日本航空(JAL)が展開する国内最高峰の空港ラウンジ『JALファーストクラスラウンジ(JAL First Class Lounge)』。
その中の1つ、成田国際空港(第2ターミナル本館)にあるラウンジが、2019年4月1日にリニューアルオープンしました!
インテリアが新調され、全体的にモダンになったことはもちろん、JALのラウンジで初となるラーメン店とのコラボレーションメニュー「AFURI(阿夫利)柚子塩らーめん」をはじめ、魅力的なメニューを多数提供する『JAL’s Table』や、高級シャンパンやこだわりの日本酒を揃えた本格的な寿司カウンター『鮨 鶴亭』も新たに登場!
より素敵なラウンジへと生まれ変わりました♪
以下では、新しくなった成田空港のJALファーストクラスラウンジについて、利用条件から新たに設置された最新の設備、提供されているサービス内容まで、詳しくご紹介したいと思います!
ラウンジへのアクセス
成田国際空港第2ターミナル本館のJALファーストクラスラウンジがあるのはここ!図中下、真ん中あたりの赤枠です。
3階出国審査場(南側)を出てほとんど正面に、JALファーストクラスラウンジ&サクララウンジのエントランスがあります。
しかし、今回リニューアルオープンしたのはここではありません。
成田国際空港第2ターミナル本館には、この3階JALファーストクラスラウンジとは別に、もう1つファーストクラスラウンジがあるのです。
それが今回リニューアルされた4階ファーストクラスラウンジ。
3階エントランスではなく、その左手にあるエスカレーターで4階へと上がりましょう。
エスカレーターを降りて正面に、ありました!
こちらが今回ご紹介する『JALファーストクラスラウンジ』のエントランスです!
ラウンジ営業時間
成田空港JALファーストクラスラウンジの営業時間はこちら。
この日は朝便を利用するため、7時前に成田国際空港に到着し、オープンと同時にラウンジに入れるよう出国する予定だったのですが、なんとここで落とし穴が。
成田国際空港第2ターミナルの南側出発口は、朝7時30分からしか開かないんです!こんなに早い時間に来たことがなかったので、全く知りませんでした。てっきり24時間運用なのだとばかり…。
後から調べたところによれば、北側出発口の方は15分早くオープンしている模様。ちょっと遠回りにはなりますが、早めにラウンジへ行きたい方は北から出国するのも良さそうです。
ラウンジ利用条件
では、どんな人が『JALファーストクラスラウンジ』を利用できるのかと言いますと、こちら!
- JMBダイヤモンド
- JGCプレミア
- ファーストクラス搭乗客
(※いずれも1名まで同行可能)
ラウンジ名称からも分かるように、基本的にファーストクラスラウンジは「国際線ファーストクラス搭乗客」を対象とするラウンジです。
ただし、JALの上級会員ステータスがあれば、搭乗クラスに関わらず入室できますが、その場合も最高ランクの「JMBダイヤモンド」または「JGCプレミア(JGP)」が要求されます。
JGPなら家族4人で利用可能
今回はエコノミークラスでの家族旅行でしたので、昨年獲得したJGPステータスを活用!
JMBダイヤモンド/JGP対象の選択制ギフトで、配偶者やパートナー等にも同じステータスをプレゼントできる「パートナーステイタスコース」を選択したため、夫も一度も飛ばずしてJGPを持っており、夫婦それぞれが子供一人ずつを同行する形で入室しました。
この方法を使えば、家族4人でも全員無料で『JALファーストクラスラウンジ』を利用することができるのです♪
成田空港JALファーストクラスラウンジの全貌
さあ、さっそく新しくなった成田空港JALファーストクラスラウンジに入ってみましょう!
全体のインテリアコンセプトとしては、「モダンジャパニーズ」:上品で洗練された落ち着きと、バラエティに富んだ空間展開が特徴とのこと。
その言葉通り、和をモチーフとしたスタイリッシュな装飾がお出迎え。訪れる者の目を楽しませてくれます。
フロアマップ
JALファーストクラスラウンジのフロアマップがこちら。
ラウンジ内は、大きく3つのエリアに分かれています。
- Lounge…ラウンジ
- JAL’s Table…ダイニング
- Sushi Tsurutei…鮨 鶴亭
Lounge/ラウンジ
まず、エントランスを右手に進むと現れるのが、Lounge(ラウンジ)エリア。
内部にはソファや…
カウンター席が配置され、中央にドリンクバーも設けられています。
窓の外はこんな感じ!
