ANAが運営する空港ラウンジの最高峰「ANA SUITE LOUNGE(ANAスイートラウンジ)」。
その中でも特に、羽田空港第3ターミナル(旧国際線ターミナル)にある国際線搭乗者向けのANAスイートラウンジでは、国内随一と呼ぶにふさわしい贅沢なサービスを堪能することができます。
ANAスイートラウンジでは、どんなサービスが提供されていて、どの程度の混み具合なのでしょうか?
ということで今回はANAスイートラウンジ事情を詳しくご紹介したいと思います!
羽田空港のラウンジ訪問記は他にも色々あります♪
ANAスイートラウンジ利用条件
まず、ANAスイートラウンジの現在の利用条件は以下の通り(同行者については割愛)。
ANAスイートラウンジ利用資格 |
・スターアライアンス系列の航空会社のファーストクラス搭乗者 ・ANAダイヤモンドメンバー ・ANAミリオンマイラー ・ANAスイートラウンジご利用券 |
上記のように、ANAスイートラウンジを利用できるのは、限られたごく一部の搭乗者だけ。
最高級のシートであるファーストクラスの搭乗者や、最高ランクの上級会員であるANAダイヤモンドメンバーを対象とする特別なラウンジです。
利用条件が緩和された時期も
2022年8月現在の対象者は上記の通りですが、実はつい最近まで、ビジネスクラス搭乗者やプライオリティパス保持者でもANAスイートラウンジを利用することができました。
なぜかというと、ANAラウンジが一時閉鎖していたから。
通常、ビジネスクラス搭乗者やプライオリティパス所持者は、ANAスイートラウンジのワンランク下の「ANAラウンジ(ビジネスクラスラウンジ)」を利用することになりますが、新型コロナウイルスの影響で閉鎖を余儀なくされていました。
その結果、ANAラウンジの代替として、特別にANAスイートラウンジが利用可能となっていたのです。
しかし、現在はANAラウンジが再開。
このため、今ではビジネスクラスやプライオリティパスでは、ANAスイートラウンジに入ることは出来なくなっています。
実際、私自身もビジネスクラス搭乗時にANAスイートラウンジを利用できる機会がありました。
ANAスイートラウンジへ
ANAスイートラウンジのレセプションにやってきました。
早速、搭乗券を提示してラウンジに入室しましょう。
ANAスイートラウンジの営業時間は下記の通りです。
ANAスイートラウンジ フロア全体の様子
ちょっと写真が見にくいかもしれませんが、ラウンジ内のフロアマップはこんな感じ。
エントランスから進んで、シートエリアが左右(写真では上下)の2ブロックに分かれているイメージです。
ラウンジ内を進んでいくと、途中で待ち構えていたスタッフさんが「お席にご案内します」と、空いている席までエスコートしてくれました。
丁寧な接客にびっくり。さすがは最高峰のラウンジですね。
右側のエリア
まずは、右側のエリアからご紹介しましょう。
奥にダイニングエリアが設けられています。
メニュー
朝の時間帯には、こちらのカウンターでドリンク&フードメニューが提供されていました。
ジュースサーバーやコーヒーマシンに、
ピッチャーに入った牛乳や野菜ジュース。
スナック類も、クラッカーや洋菓子にチョコレートなど、バラエティ豊かに並びます。
チルドコーナーには、サラダバーやオードブルなどなど。
反対側にはパンやおにぎりもありました。
こちらはホットミールのコーナー。
さらに、ANAラウンジお馴染みのヌードルバーも健在です。ここでは、麺類やカレーなど、いろんなお料理を楽しむことができます。
コロナの影響で一時はサービスが縮小されていましたが、こうして以前と変わらない状況に戻りつつあるのを見るだけでも嬉しいものですね。
左側のエリア
続いて、反対にある左側のエリアへ。
お部屋の大部分を占める半個室席から、ソファ席…
窓側の席まで、常にほぼ満席状態でした(写真は出発間際、ほとんど人がいなくなった後に撮ったもの)。
快適な半個室
一人でラウンジを利用する場合は、こちらのエリアにある半個室がオススメです。
それぞれの席にテレビやヘッドフォン付き。
周りの目を気にすることなくリラックス出来て、素晴らしく快適な空間です。
DINING h
左側のエリアには、本格的なレストランサービスを提供している「DINING h(ダイニング エイチ)」があります。
このラウンジの目玉でもあるエリアですが、現在はコロナウイルスの影響で休止中。
通常のテーブル席として開放されていました。
とはいえ、さすがはANAスイートラウンジ。
サービス縮小中でも、充実したメニューが揃っています!
