楽天市場に代表される楽天グループのサービスを利用すると、楽天独自のポイント「楽天ポイント」(正式には「楽天スーパーポイント」)を貯めることができます。
この楽天ポイントは、楽天市場などでお買い物をする際に、1ポイント=1円として使用することができます。楽天ポイントの最も基本的な使い方であり、多くの方がこのように利用していると思います。
楽天市場でのお買い物では、楽天ポイント利用分についてもポイントが貰える仕組みとなっており、ポイントを利用するデメリットがほとんどありません。
例えば、楽天市場で1,000円の商品を購入する場合に、「現金1,000円」で支払ったとしても、「現金500円+楽天ポイント500」で支払ったとしても、獲得できるポイントは変わりません。
このポイントシステムは、利用者側に非常に有利です。
多くのポイントシステムでは、ポイント利用分には新たなポイントは付与されませんので、ポイントを利用すると獲得できるポイントは減ってしまいますからね。
楽天グループ以外での使い道はある?
楽天ポイントは、基本的には楽天グループで使うのがお得&楽です。
しかし、ポイントが余っているからといって、たいして欲しくないものを買ってしまうようではポイントの価値も下がってしまいます。
このためにも楽天グループ以外での使い道を検討しておくとよいですね。せっかく貯めたポイントですから、最も価値を発揮できるような状況で使用したいはずです。
私が楽天ポイントの使い道として提案したいのは、「ANAマイルへの交換」です。
楽天ポイントを交換してANAマイルを貯めると、特典航空券を使ってANAの飛行機に無料で乗ることができるようになります。飛行機に全く乗らない人でない限りは、ANAマイルへの交換は無駄にはなりません。
ただし、楽天ポイントからの交換だけでANAマイルを大量に貯めることは難しいので、できれば他の方法でもANAマイルを並行して貯めることをオススメします。
楽天ポイントからANAマイルへの交換方法
楽天ポイントのANAマイルへの交換手続きは、「楽天PointClub」のページから行えます。
上記ページに行くと「ポイント交換」というメニューが見つけられるはずです。そこから交換手続きをすれば、2~3日でANAマイルへの交換が完了します。
ポイントの交換単位は最低50ポイント以上2ポイント単位です。少額からの交換も可能なので便利ですね。
また、交換可能なポイント数の上限は1月あたり100,000ポイントまで、1回に交換可能なポイント数は30,000ポイントです。
ちなみに、交換手続きの際には、ANAマイレージクラブ会員としての情報入力が求められます。具体的には、
- ANAお客様番号
- ANAお客様氏名(姓・名)
の2つが必要になります。
楽天ポイントからANAマイルへの交換レート
楽天ポイントからANAマイルへ交換する場合、楽天ポイント1ポイントが1マイルになるわけではありません。
交換レートは楽天ポイント2ポイント→ANAマイル1マイルです。ポイント数だけで見ると半減してしまいます。
しかし、楽天ポイントは1ポイントで1円相当、対するANAマイルは1マイルで2円相当なので、実質等価交換となります。つまり、ポイント交換による損失は発生しません。TポイントをANAマイルに交換する場合と同様ですね。
もちろん、1マイルに2円の価値はないと考えている方であれば話も違ってきますが、個人的にはANAマイルは1マイル=2円と考えて問題ないと思っています。
また、ANAマイルをビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券に交換する場合、マイルの価値は1マイル=5円以上にもなると言われています。
このようなマイルの使い方をする場合、楽天市場で1ポイント=1円として楽天ポイントを消費するよりも、ANAマイルに交換するほうが断然お得になります。
マイルを貯めてビジネスクラスやファーストクラスと言ってもピンとこない方もいるかもしれませんが、マイルを貯めるのは意外と簡単なものです。
私の場合、楽天市場等の利用で貯めた楽天ポイントは、ほぼ全てANAマイルに交換しています。ANAマイルの有効な利用の仕方さえ知っていれば、これが最も効率的な楽天ポイントの使い方なのです。
楽天ポイントの貯め方
楽天ポイントをANAマイルに交換する楽しさを知ってしまうと、楽天ポイントがもっと大量に貯めたくなります。
以下では、楽天ポイントを上手に貯める方法について簡単に説明します。
楽天ポイントは、楽天市場に代表される楽天グループのサービスを利用することで貯まります。
楽天グループのサービスをよく使う人であれば、それだけでも楽天ポイントは貯まっていきますが、楽天市場で開催されるキャンペーンを利用すると、更に効率的に楽天ポイントを貯めることができます。
具体例を挙げると、年に4回開催される「楽天スーパーSALE」が有名ですね。楽天市場の各店舗でのポイント還元率が高くなったり、価格がSALE価格になるのはもちろんのこと、買いまわりで最大10倍の楽天ポイントを貯めることができます。
楽天市場を利用する場合には、楽天スーパーSALEの時期を狙ってまとめ買いすると、楽天スーパーポイントを一気に貯めることができます。
また、楽天スーパーDEALを使えば、最大50%のポイント還元を実現することもできます。楽天スーパーDEALで獲得できるポイントは、上記「期間限定ポイント」ではなく、通常の楽天ポイントです。
このため、楽天スーパーDEALで獲得した楽天ポイントは、ANAマイルに直接交換できます。
楽天ポイントはネット以外でも貯まる
