日本の玄関口、成田国際空港。
ANA(全日本空輸)は、全国各地の空港で直営ラウンジを展開していますが、実はたった一つだけ、ここにしかないラウンジがあります。
それが『ANAアライバルラウンジ』!
その名の通り、アライバル=国際線到着時用のラウンジですが、国内線の出発ラウンジも兼ねているという、ちょっと特殊なラウンジなんです。
私が初めてこのANAアライバルラウンジを利用したのは、2016年初頭のことでしたが、利用者増加に対応するため、2018年11月に拡張工事が完了!
以前よりも広く、ちょっぴり高級感のあるラウンジに生まれ変わりました。
今回は、ANAアライバルラウンジ内の様子について詳しくご紹介したいと思います!
ANAアライバルラウンジの場所
ANAアライバルラウンジは、成田国際空港第1ターミナル南ウィング、国内線カウンターのそばにあります。
下の写真のようにちょっと引っ込んでいますが、「航空会社ラウンジ」の表示に気をつけておけば、迷わず辿り着けることでしょう。
ANAアライバルラウンジ概要
アライバルラウンジの概要は以下の通りです。
営業時間 | 6:30~19:30 |
設備 |
|
サービス内容 | ソフトドリンク、アルコール類、新聞、雑誌 |
ANAアライバルラウンジ利用資格
ANAアライバルラウンジを利用できるのは、下記の搭乗客となっています。
<国際線到着ラウンジとして> |
|
<国内線出発ラウンジとして> |
|
国際線到着時にアライバルラウンジを使える人は限られている
国内線出発ラウンジとしての利用条件は、他の空港の国内線ANAラウンジと同じですが、国際線到着ラウンジとして使う場合は、以下のみという制限があります。
- 国際線ANAグループ便のファースト・ビジネスクラスで到着した人
- 国際線ANAグループ便で到着した上級会員
つまり、スターアライアンスゴールドメンバーや、スターアライアンス加盟の他航空会社アッパークラスで到着した人は対象外ということですね。限られたスペースに、国内線出発と国際線到着が混在しているので、対象が絞られるのは仕方のないことでしょう。
また、到着時に使えるのは国際線の場合のみで、国内線で成田空港に到着した時は利用できません。
ANAアライバルラウンジ拡張後の様子
それでは、中はどんな様子になっているのかといいますと…
全景はこんな感じです!
一番手前がフード&ドリンクコーナーを擁するダイニング。エリア右手のパーテーション奥、通路を挟んだ先には、PC仕事にうってつけのワークスペースが設けられています。
ラウンジエリア中央から奥までは、よりリラックスできそうな低めのチェア。左右にはソファ席も設けられています。半個室っぽいスペースもありました。
そして一番奥が、2018年の拡張工事で新しく加わったソファスペースです!
一角にはハイバックソファもあり、こちらが特に人気のようでした。奥まっていてラウンジ入り口側からは視線が届きませんし、ゆっくりと休むことが出来そう。
雰囲気的にも、この一帯にはワンランク上の高級感が漂っていました。落ち着いた色合いと、壁にかけられたグリーンアートがそう感じさせるのかもしれませんね。
アライバルラウンジ新旧比較
この新たにできたエリアがアクセントとなり、入り口から見たラウンジ全体像が締まったというか、以前のちょっぴり事務的な感じがなくなったように思います。以前と比べて見ましょう。
<以前の様子( ANA公式サイトより)>
<現在の様子>
統一感がありつつ、随分洗練された印象を受けます!
今回の拡張工事はほんの一部とはいえ、だいぶ雰囲気が変わるものですね。席数も増えて、ぐっと快適なラウンジになりました。
国内線出発ラウンジなのに、サービスは国際線仕様!
このアライバルラウンジは、前述の通り国内線出発者も利用することができるのですが、提供されているサービスは国際線ラウンジ仕様となっています。
つまり、他空港の国内線ラウンジとは全く異なる特別なサービスを受けられるということ!
