ギリシャ最大の航空会社、エーゲ航空(Αεροπορία Αιγαίου, Aegean Airlines)。
日本未就航のため、馴染みあるエアラインとは言えないものの、2010年にスターアライアンスに加盟しており、ANAマイルで特典航空券を発行することが可能です。
日本からギリシャを目指す場合、ヨーロッパ域内での乗り継ぎでルフトハンザなどを利用する手もありますが、個人的には機内からギリシャ気分を堪能できるエーゲ航空がイチオシ!
本記事では、実際のエーゲ航空ビジネスクラス体験レポートをお届けします♪
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フライト情報
まず、今回のフライト詳細は以下の通りです。
便名 | A3 831 |
区間 | フランクフルト – アテネ(ATH – ギリシャ) |
出発時刻 | 11:20 |
到着時刻 | 15:10 |
飛行時間 | 2時間50分 |
フランクフルト国際空港へ
ギリシャへの出発前日、夕方ドイツ入りし、そのまま空港隣接のシェラトンに宿泊。
市街地からは離れていますが、ホテル内のクラブラウンジはもちろんのこと、近隣にドラッグストアやスーパー、レストランも一通り揃っています。
空港だけでなく駅にも直結なので、移動の前後泊にうってつけ。屋根付きの連絡通路でスーツケースを持っての移動も楽々です。
ホテルを出てから空港のロビーまではなんと1分!
保安検査を抜け搭乗待合室に入ったのは、ホテルを出てわずか7分後のことでした。
オンラインチェックインをあらかじめ済ませていたためカウンターに寄る必要がなかったとはいえ、朝から随分と楽をさせてもらいました。
搭乗開始までは、ルフトハンザのビジネスラウンジへ。
いつもはちょっと遠くてもセネターラウンジへ行くのですが、今回は何となくビジネスラウンジを試してみることに。
やはりセネターよりもフードプレゼンテーションの内容が一段落ちるかな?という印象ではあったものの、いい経験でした!
搭乗口へ
ラウンジをしっかり堪能してから、搭乗口へと向かいます。
窓の外にはエーゲ航空の飛行機がスタンバイ。
日本には乗り入れていませんので、こんなに近くでエーゲ航空の機材を見たのはこれが初めてです。
定刻よりも5分ほど遅れて搭乗開始。
初めてのエーゲ航空で行く、初めてのギリシャ!!
一体どんな旅になるのでしょうか。
ビジネスクラスシート
さて、エーゲ航空のビジネスクラスキャビンはこんな感じ!
…え?
これがビジネスクラス???
…という声が聞こえてきそうですが、ヨーロッパ内の短〜中距離路線では、大体どのエアラインもこのようなエコノミー同様のシートとなっています。
横から見ても、この通り特にピッチが広いわけでもありません。
後方のエコノミークラスと異なるのは、真ん中の席がブロックされているということ。テーブルが設置されています。
幸い通路側が空席なので、快適に過ごすことができそうです。
ふと正面を見ると、USB電源と何やら意味ありげなスタンドが?
ピクトグラムの通りにスマホを立ててみたところ、ぴったりフィット!
専用スタンドが設けられているのは、ZIPAIR以来でしょうか。気が利いていますよね。
ウェルカムドリンク
しばらくすると、ウェルカムドリンクが回ってきました。
短距離線なのに、ガラスのコップなのが嬉しい!量がまちまちなところに大らかさを感じます。
離陸!
搭乗開始こそ遅れたものの、その後はスムーズに進み、定刻通りスポットを出発。
曇天のフランクフルトを後に、ギリシャ・アテネに向かって飛び立ちました!
機内食でギリシャを初体験!
水平飛行に入ると、すぐに機内食がスタートします。
実は今回が初めてのギリシャ料理体験!
日本人の口に合う料理が多いと聞きますが、どんな感じなのでしょうか?
