ANAマイルを貯め始めて、約2年。
SFC修行やJGC修行、フランス&ドイツ旅行、そして世界一周と、海外へ出る機会も多くなり、その中で「ここはぜひ家族も連れて来たいな」と思える街にたくさん出会いました。
特に「次に家族で来るなら絶対ここ!」と考えていたのが、オーストラリアのシドニー。
気候もよく、時差もほとんどなく、食べ物も美味しい。そして何より動物に触れ合える!きっと子供達にとっても、かけがえのない経験が出来るだろうと感じたのです。
ただ、ネックとなるのが特典航空券の枠の少なさ。
国内線であれば、ほぼ不自由なく予約を入れることができますが、国際線は原則として1便あたり数席しか解放していないため、家族4人でとなるとかなり難しくなります。
しかし、空席待ちをかけて数ヶ月。念願の「空席待ちがお取り出来ました」メールが届き、とうとう夫と2人の子供たちを連れて、ビジネスクラスでオーストラリア・シドニーに行けることになりました!
今回は、出発から到着までの旅の様子をご紹介したいと思います。
Uberで羽田空港へ
シドニー便の出発時刻は22時。ANA便なら、都心に近い羽田空港発ですし、仕事が終わった後でも間に合うのがいいですよね。
今回は、体力温存の為にUber(ウーバー)で羽田空港に向かうことにしました。
我が家も、1人や2人で行く時は勿体ないので使いませんが、複数人で割ると考えればかなりリーズナブルなので、大人数の時はぜひオススメです。
この日はアルファードがお出迎え。
昨年末頃から、アルファードやヴェルファイアなどのバンタイプを指定すると、1,000円の別料金が発生するようになりましたが、たまたまバンタイプが配車に応じた場合は特に加算されません。
大型車の方がゆったり座れるので、特に車酔いしやすい夫と長女は大喜びでした。
途中、首都高の渋滞に少々時間を取られたものの、無事出発4時間前の18時に国際線ターミナルに到着!
4時間も前に来たのは、理由あってのこと。いわずもがな、ANAスイートラウンジを満喫するためです!
ファーストクラスカウンターでチェックイン
今回はビジネスクラスを利用します(シドニー線にはファーストクラスがありません)が、残り少ないダイヤモンドステータスの恩恵ということで、ファーストクラスカウンターでチェックインしました。
この日はビジネスクラスカウンターも結構混雑していましたが、ファーストクラスの方はガラガラ。すんなり手続き完了です。
優先レーンから検査場へ
それではさっそく出国しましょう!
長女はドイツに続いて二度目の海外ですが、一度目は1歳半のことでしたので、ほとんど記憶にはないでしょう。次女は今回が初めての海外旅行です。
2人ともかなり旅行の楽しさが分かる年頃になってきたので、きっと楽しめるはず!
優先レーンで手荷物検査を受け、出国審査へ。
何事もなく無事に出国完了です。搭乗まで3時間半ほどありますので、ラウンジでのんびり過ごすことにしましょう。
家族揃って初のANAスイートラウンジ
6月の世界一周旅行出発時に初めて利用して、そのあまりの素晴らしさに感動した国際線ANAスイートラウンジ。
特に、19時半から営業を開始するレストラン「ダイニングh」の美味しいご飯を家族にも味わってもらいたかったのも、夜出発するシドニー線を選んだ理由の一つです。
入室できるのは、原則としてダイヤモンド会員・ファーストクラス搭乗者と、その同行者1名までですが、ダイヤモンド会員の場合は、1名当たり5,000マイルまたは4アップグレードポイントで最大4名まで一緒に入ることが出来ます。
夫は同行者1人目として無料で入るとして、子どもたちの分は、一昨年のSFC修行で得たアップグレードポイントを利用して入室しました。
ANAスイートラウンジの全容は、こちらでご紹介しています。
半個室スペースでのんびり
羽田国際線ANAスイートラウンジは、大きく分けて半個室ブース&ダイニングhがあるスペースと、解放的なラウンジ&ブッフェカウンターがあるスペースに分かれています。
ダイニングh側の半個室スペースには、それぞれの席にテレビがついていて、過ごしやすさ抜群。
今回は、私&長女と、夫&次女の二手に分かれて利用させてもらうことにしました。
座るや否や、スタッフさんがおしぼりと飲み物メニューを持って来てくれて、至れり尽くせりです。
シャワーも浴びて準備万端
シドニーまでは、およそ9時間半のフライトです。
ほとんど寝て過ごすことになりますが、その前に、日中保育園や学校でドロドロに汚れた子どもたちを洗わねば!ということで、夫婦それぞれ一人ずつ子供を連れてシャワーを浴びさせました。
パジャマに着替えて準備万端。
今となっては、出発前にシャワーを利用するのは半ば当たり前のことのように感じられますが、SFCやダイヤモンドステータスを取っていなかったら、こんなことは出来なかったんですよね…。
子連れ時は、なお一層ステータスのありがたみが感じられます。
おまちかねのダイニングh
シャワーも済ませて、あとは晩ごはんを食べさせれば完璧!