ドリンク
まずはドリンクから。
コーラやお茶などが選べるジュースサーバーに…
ピッチャーに入った果汁100%系ジュース。
コーヒーマシンでは、エスプレッソやカプチーノなど7種類+お湯を提供。
ティーバッグコーナーには、日本茶だけでなく、こんな色とりどりの紅茶・インフュージョンも用意されていました。
最近は、JALでもこの「ジョージスチュアート(George Steuart)」が採用されています。
パッケージが美しくバラエティも豊かなので、個人的に大好きなシリーズです。
フードメニュー
続いて、フードメニューへ。
チルドコーナーには、小分けにされた冷菜やデザートが並んでいました。
その傍らには、おにぎりやパンが。
そして、こちら側にも温かい料理を注文できるヌードルバーがあります。
メニューは以下の通りですが、時期によって変更されますので、ご参考までに。
- 生パスタカルボナーラ
- ビーフバーガー
- グラタン
- 牛丼
- 海鮮丼
- きつねそば
- きつねうどん
- とろろわかめそば
- とろろわかめうどん
- かき揚げそば
- かき揚げうどん
- カレーそば
- カレーうどん
- ANAオリジナルチキンカレー
- とんこつラーメン
- ほぐし鶏とフライドレンコンの海藻うどん
- 豆と野菜のトマト煮込みカレー
- 蓮根とごぼうの根菜カレー
- 豆乳で作ったパンプキンスープ
通常のANAラウンジにはないメニューも多く、やはりここは最高峰のスイートラウンジなんだなと実感します。
これらのメニューは奥のカウンターで注文し、出来上がり次第ブザーで呼び出しというセルフ式となっていました。
さらに、食後に嬉しいハーゲンダッツのアイスクリームや、
機内食でのコラボ実績があるピエール・エルメのチョコレートに…
ANAオリジナルフィナンシェも!
こちらはANAファーストクラスのシェフパティシエが監修した、こだわりのフィナンシェとのことです。
ダイニングhは営業していないものの、これだけあれば十分すぎますね。
すでに夕食を済ませていたので、お茶とフィナンシェだけ頂きましたが、久しぶりのスイートラウンジの雰囲気と味に大感激でした。
2022年3月の某日朝に訪れた際は、このエリアにあるフード&ドリンクが全て撤去されていました。もしかしたら時間帯によってはクローズされているのかもしれません。
その他のサービス
さて、美味しいドリンクやフードでお腹が満たされたら、ちょっとラウンジ内を探索してみましょう。
コンシェルジュ
こちらはラウンジ入って正面にあるコンシェルジュデスク。
今写真を見て気づきましたが、ここでシャワールームの申込もできるようです。
奥にはコピー機があり、自由に使うことができます。
以前はたくさんの雑誌や新聞が並んでいたであろうマガジンラックは、ほとんど空っぽ。
これも感染予防対策の一環なのでしょう。
PCブース
ガラス戸のついたPCブースは、以前と変わらず利用可能です。
通話ブース
シーティングエリアでは通話禁止のため、通話ブースも併設されていました。
シャワールーム
そしてこちらがシャワー室エリア。全部で4部屋です。
ちなみに、一番手前のハンガーマークがあるお部屋は「着替え室」。
シャワーまでは必要ないけれど、搭乗前に着替えておきたいという時に重宝します。
シャワールームの内部
今回は、3番のシャワールームをお借りしました。
シャワールームの内部はこんな感じ。黒をベースにした、とってもシックな内装です。
お手洗いやスツール、荷物置き場まで完備されており、居心地の良い空間になっていました。
卓上にはダイソンのヘアドライヤーとサーキュレータ。
女性用基礎化粧品「雪肌精」の一式も。
以前はポーラのパウチ製品だったように思いますが、プラスチック削減のため変更されたのかもしれません。
そして、歯ブラシやシャワーキャップ、シェービングキットも、あらかじめトレーにセットされています。
シャワーブースには、レインシャワーとハンドシャワーが備え付けられ…
壁にタイの高級スパブランド「THANN(タン)」のディスペンサーが設置されています。
こちらは国内外のマリオットホテルでもお馴染みのラインですね。
奥深く高級感漂う香りに、心も体も癒されること間違いなし。
搭乗前にさっぱりリフレッシュ出来て、とっても快適なひと時でした!
搭乗口へ
贅沢すぎるラウンジ滞在で身も心もリフレッシュしたら、いざ搭乗口へ。
待ちに待ったANAファーストクラス旅の始まりです!
最後に
ということで、今回は羽田空港第3ターミナル(旧国際線ターミナル)の「ANAスイートラウンジ」についてご紹介しました。
コロナ禍によりサービスは縮小してあるのかな?と思いきや、従前とほぼ変わらぬ、最高峰ラウンジならではの手厚いおもてなし。
半個室やシャワーも相変わらず快適で、とっても素敵なひと時を過ごすことができました。
あとはダイニングhの再開を待つのみですね。
また訪れた時には、詳細を追記したいと思います!