ニュージーランド航空(Air New Zealand)は、その名前からも分かるように、ニュージーランドを本拠地とする航空会社です。
お隣の国であるオーストラリアにも縁が深いようで、日本からの観光客も多いシドニー・キングスフォードスミス空港にも、立派なラウンジを保有しています。
日本発着であれば、ANAやJALの飛行機を利用する方が多いでしょうが、シドニーにはANAラウンジやサクララウンジはありません。
基本的に、ワンワールド加盟のJALであれば、オーストラリアを本拠地とするカンタス航空のラウンジ、スターアライアンス加盟のANAであれば、このニュージランド航空のラウンジを利用することになります。
以下では、シドニー・キングフォードスミス空港のニュージランド航空ラウンジについて、内部の様子から提供されているサービスまで、詳しくご紹介していきます。
ラウンジ概要
運営 | ニュージーランド航空(スターアライアンス加盟) |
場所 | シドニー・キングスフォードスミス空港(制限エリア内) |
営業時間 | am6:00 – ニュージーランド航空最終便出発まで |
面積 | 1,450平米 |
席数 | 299席 |
開業 | 2015年 |
ラウンジ利用対象者
- スターアライアンス加盟航空会社ビジネスクラス搭乗者
- スターアライアンス加盟航空会社ファーストクラス搭乗者
- スターアライアンスゴールドメンバー
- ニュージーランド航空マイレージサービス「エアポインツ」上級メンバー
(エリート、ゴールド、エリートパートナー、Koruメンバー)
アクセス
ニュージーランド航空のラウンジは、出国審査を終えた後の制限エリアに設けられています。
空港内の地図はこちら。かなり端っこですね。
ターミナル内には、いくつかのラウンジが設置されています。
Level 1 |
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Level 3 |
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看板に各社の小さなロゴが表示されているため、代わる代わる消えては出てくるそれぞれの案内板に翻弄されて、超方向音痴の私はまたしても迷ってしまいました…。
ニュージーランド航空のラウンジは50番搭乗口方面と覚えておけば、間違えることはないと思います。
ラウンジ到着
出国ゲートから10分ほどかかって、ニュージーランド航空のラウンジに到着しました!
受付カウンターで搭乗券とパスポートを提示し、入室します。
インテリア
ラウンジ内はチャコールグレーとローズピンクを基調としていて、モダンで明るい雰囲気!
なんだか前衛的な形のソファが並んでいました。
バーコーナー近くにもカウンター席、ソファ席があり、窓からは飛行機の姿が見えます。
訪問した日はバーテンダーさんが見当たりませんでしたが、カウンターに近づくと、即座にスタッフさんが近づいて来て、「今バーはクローズしていますが、何か飲み物を持ってきましょうか?」と声をかけてくれました。
清掃のスタッフさんも多く、食べ終わった後の食器などもこまめに片付けられていて、清潔で気持ちの良いラウンジですね。
ちょうど夕食の時間なので、まずはブッフェ台を覗いてみるとしましょう。
ブッフェ
お料理が並んだブッフェ台とドリンクバーは、ラウンジ中央付近に設置されています。
お料理から見ていきましょう。
お料理
ニュージーランドの食文化というと、ちょっと想像がつきませんが、カウンターに用意されていたのは、サンドイッチにマフィン、カップに入ったデザート。一般的な洋食メニューですね。
サラダが4種類。ドレッシングは3種ありました。
脇にはクッキーも。
ホットミールコーナーには、カレーやスープの他、どう見ても和食としか思えないこんなお料理もありました。
厚揚げとお野菜をはちみつ醤油で炒めたものです。
甘辛い味付け&正真正銘本物の、普段慣れ親しんだ厚揚げ豆腐が入っていて、久々の日本の味に感激してしまいました。
まさかニュージーランド航空のラウンジでこんなメニューが提供されていようとは…!
この他、サラダとフルーツ、クレームブリュレも頂きました。
欧米のラウンジにしては、お野菜が多めなのも嬉しいポイントですね。
さらにデザートとして、レモンメレンゲとチーズのムースを。
レモンメレンゲは、小さなパイ生地にレモンフィリングとメレンゲを絞ったもの。ムースの方も、なかなか侮れない美味しさでした!
ドリンク
ドリンクコーナーはブッフェ台の脇、壁際にあります。
カウンター上にはコーヒー、ジュース、ソフトドリンクが並んでいました。
下の冷蔵庫の中はと言いますと…
ビールやワインが収納されています。ワインはフルボトル!短いラウンジ滞在時間内に飲み干せるものなのかな?と思いましたが、結構空けている方をお見かけしました。
普段、あまりオセアニアのビールを飲む機会がないので迷いましたが、ラベルに3頭の狼が描かれたニュージーランドのMac’s Three Wolves(マックス スリーウォルヴス)というビールを頂いてみることに。
ニュージーランドのメーカーではありますが、アメリカンペールエールタイプのビールだそう。フルーティーでとっても飲みやすかったです!
シャワールーム
続いてシャワールームへ。お手洗いの近くにありました。男女兼用です。
全部で7室ほどあったでしょうか。18時ごろは待たずに利用できました。
清掃・補充していないブースも
シャワー室の中はこんな感じです。
どうも、前の人が使った後に毎回掃除するわけではない様子。シャワーブースの排水口が詰まっている&しかもガラス仕切りの下にわずかな隙間があるせいで、トイレまで水浸し。
タオルは棚の上にあると言われましたが、見当たりませんでした。補充されていなかったようです。ドライヤーもあるはずの引き出しになく…うーむ。
幸い他のブースも空いていたため、隣に移って事なきを得ました。
アメニティはナチュラル志向のアンティポディース
アメニティはアンティポディース。日本ではあまり知られていませんが(未上陸)、ニュージーランドの自然派コスメメーカーです。
シャワーブースの中にも、同じラインのシャンプー類が置かれていました。
精油由来なのか、フレッシュでとってもいい香りでした!
最後に
シドニー・キングスフォードスミス空港にあるニュージーランド航空ラウンジは、オシャレで食べ物・飲み物も充実したラウンジでした。
利用した18時〜20時頃にかけては、ラウンジ内をほぼ日本人客が占めており、一足早く日本に帰って来たような錯覚を覚えました笑。
和風のメニューが置いてあったのも、そのためだったのかも??まさかオーストラリアで厚揚げに出会うとは…びっくりでした。
今回はANA便に搭乗したため、同じスターアライアンス系のこちらのラウンジにお邪魔しましたが、いずれ機会があれば本家カンタス航空のラウンジも訪れてみたいものです。
なお、成田空港のカンタスラウンジ訪問記はこちら!
ちなみに同じスタアラ系では、ニュージーランド航空ラウンジのお隣にシンガポール航空が運営するシルバークリスラウンジもありますので、次回時間が合えばそちらも行ってみたいと思っています。
シンガポール航空のシルバークリスラウンジといえば、基本的に自社便ビジネスクラス搭乗客専用ですが、シドニーではスターアライアンスゴールドにも開放されているとのことでした。
2024年3月現在の営業時間は、6:30~19:00です。
これまでに訪れた空港ラウンジはこちらでまとめています。
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