ファーストクラスに搭乗する人だけが入室を許可されるファーストクラスラウンジ。
その洗練された空間では、美味しいお料理から品揃え豊富なアルコールドリンクまで全て無料で頂けるだけでなく、非日常感が味わえる贅沢なサービスが提供されています。
ファーストクラスラウンジは、各国の主要な空港に設置されていますが、その空港を本拠地とする航空会社のファーストクラスラウンジは、より一層豪華な造り。
VIP搭乗客が訪れるのに相応しいラグジュアリーな空間です。
今回は、シンガポール・チャンギ国際空港を本拠地とするシンガポール航空のファーストクラスラウンジである「ファーストクラス シルバークリスラウンジ」をご紹介します!
ファーストクラスシルバークリスラウンジとは
ファーストクラス・シルバークリスラウンジは、シンガポール航空が運営するラウンジの1つ。
4種類あるうち、2番目に利用条件が厳しく、選ばれた人だけが利用できる豪華絢爛な空間です。
ご参考までに、ラウンジ一覧と搭乗クラス/ステータスに応じた入室可否は以下の通り。
ザ・プライベートルーム | ファーストクラスシルバークリスラウンジ | シルバークリスラウンジ | クリスフライヤーゴールドラウンジ | |
ファースト/スイート | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ビジネスクラス | × | × | ◯ | ◯ |
スターアライアンスゴールド | × | × | × | ◯ |
ファーストクラス搭乗客向けラウンジということで、その設備やサービスも他とは一線を画すものとなっています。
ファーストクラスシルバークリスラウンジへのアクセス
続いてラウンジへのアクセス方法です。
ファーストクラスシルバークリスラウンジは、ターミナル3のゲートA側3階、自社便ビジネスクラス搭乗客専用のシルバークリスラウンジに併設されています(下図、ピンクの丸で囲んだところ)。
ターミナル3の2階、搭乗待合室内をゲートA側に進むと、鮮やかなバティックフラワーがあしらわれたサインに行き当たりました。
このシンガポール航空のロゴを見ながらエスカレーターで上がったところが…
シルバークリスラウンジの入口です!
右手がビジネスクラスラウンジ。
そして左手がファーストクラスラウンジとプライベートルームへと続く通路となっています。
ファーストクラスシルバークリスラウンジの利用条件
ファーストクラスシルバークリスラウンジの具体的な利用条件はこちら。
- スターアライアンス航空運航便のファーストクラス/スイートクラスに搭乗
- ビジネスクラス・プレミアムエコノミー・エコノミークラスに搭乗するソリティア PPS Club メンバー
ファーストクラスシルバークリスラウンジは、シンガポール航空だけでなく、他社(ANAなど、スターアライアンス加盟の航空会社)運航便のファーストクラス搭乗客でも利用できます。
自社便のファーストクラスに搭乗する人しか入室が許されないザ・プライベートルームについてはこちらの記事をどうぞ!
今回は、シンガポール航空最上クラス「Suite/スイート」に搭乗して利用条件を満たしました♪
チャンギ国際空港シンガポール航空ファーストクラスシルバークリスラウンジの全貌
それでは、さっそくラウンジの中へ入ってみましょう!
ファーストクラスシルバークリスラウンジは奥に長い作り。
入室条件が厳しい上に早朝という時間帯もあってか、お客さんは数人しか見かけませんでした。
ラウンジエリア
シーティングエリアは、大きく分けてソファ席が並ぶスペースと…
キッチンに併設されたテーブルエリアの構成。
シンプルでわかりやすい構造のラウンジです。
ダイニング
続いて、ドリンク&フードサービスの内容を見てみましょう。
バー
エントランス側には、可愛らしいお花が散りばめられたロマンティックな印象のバーカウンターが設置されています。
こちらの照明も、シンガポール航空が提携しているラリック(LALIQUE)製のものと思われます。
朝はバリスタによる本格的なコーヒー、そして夕方にはバーテンダーによるシグネチャーカクテルが提供されるとのこと。
傍らに腰掛けてサッカー観戦やニュースを観ながら、優雅なひと時を堪能したいものです。
テレビの脇には、ワインのサーバーも設置されていました。
銘柄は以下の4種類。
- KOOYONG 2015 Pinot Noir(豪)
- GREYWACKE sauvignon Blan 2017(新)
- Joseph Drouhin Pouilly-Vinzelles(仏)
- Henschke Henry’s Seven Barossa 2016(豪)
GREYWACKEのみ、ザ・プライベート・ルームと共通です。
ラウンジ内にはセルフのドリンクカウンターもあります。ティーバッグはシンガポールが誇る高級茶葉メーカー「TWG」。さすがお膝元ですね!