駐機場まではちょっと距離があるものの、飛行機の姿を確認することができました。
エミレーツ航空のラウンジから見える景色とよく似てるなと思ったら、同じ本館4階にあるラウンジなので、それもそのはずですね。
ドリンクバー
さて、ドリンクバーのラインナップはと言うと、さすがファーストクラスラウンジだけあって、シャンパン「TAITTINGER(テタンジェ)」も用意されていました。
テタンジェと聞くと、ANAのスイートラウンジを思い出します。
もちろん、ビールやソフトドリンクも!
ビールはアサヒスーパードライ・ドライプレミアムと、サッポロエビス樽生の2種類です。ちなみに、ドリンクバーは全てのエリアに設けられており、他ではまた別の銘柄を楽しむことが出来ます。
冷蔵庫に入っていたのは…
- トマトジュース
- オレンジジュース
- アップルジュース
- スカイタイム(キウイジュース)
- アイスティー
- 烏龍茶
- 牛乳
- ヤクルト
- ポカリスエット
- ペリエ
- 炭酸水
子供達が入室時、スタッフさんに「どこかにヤクルトあるよ!探してごらん♪」と言われまして、「ここにあったー!」と大喜びしていました(笑)。
ドリンクと一緒につまめるお菓子やチーズも少々。
JALファーストクラスラウンジでおなじみのものばかりです。
マッサージチェア
壁側の一角には、マッサージチェアが置かれていました。
ここでも他のJALラウンジと同様、ファミリーイナダの「3S匠」メディカルチェアを採用。
以前はファーストクラスラウンジ・サクララウンジともに有人マッサージサービスがありましたが、2年ほど前に廃止されています。
リニューアルされたラウンジでも、やはり方針はそのままに、マッサージチェアでの運用となったようですね。
半個室?スペースも
廊下を挟んで反対側には、パーテーションで仕切られた半個室様の席もありました。
家族で使うのはもちろん、出張前の打ち合わせなどにもうってつけです!
ジョンロブの靴磨きサービス
ラウンジエリア近くには、通話ブースと並んで、靴磨きサービスもありました。
羽田・成田いずれにも設置されているこのサービス、世界最高峰とも言われる英国の高級紳士靴店「JOHN LOBB(ジョンロブ)」が提供しているもの。
無料サービスにも関わらず、しっかりクリームを使って磨いてくれますので、仕上がりはピッカピカ!
オーソドックスな革靴だけでなく、革製のスニーカーでも対応してくれます。
初めて経験した夫も、いたく感激しておりました(笑)。
なおJAL公式サイトには、「本館4階でのシューシャインサービスの提供は、2019年4月1日より開始予定の本館3階のJALファーストクラスラウンジエリアの改修工事が完了するまでの期間限定で実施します」と書かれていましたので、いずれはこのエリアも別の何かに生まれ変わるのでしょう。
クローク
大きな荷物は、ラウンジ最奥のエレベーター手前のクロークに預けておくことが出来ます。
余談ではありますが、このエレベーター前にはスタッフさんが常駐していまして、その方に何やら話しかけてはエレベーターで降りて行くお客さんをちらほらお見かけしました。
伺ったところによれば、このファーストクラスラウンジ内にはシャワー室がないため、希望者には2階のサクララウンジに移動してもらっているのだそうです。
夏〜秋頃には、現在工事中の3階ファーストクラスラウンジのシャワーが使えるようになる見込みとのことでした。
JAL’s Table
それでは続いて、大きく様変わりしたダイニングスペース「JAL’s Table」へ。
エリアの真ん中あたりに、立派なカウンターが設けられ…
それをL字型に取り囲むように、ダイニングコーナーが広がっていました。
カウンター前の内装は、ベージュとブラウンが基調となっており、羽田空港のファーストクラスラウンジとも似た明るい雰囲気。
一方、カウンターの横手にあるスペースは、ブラウン多めのより落ち着いた印象となっています。
JAL’s Tableって何?
