前回の記事では、台湾に来たらぜひ食べたい美味しいChia Teのパイナップルケーキと、龍山寺近くの福州元祖胡椒餅をご紹介しましたが、台北にはまだまだ必食のグルメがたくさんあります。
せっかく海外に来たのなら、日本では味わえないようなメニューを楽しみたいですよね!
ということで、今回は世界最安のミシュラン星付きレストラン「添好運(ティムホーワン)」と、寧夏路夜市のグルメについてご紹介します♪
どちらも雰囲気・味ともに大満足で、とっても楽しい経験となりました。これから訪問を考えている方のご参考になれば幸いです!
台北駅前のティムホーワンへ!
まずは、添好運(ティムホーワン)へ行ってみましょう。
もともと香港発祥のこのお店、台北には中正区と信義区の2店舗がありますが、私は中正区台北車站(台北駅・台北メインステーション)の方にやってきました。
立派な駅舎ですね!なんとなく紫禁城にも似た雰囲気の建物に、中華圏に来たんだなぁと実感します。
最安ミシュラン一つ星店、添好運は台湾でも大人気!
前述の通り、ティムホーワンの本店は香港で、ミシュラン3つ星を獲得したフォーシーズンズホテル龍景軒の点心部門チーフの麥桂培氏が始めたお店です。
開業からわずか1年でミシュラン一つ星を獲得したのですが、驚くべきはその安さ。お安いところでは200円台から料理を提供しているため、「世界一安いミシュラン店」と言われています。
今のところ日本には未出店ですので、せっかく台湾に行くこの機会にぜひ味わってみたいと思っていました。
お店の前には20人ほどの行列ができています。オープン当初に比べたら、これでも随分少なくなったんだとか。私もさっそく並ぶことにしました。
待ち時間に注文内容を決めておこう
だんだん順番が近づいてくると、注文用紙とメニューを渡されました。これで注文するメニューをあらかじめ決めておくというわけですね。
ここの名物といえば、やはり「チャーシューメロンパン」でしょう。
一番目を引く「四大天王」というページに紹介されていました。
チャーシューメロンパンはその名の通り、メロンパンの中にチャーシューが入っているというもの。一体どんな味なんでしょうか。
ついさっき龍山寺で胡椒餅を食べたばかりなので、そんなにたくさんは食べられそうにありません。
というわけで、チャーシューメロンパンとニラ餃子、台湾ビールを注文することにしました!
待っている間に温かい麦茶が振る舞われました。香りが立っていて美味しい。南国台湾とはいえ、まだ半袖には早い気候でしたので、体が温まってありがたいサービスです。
ティムホーワンに入店!
並び始めて20分ほど。
待っている人数の割に、意外と回転は早いようです。壁際の席に案内されました。ウェイターさんに注文用紙を渡してしばらく待ちます。
ランチョンマットはメニューになっていました。どれも美味しそうですね。
美味しいお料理の数々を堪能♪
まずは早々にニラ餃子が到着。
透き通ったプルプルの皮の中に、ニラとエビが入っていました。
台湾醤油に付けていただきます。
うん、これは美味しい!!野菜がぎゅぎゅっと詰まっていて、海老もプリプリ。ビールが進みますね!
初めての台湾ビールは、オリオンビールよりもなおさっぱりしている印象。アルコール度数は5%と特別低いわけでもないのに、水のようにゴクゴク飲めてしまいます。危険極まりない…(笑)。
続いて、お待ちかねのチャーシューメロンパン。
ちょうど焼き立てのタイミングだったのか、ほっかほか!割ってみると、中はこのようになっています。
パン生地はパリパリっと香ばしく、まんべんなく砂糖がかかっています。チャーシューもかなり甘め。スパイスの香りが強く感じられました。
砂糖と砂糖の相乗効果で、血糖値が急上昇しそうな甘さです。とっても美味しいけれど、1個食べれば十分かな。できれば3人以上で注文したいメニューですね。
ティムホーワンはテイクアウト可
でも、もし食べきれなくても、心配はいりません!
店員さんに申し出ると、手早く残りのチャーシューメロンパンをテイクアウト用に包装してくれました。これなら一人でも安心ですね。
周りの人たちも、気軽にお願いして包んでもらっているようでした。
お会計は?
合計金額は334元。日本円にして1,500円位です。仮にもミシュラン一つ星店、しかもビールも込みですから、なかなかリーズナブルだと思います。
伝票を出口のカウンターに出して精算。
話題のチャーシューメロンパンを味わうことが出来て大満足でした!
夕食は寧夏夜市へ
一旦ホテルに帰って休憩したら、夜ご飯を求めてまたまた電車で移動。
目指すは、夜市が乱立する台北でも特に有名な寧夏夜市。こちらにも、是非食べたいものがあったんです♪
寧夏夜市へのアクセス
寧夏夜市の位置はここ!
台北の西部にあり、グルメが充実していることで評判の夜市です。最寄り駅は中山駅、雙連駅。いずれからも徒歩10分程度かかります。
雙連駅からの道のり
私は台北MRT淡水線に乗って、雙連駅で降車。ここから徒歩で向かうことにしました。
1番出口を出たら、左に向かって進んでいきます。
賑わう寧夏夜市に到着
そのまままっすぐ徒歩10分ほどで、目的の寧夏夜市(ニンシャー・イエスー)に到着しました!
