から120分後 または 取得済みのスタンバイパスの利用開始時間後かつ前回の取得から60分が経過した後 |
取得120分後 または 先に取得したパス利用開始時刻 いずれか早い方が経過した後 |
パス取得方法 | アプリ | |
パス取得のメリット | 指定の時間にスタンバイの列に並ぶことができる (列がなければ、すぐ利用可能) |
指定の時間に戻ってくれば、少ない待ち時間でアトラクションを利用可能 |
パス未取得時の対応 | 対象施設は原則利用不可 | 列に並ぶことは可能 |
(参考東京ディズニーリゾート公式サイト)
スタンバイパスの対象アトラクション・ショップ・レストラン
スタンバイパスの対象施設は、下記の通りです。
東京ディズニーランド | アトラクション |
|
ショップ |
|
|
レストラン |
|
|
東京ディズニーシー |
アトラクション |
|
ショップ |
|
|
レストラン |
|
(2024年3月1日現在)
東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパスの対象アトラクション
一方、プライオリティパスの対象施設は以下の通りです。
東京ディズニーランド |
アトラクション |
|
東京ディズニーシー |
|
(2024年3月1日時点)
人気アトラクションに早く乗れる!プレミアアクセス登場
プライオリティパスの対象に入っていない大人気アトラクションについては、有料で予約できるサービスも実施中。
その名も「ディズニー・プレミアアクセス」。
数は多くありませんが、以前スタンバイパスの対象だったアトラクションやショー(指定鑑賞席)がラインナップされています。
ディズニーランド | ディズニーシー | |
アトラクション |
|
|
ショー |
|
|
(2024年3月1日現在)
この料金を高いと見るか安いと見るかは人それぞれですが、個人的には、例えば2時間以上並ぶような状況であれば、ぜひ購入したいなと感じました。
プレミアアクセスのルールは以下の通りです。
- チケット1枚につき一人分を購入可能
- 他のアトラクションを購入する場合、購入から60分後、もしくは購入したディズニー・プレミアアクセスの利用開始時刻のいずれか早い方の時間を過ぎると購入可能になる
- 同じアトラクションを再度利用したい場合も、購入したディズニー・プレミアアクセスの利用後、もしくは利用終了時刻以降に購入可能になる
- アトラクションとショーのディズニー・プレミアアクセスは、同時に保有できる
より詳しい情報は公式サイトをご覧ください。
スタンバイパスの取り方
それでは、スタンバイパスの取得方法について説明していきます。
とっても簡単なのですが、早々に終了となる場合があるため、事前に目を通しておくのがおすすめです。
東京ディズニーリゾート40周年記念パスの取得方法もほぼ同様です。スタンバイパスの隣にあるアイコンをタップして進みましょう!
スタンバイパスの取得に必要なもの
スタンパイパスの取得に必要なものは下記の3つ。
(2)ディズニーアカウント(アプリにログインするため)
(3)入園時に使用したパークチケット(eチケット/紙のチケット)
上記のうち、(1)「公式アプリのダウンロード」と(2)「アカウントの登録」は、時間を有効活用するためにも、入園前に済ませておくのがベター。
アカウント登録は、以下公式サイトへどうぞ。
(3)「パークチケット」については、入園後のものであることが条件。つまり、入園前に登録しておくことはできません。
スタンバイパスの取得タイミング
スタンバイパスは、パークに入園後すぐに取得可能となります。
希望の時間帯を確保するためにも、ディズニーランド・シーに入園したら、まず最初にスタンバイパスを取得しましょう!