メニュー
メニューは、前菜・温菜・チーズ・デザートがセットになっており、温菜のみ2種類から選択するパターンです。
前菜 |
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温菜 |
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チーズ |
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デザート |
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並んだ単語からしてギリシャ気分たっぷりと言いますか、一体どんなお料理なんだろう!?と興味と食欲をそそられますね♪
ドリンクもギリシャ
食事の配膳の前に、まずはドリンクサービスです。
せっかくの機会、出来るだけギリシャらしいものを味わいたく、CAさんに相談した結果、お薦めいただいたのがこちらの『Ouzo(ウーゾ)』という伝統的なお酒!
ウィキペディアにはこのように記載されていました。
ウーゾ (ギリシア語:ούζο、英語:Ouzo) とは、アニスの香りを持つ、ギリシアとキプロスで生産される無色透明のリキュールである。
(Wikipediaより)
無力透明なのに、氷に注ぐと白濁する不思議なお酒。
かなりアルコール度数が高く、口に含むとハーブの香りが鼻を抜けていきます。
ギリシャでは食前酒として嗜まれているとのこと。
日本ではほとんど見かけることがありませんので、こうして体験できて初っ端からとっても満足でした!
実食!
しばらく後に届いたのがこちらのトレーです!
前菜
サラダは野菜もエビも新鮮。
仕上げにボッタルガ(カラスミ)のフレークがトッピングされています。
ギリシャをはじめ、地中海地方でよく使用される食材なんだそう。
メイン
メインはいつもならビーフを注文するのですが、CAさんによれば『ギリシャらしさが欲しいならチキンの方がお薦め!』ということでこちらにしました。
ジューシーなもも肉に、スミルニソースなるものがかかっています。
どういうソースなのか調べてはみたものの、あまりこれといった情報がヒットせず。
まろやかなトマトソースといった感じで、とろけるチーズとの相性も抜群。間違いない美味しさでした!
デザート
食事の締めはアーモンドムースとチーズ。チーズは同種のものが産地違いで用意されています。
合わせるのは、これもまた典型的なギリシャのドリンク『マウンテンティー』。
標高1,000mを越える高地で育つハーブを使っているらしく、爽やかで飲みやすいお茶でした。
最後はチョコレートのプチギフトも。
ギリシャに到着する前から、日本では味わえない本場の味を堪能できて大満足でした!
確かに日本人にも違和感なく食べられる味が多いかもしれません。到着後、現地での食事も楽しみです♪
アテネに到着
そうこうするうち、機体は徐々に降下を開始。
眼下には目の覚めるような紺碧の海が広がりはじめました。
飛行機は定刻7分前、アテネ国際空港に着陸!
さすが地中海沿岸、寒々しいドイツとは打って変わって眩しい青空が広がっています。
到着ロビーまではバスでの移動。
ありがたくもバスはビジネスクラス専用です!
降機の際、すかさずCAさんがビジネスクラスとエコノミークラスの間に立ち、混ざってしまわないよう厳格に案内していたのが印象的でした。
3時間弱、素晴らしいフライトをありがとうございました!
ではでは、ひとまずアテネ市内へ向かうとしましょう。
必要経費
今回は、ANAのスターアライアンス特典航空券を利用。
一つの予約に含まれる全旅程と費用は以下の通りです。
- フランクフルト-アテネ 本記事
- アテネ-サントリーニ
- サントリーニ-アテネ
- アテネ-フランクフルト
- 必要マイル:55,000マイル
- 空港諸税・燃油サーチャージ:30,420円
ANAマイルの効率的な貯め方は別記事にてご紹介しています!
最後に
ということで今回は、エーゲ航空ビジネスクラス搭乗記・フランクフルト〜アテネ編をお届けしました。
初めてのエーゲ航空。
CAさんもとても親切でしたし、何よりもギリシャのエッセンスが凝縮された機内食の満足度は抜群でした!
またギリシャに行く機会があれば絶対にエーゲ航空を利用したいと思っています♪
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