タイ・バンコクにあるスワンナプーム国際空港には、タイ国際航空が世界に誇るロイヤルファーストラウンジがあります。
このラウンジは、その名の通りファーストクラスの乗客を対象としており、仮眠室やシャワー、本格的な食事、そして贅沢なタイ式マッサージと、豪華サービスが満載。
もちろん、利用料金は全てファーストクラスチケットに含まれています。
先日、ファーストクラス世界一周特典航空券を利用し、実際にこちらのラウンジを利用する機会がありましたが、滞在中特に印象に残ったものの一つが、お食事です!
国際線の空港ラウンジでお食事が頂けることは珍しくありませんが、このラウンジのお料理はその中でもかなりハイレベル。
本場タイ料理をはじめ、こだわりを感じられるメニューを堪能してきましたので、今回はロイヤルファーストラウンジ内で提供されていたお料理をご紹介したいと思います。
外せない!本場のタイ料理
ロイヤルファーストラウンジ記事(お部屋編)でも少しご紹介しましたが、こちらのラウンジでは、席に着くとスタッフさんがレストランのように注文を取りに来てくれます。羽田空港国際線ターミナルにあるANAスイートラウンジのダイニングhと少し似たサービスですね。
注文時には、iPadで料理名のリストを見せてもらって選択するのですが、タイ料理に詳しくないので、名前だけではどんなお料理なのかよくわかりませんでした。
こんな時は、スタッフさんのお勧めを聞いてみるのが一番。
今回注文を取りに来てくれたスタッフさんの一押しは、「トムヤムクン」と「タイ風ステーキ(ポークorビーフ)」とのこと!
せっかくタイに来たので、本場の味を試してみたいと思い、お勧めに従って2つともお願いしました。
注文から5分ほどで、まずはトムヤムクンが到着!
フクロダケとレモングラス、小エビ、パクチーが入っていました。
普段日本で食べるトムヤムクンより、幾分さっぱりしていて酸味が強め。レモングラスが効いていて、いかにも元気になれそうです。
続いて、タイ風ステーキがやって来ました。お肉は豚です。
しっかり下味がついた甘辛いお肉と、ピリ辛ソースがとってもよく合います!!
お肉はお醤油のような風味で、どこか懐かしいお味。日本を離れてまだたった半日ほどだというのに、早くもお醤油が恋しくなり始めていたため、一際美味しく感じられました。
竹かごに入っているのは蒸したもち米です。日本では、もち米を味付けなしで食べる機会はほとんどありませんが、甘みがあってもっちもちで、しっかり味のおかずにぴったりでした。
私、このメニューがかなり気に入ってしまって、夜に再訪した時にも頂いてしまいました。2回目はビーフです。
結果、どちらも甲乙つけがたい美味しさでした!
ちなみに、好みの焼き加減も聞いてくれましたが、ミディアムでとお願いしたところ、かなりウェルダンに近い仕上がり。想像したよりも硬めの焼きあがりでしたので、レアぐらいにしておいた方がよかったかもしれません。
とは言え、本場で食べるタイ料理はやっぱり美味しい!
帰国してからも、ふと「あのロイヤルファーストクラスラウンジのステーキが食べたいなぁ」と思うことも多いのですが、おそらく国内であの味は見つけるのは難しいんでしょうね。
またいつか、このラウンジにお邪魔できる機会があることを祈ります。
セルフコーナー
ロイヤルファーストラウンジ内には、レストラン形式で食事を頂けるコーナーの他に、自分で好きな時に好きなものを好きなだけ取ることができるセルフコーナーも設けられています。
こちらは、時間帯によってメニューが少しばかり変わりました。
私が確認できた範囲ですが、メニューをご紹介したいと思います。
終日メニュー
スナック類は、1日を通して同じものが用意されていました。
左から、オーツ麦のクッキー、タイ国際航空オリジナルスナック、クラッカー。
そして、こちらもタイ国際航空オリジナルのチョコレートキャンディです。
キャンディと名がついていますが、ドライフルーツをチョコレートでくるみ、糖衣でコーティングしたもの。パイナップル、バナナ、マンゴーの3種類ありました。南国らしいラインナップですね。パイナップルを頂いてみましたが、美味しかったです。
上の写真のお菓子には、「OTOP(オートップ)」製品と書かれていました。OTOPとは、One Tambon One Product Conceptの略で、タイ政府主導で行われている「一村一品活動」のこと。
各地の特産品の品質管理をきちんと規定化していることから、一定以上の質と産地の独自性が保証された逸品揃いなんだそうです。
マンゴスチン味のロールクッキーをいただいてみました。
シンプルな焼き菓子ながら、フルーツ感があってサックサクで、とっても美味しかったです!