入園ゲートを通過次第、すぐにアプリを開ける状態にしておくのがオススメです。
スタンパイパスの取得手順
続いて、スタンバイパスを取得する際の具体的な手順(アプリの操作)を説明していきます。
まずは、アプリを開き「スタンバイパス」をタッチ(下記画像の赤丸部分)。
「スタンバイパス」の項目は、アプリ上の下記のいずれかの画面で見つかるはずです。
・マップページ下部、左から2番目の星のアイコンをタップする。
・対象施設の詳細ページ
次の画面でチケットをスキャンします。
紙のチケットの場合、チケット裏に「QRコード」が記載されていますので、それをスマホのカメラで読み取りましょう。
チケットはまとめてスキャン可能
チケットは1人のアプリ(1つのディズニーアカウント)で複数枚スキャン可能です。
家族・友人などのグループの場合は、チケットをまとめてスキャンすれば、一緒にスタンバイパスを取ることが出来るようになります。
グループのメンバーが種類の異なるチケット(スマートフォンに表示するチケット/紙のチケット/年間パスポートなど)であっても、まとめてスキャンすることが可能です。
後から合流する予定の友人の分も一緒にスタンバイパス申請しておく、といったことはできません。スタンバイパスを取れるのは、あくまでスキャンしたチケットの人数分となります。
対象アトラクションの選択
チケットの読み込みが済んだら、アトラクションの選択です。
なお、スタンバイパスの時間帯については、現時点で取れるものがアトラクションごとに1つずつ表示される仕様となっており、自分で好きな時間帯を選ぶ事はできません。
今表示されている時間よりも、もうちょっと後の方がいいなと思えば、また時間を置いてトライすれば、別の時間帯が表示されます。
ただし、スタンバイパスの数には制限がある関係で、タッチの差で発行終了となってしまう場合も。基本的には取得できるタイミングで確保しておくのがオススメです。
スタンバイパス取得完了
さて、無事に「ソアリン:ファンタスティックフライト」のスタンバイパスをゲット♪
9時に入園してすぐにスタンバイパスを発行した結果、11:00~11:20のパスとなりました!
パス取得を優先すべきアトラクションは?
スタンバイパスは、取得者が一定数に達すると発券が終了する仕組みです。
このため、「とりあえず上に表示されているもの方から順番に取っていこう」と考えていると、予定通りに取得できなくなってしまう可能性があります。
では、どうすればいいかというと「人気のあるアトラクションから優先的に取得する」のが効率的です。
スタンパイバスにはアトラクションごとに枠が設定されているため、人気のあるものから順に埋まっていきます。逆に、そこまで人気がないアトラクションは、比較的遅い時間帯まで残っていることもあります。
ですから、まずは人気のあるアトラクションのパスを取得しておいて、その後でそれ以外のアトラクションのパスを取得するのがオススメです。
どれから取得すればいい?2022年の人気傾向は?
現時点(2022年1月)では、依然として人数制限下にあるため、スタンバイパスが発行されないアトラクションもあります。
その中で、スタンバイパス対応になることが多いものは、ディズニーシーでは「ソアリン〜ファンタスティックフライト」、「トイストーリーマニア」、「インディ・ジョーンズ」の3つ 。
うち一番人気は「ソアリン」なので、入場次第すぐにスタンバイパスを取得するのがオススメです。
一方、ディズニーランドでは、2021年10月から大人気アトラクション「美女と野獣」「ベイマックス」がスタンバイパス対象に仲間入り。
2022年1月時点、美女と野獣が特に人気で、午前9時過ぎにはスタンバイパスの発行が終了する傾向にあります。
また、連日フリーパスで乗れていた「プーさんのハニーハント」も、2021年12月に入ってからはパスが発行されるようになりました。
ということでランドに行くなら、この3つに要注目です!
スタンバイパス おすすめ優先順位 |
東京ディズニーランド | 東京ディズニーシー |
第1位 | 美女と野獣“魔法のものがたり” | ソアリン ファンタスティックフライト |
第2位 | ベイマックスのハッピーライド | トイ・ストーリー・マニア |
第3位 | プーさんのハニーハント | インディ・ジョーンズ (発券されないことも多い) |
もちろん、個人的に乗りたい優先順位が決まっているのであれば、その順番でもOK。発券終了のタイミングはその日によっても違うため、あくまで参考程度にお考えください。
もっと知りたい!スタンバイパス
ここまで簡単にご説明してきましたが、スタンバイパスにはもう少し複雑な決まりもあります。
個人的にも知りたかった情報を、ちょこっとだけまとめておきますと…
指定時間を過ぎると無効になる
スタンバイパスには指定時間(数十分〜1時間程度が多いようです)が設定されており、この間にQRコードを機械にスキャンする必要があるのですが、これを過ぎた場合は無効になってしまいます。
直前まで別のアトラクションに並んでいる場合や、遠く離れたエリアにいる場合などは、間に合わなくなってしまう可能性もありますので、注意が必要です。
キャンセル待ちで拾えることも
スタンバイパス対象アトラクションは、パスを取得していないと原則として「待ち列に並ぶことすらできません」。
入園開始とほぼ同時にスタンバイパスがなくなってしまうことも珍しくなく、ゲットできなかった人は悲しい思いをしてしまうことも…。
ただ、スタンバイパスはキャンセル可能のため、一旦発行が終了した後に空きが出ることもあります。
こまめにチェックしていたら、また取れるようになっているかも?!