もちろん機内食も出るのですが、出発後30分後に提供されるとすると、おそらく23時頃になってしまうため、地上で夕食をしっかり済ませておくことにしました。
ダイニングhの営業開始時間は19時30分。この時間は、子どもたちの普段の就寝時間なので、大分遅い夕食にはなるのですが、特別な機会ですし、たまには良いでしょう。
ダイニングhのメニューは、基本的に月替りです。毎月どこかの都道府県をテーマにしていて、11月は沖縄県でした。
毎月数量限定のスペシャルメニューが用意されており、今回は「もとぶ牛ロースステーキ浜比嘉島大粒塩とともに」と「島豆腐ステーキとあぐー豚年輪焼き」の2種類です。
前回、バンコクに行った時に食べたステーキがとっても美味しかったので、家族皆ステーキを選択しました。
子供達にはこちらからお願いせずとも、お肉をしっかり焼いて、小さ目に切ってくれていました。素晴らしいお心遣いです。
今回のお肉も美味しかった〜!これだけ良質な国産牛を都内で頂いたら、軽く3,000円は超えそうです。ダイヤモンドステータス様様ですね。
締めのパフェも忘れずに。
こちらもお食事と同じく、沖縄がテーマ。シークヮーサーの風味が爽やかなパフェでした。
今回も大満足です。ごちそうさまでした!
いよいよ搭乗です
スイートラウンジを心ゆくまで堪能して、21時35分。いよいよ搭乗です。
席は、前年のフランス&ドイツ旅行の際にも利用した、カップルシートを予約しました。
「カップルシート」は正式名称ではないのですが、パーテーションが可動式になっている席のこと。787機のビジネスクラス全体で、1箇所ないし2箇所しかない席(機材によって変わります)なので、ここを抑えられ一安心です。
今日の機材は787-9。並びは1-2-1となっていて、パーテーションを動かせる真ん中の2席に私と次女が並び、
通路を挟んだ窓側に長女、
私の前に夫。
久しぶりにANAのビジネスクラスに乗りましたが、改めて見るとJALよりも開放感があるなと思いました。3人以上の家族旅行であれば、意外とANAの方がコミュニケーションを取りやすいかもしれません。
2人連れなら、全ての席のパーテーションが可動式になっているJALの方が連席を取りやすく、個室感もあって良さそうです。
5年前にドイツに行った時は、もちろん陸マイラーなんて知る由もありませんでしたから、当然有償のエコノミーでバシネットを利用するのが精一杯だったのに、今や家族全員でビジネスクラスだなんて…。
その当時の私に、数年後にはビジネスクラスでシドニーに行くんだよ!なんて言っても、絶対に信じられないでしょうね。
それにしても、物心付いて最初の海外旅行がビジネスクラスというのは、少々今後が心配にもなります。
とりあえず、「ベッドになる椅子は特別だから、いつも乗れるものじゃないんだからね!」と口酸っぱく伝えておきました(その後、エコノミーで行った台湾は全く問題なかったので、伝わっていると思いたい…)。
着席するやいなや、子どもたちはさっそくテレビに夢中。自分ひとりだけのテレビというのが、とっても嬉しかったみたいです。
ウェルカムドリンクはオレンジジュースにしました。
シドニーに向けて離陸!
そしていよいよ離陸。
水平飛行になると同時に、トイレに行かせ、シートをベッドにして、アイマスク&マスクを装着!
写真ではマスクをはずしていますが、目も口も隠され、さらにシートベルトで体全体を固定していたので、夫には「拘束されてる人みたい…((((;゚Д゚))))」と言われました(笑)。しばらくは機内食提供のため消灯されないので、仕方ありません。
体調を崩してもいけませんし、まずはしっかり眠ってもらわなくては。
本人たちは特に嫌がる様子もなく、3分もすると寝息が聞こえてきました。いつもならとっくに眠っている時間なのもよかったようです。
2人とも、そのまま朝までぐっすり。親の負担も少なく済んで、ビジネスクラス様様でした。
ラウンジでしっかり夕飯を済ませていたので、大人も1回目の機内食は遠慮しました。
朝食
着陸2時間前になると、朝食の提供が始まります。
本来なら、朝はサンドイッチなどの軽食が提供されるのですが、我が家は前日夜の機内食を遠慮した際、「それでしたら朝召し上がりますか?」とご提案頂いたので、ありがたくお願いすることに。
というわけで、出発後すぐに提供されるはずだった機内食がこちら。
和食をチョイスしました。夫や子供達も同じメニューです。
キッズミールはエコノミークラスと共通なので、貧乏性の私はちょっと勿体ないような気がしてしまって。
2人とも大人並みに食べるので、量的にも特に問題ありませんでした。
シドニー到着
定刻よりも早めに、無事シドニー・キングスフォード・スミス空港に到着!
前回シドニーに来た際にも貰ったファストパスをゲット。
このパスは、ビジネスクラス搭乗客と、スターアライアンスゴールドメンバーに配られるもので、持っていると優先的に入国審査を受けることができます。おかげで大した待ち時間もなく入国することができました。
地下鉄でホテルへ
やりたいことはたくさんありますが、まずはホテルにチェックインして身軽になろうということで、エアポートリンクでセントジェームス駅へ。
ここからは徒歩で650m先の「ウェスティン・シドニー」に向かいます!
道中、長女は物心ついて初めての海外に興味津々で、「日本と違うところを探すゲーム」なるものを開始。
普段ぼーっとしているようで、意外とちゃんと見て考えているんだなぁと、成長ぶりにびっくりしたのもいい思い出になりました。これも、子連れ海外旅行の醍醐味ですね。しつこいようですが、本当にマイル様様です。
次回はシドニーで絶対にしたかったことの一つ、コアラに触れられるフェザーデールワイルドライフパークについて詳しくご紹介したいと思います!
<次の話>
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我が家はこの方法で、お盆・正月は必ず家族全員で宮崎に帰省するほか、海外旅行にも毎年複数回出かけられるようになりました!
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