ネットショッピングをよく利用するのであれば、楽天ポイントは簡単に貯めることができます。しかし、ネットではあまり買い物をしない人もいますよね。
その場合には、リアル店舗で楽天ポイントを貯めることも可能です。
リアル店舗で楽天ポイントを貯めるには主に以下の2つの方法があります。
1.楽天Edyを使って貯める
楽天Edyは電子マネーの一種で、支払い200円毎に楽天ポイントが1ポイント貯まります。還元率は0.5%なので、あまりお得な感じはしませんが、使えるお店が多いので非常に貯めやすいです。
楽天Edyが使える主なお店
<コンビニ>セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、サークルKサンクス、スリーエフ、ポプラ
<スーパー・百貨店等>イトーヨーカドー、ドン・キホーテ、高島屋、サンエー
<ドラックストア>マツモトキヨシ、ツルハドラッグ、薬王堂
<レストラン>マクドナルド、ガスト、バーミヤン、ジョナサン、ロイヤルホスト、リンガーハット、コロワイドグループ、肉の万世、かっぱ寿司等
<書店>紀伊國屋書店、ブックオフ
<家電>ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ケーズデンキ、エディオン
<カラオケ>ビッグエコー、SHIDAX、歌広場
<ホテル>ANAホテル、アパホテル、リッチモンドホテル、東急ホテルズ、ダイワロイネットホテルズ
<交通・空港>ANA FESTA、タイムズ、NEXCO中日本、NEXCO西日本、ニッポンレンタカー、マツダレンタカー
<アパレル>はるやま、ライトオン、PSFA、コナカ
<その他>ヤマト運輸、てもみん、ホワイト急便、サンリオピューロランド
2.楽天ポイントカードを使って貯める
楽天ポイントカード(旧Rポイントカード)は、楽天ポイントを使ってリアル店舗でもお買い物ができるカードです。楽天ポイント1円=1円としてお買い物ができます。
楽天ポイントでお買い物をすると楽天ポイントが消費されていまいますが、楽天ポイントカードを提示して現金(又はクレジット)でお買い物をすれば、支払金額200円(税抜)毎に1ポイント貯まります。還元率0.5%なので楽天Edyと同じですね。
楽天ポイントカードの加盟店には、例えば以下の店舗があります。
- サークルK・サンクス
- ポプラ
- 出光
- 大丸
- 松坂屋
- ミスタードーナツ
- カフェ&バーPRONTO
楽天ポイントカードは、上記加盟店で配布されており、発行手数料は無料です。ただし、カードを受け取ったら、「楽天PointClub」のページで利用登録(楽天会員IDとの紐付け)をする必要があります。
以上のように、楽天ポイントはリアル店舗でも貯めることができます。ANAマイルを貯めるのにも非常に有効な手段なので、ぜひ活用してみてください。
楽天カードでさらに効率的に!
楽天ポイントを貯めるなら、メイン又はサブのクレジットカードとして楽天カードを持つのがオススメです。
楽天市場でのお買い物では、楽天スーパーポイントアッププログラム(SPU)が適用され、少なくとも楽天ポイントの付与率が4倍になります。
実は、この楽天SPUが始まる以前は、楽天市場で楽天カードを利用するメリットはほとんどなく、他の還元率がよいクレジットカードを使った方がポイントが貯まる状況でした。しかし、現在は楽天SPUのおかげで、楽天カードを使うと大量に楽天ポイントを貯めることができます。
また、日常での決済に楽天カードを使えば、それだけで楽天ポイントが貯まるので、楽天ポイントを貯めるスピードを上げることができます。
楽天カードは「年会費無料」なので、とりあえず持っておいても損のないカードです。ポイント還元率や付帯する保険等についても優秀ですので、クレジットカード初心者にもオススメできるカードです。
ちなみに、楽天カードは、新規入会で大量の楽天スーパーポイントを獲得できます。つまり、楽天カードに新規申し込みをしてカードを作るだけで、大量の楽天ポイントを貯めることができます。
楽天カードは審査がかなり緩いクレジットカードですから、例えば専業主婦のように収入がない場合であっても審査を通過できる可能性が高いです。
年会費1万円(税別)でプライオリティパスが貰える「楽天プレミアムカード」もあります。
個人的にはノーマルの楽天カードで十分だと思いますが、海外に行く機会があるという方は、楽天プレミアムカードの方がいいかもしれません。楽天プレミアムカードには、その特典として「プライオリティパス」が付いているからです。
プライオリティパスを持っていると、海外の空港でラウンジを利用することができます。
楽天カードの発行はポイントサイト経由がオススメ
楽天カードを発行する際には、ハピタス等のポイントサイトを経由するのがオススメです。
ポイントサイトを経由してクレジットカードを発行すると、ソラチカルートでANAマイル化できるポイントが貯まります。
ポイントサイトは無料で利用できるので、楽天カード以外のクレジットカードを発行する場合にも便利ですよ。
まとめ
- 楽天ポイントはANAマイルに等価交換できる。
- 楽天ポイントは楽天スーパーSALEや楽天スーパーDEALの利用で大量に貯めることができる。
- 楽天ポイントはリアル店舗でも貯めることができる。
- 楽天カードを作ればさらに効率的に楽天ポイントを貯めることができる。
- 楽天カードをポイントサイト経由で発行するとマイルが貯まる
以上のように、楽天ポイントはANAマイルを貯めるために有効な手段となり得ます。
ANAマイルは「ソラチカルート」を利用して貯めるのが最も効率的ですが、楽天ポイントを利用すればソラチカルートに加えてさらにマイルを上乗せすることも可能です。