フレッシュフルーツも朝から夜まで置いてありました。こちらはバナナとりんご。
冷蔵庫には、カットされたフルーツも入っていました。
他には、ヨーグルトやチーズの盛り合わせ。
そして、その下にはビール類も。日本でもおなじみのオランダ産ハイネケンと、ご当地タイのシンハービール、ビアチャーンの3種類です。
ソフトドリンクは、スプライト、コーラ、コカコーラゼロ、シュウェップス各種。
コーヒーメーカーや果汁ドリンクはセルフコーナーに見当たりませんでしたので、スタッフさんにオーダーする他なさそうです。
パン類
エビやサーモン、ハムが乗ったオープンサンドイッチ、サラダ。
サンドイッチやケーキ。
アップルパイにデニッシュ。
キッシュやチキンの入ったパイ等、充実の品揃えです。
しかも整然と並べられ、ケースやトングも綺麗なので、とても清潔感があります。
タイらしいスイーツもありました。こちらは、バナナともち米をバナナの葉っぱに包んで蒸したものです。
タイならではのものが揃っているのが嬉しいですね!
夜追加メニュー
上記に加えて、夜はホットミールも追加されていました。
こちらはご飯の上にグリルチキンが乗ったもの。作りたてにラップをかけてありました。
ツヤツヤ照り照りしていて美味しそうで、ぜひ食べてみたかったのですが、上述の牛ステーキをいただいた後だったので、さすがに遠慮しておきました…たくさん食べられる人が羨ましい限りです。
こちらは茶碗蒸し。タイにも茶碗蒸しってあるんですね。「カイ・トゥン」というらしいです。
見るからにプリッとしたエビとネギが乗っています。
最後に、エビの天ぷら。日本人としては、天つゆ or 塩などを付けて頂きたいところですが、タイっぽい辛そうなタレが添えられていました。
搭乗前に夜食
時刻は22時30分。夜食として、セルフコーナーにあったキッシュと茶碗蒸し、エビの天ぷらを頂きます!
この後、深夜1時すぎにロンドン行きの便に乗る予定なので、このくらいの量がちょうどよかったです。
タイの茶碗蒸しってどんな味なのかな?と興味津々で食べて見ると、ほんのり塩味のとっても優しい味わいでした。
天ぷらも塩味で(辛いものニガテなのでタレはかけず)、日本人に馴染みのある感じ。
タイ料理と言えば、辛くて香草が効いたクセの強いものだと思っていたので、意外と日本食に通じるものがあるんだなぁと勉強にもなりました。
まとめ
ロイヤルファーストラウンジのメニューは、“ロイヤル”で“ファースト”の名にふさわしい、本格的で美味しいものが目白押しでした!スワンナプーム国際空港からファーストクラスに乗るのなら、是非とも訪れておきたいスポットです。
タイ国際航空のファーストクラスは機内サービスの素晴らしさもさることながら、地上サービスにも趣向を凝らしてあって、大満足の滞在となりました。
今回頂いたメニューの他にも試してみたいものがたくさんあったので、いつの日か再訪できたらいいなぁ。
もちろん、ファーストクラスに乗る機会なんて、そうそうあるものではありません。またマイルを頑張って貯めて行きたいと思います!
おまけ
今回、私は飛行機に乗らずに貯めたマイル(陸マイラーとして貯めたマイル)を使って、「スターアライアンス世界一周ファーストクラス航空券」を発券し、タイまでやって来ました。
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