「SPGアメックス」を愛用されている方に大ニュースです！！
この度、SPGアメックスの後継カードとして「Marriott Bonvoy®アメリカン・エキスプレス®・カード」が誕生することが発表されました。
マリオットとアメックスの新しい提携カードは、一体どんなカードなのでしょうか。
SPGアメックスとの違いも気になるところです。
というわけで今回は、この新カード「マリオットアメックス」について、詳しくご紹介していきたいと思います！
Marriott Bonvoy®アメリカン・エキスプレス®・カードの特徴
今回の発表概要は以下の通り。
- 2022年2月24日（木）にマリオット提携アメックスカードがリニューアル
- 正式名称は「Marriott Bonvoy®アメリカン・エキスプレス®・カード」
- プレミアムとスタンダードの2種類
- SPGアメックスは2月23日で新規申し込み終了（既存会員はプレミアムに自動移行）
２種類のカードが登場！
今回の発表で、まず目につくのは、カードが２種類あるということ。
これまでマリオットの提携カードは、SPGアメックス1種だけでしたが、新カードは「プレミアム」と「スタンダード」の2種となります。
「プレミアム」の正式名称は「Marriott Bonvoy®アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード」。
一方「スタンダード」の正式名称は「Marriott Bonvoy®アメリカン・エキスプレス®・カード」。
名前は「プレミアム」付くか付かないかだけの違いですが、内容にはどんな違いがあるのでしょうか？
プレミアムカードとスタンダードカードの違い
2つの違いを表にまとめてみました。
| Marriott Bonvoy®アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード | Marriott Bonvoy®アメリカン・エキスプレス®・カード | |
| 年会費 | 49,500円 | 23,100円 |
| 家族カード | 1枚目無料 2枚目以降24,750円 |
1枚目無料 2枚目以降11,550円 |
| マリオットステータス（自動付帯） | ゴールドエリート （年間400万円以上利用でプラチナエリートへアップグレード） |
シルバーエリート （年間100万円以上利用でゴールドエリートへアップグレード） |
| ポイント還元率 |
|
|
| エリート達成のための宿泊実績（入会・継続時） | 15泊 | 5泊 |
| 無料宿泊特典 | 年間150万円以上の利用で一泊 （50,000ポイント相当/最大15,000ポイント上乗せ可能） |
年間150万円以上の利用で一泊 （35,000ポイント相当/最大15,000ポイント上乗せ可能） |
| プロパティクレジット | 100米ドル （対象料金で「ザ・リッツ・カールトン」「セントレジス）に2連泊以上） |
|
| 空港ラウンジ | 国内28カ所、海外1カ所の空港ラウンジ利用可能 | |
| スマートフォン・プロテクション | スマートフォンの修理費用を3万円まで補償 | × |
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 最高1億円 | 利用付帯 最高3,000万円 |
年会費に大きな差がある
細かい部分で色々と違いはあるものの、やはり目立つのは「年会費」の差でしょうか。
プレミアムカードの年会費は、49,500円。
通常カードの年会費は、23,100円。
どちらも高額なカードと言えるでしょうが、それでも2倍以上の違いがあります。
プレミアムカードの年会費は、ほぼ5万円であり、一般的なプラチナカードの年会費に近い感覚です。
SPGアメックスの年会費が34,100円だったので、プレミアムなら値上げ、スタンダードなら値下げと考えることもできますね。
SPGアメックス会員は「プレミアム」へ自動移行
さて、プレミアムカードと通常カード、どっちを選ぶか迷いどころですが、もしSPGアメックスを持っているなら迷う必要はありません。
なぜなら、SPGアメックスの既存会員は、2022年2月24日以降「プレミアムカード」に自動で移行されるからです。
（アメリカンエキスプレス公式サイトより）
特に手続きすることなく移行できるのはありがたいですが、年会費が15,000円以上も高いカードに自動的に切り替えられることになります。
そこには納得のいかない会員もいるかもしれませんね。
ただ、マリオットアメックスは、SPGアメックスと違い1枚目の家族カードが無料です。
SPGアメックスは、家族カードの発行に17,050円必要でしたので、家族カード分も含めるとトータルでは少し安くなる可能性もあります。
ただしSPGアメックスは、本会員にしか与えられない特典が多かった関係で、家族カードを保有する会員は少数派。家族カードが無料となっても、そこまでお得感はないようにも感じられます。エリート会員資格も、家族会員には適用されません。
年会費が改定されるタイミングは？
年会費が切り替わるタイミングは、2022年5月11日以降の請求分から。
ということは、2022年5月10日までにカード更新となる場合、安い年会費の期間が長くなってお得ですね。
狙ってできることではありませんが、少しだけラッキーです。
（アメックス公式サイトより）
一方で、1枚⽬の家族カードの新規・更新分の年会費が無料になるのは、2022年2月24日（木）以降です。
値上がりするタイミングがやや遅く設定されている一方で、家族カードが安くなるタイミングが早めなのは好感が持てます。