さて、「JAL’s Table」とは一体どのようなものなのかというと、公式サイトには以下のように紹介されていました。
「JAL’s Table」の導入 ~ビュッフェスタイルとお客さまの目の前で取り分けるカウンタースタイル~
ご好評いただいている「JAL特製ビーフカレー」と山形県産特A米「雪若丸」、Soup Stock Tokyoの「オマールエビのビスク」、メゾンカイザーの「クロワッサン・バケット」などが楽しめるビュッフェスタイルに加えて、ラウンジスタッフが目の前で取り分けるカウンタースタイルを新たに取り入れます。
テーブルコーディネーターの山本侑貴子氏の演出による「和御膳」、「サラダプレート」、「サンドイッチプレート」、「パスタプレート」、「ミートプレート」など多彩なお料理をお楽しみください。
これまではブッフェスタイルだけだったところに、新しくカウンターが誕生したというわけですね!
羽田空港のキャセイパシフィック航空ラウンジのフードカウンターを、もっと大きく立派にした感じです。
JAL’s Tableのメニュー
私たちが訪れたオープン直後、8時ごろのメニューがこちら!
- アメリカンモーニングプレート
- サンドイッチプレート
- サラダプレート
- フレンチトーストプレート
- ティラミス
- 和御膳
- AFURI(阿夫利)柚子塩らーめん
- JAL特製豚骨ラーメン
メニューは7:30~、11:30~、15:30~で変更されます。詳しい内容はこちら↓をどうぞ。
JAL’s Table、実際のお味は?
綺麗に取り分けたり盛り付けたりがあまり得意でないので、全部やって頂けるというのは嬉しいですね!
提供されているお料理の実際のお味はどうなのでしょうか?
夫はサラダプレートを注文しました。
色とりどりで美しい一皿♪ドレッシングは自分で好みのものをかけられます。それぞれの具材に下味が付いていて、食べ応えも十分。「また次もこれにしよう!」とかなり気に入った様子でした。糖質制限中なので、まさに求めていた内容だったのもよかったみたいです。
そして、私は和御膳を注文。
どのおかずも、サクララウンジ・ファーストクラスラウンジのブッフェで見たことがあるように思いますが、こうして綺麗に盛り付けられていると、中身もいつもとは違うような気がして、有り難みが増しますね♪
そして、デザートにはティラミスを。注文してからカウンターで作ってくれます。
ふわっと柔らかくて優しい味でした!
器が素敵なのもイイ♪さすが、テーブルコーディネーターさんが監修されているだけのことはあります。
目玉はAFURIコラボの柚子塩らーめん
そして、JAL’s Tableの目玉は、何と言っても有名ラーメン店「AFURI(阿夫利)」とのコラボレーションメニュー「柚子塩らーめん」!
子供達が食べたいということで、注文して呼び出しベルをもらい、数分後に受け取りに行きました。
細麺の上には、チャーシューと水菜、柚子、メンマが盛り付けられています。
朝は食の進まない子供達も「美味しい美味しい」と食べていました。量的にも子供にぴったり!
お肉・お野菜どちらも入っていてバランスが良く、ちょっと味見させてもらいましたが、奥行きのある本格的な味わいのスープでした♪
ブッフェコーナーもあり
カウンターのお隣には、従来通りのブッフェカウンターも。
ただし、置かれているのはパンやカレー、スープ等、限られたメニューだけ。
私(ちょっぴりカレーが苦手)が2年前から散々絶賛していたJALカレーを、今回とうとう夫にも味わってもらうことが出来てよかったです(笑)。
ドリンクはセルフサービス
ドリンクは完全セルフ式。
こちらのビールの銘柄は、キリン一番搾りプレミアムとアサヒスーパードライ・ドライプレミアムでした。
スナック類に、日本酒やリキュールなどなど。
シャンパンはこちらにも用意されています。
噂によれば、JALファーストクラスラウンジにはかの希少なウイスキー「山崎12年」が置かれているらしいのですが、私はあいにく一度もお目にかかったことがありません。午前中は置いていないのでしょうか…。
ソフトドリンクは、国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジでもおなじみ!こちらのタイプ。
コーラ、お茶、ジンジャーエール、コーヒー、フルーツジュースなどを炭酸入りにしたりミックスにしたりと、アレンジも出来ちゃいます♪
お子さんが喜びそうですね。
鮨鶴亭
さて、最後にご紹介するのがこちらも新登場の「鮨 鶴亭(すし つるてい)」というエリア。
白木とベージュ、そして赤がアクセントのモダンで和風な雰囲気です!