以下、一つずつご紹介していきましょう。
シャワールーム
まず、ANAアライバルラウンジは、国内線ANAラウンジではお目にかかれない「シャワールーム」を完備しています。
国際線到着時、さっぱりしてから出勤・家路につきたいという人を想定してのことなのでしょうが、もちろん国内線で出発する人も使うことができます♪
シャワーを使う際には、ラウンジ総合受付での手続きが必要です。
混雑している時は呼び出しブザーを渡され、順番待ちをすることになりますが、この日は空いていたので、すぐに鍵を貸してもらえました。
シャワーブースは5室
アライバルラウンジ内のシャワールームは全部で5室。
シャワールームの内部
シャワールームの中は、こまめに掃除されているのでとってもピカピカ!青いタイルが爽やかで、いかにもANAっぽいですね♪
子供と一緒の時には特にありがたい存在、ウォシュレットつきトイレも併設されています。
奥から入口側を見るとこんな感じ。スーツケースも、小さいものなら問題なく広げられる程度のスペースがあります。
洗面台にスツールが付いていました。荷物置きにドライヤー使用時にと、意外と重宝するんですよね。
アメニティ
置いてあるアメニティはこちら!
歯ブラシ、シャワーキャップ、カミソリ、ヘアブラシ、コットンセット、シャンプー、コンディショナー、ボディソープに基礎化粧品(クレンジング・洗顔・化粧水・乳液)とシェービングクリーム、使い捨てスリッパです。
2018年末の資生堂撤退により、すでにシャンプー類はPOLAに変更済み。基礎化粧品類は、以前の在庫が余っているのか、資生堂商品のままでしたが、これも順次移行することでしょう。
ヘアドライヤーはダイソン!
こちらも出発ラウンジと同様に、ヘアドライヤーがダイソン製に変わっていました!
ニュースによると、2019年2月12日に羽田・成田にあるすべてのラウンジで設置交換がなされたとのこと。
上記事内で、以下のように紹介されていました。
イギリスの電気機器メーカー「ダイソン」が手がけるヘアドライヤーは、ダイソン独自のテクノロジーを駆使した「ダイソンデジタルモーターV9」を採用しており、最適な温度を保って髪へのダメージを防ぎながらも、強力な風で素早く乾かせます。
その通り、熱すぎないのに強力な風のおかげであっという間に乾く優れもの!ANA機内Wi-Fiショッピングで取り扱われているそうで、ラウンジに置いてあるのはプロモーションの一環でもあるのでしょうね。
今回も快適な設備のおかげで、リフレッシュすることができました♪
フード&ドリンク
一般的な国内線ANAラウンジでは、フリードリンクにスナックだけですが、アライバルラウンジでサービスされているメニューは、国際線ANAラウンジと同等です。
特にフードメニューが大充実!到着時や国内線出発時に使えるのは大きな魅力ですよね。
成田空港国際線ANAラウンジの記事も併せてご覧ください!
ドリンクメニュー
まずドリンクからご紹介しましょう。
出発エリアのANAラウンジにあったのと同じジュースサーバーがありました。ペプシコーラやなっちゃん、アイスティーなどなど。
こちらも同じく、ANAスペシャルブレンド&ANAオリジナルダークローストを味わえるコーヒーメーカー。
そのお隣には、紅茶や日本茶のティーバッグもずらっと勢揃い。
さらに冷蔵庫には、トマトジュース、野菜ジュース、牛乳も入っています。
アルコールはと言いますと、ビールサーバー(キリン一番搾り)に…
ウイスキー「ROYAL」いも焼酎「あらわざ」麦焼酎「銀座のすずめ」という3本がラインナップされていました。
フード
ではフードはというと…
おなじみのおつまみミックスの他にも、
こちらはコーヒー紅茶のお供に嬉しいクッキー。
この時はキャラメルシナモンサブレでしたが、季節によってモカサブレや桜サブレなど、いろんなバリエーションがあります。
さらには小腹を満たすのに嬉しいパンも。
この時のラインナップは、「カツオフレークブレッド」「さつまいもデニッシュ」「ソルトバゲット」でした。大きな具が乗っていて、以前よりもバージョンアップしたような。たまたまでしょうか。
そして最後はおにぎり!
この時のメニューは、明太子と昆布でした。
パンにおにぎりにと、十分に朝食やランチの代わりになるのが嬉しいですね♪
最後に
ということで今回は、成田国際空港のANAアライバルラウンジについて詳しくご紹介しました。
私たちはANA国際便で朝到着した際に利用しましたが、シャワーですっきりさっぱり、車酔いしやすい夫と娘が調子を整えるまで体を休めることができて、とっても助かりました。
何と言っても、国内線出発時にもこの設備を使えるのがすごいですよね。
成田空港は都内から遠いのが難ですが、こんなメリットもあるということで、ご参考になれば幸いです。
<お家でANAラウンジ気分が味わえる!オリジナルアロマについてはこちら♪>
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これまでご紹介してきた空港ラウンジ(国内・国外)は、全てこちらでまとめています♪
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