ラウンジの奥には、ちょっとしたスナックやソフトドリンクが置かれたカウンターも。
立派な冷蔵庫の中には、コーラやスプライトといった炭酸飲料のほか、果汁100%ジュースやビール、ハーゲンダッツアイスクリームまでたっぷりと収納されていました。
スピリッツ、リキュールとワインサーバー、ビールサーバーも自由に使うことができます。
クッキングステーション
ラウンジ内で一際存在感を放つのが、こちらのクッキングステーション!
ここでは作りたてのブッフェとオーダーメニューが提供されています。
メニューは朝・昼・夕で変更されますが、この日記載されていたのは…
朝食 5:00-11:00 |
ランチ 11:00-18:00 |
ディナー 18:00~ |
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以上の通り、多国籍国家シンガポールらしく中華系・マレー系・インド系に加えて洋食、中華、和食まで、よりどりみどりとなっていました!
往路、シルバークリスラウンジのファーストクラス専用エリアで和牛スライダーを頂きましたが、本格的でとっても美味しかったです♪
プレイルーム
では、ラウンジ内のファシリティを見てみましょう。
ロビーのすぐそばには、「プレイルーム」と掲げられたお部屋があります。
こちらは子供用のお部屋。テレビではキッズ向け番組が放映されており、ちょっとしたおもちゃなども置いてありました。
キッズフレンドリーなラウンジは、中東系をはじめ世界各地に点在していますが、ここザ・プライベート・ルームも、その一つというわけですね。
小さな子連れにとっては、大変ありがたい設備です。
ミーティングルーム
ビジネスマンに嬉しいミーティングルームも完備。
エグゼクティブな方々にふさわしく、高級感漂う空間となっています。
通話ブース
電話やPC仕事がしたい方のために、個室も用意されていました。
ここなら音漏れの心配はなし。気兼ねなく利用することができそうです。
ウェットエリア
ラウンジ内にはお手洗いはもちろん、豪華絢爛なシャワー室も設けられています。
化粧室
お手洗いはこの通り、床から壁まで総大理石のキラキラ仕様!
個室には、最新のウォシュレット付きタンクレストイレが備え付けられていました。
シャワー室
シャワー室も覗いてみましょう。
ドアを開けると、こちらも総大理石造りのラグジュアリーな室内。
立派な洗面台とトイレ、シャワーブースが設置されていました。
洗面台
洗面台は浅いスクエア型。
アメニティも高級ホテルさながらに用意されています。
- 歯ブラシ
- シェービング
- ヘアブラシ
- 紙コップ
- 香水
- ハンドローション
シャワーブース
メインのシャワーブースは、レイン&ハンドシャワー付き。
広々としていて、とても使いやすかったです。
アメニティはシャンプーとボディウォッシュ。
お隣のザ・プライベート・ルームのシャワーブースでは、シンガポール発高級コスメ「COMO SHAMBHALA」が提供されていましたが、こちらではプラボトルのため中身の詳細は分からず。
どちらも同じファーストクラス搭乗客向けラウンジながら、自社便か他社便かによって意外とはっきり差別化されているのですね。
クワイエットルーム
最後にご紹介するのが、ラウンジ内にひっそりと設けられた「クワイエットルーム」。
施錠して完全プライベートで過ごせるお部屋です。
この時は一部屋だけ空いているとのことで、ドア越しに撮影させていただきました。
中にはデスクとソファ、テーブルが置かれています。
こんなお部屋なら仮眠を取ったり読書をしたり、気兼ねなくのんびり過ごせそうですね!
搭乗ゲートへ
さて。
名残惜しい限りですが、出発時刻が近づいてきましたので、搭乗口へと向かいましょう。
また戻って来られる日が今から楽しみです!
最後に
ということで今回は、シンガポール・チャンギ国際空港ターミナル3にある「ファーストクラスシルバークリスラウンジ」について詳しくご紹介しました。
今回、シンガポール・チャンギ空港ではビジネス向けのシルバークリスラウンジ、自社Fクラス向けザ・プライベート・ルーム、そして今回ご紹介したファーストクラスシルバークリスラウンジと、都合3つのラウンジを体験。
いずれもリニューアルされたばかりとあって、とっても美しくて素晴らしいラウンジでした!
これまで訪れたラウンジ訪問記はこちらにまとめています。
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