JAL公式サイトによる「鮨 鶴亭」概要紹介はこちら↓
「鮨 鶴亭」の新設 〜職人が目の前で握るできたての握り寿司と厳選された日本酒とワイン~
現在もご好評いただいている握り寿司を、新設した専用カウンター「鮨 鶴亭」でご提供します。お客さまの目の前で、寿司職人が握るお寿司をぜひ、ご堪能ください。
また、世界的注目を集める日本酒ブームの立役者の長谷川浩一氏(はせがわ酒店代表)の協力のもと、季節ごとにご用意する3種類の日本酒や、マスターオブワインの大橋健一氏とワインテイスターの大越基裕氏がセレクトしたワインやローランペリエのシャンパンもお楽しみいただけます。
■提供時間:07:30~12:30、15:00~20:00
■メニュー: 1週間ごとに食材が替わります。
ドリンクバー
これまでご紹介してきたどのエリアよりも、お酒にこだわりがあるのがこのエリアです。
ビールはサントリー・ザ・プレミアムモルツ。
すっきりと洗練された棚には、英国王室御用達のシャンパン「ローラン・ペリエ」をはじめとして、イチオシのワインが勢揃いしています。
以前はサテライトのファーストクラスラウンジにしかなかったローランペリエが、こうして本館でも楽しめるようになったのが嬉しいですね♪
お寿司に合わせるならこれで間違いない!「獺祭」の純米大吟醸もしっかり冷やしてあります。
獺祭と一口に言ってもいろいろありますが、このラウンジでは「純米大吟醸50」を採用。わかりやすい味わいで、日本酒初心者にも入門酒としてオススメの銘柄だそうです。
お寿司も本格的!
高級寿司店さながらのインテリアや、ドリンクのバリエーションだけでもテンションが上がってしまいますが、肝心のお寿司だってなかなかのもの!
メニューはこちら。
以前3階ファーストクラスにあった「寿司バー」でも、同じように週替わりメニューとなっていたものの、例えば「そのうちヒラメを2巻に」など、好みに柔軟に対応してもらうことが可能でした。
しかし、新しくなった鮨鶴亭では3巻1セット固定。基本的に変更はお断りの方針となったようです。毎回お客さんの好みに対応していたらネタの在庫も偏りそうですし、仕方のないことでしょう。
ということで、一皿握っていただきました!
この日のメニューはこちら。
- 天然ヒラメ
- サーモン
- 太巻き
以前よりもネタが新鮮になったかも!?想像以上に美味しかったです!
素敵な雰囲気の中、こんなに本格的なお寿司が食べられるのは、日本人はもちろん、外国の方にも喜ばれそうですね♪
最後に
ということで今回は、成田国際空港第2ターミナル本館4階にある、リニューアルオープンしたばかりの『JALファーストクラスラウンジ』についてご紹介しました!
どうやら賛否両論あるようですが、個人的にはかなり好きなラウンジです♡
高級感あふれる重厚な雰囲気ではないものの、全体的に明るく、子連れの我が家にとっては気軽に過ごせてよかったですし、カウンター方式のキッチン、お寿司コーナーも清潔感があってとても気に入りました。
もちろん、夫や子供達にも大好評♪
今まで、「成田空港は遠いし、出来れば羽田がいいなぁ」なんて思っていましたが、新たな楽しみが出来て、成田発も苦ではなくなるかもしれませんね!
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