日本の夏祭りを彷彿させる賑やかさ。これが年中常設されているって、かなり素敵ですね!
この夜市、そんなに大規模ではありませんが、美食が揃っていることで有名です。
詳しくはAiwanさんの記事が参考になりました。
訪台前にこちらのブログを拝見して、是非とも行ってみたいと思ったお店が2店あります。
早速行ってみましょう!
微笑碳烤10元
1店目はこちら、微笑碳烤10元。スマイルBBQという意味みたいです。
店頭にはお肉や野菜、お豆腐などの串が山盛りに置かれていました。
好きな具を備え付けのカゴに入れて店員さんに渡すと、その場で揚げ焼きにしてくれるシステム。
店名には「10元」とありますが、全てが10元(≒37円)というわけではなく、一部15~70元(≒55〜260円)のものもあります。
足の早い肉類はきちんと氷で保冷してありましたし、カゴも清潔な様子でしたので、屋台に抵抗のあった私でも安心して利用できました!
辛さは選べる
キャベツやブロッコリー、インゲンに豚肉ネギ巻き、アメリカンドックと5串を選んで、合計80元(≒300円)。お兄さんにカゴを渡すと、引換券がもらえます。
この時に辛さを聞かれますが、私は辛いものが苦手なため、「辛くしないで=不要辣(ブーヤオラー)」と伝えました。
ちょい辛の微辣(ウェイラー)から、小辣(シャオラー)、中辣(ジョンラー)、大辣(ダーラー)とだんだん辛くなっていくそうです。
圧巻の手さばき!
呼び出しは中国語だったので、呼ばれてもわからないかも?と思い、お店の裏で自分のカゴの行方を見守っていました。
が、カゴ一つずつを順に調理するわけではなく、全部一遍に油に投入。
よく覚えてられるなぁと感心するほど見事な手際で、火の通りやすいもの、そうでないものを見極めながら揚げていきます。
私はマルチタスクが全く出来ない性分なので、半ば踊るように華麗にあちこちの面倒を見るお兄さんを、しばらく尊敬の眼差しで見ていました。
完成!出来たては最高に美味しい
10分ほどして、ほとんど同時に3〜4人分が完成!
案の定番号を呼ばれてもわからずにキョロキョロしていたら、店員さんの方から手招きして渡してくれました。
あまりにも熱苦しい視線を送っていたので、覚えられていたのでしょうか(笑)。
撥水性のある紙袋と、ビニール袋の二重包装になっています。
人混みの中で一人立ち食いもなんとなく決まりが悪かったので、ホテルに持って帰って食べるつもりでしたが、アメリカンドックだけは出来立てのうちに食べた方がよさそう。
というわけで、人のいない脇道にベンチを見つけ、座っていただきます。
うん、揚げた後に焼いているだけあって、とっても香ばしい!すごく美味しいです♡
甘辛いタレも日本人の味覚に合いますね~!ビールが手元にないのが口惜しい限り…。ということで、ホテルに帰る道すがら、コンビニでビールを購入し、残りの串焼きを頂きました。
さすがに冷めてはいたけれど、野菜本来の味も甘く感じられて美味しかったです!
旺来蛋糕のカステラ
寧夏夜市で行きたいお店はもう一つあります。それが、微笑碳烤10元の斜め前にある旺来蛋糕!
18時30分から販売開始!
寧夏夜市に着いてすぐ、18時頃にはまだ開店していませんでしたが、18時30分を過ぎると、たくさんのケーキを抱えた店員さんが現れ、それを目指してあっという間に人が集まって来ました。人気の高さが伺えます。
日本のテレビ番組にも取り上げられたことがあるそうなので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。名物は何と言っても、この十字の切れ目が入ったカステラ!
カステラには大小あり、私は小さい方(50元≒190円)を購入しました。
シフォンケーキに近い柔らかさ♡
翌日、日本に持ち帰って食べましたが、買った時となんら遜色なくふわんふわん。
カステラというよりはシフォンケーキの方が近いかな?
卵の風味が強いとか、バターの風味が豊かとか、そういった現代風の贅沢な味ではありませんが、とっても素朴な感じで美味しかったです!!
滞在中、台湾の店員さんはあまり愛想を振りまいたりしないのかな?と思うことが多かったのですが、こちらのお母さんはニッコリ「ありがとう!」と言ってくれたのも印象的でした。
台北グルメを満喫できました!
正味1日の台北滞在でしたが、観光客はもちろん地元の人にも愛されているグルメをたくさん堪能できて、大満足の旅となりました!
まだまだ行ってみたいお店はたくさんありますので、またリストアップして臨みたいと思います。正統派の台湾料理もいつか味わってみたいですね♪
<追記>一年後に家族で台北再訪し、老舗の台湾料理店「シンイエ」へ。とっても美味しかったし、雰囲気も最高でした!
日本では馴染みのない雲南料理なども。台北は食べる楽しみ満載ですね。
台湾らしいお土産探しも満喫しました♪
台湾に行くなら、エバー航空もおすすめです!
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JGC修行とは?
今回は、JALの上級会員を目指すJGC修行の一環として台湾を訪れました。
JGC修行ってどんなことをするの?上級会員になるとどんなメリットがあるの?という疑問をお持ちの方は、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください♪