最後まで諦めないことが肝要です。
時間変更は不可
また、一旦取得したスタンバイパスは、時間を変更することができません。
どうしても、という場合には一旦キャンセルして取り直すことになりますが、アトラクションによってはスタンバイパスが発行終了していることも。
スタンバイパスを最初に取得する時に、食事やパレードの時間に被らないかなど、総合的に判断しましょう!
13歳未満の場合はキャストさんに取ってもらおう
ディズニー公式アプリは、13歳以上をアカウント登録対象としているため、13歳未満の場合は、アプリからスタンバイパスを取得することができません。
ただ2022年2月現在、公式サイト上で以下のように案内されていました。
同行者に13才以上でアプリを使用している方がいる場合 | 同行者のアプリから利用可能 |
同行者が13才未満の方のみの場合
または 同行者もアプリを使用していない場合 |
グループ全員分のパークチケットを用意し、利用したいスタンバイパス/エントリー受付の対象施設のキャストに声をかけてください。
専用端末でパークチケットをスキャンすることにより、サービスを受けることができます。 スタンバイパス/エントリー受付の発行状況は、お近くの対象施設のキャストにご確認ください。 (ディズニーリゾート公式サイトより抜粋) |
導入当初は、13歳未満だけの場合スタンバイパス利用不可でしたが、皆が楽しめるよう日々改善されているのですね。
スタンバイパスの使い方
続いて、スタンバイパス取得後の「使い方」に関する説明です。
指定時刻の5分前から利用可能
スタンバイパスは、指定時刻の5分前にQRコードが表示され、使えるようになります。
下記のように、アプリからもプッシュ通知が来ますので安心ですね。
アトラクションのエントランスで受付
スタンバイパスが使えるようになったら、対象アトラクションのエントランスに設置されている読取機に、表示されたQRコードを読み込ませましょう。
ディズニーリゾートアプリの「プラン」にあるコンテンツの「パス表示」ボタンで二次元コードを表示できます。
スタッフさんが丁寧に教えてくれますので、慌てなくても大丈夫!
スマホやアプリの不具合により、二次元コードを表示させることができない場合には、パークチケットを提示してもアトラクションに乗れるようです。
受付が済んだら、あとはそのままアトラクションの中に進んで乗るだけです♪
今まで3回ソアリンのスタンバイパスを使用しましたが、うち2回は待ち時間0、1回は30分程度の待ち時間でした。
QRコード読み取り後、別アトラクションのパスが取得可能に
当初スタンバイパスは、早い時間のパスを使った後でないと、次を取ることができませんでした。
しかし、2020年12月22日より「指定された利用開始時間」を過ぎなくても、スタンバイパスに記載された「次回取得可能時間」になれば、次の施設のスタンバイパスを取得することが可能に。
先日、10:16にスタンバイパスを取ったところ、12:16から次のパスを取得可能と表示されていましたので、原則2時間のようです。
パークチケットは、一度スキャンするとアプリに記録されますので、再度読み込む必要はありません。
アプリで待ち時間を確認できる
ちなみにアプリ上で該当アトラクションを開いてみると、「スタンバイパスがある方のみ案内中」と書かれ、その上に待ち時間の目安が表示されています。
このように、アプリ上でどのくらい待つのかあらかじめわかると、その後の計画も立てやすくなりますね。
スタンバイパスがなくても並べるアトラクション
ちなみに、スタンバイパスがなくても利用できるアトラクションには、こんな風に「ただいま列に並んで利用できます」という表示が。
この場合は、誰でも20分待てばアトラクションを利用できるということになります。
慣れていないとちょっと戸惑ってしまうかもしれませんが、アプリをうまく活用して楽しみつくしましょう!
最後に
ということで、東京ディズニーリゾートで新しく導入された「スタンバイパス」について詳しくご紹介しました!
仕組みがちょっと複雑ではあるものの、以前は何時間も待たなければならなかったところが、大幅に短縮されたという大きなメリットがあります。
特に小さな子供連れや妊婦さん、ご高齢の方は、長時間立って待っているのは大変ですから、是非利用したいですね。
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