フランス・パリの空の玄関口、シャルル・ド・ゴール国際空港。
パリには、他にオルリー国際空港もありますが、日本からフランスを訪れる場合は、こちらの空港を利用する人が圧倒的に多いと思われます。
ANAやJALといった日系から、欧州系、米国系、中東系と、世界中の航空会社が乗り入れている大きな空港ですので、もちろんラウンジも完備。
今回は、世界最大の航空連合・スターアライアンスが保有する、シャルル・ド・ゴール空港ターミナル1の空港ラウンジ「Star Alliance Lounge Paris(スターアライアンス ラウンジ パリ)」について、利用資格から内部の様子まで、詳しくご紹介したいと思います!
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スターアライアンス・ラウンジ概要
営業時間 | 毎日 05:30-22:00 |
場所 | シャルル・ド・ゴール空港ターミナル1/本館10階 |
設備 |
|
利用資格
●スターアライアンス加盟各社ファースト&ビジネスクラス搭乗客
(ANAプレミアムエコノミー搭乗客も利用可)
今回私たちは、ANAビジネスクラス搭乗&ANA SFC(スターアライアンスゴールド)所持のため、利用することが出来ました。
ターミナルには、ルフトハンザやSASなど、スターアライアンス系列のラウンジがいくつかあるものの、いずれもシェンゲン圏内向けのエリアに配置されているので、ANAビジネスクラス搭乗客が利用できるラウンジは、実質的にここだけだと思われます。
スターアライアンスラウンジはターミナル1のどこにある?
スターアライアンスラウンジがあるのはここ(図下部分)!
高級ブランドの免税店が立ち並ぶショッピングエリアの、ほぼ真ん中あたりですね。
今回ご紹介するスターアライアンスラウンジの入口は11階(ラウンジエリアは10階)ですので、出発エリアである4階からは、エレベーターで上がる必要があります。
さっそく上がっていきましょう。
こちらがスターアライアンスラウンジの入口です!
受付で搭乗券とパスポートを提示し、入室しましょう。
スターアライアンスラウンジはファースト・ビジネス併設
こちらのラウンジは、受付左手がファーストクラスラウンジ、そしてワンフロア下がビジネスクラスラウンジという構成となっています。
スターアライアンスの場合、カテゴライズがワンワールドとは異なるため、たとえANAダイヤモンドメンバーであっても、原則ファーストクラスラウンジを使うことが出来ません。
ファーストクラスラウンジの中はどうなっているのでしょうね。パリからファーストクラスに乗る機会はそうそうないかと思いますが、いつか訪れてみたいものです。
ビジネスクラスラウンジへ
受付を済ませて、ワンフロア下、10階にあるビジネスクラスラウンジへ向かいます。
階段からはテラス席が見えました。天井の高低差と軽妙な照明器具も相まって、おしゃれカフェテリア風ですね!
ちょっと見にくいのですが、フロアマップはこんな感じです。
レストランエリア
階段を降りて右手がラウンジメインスペースであるレストランエリア。奥にフードカウンターも設置されています。
それにしてもすごい混雑ぶり!
本館にあるスターアライアンス系ラウンジはここだけということもあって、各加盟航空会社の乗客が大集合しています。プライオリティパスに解放されているのも一因でしょう。
さらに、ちょうど出発便が重なる時間帯でもあったため、欧米系、中華系、そして日系のお客さんがひしめき合っていました。
ドリンク
まずはドリンクコーナーから見てみましょう!
ソフトドリンクはジュースサーバーで提供していて、炭酸水やフルーツティーもあります。
コーヒーマシーンと、その下の冷蔵庫にはジュース各種が。
赤白ワイン、ミネラルウォーター。ワインはオスピス・ド・ボージュという、フランス・ボジョレー産のものでした。
フード
続いてフードカウンター。
こちらはクラッカー、マフィン4種(赤いフルーツ・アップルシナモン・アップルシナモン・塩バターキャラメル・チョコレート)、パンのアソート。
サラダバーには、色とりどりの新鮮な野菜がたっぷり並んでいました。
チーズやハムなどなど。フランスらしく、たくさんの種類が揃っていますね。
こちらは温菜。ミックスベジタブルにご飯、じゃがいもローストと…奥の赤い容器には何かの煮込みが入っていたようですが、ほぼ売り切れ状態でした。
この日のスープは野菜とビーフコンソメの2種。
ターミナル唯一の大きなラウンジの割には、ラインナップは少なめかも。ワインの肴にチーズやハムをつまむくらいであれば、十分満足できるかと思います。
リラックススペース
11階からの階段左手には、こぢんまりとしたリラックススペースもあります。
こちらにはフードカウンターがなく、レストランエリアまで取りに行くにはちょっぴり遠いため、人が少なめで、ゆっくりと過ごすことができました(それでも最終的には満席となりましたが、椅子の間隔が広めなので圧迫感がありません)。
窓の外にはテラス席が。気温も落ち着いた夕暮れ時でしたので、テラスで過ごすのも気持ち良さそうですね。
テラスは喫煙可能となっており、タバコを楽しんでいる方が多かったようです。
ドリンクバー
エリア内の中央付近には、ドリンクバーが設置されています。
レストランエリアのドリンクバーよりも、新しくて清潔な印象!
コーヒーマシーンに、ティーバッグはロシア生まれパリ育ちの紅茶メーカーKUSMI TEA(クスミティー)!これは嬉しいですね♪
冷蔵庫の中には、ソフトドリンクに加えてビールも。フランスでお馴染みの「1664」のお隣には、なぜか日本のキリン一番搾り?こんなところでお目にかかろうとは。
そういえば、メインカウンターには松竹梅も置いてありましたし、ちょこちょこ日本製品が採用されているんですね〜。
シャワー室
こちらのラウンジにもシャワー室があるのですが、これだけの人数に対して2部屋のみとなっているため、予約して順番待ちをすることになりました(受付は11階のレセプションです)。
待つこと50分。ラウンジ滞在時間残り30分ほどで、呼び出しがかかりました!
レセプションで鍵を受け取って、指定された二番のシャワー室へ。下の写真の奥にあるドアはトイレです。
ドアを開けてみると、かなりの広さ!車椅子でもスムーズにアクセスできるよう、たっぷりとスペースを取ってあるんですね。
椅子にはあらかじめタオル一式が置かれていました。搭乗時刻も迫っているので、大急ぎでシャワーを浴びます。アメニティは壁掛けのソープディスペンサーが一つだけでした。
ちなみにシャワールーム左手には、洗面台とドライヤー、トイレつき。
これだけ広いと、スーツケースを持って入っても全く不自由しませんし、二人で着替えるのも楽々でした。長時間の夜間フライト前に、すっかり眠る支度を整えられるのは、やっぱりありがたいことですね!
最後に
たまたまバカンスシーズン、しかも混雑する時間帯だったためなのかもしれませんが、スペースやフードサービス等、全体的に少々キャパオーバーを感じるラウンジ滞在でした。
フランスのフラッグキャリア「エールフランス」はスカイチーム所属ということもあって、シャルル・ド・ゴール空港でのスターアライアンス系列の扱いは、ちょっぴり脇に置かれているのかもしれませんね。
前述の通り、同じターミナル1でも、サテライトにはルフトハンザやSASのラウンジもあるのですが、そちらは各サテライトに設置されている保安検査場を抜けた先ということで、あいにく行くことができませんでした。ドイツの生ビールを飲むことが出来なくて残念です。
スターアライアンスラウンジと同じフロアにある豪華絢爛なカタール航空ラウンジについてはこちら↓
これまでの空港ラウンジ訪問記はこちらでまとめています。
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