新規申し込みのタイミングはいつがいい？
ここまでは、SPGアメックスの既存会員向けの話でしたが、新規にプレミアムカードに入会したいのであれば、少し急いだ方がいいかもしれません。
なぜなら、新規入会の場合、2022年2月24日（木）申し込み分から新しい年会費が適用されてしまうからです。
例えば、2月24日にプレミアムカードに入会すると、49,500円の年会費が発生します。
一方で、今すぐSPGアメックスに申し込めば、そこから1年はSPGアメックスの年会費34,100円でOK。
とにかくお得に申し込みたいというのであれば、チャンスは今しかありません。
新しいカードが届くのはいつ？
今回は券面も一新されるということで、早く新しいカードが欲しいと考えている方もいるでしょう。
すでにSPGアメックスを保有している場合、新しいデザインのマリオットアメックスカードが手元に届くのは、SPGアメックスの有効期限の約1ヶ月前となります。
このため、最近更新したばかりの方だと、5年近く先になってしまう可能性もあります。
ちょっと待ち遠しいですね。
どうしても早く新しいデザインのカードを使いたい！という方は、再発行手続きをするという手もあります。
ただし、その場合にはカード番号も変更される点にご注意ください。
カード付帯特典の切り替えタイミングは？
新しいカードが手元に届かない場合でも、特典内容は一足先にリニューアル。
2月24日から、SPGアメックス会員も新しい特典を受けることになります。
ただし、特典内容は一斉に切り替わるわけではありません。
以下のように順次スタートする点に留意しましょう。
| 2022年2月24日（木）以降 |
|
| 2022年5月11日（水）以降 | ＜改定後の年会費支払い後＞ エリート達成に向けた宿泊実績15泊分付与開始 |
| 2022年8月1日（(月)）以降 | 海外旅行傷害保険適用条件変更 |
なお、プログラム期間（カード⼊会⽇/切替⽇から毎年1年間）が人によって異なるため、一部特典/サービス変更、年会費の改定の時期は一様ではありません。
例えば、中には「無料宿泊特典獲得のための150万利用条件が2024年以降に適用される」という人もいます。
自身のスケジュールを詳しく知りたい方は、公式サイトでご確認ください。
初年度限定特典のダイニングクーポン
さらに、今年に限って「ダイニングクーポン1万円分」がプレゼントされることも明らかになりました。
年会費が増額される分を補填、とまでは行きませんが、配慮を感じますね。
現時点で発表されている対象レストランは以下の通りです。
クーポンの有効期限は6ヶ月。
新年会費支払い後の翌月末までに郵送で届きます。
ただし、20,000円以上支払う場合のみ利用可とのことで、使い所は限られそうです（エリートステータス割引併用不可）。
SPGアメックスとMarriott Bonvoyアメックスの比較
ちなみに、SPGアメックスとマリオットアメックスプレミアムの違いは以下の通りです。
| SPGアメリカンエキスプレスカード | Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード |
|
| 年会費 | 34,100円 | 49,500円 |
| 家族カード | 1枚あたり17,050円 | 1枚目無料 2枚目以降24,750円 |
| マリオットステータス（自動付帯） | ゴールドエリート | ゴールドエリート （年間400万円以上利用でプラチナエリートへアップグレード） |
| ポイント還元率 |
|
|
| エリート達成のための宿泊実績（入会・継続時） | 5泊 | 15泊 |
| 無料宿泊特典 | 継続で一泊 （50,000ポイント相当） |
年間150万円以上の利用で一泊 （50,000ポイント相当/最大15,000ポイント上乗せ可能） |
| プロパティクレジット | × | 100米ドル （対象料金で「ザ・リッツ・カールトン」「セントレジス」に2連泊以上） |
| 空港ラウンジ | 国内28カ所、海外1カ所の空港ラウンジ利用可能 | |
| スマートフォン・プロテクション | × | スマートフォンの修理費用を3万円まで補償 |
| 海外旅行傷害保険 | 自動付帯 最高5,000万円 利用付帯 最高1億円 |
利用付帯 最高1億円 （2022年8月から適用） |
（改善点＝青、改悪点＝赤）
SPGアメックスからの改善＆改悪点
新旧比べてみると、年会費が上がる分、改善点の方が多いと言えそうです。
まとめ
ということで、今回は2月24日に発行開始される「Marriott Bonvoy®アメリカン・エキスプレス®・カード」についてのニュースでした。
以前から、そろそろ日本でも導入されるのでは、と囁かれてきたクレジットカードの全貌がようやく明らかに。
SPGアメックス保有者は自動的にプレミアムの方へ移行されるとのことですが、年会費が大幅に上がる一方で、毎年もらえていた無料宿泊特典が条件付きになるなど、少々気がかりな点も見受けられます。
とりあえず年会費の値上げは5月11日以降ということで、このまま継続すべきなのか、それとも無印カードを選択するか、いっそのこと解約してしまうのか。
自分の生活スタイルと照らし合わせて、よく考える必要がありそうですね。
SPGアメックスからマリオットボンヴォイアメックス（スタンダード）に切り替えることも可能です。
その場合は、2022年2月24日（木）以降、カード裏面のアメリカン・エキスプレスの電話番号に連絡しましょう。
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